屋根葺き替えの費用相場はいくら?内訳・単価・300万/400万/500万の目安まで徹底解説

こんにちは、株式会社アップリメイク代表取締役の齋藤直樹です。

屋根のリフォームを考えたとき、多くの方が最初に突き当たる壁が「結局、いくらかかるの?」という費用の不安ではないでしょうか。

屋根は外壁と違い、普段自分の目で細かくチェックすることが難しいため、業者から提示された見積もりが適正なのか判断しにくいものです。

特に「葺き替え」は、既存の屋根材をすべて取り払い、下地から新しく作り直すという、住まいの寿命を再定義する非常に重要な工事です。

1973年の創業以来、静岡県内で5,096件(2025年9月末時点)を超える施工実績を積み上げてきた経験から申し上げます。

屋根のメンテナンスを後回しにすることは、建物の構造的な劣化を招き、将来的に数倍の修繕費を強いるリスクを孕んでいます。

2026年現在、世界的な原材料不足や物流コストの上昇により、建築資材費や人件費は以前よりも高い水準で推移しています。

2026年最新の屋根葺き替え工事費用相場を解説する表紙スライド。綺麗に整えられた屋根を持つ戸建て住宅の外観写真

この記事では、最新の市場動向と、地元密着の専門店としての正確なデータを元に、屋根葺き替えの費用相場を徹底的に解説します。

詳細な内訳から、高額になりやすいケースの裏側まで、後悔しないための知識を包み隠さずお伝えします。

最後までお読みいただくことで、あなたのお住まいに最適な予算計画と、信頼できる業者選びの基準が明確になるはずです。

記事のポイント

  • 一般的な戸建て住宅における屋根葺き替えのリアルな費用相場
  • 見積書の項目ごとにチェックすべき具体的な単価と内訳の内容
  • 300万円を超えるような高額案件になる理由と構造的背景
  • 自治体の補助金や火災保険を活用して賢くコストを抑える方法

屋根葺き替えの費用相場と全体像

屋根の葺き替え工事を検討する際、まずは「全体でどれくらいの予算を見ておくべきか」という大まかな地図を持つことが重要です。

建物の規模や使用する材料、現場の状況によって価格は変動しますが、まずは標準的な目安を理解することから始めましょう。

坪数別の工事費シミュレーション

屋根の葺き替え工事における総額を左右する最大の変数は、何と言っても「屋根の面積」です。

ここで多くの方が陥る誤解が、家の延床面積(建坪)と屋根の面積を同一視してしまうことです。

実際には、屋根には雨を流すための「勾配(角度)」があり、さらに「軒(のき)」が建物の外側にせり出しています。

そのため、実務上は延床面積に対して1.2倍から1.5倍程度の係数を掛けて屋根面積を算出するのが一般的です。

例えば30坪(約100㎡)の家であれば、実際の屋根面積はおよそ120㎡から150㎡程度になる計算です。

この面積の差が、そのまま材料費や職人の手間賃、そして足場の架設費用に直結します。

2026年現在の経済動向を反映した、最新の規模別費用レンジを詳しく見ていきましょう。

現在、鉄鋼価格の高騰や深刻な人手不足による労務単価の上昇により、以前の相場よりも15%〜20%ほど全体的な価格が底上げされています。

30坪程度の標準的な住宅において、古くなったスレートから軽量な金属屋根(SGL鋼板)へ葺き替える場合、中心価格帯は110万円〜180万円程度となります。

この価格幅は、選ぶ屋根材に断熱材が組み込まれているか、あるいは防水シート(ルーフィング)にどの程度のグレードを採用するかで変動します。

また、40坪を超えるような大型住宅では、足場面積や解体した廃材の量も膨大になるため、150万円〜250万円以上の予算が必要になるケースが増えています。

30坪の住宅を例にした屋根葺き替え費用の比較表。スレートから金属屋根へは110万〜180万円、瓦から瓦へは140万〜200万円という価格目安と、それぞれの特徴が記載されている

