
こんにちは、株式会社アップリメイク代表取締役の齋藤直樹です。
マンションの外壁塗装を考え始めたとき、「無機塗料は長持ちすると聞くけれど、本当に選んでいいのかな」「浜松でマンション塗装の見積もりを取ったら、どれくらいの金額になるのかな」と不安になる方は多いと思います。
特にマンションは、戸建て住宅よりも工事金額が大きくなりやすく、足場、外壁、シーリング、防水、鉄部、共用部、住民様への配慮まで考える必要があります。
だからこそ、見積もりの金額だけを見て決めてしまうと、後から「必要な工事が入っていなかった」「安いと思ったら下地処理が足りなかった」「塗料のグレードが思っていたものと違った」という失敗につながることがあります。
私自身、塗装職人からこの道を歩み始め、亡き父が1973年に創業して以来、静岡市を拠点に、浜松市を含む静岡県内の建物の塗装・防水・外装リフォームに携わってきました。
株式会社アップリメイクは、職人直営の屋根・外壁塗装リフォーム専門店として、施工実績6000件以上(2026年4月末時点)を積み重ねてきました。大企業のような派手さはありませんが、仕事の丁寧さ、診断の細かさ、そしてお客様の大切な資産を守る姿勢は、これからも大事にしていきたいところです。
この記事では、浜松市でマンション塗装に無機塗料を検討しているオーナー様、管理組合様に向けて、見積もりを取る前に知っておきたい費用相場、塗料選び、業者選び、見積書の見方、足場代を無駄にしない考え方まで、できるだけ具体的にお伝えします。
読み終えるころには、「どの見積もりが妥当なのか」「無機塗料を選ぶべき建物なのか」「業者に何を確認すればいいのか」が、かなり見えやすくなるかなと思います。
この記事でわかること
- 浜松市でマンションを無機塗料で塗装する場合の費用相場
- 無機塗料が向いているマンション、向いていない可能性があるマンション
- 見積もりで確認すべき項目と、避けた方がよい見積書の特徴
- 信頼できる塗装業者を見極めるための具体的なチェックポイント
- 足場代や防水工事を含めて、長期的な修繕コストを抑える考え方
浜松のマンション塗装で無機塗料の見積もりを取る前に知っておきたいこと
浜松市でマンション塗装を検討するときは、まず「塗料の性能」だけでなく、「建物の状態」「立地環境」「今後どれくらい建物を維持したいか」を合わせて考えることが大切です。
無機塗料は非常に優れた塗料ですが、どの建物にも無条件で一番良いというわけではありません。
たとえば、沿岸部に近く潮風の影響を受けやすいマンション、交通量の多い道路沿いで汚れが付きやすいマンション、長期保有を前提にしている賃貸マンションなどには、無機塗料の高耐久性や低汚染性が活きやすいです。
一方で、近い将来に建て替えや大規模な用途変更を考えている場合は、初期費用の高い無機塗料よりも、シリコンやラジカル制御型塗料などで十分なケースもあります。
ここを見極めずに「長持ちするから無機塗料で」と決めてしまうと、予算の使い方としてもったいない場合があるんですね。
無機塗料のメリットとデメリット

マンションの塗装を検討するとき、最初に押さえておきたいのが塗料の種類と特徴です。
中でも無機塗料は、長期的な視点で建物を守りたい方にとって、かなり有力な選択肢になります。
結論から言うと、無機塗料の大きな魅力は「高い耐久性」と「汚れにくさ」です。
紫外線に強く、塗膜の劣化が進みにくいため、塗り替えサイクルを長くしやすいのが特徴です。また、低汚染性に優れた製品が多く、雨水で汚れを流しやすい外壁をつくれるため、美観維持にもつながります。
ただし、良いところばかりではありません。
無機塗料は初期費用が高めで、塗膜が硬くなりやすいという性質もあります。建物の動きが大きい場合や、既存外壁にひび割れが多い場合は、下地補修や塗料選定を慎重に行う必要があります。
無機塗料の大きなメリット
無機塗料の主成分には、ガラスや石などに近い無機物が含まれています。
有機成分に比べて紫外線による劣化を受けにくいため、一般的なシリコン塗料よりも長期的に外壁を保護しやすいのが特長です。
メリット1:塗り替え回数を減らしやすい
一般的な高耐久シリコン塗料の耐久年数が10年から13年程度であるのに対し、弊社が扱う「超高耐久無機プラン」は耐久年数20年を目安としたプランです。
マンションの場合、外壁塗装のたびに大きな足場代や住民様への案内、工程管理が必要になります。
そのため、塗り替えサイクルを長くできることは、単に塗料が長持ちするというだけでなく、長期修繕計画全体の負担を抑えることにもつながります。
メリット2:汚れにくく、美観を保ちやすい
無機塗料は、親水性によって外壁表面の汚れを雨水で流しやすい製品が多くあります。