一方で、日本瓦(陶器瓦)から同じ瓦へ葺き替える場合は、その重量ゆえの施工負荷から、140万円〜200万円を超えることも珍しくありません。

瓦から瓦への葺き替えは、見た目の美しさを維持できる反面、建物の耐震性という観点では不利に働くことがあります。

そのため2026年現在は、瓦から超軽量な金属屋根へ変更し、建物全体の重心を下げる「減震リフォーム」を選択されるお客様が非常に増えています。

屋根の葺き替えは、一度行えばその後30年以上住まいを守り続ける、人生でも数少ない大規模な投資です。

目先の安さだけで判断せず、将来的な塗り替え回数を減らせるような「高耐久プラン」を選択することが、結果として最も安上がりになります。

より詳細な比較や適正単価を詳しく知りたい方は、屋根リフォームの費用相場を網羅したこちらの記事もぜひ参考にしてください。

物件規模(延床) スレート葺き替え 金属屋根(SGL等) 瓦屋根葺き替え
25坪(約83㎡) 80万~130万円 100万~150万円 130万~180万円
30坪(約100㎡) 90万~150万円 110万~180万円 140万~200万円
40坪(約132㎡) 120万~200万円 140万~240万円 180万~260万円
50坪(約165㎡) 150万~250万円 180万~290万円 220万~320万円

これらの数値には、足場代、撤去処分費、下地補修、防水シート、新規材設置のすべてが含まれています。

築30年を超えている場合、下地の木材(野地板)まで腐食が進んでいることが多いため、補修費用が上限値に近づく傾向があります。

大切なのは、単なる安さではなく、次の30年を安心して任せられる「品質」とのバランスを見極めることです。

工事費用の内訳を徹底解説

屋根工事の作業現場写真とともに、費用の内訳として「撤去・処分費」「下地・防水シート」「足場代」の3つの重要ポイントを解説しているスライド見積書を受け取った際、合計金額の「一式」表示だけに納得してはいけません。

葺き替え工事は複数の工程が組み合わさっており、それぞれの項目が適正な単価で計上されているかを確認することが、騙されないための第一歩です。

既存屋根の撤去と廃材処分費用

葺き替え工事の最初にして、最大の山場の一つが既存屋根材の「解体」と「廃棄」です。

実はこの項目こそ、見積もりの中で最も不透明になりやすく、かつ工事総額の20%〜30%を占める重要な部分です。

カバー工法であれば古い屋根を残せますが、葺き替えはそれらをすべて「産業廃棄物」として適正に処理しなければなりません。

2026年現在は、廃棄物処理法が非常に厳格化しており、マニフェスト(産業廃棄物管理票)に基づいた適正な処分がこれまで以上に義務付けられています。

通常のスレート屋根(コロニアル等)の撤去・処分費は、1㎡あたり2,000円〜3,500円程度が相場となります。

しかし、これが日本瓦(陶器瓦)の場合、費用は大幅に跳ね上がります。

瓦は重量が重いため、運搬するトラックの回数が増え、処分場での受け入れ単価も重量ベースで高くなるからです。

瓦屋根の撤去・処分相場は1㎡あたり4,000円〜6,500円程度に達することもあります。

さらに、築40年以上の和風住宅によく見られる「土葺き瓦(つちぶきがわら)」は、特に注意が必要です。

瓦の下に敷き詰められた数トンもの泥を人力で下ろし、袋に詰めて運び出す作業は、過酷な労働環境と膨大な時間(工数)を要します。

この土の撤去処分だけで、50万円〜80万円といった費用が計上されることもありますが、これは現代の人件費と処分費を考えれば適正な価格なのです。

また、住宅密集地や狭小地では、大型トラックが家の前に横付けできないため、資材を軽トラックに積み替える「小運搬費」が発生することがあります。

これは、現場を事前に丁寧に調査している業者であれば必ず計上する項目です。

逆に、この撤去費用を極端に安く提示する業者には警戒が必要です。

不適切な処分(不法投棄)のリスクや、後から「想定外のゴミが出た」として高額な追加請求をされるトラブルを避けるためにも、マニフェストの発行を約束してくれる誠実な業者を選びましょう。

適正な処理を行う業者は、必然的にこの撤去費用を安売りすることはできませんが、それが巡り巡ってお施主様の社会的信頼と安心を守ることになるのです。

寿命を決める下地調整と防水シート

屋根材が住まいの「顔」だとしたら、その下にある野地板(のじいた)と防水シート(ルーフィング)は、家族を雨から守る「最後の防波堤」です。

どんなに高級な金属屋根や瓦を使っても、この防水層が疎かであれば雨漏りは防げません。

葺き替え工事の最大の付加価値は、この目に見えない「下地の全数チェックと刷新」ができることにあります。

既存の屋根を剥がした状態で、木材が腐食していないか、シロアリの被害はないかを隅々まで確認できるのは葺き替えだけの特権です。

まず、野地板(下地合板)についてです。築25年〜30年を超えた住宅では、長年の湿気や熱によって合板が脆くなっていることがよくあります。

この上に新しい屋根材を打っても、釘がしっかり効かずに強風で飛散する恐れがあるため、増し張りや全面交換が必須です。

この費用は1㎡あたり2,000円〜4,500円程度ですが、ここでの数万円を惜しむことは、将来の致命的な損傷を招く「最も危険な妥協」です。

次に、屋根の寿命を決定づける「防水シート(ルーフィング)」の選定について解説します。

一般的に使われる安価な「アスファルトルーフィング」の寿命は約15年〜20年程度です。

しかし、2026年現在は、30年以上の耐久性を誇る「改質アスファルトルーフィング(ゴムアス)」や、通気性を確保できる高性能シートが主流となっています。

防水シートの費用は、全体の工事費の中では1㎡あたり1,000円〜2,000円程度と小さな割合ですが、その役割は極めて甚大です。

わずか数万円のランクアップで、雨漏りリスクを激減させ、次の葺き替えまでの期間を10年以上延ばすことが可能になります。

カバー工法ではなく、わざわざコストをかけて葺き替えを選ぶのであれば、この「見えない部分」にこそ最高水準の材料を使うべきです。

私たちアップリメイクでは、お施主様が確認できないこの工程をすべて写真に収め、「工事写真報告書」としてお渡しすることで、確かな安心をお届けしています。

安全な施工に欠かせない足場費用

屋根工事の見積書を見て、「足場代だけで20万円もするの?」と驚かれる方がいらっしゃいます。

しかし、足場は単なるハシゴの代わりではなく、職人の命を守る「セーフティネット」であり、近隣への粉塵飛散を防ぐ「防護壁」です。

労働安全衛生規則の改正に伴い、現代の屋根工事において、2メートル以上の高所作業で足場を組まない選択肢は実質的に存在しません。

相場は飛散防止メッシュシート込みで1㎡あたり700円〜1,200円、一般的な住宅では15万円〜30万円程度が適正な範囲となります。

足場には、資材の運搬、専門職人による組立・解体、そして期間中のレンタル料が含まれており、決して「ただの仮設物」ではありません。

安定した足場があって初めて、職人は両手を使って正確な板金加工や丁寧な防水処理ができるのです。

不安定な足場で作業を強いることは、施工品質のバラツキ(釘の打ち損じや細部の処理不足)に直結します。

また、6寸以上の急勾配な屋根の場合、周囲の足場に加えて、屋根の上を歩くための「屋根足場」が別途3万円〜8万円程度必要になります。

これは、急勾配で職人が滑落するのを防ぐだけでなく、体重で新しい屋根材を傷つけないために不可欠なものです。

ここで強く警鐘を鳴らしたいのが、「足場代無料」や「モニター価格で足場サービス」を謳う業者の存在です。

足場を組むには、どんなに安く見積もっても実費だけで10万円以上の人件費と車両費が発生しています。

それを無料にするということは、その分を「屋根材の質を落とす」か「本来必要な下地補修を省く」といった、別の場所での手抜きによって利益を捻出している可能性が極めて高いのです。