浜松市内でも、幹線道路沿いの排気ガス、沿岸部の潮風、風で舞いやすい砂ぼこりなど、外壁が汚れやすい環境は少なくありません。
汚れにくい塗料を選ぶことで、建物の第一印象を長く維持しやすくなり、賃貸マンションであれば入居希望者に与える印象にも関わってきます。
メリット3:紫外線に強く、色あせしにくい
浜松は日差しが強く感じられる日も多く、外壁は常に紫外線の影響を受けています。
塗料のグレードが低いと、早い段階で色あせやチョーキングが出ることもあります。
無機塗料は紫外線に強いタイプが多いため、長くきれいな外観を維持したいマンションには向いています。
知っておきたい無機塗料のデメリット
無機塗料は高性能ですが、見積もり前にデメリットも知っておいた方が安心です。
塗料は「高いものを選べば必ず正解」というものではなく、建物の状態と目的に合っているかが大事です。
デメリット1:初期費用が高くなりやすい
無機塗料は材料費が高めです。
シリコン塗料と比較すると、工事全体の費用が高くなるケースが一般的です。
ただし、塗り替え回数を減らせる可能性があるため、長く保有するマンションでは生涯コストで見ると有利になることもあります。
反対に、数年以内に売却や建て替えを予定している場合は、無機塗料が必ずしも最適とは限りません。
デメリット2:塗膜が硬く、ひび割れに追従しにくい場合がある
無機物を多く含む塗料は、塗膜が硬くなりやすい傾向があります。
建物の揺れや外壁材の動きに対して柔軟に追従できないと、細かなひび割れが出る可能性があります。
近年は、無機成分と有機成分を組み合わせた無機ハイブリッド塗料も多く、柔軟性に配慮された製品もあります。
ただし、ひび割れが多い建物では、塗料選びだけでなく、シーリングや下地補修をどこまで行うかが重要になります。
デメリット3:施工品質によって性能差が出やすい
無機塗料は高性能ですが、規定の塗布量、乾燥時間、下塗り材の選定、下地処理が守られていなければ性能を発揮できません。
高い塗料を使っても、職人の手間や施工基準が省かれてしまえば、数年で不具合が出ることもあります。
見積もりでは「無機塗料使用」と書かれているかだけでなく、どのメーカーのどの製品を、何回塗りで、どの面積に、どれだけ使うのかまで確認してください。
◆齋藤のワンポイントアドバイス
私たちアップリメイクでは、KFケミカルの超高耐久無機塗料など、建物の状態に合わせた高耐久塗料をご提案しています。
ただし、何でもかんでも無機塗料をすすめるわけではありません。
長期保有なのか、将来的に建て替えを考えているのか、入居率を意識した外観改善なのか、管理組合として修繕周期を整えたいのか。そこを聞かずに塗料だけ決めるのは、少し危ないかなと思います。
無機塗料が合う建物にはしっかりおすすめしますし、別の塗料の方が費用対効果が良い場合は、その理由も正直にお伝えします。
浜松市のマンション塗装費用相場

「浜松でマンションを無機塗料で塗装すると、実際いくらくらいかかるのか」
ここが一番気になるところですよね。
ただ、マンション塗装の費用は、建物の階数、塗装面積、劣化状況、足場の組みやすさ、防水工事の有無、シーリング工事の範囲によって大きく変わります。
そのため、現地調査をせずに正確な金額を断定することはできません。
とはいえ、相場感を知らないまま見積もりを受け取ると、高いのか安いのか判断できません。
ここでは、浜松市でマンション外壁塗装を検討する際の概算目安として、無機塗料を使用した場合の費用感を紹介します。
| マンションの規模 | 戸数の目安 | 外壁面積の目安 | 費用相場(足場代込み) |
|---|---|---|---|
| 小規模マンション(3階建て) | 10~15戸 | 700~1,000㎡ | 500万円~900万円程度 |
| 中規模マンション(5階建て) | 20~30戸 | 1,500~2,000㎡ | 1,000万円~1,800万円程度 |
| 大規模マンション(10階建て) | 50戸~ | 3,000㎡~ | 2,500万円以上になるケースもあります |
上記はあくまで概算です
この表は、外壁塗装、足場仮設、高圧洗浄、一般的な下地処理、シーリング工事の一部を含めた目安です。
屋上防水、バルコニー防水、共用廊下の長尺シート、鉄部塗装、雨樋交換、タイル補修、外構補修などを同時に行う場合は、別途費用がかかります。
また、ひび割れ、爆裂、浮き、シーリングの劣化、鉄部の錆びなどが多い場合は、塗装前の補修費用が増えることがあります。
見積もり金額を見るときは、「塗装代だけ」ではなく、「建物を長持ちさせるために必要な補修が入っているか」を必ず確認してください。