本来必要なコストを削った工事が、あなたの大切なお住まいを次の30年支えられるはずがありません。

安全と品質を担保するための正当なコストとして、適切な足場代を受け入れることが、結果的に「最も安く、確実なリフォーム」を成功させるコツなのです。

私たちアップリメイクでは、自社で足場を保有・管理することで、中間マージンをカットしつつ、最高水準の安全基準と施工効率を実現しています。

◆斎藤のワンポイントアドバイス

屋根の葺き替えは、人生で何度も経験するものではありません。だからこそ、表面上の合計金額よりも「何が含まれていて、何が省略されているか」を見抜く目を持ってください。

特に下地、ルーフィング、足場といった『完成後には見えなくなる部分』にコストをかけている見積もりこそ、あなたの家を大切に思っている誠実な業者の証拠です。

安物買いの銭失いにならないよう、本質的な価値にお金をかける選択をおすすめします。

300万から500万に達する要因

相場を大きく上回り、見積もりが300万円を超えてくると「ボッタクリではないか?」と不安になるかもしれません。

しかし、現場の状況によっては、それが極めて妥当な金額である場合も多いのです。

まず、単純な要因として建物の「大きさ」があります。延床面積が50坪、60坪といった大型の邸宅であれば、屋根面積は200㎡を超え、材料費も工数も倍増します。

また、屋根の形状が複雑な多面体構造である場合、コーナー部分に使う「役物部材」の代金と、それらを精密に加工する職人の手間賃が跳ね上がります。

400万円〜500万円に達するケースでは、構造的な特殊事情が絡んでいることがほとんどです。

費用が高騰する4つの要因(50坪以上の大型住宅、手間のかかる土葺き瓦、アスベスト含有、太陽光パネルの脱着)をアイコンと写真で説明したスライド

例えば、ハウスメーカーの大型鉄骨造住宅で、屋上防水の全面刷新と外壁塗装、さらに付帯部の修繕までをパッケージ化した「大規模修繕」などがこれに該当します。

また、屋根に太陽光パネルが設置されている場合、一度すべて取り外して安全な場所へ保管し、工事後に再び正確に設置する「脱着費用」だけで30万円〜60万円ほど加算されます。

さらには、土葺き瓦の撤去とアスベスト処分が重なると、解体工程だけで100万円近い費用がかかることもあります。

高い金額には必ずそれだけの作業量という根拠が伴いますので、納得いくまで内訳を説明してくれる業者を選ぶことが大切です。

高額な投資になるからこそ、安易な値引きに惑わされず、その価格に見合った耐久性が得られるのかを厳しくチェックしてください。

屋根材の種類別単価と耐用年数

どの屋根材を選ぶかは、初期投資の額だけでなく、住まいをあと何年持たせたいかという「戦略」の問題です。

2026年現在、リフォーム市場で圧倒的な支持を得ているのが、次世代ガルバリウム鋼板とも呼ばれる「SGL(エスジーエル)」です。

従来のガルバリウムの3倍以上の防錆性能を持ちながら、1㎡あたり9,000円〜13,000円程度とコストパフォーマンスに優れています。

また、陶器瓦の風合いを好む方には、樹脂と繊維を混合したハイブリッド瓦(ROOGA等)も人気ですが、こちらは1㎡あたり12,000円〜18,000円と高めです。

しかし、瓦の重厚感を保ちつつ重さを1/2以下にできるため、建物の耐震性能向上には極めて効果的です。

屋根材の種類 材工単価(/㎡) 期待耐用年数 特徴
SGL(次世代金属) 9,000~13,000円 30年以上 非常に軽量で耐震性が高い。断熱一体型が現在の主流。
化粧スレート 4,000~8,500円 20~25年 初期費用を抑えやすいが、定期的な塗装が必要。
ハイブリッド瓦 12,000~18,000円 30年以上 瓦の重厚感と軽量さを両立。メンテナンス性が極めて高い。