より詳しい費用感を確認したい方は、アップリメイクの外壁塗装・屋根塗装の料金プランも参考になります。
ただし、マンションの場合は戸建てよりも建物条件の差が大きいため、最終的には現地調査で正確な塗装面積と劣化状況を確認することが必要です。
アップリメイクでは、国家資格を持つ専門家が建物の状態を確認し、写真付きの診断結果とあわせて、項目ごとに分かりやすい見積書をご提出しています。
まずは「今すぐ工事するか決める」のではなく、現状を知るために無料診断をご利用いただくのも良いと思います。
塗装費用を左右する5つの要因
マンション塗装の見積もりは、単純に「建物が大きいから高い」「小さいから安い」というものではありません。
同じ5階建てのマンションでも、外壁の形状、バルコニーの数、劣化状況、足場の組み方によって金額は大きく変わります。
見積もりを比較するときは、次の5つを確認してみてください。
- 塗料の種類とグレード
無機塗料は高耐久グレードに入るため、シリコン塗料やウレタン塗料よりも材料費は高くなります。とはいえ、長く建物を持つ予定であれば、塗り替え回数を減らせる可能性があり、長期的には合理的な選択になることもあります。見積書には、メーカー名、製品名、使用缶数、塗装回数が書かれているか確認しましょう。 - 塗装面積
塗装面積は費用を大きく左右します。マンションは凹凸、バルコニー、共用廊下、階段室、塔屋などがあるため、単純な延床面積だけでは判断できません。見積書に「外壁塗装一式」としか書かれていない場合は、どの面積を根拠に計算しているのか分からないため注意が必要です。 - 建物の劣化状況と下地処理の範囲
ひび割れ補修、爆裂補修、浮き補修、既存塗膜の剥がれ、シーリングの打ち替えなど、塗る前の工事がどこまで必要かで金額は変わります。塗装は、下地が整って初めて長持ちします。高い塗料を塗っても、下地処理が不十分では本来の耐久性を発揮できません。 - 足場の規模と設置条件
マンション塗装では、足場代が大きな割合を占めます。建物の高さ、敷地の広さ、隣地との距離、駐車場の使用制限、道路使用の有無などによって足場費用は変わります。浜松市内でも、道路沿いの物件や敷地が狭い物件では、足場計画に工夫が必要になることがあります。 - 付帯工事の内容
屋上防水、バルコニー防水、鉄部塗装、雨樋交換、板金補修、共用廊下の床改修、シーリング全面打ち替えなどを同時に行う場合は費用が増えます。ただし、足場を共有できるため、別々に行うよりトータルコストを抑えられることも多いです。
◆齋藤のワンポイントアドバイス
見積もり比較で特に見てほしいのは、3番の下地処理です。
どんなに良い無機塗料を選んでも、下地処理が甘ければ長持ちしません。
見積書に「下地補修一式」とだけ書かれている場合は、ひび割れを何m補修するのか、シーリングは打ち替えなのか増し打ちなのか、鉄部のケレンはどこまで行うのかを質問してください。
ここを丁寧に説明してくれる業者は、工事の中身にも責任を持っている可能性が高いです。
塗料の耐久年数と保証期間
マンション塗装は、費用だけでなく「耐久年数」と「保証期間」のバランスで考えることが大切です。
安い塗料を選んで初期費用を抑えても、短い周期で塗り替えが必要になれば、足場代や住民対応の負担が何度も発生します。
反対に、高耐久塗料を選んでも、建物の使用予定や修繕計画に合っていなければ、費用対効果が合わない場合もあります。
ここでは、弊社で扱っている代表的な塗料の耐久年数と工事保証の目安をまとめます。
| 塗料の種類 | 耐久年数の目安 | 工事保証の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 高耐久シリコン | 10~13年 | 5年 | コストと性能のバランスが良く、標準的な選択肢です。 |
| ラジカル制御形ハイブリッド | 10~15年 | 5年 | シリコンよりワンランク上の耐久性を求める方に向いています。 |
| ラジカル制御フッ素 | 15~20年程度 | 7~10年 | 紫外線に強く、長期的な美観維持を重視する建物に向いています。 |
| 超高耐久無機 | 20年程度 | 7年 | 塗り替え回数を減らし、長期修繕コストを抑えたいマンションに向いています。 |
| 遮熱断熱ガイナ | 10~15年程度 | 5~7年 | 断熱・遮熱など、快適性や省エネ性も重視したい場合に検討できます。 |
保証期間は耐久年数と同じではありません
「耐久年数」と「工事保証」は、同じ意味ではありません。
耐久年数は、塗料が本来持つ性能の目安です。
工事保証は、施工が原因で塗膜の剥がれなどの不具合が発生した場合に、業者が補修対応する範囲を示すものです。
また、自然な経年劣化、色あせ、災害、建物自体の動きによるひび割れなどは保証対象外になることがあります。
アップリメイクでは、工事内容に応じて保証書を書面で発行していますが、保証年数や対象範囲はプランによって異なります。契約前に必ず確認しておきましょう。
塗料の種類ごとの違いをもう少し詳しく知りたい方は、外壁塗装のおすすめ塗料と選び方の記事も参考にしてください。
浜松市のマンションで無機塗料を選ぶときの地域特性
浜松市でマンション塗装を行う場合、塗料選びでは地域特性も見ておきたいところです。
同じ浜松市内でも、沿岸部に近いエリア、交通量の多い道路沿い、日当たりの強い立地、風が抜けやすい場所など、建物が受けるダメージは変わります。
沿岸部に近い物件では、潮風に含まれる塩分によって鉄部の錆びが進みやすくなります。
手すり、階段、鉄骨、配管支持金物、庇の板金などは、外壁以上に劣化が目立つこともあります。
また、浜松は風が強い日もあるため、足場の飛散防止シートや養生の管理、塗料の飛散対策も重要です。
無機塗料は紫外線や汚れに強い製品が多いため、長期的に美観を維持したいマンションには合いやすいです。
ただし、塩害対策では外壁塗料だけでなく、鉄部の錆止め、ケレン、下塗り材、シーリング、防水層の状態まで総合的に見る必要があります。
「無機塗料だから安心」と考えるのではなく、「建物全体をどう守るか」という視点で見積もりを取ることが大事です。
見積もり取得時の注意点

塗装業者から見積もりを取ったとき、どこを確認すれば良いのでしょうか。
私がいつもお伝えしているのは、「見積書は、その会社の姿勢を映す鏡」ということです。
亡き父は、よく「お客様の幸せを第一に施工品質を考えること」と言っていました。
この考え方は、見積書にも表れます。
丁寧な会社は、見積もりの段階から丁寧です。
反対に、説明が曖昧な会社は、工事内容も曖昧になりやすいです。
注意すべき見積もり:「一式」表記が多い
「外壁塗装工事 一式 〇〇円」のように、具体的な内訳がほとんど書かれていない見積書には注意が必要です。
もちろん、細かな雑工事や諸経費など、一部で「一式」と表記すること自体がすべて悪いわけではありません。
ただし、外壁塗装、シーリング、防水、足場、下地補修、塗料名、塗装面積まで一式でまとめられている場合は、何にいくらかかっているのか判断できません。
「一式」見積もりで起こりやすいリスク
- 下塗りや下地処理など、必要な工程が省かれていても分かりにくい
- 塗料のメーカー名や製品名が分からず、グレードを比較できない
- 塗装面積が正しいか判断できない
- シーリングが打ち替えなのか、増し打ちなのか分からない
- 付帯部や鉄部の塗装範囲が曖昧になる
- 安く見えても、後から追加費用が出る可能性がある
見積もりが安いこと自体は悪くありません。
大切なのは、なぜ安いのか、どの工程をどの品質で行うのかが説明できるかです。
良い見積もりのチェックポイント
誠実な業者が作る見積書には、工事内容ができるだけ具体的に記載されています。
- 塗装面積:外壁、鉄部、付帯部などの面積や数量が明記されているか。
- 工程ごとの単価と金額:足場、高圧洗浄、下地補修、シーリング、下塗り、中塗り、上塗りが分かれているか。
- 使用塗料:メーカー名と製品名が、下塗り材まで具体的に書かれているか。
- 塗装回数:3回塗り、4回塗りなど、仕様が明確になっているか。
- シーリング工事:打ち替えなのか、増し打ちなのか、使用材料は何かが分かるか。
- 下地補修:ひび割れ、爆裂、浮き、欠損補修などがどこまで含まれているか。
- 保証内容:保証書の発行、保証期間、保証対象外の条件が明確か。
見積もり内容に疑問があれば、遠慮せず質問して大丈夫です。
その質問に対して、専門用語ばかりでごまかすのではなく、写真や数量を見せながら分かりやすく説明してくれる会社を選んでください。
足場代を節約するポイント

マンション塗装で大きな割合を占めるのが足場代です。
足場は、安全な作業と近隣への飛散防止のために欠かせません。
ただ、足場そのものは完成後に残るものではないため、オーナー様や管理組合様からすると「できるだけ無駄にしたくない費用」でもあります。
足場代を賢く活用する一番のポイントは、足場が必要な工事をできるだけ同じタイミングで行うことです。
外壁塗装のために足場を組むなら、同時に次のような工事も点検しておくと良いです。
- 屋上・屋根の防水工事
- バルコニー床の防水工事
- 共用廊下や階段の防水・床工事
- 雨樋の交換・修理
- 鉄部の錆止め塗装
- 板金部分の補修
- 窓サッシ周りのシーリング打ち替え
- 外壁タイルやコンクリートの浮き・欠損補修
これらを別々のタイミングで行うと、そのたびに足場代がかかります。
マンション規模になると、足場代は数十万円から数百万円になることもあります。
外壁塗装だけを先に行い、数年後に屋上防水だけを別で行うと、足場代や住民対応が二重に発生してしまうことがあります。
もちろん、すべてを一度に行えば良いというわけではありません。
まだ数年問題ない部分まで無理に工事する必要はありません。
大切なのは、「今やるべき工事」と「数年後でも大丈夫な工事」を診断で分けることです。
浜松市でマンション修繕全体の考え方を知りたい方は、浜松市でマンション修繕が得意な会社選びの記事も参考になります。
◆齋藤のワンポイントアドバイス
セキスイハウス様の建物などで採用されている塩ビシート防水や、ウレタン防水についても、外壁塗装と同時にご相談いただくケースがあります。
アップリメイクでは防水工事にも対応しており、全面防水工事を施工した場合には、内容に応じて雨漏り保証書を発行しています。
ただし、防水メーカーとの連名保証では、トップコート塗装を3年から5年で実施することが免責事項に入る場合があります。
保証内容は工事前に確認しておくと安心ですよ。
浜松のマンション塗装・無機塗料の見積もり比較術
ここからは、実際に複数の業者から見積もりを取った後、どのように比較すれば良いかをお伝えします。
マンション塗装の見積もりは、金額だけで比べると危険です。
同じ「無機塗料」と書かれていても、使用する製品、下塗り材、塗装回数、下地補修、シーリング、防水、保証、住民対応の内容は会社ごとに違います。
見積もりの安さだけで決めるのではなく、「工事後にどれだけ安心して建物を任せられるか」まで見て判断してほしいです。
信頼できる塗装業者の見分け方

外壁塗装の仕上がりは、塗料だけで決まるものではありません。
どの会社が、どの職人で、どの基準で、どこまで丁寧に施工するかで大きく変わります。
私は、良い業者の条件は「技術力」「診断力」「提案力」「誠実さ」の4つだと考えています。
特にマンションは、オーナー様や管理組合様だけでなく、入居者様、近隣の方、管理会社様など、多くの人が関わります。
そのため、塗る技術だけでなく、工程管理、掲示物、近隣挨拶、騒音や臭いへの配慮、バルコニー使用制限の案内なども大切になります。
チェックポイント1:地域での実績があるか
長く地域で仕事を続けている会社は、それだけ地元のお客様から選ばれてきた積み重ねがあります。
もちろん、会社が長いだけで必ず良いとは言い切れません。
ただ、工事後の保証やアフターフォローを考えると、地域で継続して対応できる会社かどうかは大切な判断材料になります。
アップリメイクは、亡き父が1973年に斎藤塗装工業を創業し、2005年に法人成りして現在に至ります。
静岡市を拠点に、浜松市を含む静岡県内の対応エリアで、屋根・外壁塗装、防水工事、リフォーム全般に取り組んでいます。
チェックポイント2:専門資格者が在籍しているか
一級建築塗装技能士や2級建築施工管理技士などの資格は、知識と技術を確認するための一つの目安になります。
特にマンション塗装では、施工品質だけでなく、現場管理、安全管理、工程管理も重要です。
資格がすべてではありませんが、建物診断や現場管理を誰が行うのかは、契約前に確認しておきたいポイントです。
チェックポイント3:診断が丁寧で、写真付きで説明してくれるか
良い見積もりは、良い診断から始まります。
外壁のひび割れ、シーリングの劣化、鉄部の錆び、塗膜の浮き、バルコニー防水の状態などを確認せずに、正確な見積もりは出せません。
目視だけでなく、写真を撮り、必要に応じて専用スコープなどを使い、劣化状況を分かりやすく説明してくれる会社を選んでください。
診断の段階で説明が雑な場合、工事中の説明や管理も雑になる可能性があります。
チェックポイント4:施工内容を見せてくれるか
過去にどのような工事をしているかは、業者選びの大きな判断材料です。
特に、マンションやアパートのような集合住宅では、戸建てとは違う施工管理の経験が必要になります。
ご自身の建物と似た規模、構造、築年数の事例があるかを確認すると、仕上がりや工事の進め方をイメージしやすくなります。
実際の仕上がりを見たい方は、アップリメイクの施工事例も参考にしてください。
チェックポイント5:お客様の声を公開しているか
会社の説明だけでなく、実際に工事を依頼した方の感想も参考になります。
「説明が分かりやすかった」「工事中の対応が丁寧だった」「不安な点にすぐ対応してくれた」といった声は、業者の姿勢を知るうえで大切です。
工事は契約して終わりではなく、着工前、工事中、完了後まで続きます。
対応の丁寧さを知りたい方は、お客様の声も確認してみてください。
大手と地元業者の違いとは?
マンション塗装を依頼する際、大手ハウスメーカーやリフォーム会社に頼むか、地元の塗装専門店に頼むかで迷う方もいます。
どちらにもメリットと注意点があります。
大切なのは、会社の知名度だけでなく、実際に誰が診断し、誰が施工し、誰が責任を持って管理するのかを見ることです。
| 比較項目 | 大手ハウスメーカー・リフォーム会社 | 地元密着の塗装専門店(例:アップリメイク) |
|---|---|---|
| 価格 | ブランド力や管理体制がある一方、中間マージンが発生しやすい | 自社施工・職人直営により、工事の中身に費用をかけやすい |
| 提案力 | 標準仕様やマニュアルに沿った提案が中心になる場合がある | 建物の劣化状況や地域特性に合わせた個別提案がしやすい |
| 施工品質 | 施工は協力業者や下請けが行うことが多く、現場差が出る場合がある | 自社の職人や管理体制で、施工基準を共有しやすい |
| 対応の速さ | 担当窓口と施工側の連携に時間がかかる場合がある | 診断、提案、現場の距離が近く、相談しやすい |
| 保証・アフター | 会社としての保証制度が整っていることが多い | 地域密着で、工事後の相談や点検に対応しやすい |
大手には、大手ならではの安心感があります。
一方で、実際の施工は下請けや孫請けの職人が行う場合も多く、中間マージンによって費用が高くなることがあります。
地元の職人直営店の場合、余計な中間マージンを抑え、その分を塗料のグレード、下地処理、施工の手間に回しやすいという良さがあります。
ただし、地元業者ならどこでも良いわけではありません。
見積書が詳細か、保証書を発行しているか、施工基準があるか、現場管理ができるかを必ず確認してください。
◆齋藤のワンポイントアドバイス
塗装工事の品質は、最後は「誰が塗るか」「誰が管理するか」に出ます。
会社の規模や広告の大きさだけでなく、職人の技術、下地処理への考え方、見積書の透明性、工事後の責任まで見てほしいです。
マンションは大切な資産ですから、安さだけで決めず、「この会社なら長く相談できる」と思える相手を選ぶことが大切です。
複数社の見積もりを比較するコツ
マンション塗装では、複数社から見積もりを取ることをおすすめします。
目安としては、最低でも3社程度から見積もりを取ると、価格帯や提案内容の違いが見えやすくなります。
ただし、相見積もりでよくある失敗が、総額だけで比べてしまうことです。
総額が安くても、必要な防水工事やシーリング工事が入っていない場合があります。
逆に高く見えても、下地補修や付帯工事まできちんと含まれている場合もあります。
相見積もり比較の3つの鉄則
- 工事内容の項目を揃える
A社にはシーリング工事が含まれているが、B社には含まれていない。A社にはバルコニー防水が入っているが、B社には入っていない。このような状態では正しく比較できません。各社に同じ条件を伝え、項目を揃えて比較しましょう。 - 塗料のグレードを揃える
無機塗料、フッ素塗料、シリコン塗料では価格が違います。「無機塗料で見積もりをお願いします」と伝えるだけでなく、可能であればメーカー名や製品名まで確認すると比較しやすくなります。 - 総額だけでなく、数量と単価を見る
塗装面積、シーリングのm数、足場面積、鉄部の数量が各社で大きく違っていないか確認してください。極端に面積が少ない見積もりは、実際の施工範囲が足りない可能性があります。
見積もりは、金額を知るためだけの資料ではありません。
その会社の診断力、説明力、誠実さを見極めるための大切な資料です。
「なぜこの金額になるのか」を納得できるまで説明してくれる会社を選んでください。
安すぎる見積もりで注意したいこと
マンション塗装では、見積もり金額が数百万円単位で変わることがあります。
安い見積もりを見ると魅力的に感じるのは当然です。
ただ、相場より極端に安い場合は、どこで費用を削っているのかを確認した方が安心です。
よくあるのは、塗料のグレードを下げる、下塗りを薄くする、規定塗布量を守らない、下地処理を簡略化する、シーリングを打ち替えではなく増し打ちで済ませる、職人の手間賃を無理に削るといったケースです。
もちろん、企業努力によって適正価格を実現している会社もあります。
だからこそ、「安いからダメ」と決めつけるのではなく、「安い理由を説明できるか」を見てください。
きちんとした会社なら、材料仕入れ、自社施工、工事範囲、仕様の違いなどを分かりやすく説明してくれるはずです。
アフターフォローの重要性

塗装工事は、完了したら終わりではありません。
むしろ、工事が終わってからが本当のお付き合いの始まりです。
どれだけ丁寧に施工しても、建物は雨、風、紫外線、地震、台風などの影響を受け続けます。
万が一、不具合や気になる症状が出たときに、すぐ相談できる会社かどうかはとても大切です。
確認すべきアフターフォローの内容
- 工事保証書を発行してくれるか
口約束ではなく、何を、何年間、どこまで保証するのかを書面で確認しましょう。アップリメイクでは、工事内容に応じて保証書を書面で発行しています。 - 保証対象外の条件を説明してくれるか
自然災害、経年劣化、建物の構造的な動き、第三者による破損など、保証対象外になるケースもあります。良い業者は、良いことだけでなく注意点も説明します。 - 工事後も相談しやすいか
マンションでは、入居者様から「ここが気になる」と連絡が入ることもあります。工事後に相談しやすい会社を選ぶと、管理側の負担も減ります。
保証は「長さ」だけでなく「中身」が大切です
保証期間が長ければ長いほど安心に見えますが、保証の中身が曖昧では意味がありません。
保証年数、対象箇所、対象症状、免責事項、連絡方法を確認しておきましょう。
特にマンションの場合、外壁、屋上防水、バルコニー防水、鉄部、シーリングなど、部位ごとに保証内容が変わることがあります。
私たちは、お客様とのご縁を大切にしています。
工事が終わった後も、気になることがあれば相談できる「地元のかかりつけ塗装店」でありたいと思っています。
浜松のマンション塗装で無機塗料を選ぶべきケース・慎重に考えたいケース
ここまで無機塗料の特徴や見積もり比較についてお伝えしてきましたが、実際には「うちのマンションは無機塗料でいいのか」が一番知りたいところだと思います。
ここでは、無機塗料が向いているケースと、慎重に検討した方が良いケースを分けてお伝えします。
無機塗料が向いているマンション
- 長期保有を前提にしているマンション
今後20年、30年と建物を維持していきたい場合は、塗り替え回数を減らせる無機塗料が候補になります。 - 足場代をできるだけ無駄にしたくないマンション
階数が高い、敷地が狭い、足場設置が難しいなど、足場代が高くなりやすい建物では、高耐久塗料のメリットが出やすいです。 - 外観のきれいさを長く保ちたい賃貸マンション
入居希望者は、建物の第一印象をかなり見ています。汚れにくい外壁は、物件の印象維持にもつながります。 - 沿岸部や交通量の多い場所にあるマンション
潮風、排気ガス、砂ぼこりなどで汚れやすい環境では、低汚染性の高い塗料が活きやすいです。
無機塗料を慎重に検討した方が良いマンション
- 近い将来に建て替えや売却を予定している場合
長期耐久のメリットを十分に使い切れない可能性があります。費用対効果を見て、別グレードの塗料も検討しましょう。 - 外壁のひび割れや動きが大きい場合
無機塗料の種類によっては、塗膜の硬さが問題になることがあります。下地補修や弾性仕様の検討が必要です。 - 予算に余裕がなく、必要な補修を削ることになりそうな場合
高い塗料を選ぶために下地処理を削るのは本末転倒です。まずは建物を守るために必要な補修を優先しましょう。 - 短い周期で色を変えたい場合
無機塗料は長持ちするため、頻繁に外観イメージを変えたいオーナー様には合わない場合があります。
賃貸マンションの外観改善や入居率対策まで含めて考えたい方は、アパート・マンション外壁塗装の総合案内ページもあわせてご覧ください。
浜松のマンション塗装と無機塗料に関するよくある質問
Q1. 無機塗料は本当に長持ちしますか?他の塗料との一番の違いは何ですか?
A. はい、無機塗料は外壁塗料の中でも高い耐久性を期待できる塗料です。
一番の違いは、紫外線で劣化しにくい無機成分を含んでいる点です。
一般的な塗料は有機樹脂の割合が多く、紫外線によって少しずつ劣化します。一方、無機塗料はガラスや石のような無機物に近い成分を含むため、長期的に塗膜性能を維持しやすい特徴があります。
ただし、実際の耐久性は塗料そのものだけでなく、下地処理、塗布量、乾燥時間、建物の劣化状況によって変わります。
無機塗料を選ぶ場合も、施工品質まで確認することが大切です。
Q2. 見積もりが業者によって全然違います。どこを重点的に見れば良いですか?
A. 総額だけでなく、見積もりの内訳を見てください。
特に重要なのは、塗装面積、使用塗料のメーカー名・製品名、シーリング工事の内容、下地処理の範囲、足場面積、保証内容です。
「一式」表記が多い見積もりは、工事内容が見えにくいため注意が必要です。
安い見積もりが悪いわけではありませんが、なぜ安いのかを説明できない業者は避けた方が安心です。
同じ無機塗料でも、製品や仕様によって価格は変わります。比較するときは、できるだけ条件を揃えましょう。
Q3. 浜松の気候で気をつけるべきことはありますか?
A. はい、浜松市では沿岸部の塩害、強い日差し、風の影響を考える必要があります。
潮風に含まれる塩分は、鉄部の錆びや塗膜劣化につながることがあります。
また、日当たりの良い外壁は紫外線の影響を受けやすく、色あせやチョーキングが進みやすいです。
無機塗料は紫外線や汚れに強い製品が多いため、浜松のような環境では相性が良いケースがあります。
ただし、鉄部の錆止め、シーリング、防水工事まで含めて考えることが大切です。
Q4. 工事期間中、住民の生活への影響はどのくらいありますか?
A. 足場設置、高圧洗浄、塗装、防水工事などの期間中は、音、臭い、バルコニー使用制限、洗濯物の制限などが発生する場合があります。
そのため、マンション塗装では、事前の工程表、掲示物、近隣挨拶、住民様への案内がとても重要です。
特に高圧洗浄の日やバルコニー内の作業日は、窓を閉めていただく必要があります。
良い業者は、工事前に生活への影響を説明し、トラブルを防ぐための案内を丁寧に行います。
見積もり段階で、住民対応をどこまでしてくれるか確認しておくと安心です。
Q5. 無機塗料にすれば、防水工事は不要になりますか?
A. いいえ、無機塗料を塗っても防水工事が不要になるわけではありません。
外壁塗装は外壁を保護する工事ですが、屋上、バルコニー、共用廊下などの防水層は別で点検が必要です。
防水層が劣化しているのに外壁塗装だけ行うと、建物全体の雨漏りリスクを残したままになってしまうことがあります。
マンションでは、外壁塗装と防水工事を同じ足場のタイミングで検討すると、トータルコストを抑えやすくなります。
Q6. まだ工事するか決めていません。診断だけでも相談できますか?
A. はい、もちろん大丈夫です。
むしろ、工事を決める前に現状を把握することが大切です。
今すぐ塗装が必要なのか、数年後でよいのか、部分補修で済むのかは、建物を見ないと分かりません。
アップリメイクでは、無料診断とお見積もりに対応しています。
他社見積もりの妥当性を確認したいというご相談でも大丈夫です。
浜松でのマンション塗装は、無機塗料の見積もり内容をしっかり確認することから
今回は、浜松市でマンション塗装に無機塗料を検討しているオーナー様、管理組合様に向けて、費用相場、塗料選び、見積もり比較、業者選びのポイントをお伝えしました。
無機塗料は、初期費用こそ高くなりやすいですが、塗り替えサイクルを長くしやすく、長期的な修繕コストを抑えられる可能性があります。
特に、長期保有を前提とするマンション、足場代が高くなりやすい建物、美観を長く維持したい賃貸マンション、浜松市の沿岸部や交通量の多い場所にある建物では、有力な選択肢になります。
ただし、無機塗料を選べば何でも安心というわけではありません。
下地処理、シーリング、防水工事、鉄部の錆止め、規定塗布量、乾燥時間、現場管理がしっかりしていてこそ、塗料の性能は活きます。
見積もりを取るときは、総額だけで判断せず、面積、単価、塗料名、工程、保証内容、住民対応まで確認してください。
そして、少しでも疑問があれば、その場で質問してください。
分かりやすく説明してくれる会社は、工事中も丁寧に対応してくれる可能性が高いです。
私たち株式会社アップリメイクは、職人直営の屋根・外壁塗装リフォーム専門店として、静岡市を拠点に、浜松市を含む静岡県内の建物を守るお手伝いをしています。
無理な営業ではなく、まずは建物の状態を正しく知っていただくことを大切にしています。
「無機塗料が本当に合うのか知りたい」「今の見積もりが適正か見てほしい」「外壁塗装と防水工事を同時に考えたい」など、気になることがあればご相談ください。
まずはマンションの健康状態を知ることから始めましょう。
専門家が建物の状態を確認し、あなたのマンションに合った塗装・防水・修繕プランをご提案します。
アップリメイクのアパート・マンション塗装サービスについて、
より詳しくは、こちらの総合案内ページをご覧ください。