私たちがお客様に提案する際、特に重視しているのが、裏側に断熱材が貼り付けられた「断熱材一体型」の金属屋根です。

夏場の2階の室温が劇的に下がるため、エアコンの稼働効率が上がり、長期的な電気代の削減に大きく寄与します。

屋根リフォームは単に雨を凌ぐだけでなく、「住環境をアップグレードする」絶好の機会と捉えるべきです。

大切なのは、あなたのライフプランに合わせて、最もトータルコスト(生涯支出)が低くなる素材を選ぶことです。

工事金額を押し上げる現場条件

家の形や坪数が同じでも、隣の家と見積もりが全く同じになることはまずありません。

それは、見積もり金額が「現場の条件」という客観的な変数に支配されているからです。

アスベスト含有材による追加コスト

現在、リフォーム業界で最も大きなコストインパクトを与えている要因の一つが「アスベスト(石綿)問題」です。

2004年(平成16年)以前に製造された多くの化粧スレート屋根(コロニアル等)には、補強材としてアスベストが含まれていました。

これらを解体する際は、飛散防止のための湿潤化作業や、特別な防護装備、そして厳しい管理基準の最終処分場への持ち込みが義務付けられています。

2022年からの法改正により、すべての解体・改修工事において有資格者による「石綿事前調査」と自治体への報告が必須となりました。

この法的な調査費用として、まず2万円〜5万円程度のコストが必ず発生します。

実際の撤去工事においても、通常のスレート撤去に比べて1㎡あたり2,000円〜4,500円ほどの追加コストがかかるのが相場です。

30坪程度の住宅であれば、アスベスト含有という事実だけで見積もりが15万円〜35万円ほど高くなる計算です。

これは、作業員や近隣住民、そして何より施主様の健康と安全を守るための「法的な必須コスト」です。

不適切な工事は、将来的な法的賠償リスクやご近所トラブルを招く恐れがあるため、マニフェストの発行を遵守する業者選びが不可欠です。

越谷市や春日部市の補助金と支援策

屋根の葺き替え工事は、自治体によっては「住宅の性能向上」とみなされ、補助金の対象となることが多々あります。

例えば、埼玉県越谷市や春日部市では、市内の施工業者を利用することで工事費の一部(最大10万円〜20万円程度)を助成する制度が例年運用されています。

特に瓦屋根から金属屋根へ変更して建物を軽量化する工事は、「耐震改修補助」の対象になる可能性があり、その場合はさらに高額な支援が受けられるケースもあります。

ただし、補助金制度には共通して「必ず着工前に申請し、交付決定を受けてから契約・着工すること」という厳しいルールがあります。

工事が終わってからでは1円も受け取ることができないため、早めの相談が不可欠です。

静岡県内でも、各自治体で独自の省エネ改修助成金や耐震補助金が出ることがあります。

私たちアップリメイクでは、お客様が活用できる制度がないか、最新の情報を常にリサーチし、申請に必要な図面や写真の作成を全力でサポートしています。

公的な支援を賢く使うことで、ハイグレードな屋根材へのランクアップも手が届くようになります。

屋根リフォームを安く抑える秘訣

高額な葺き替え工事ですが、やり方次第で実質的な負担を大幅に減らすことができます。

ここでは、私がプロの視点から自信を持っておすすめする2つの戦略をご紹介します。

火災保険の活用と適正な申請

火災保険が火事以外の「風災・雪災・雹災」にも適用されることを知らない方は意外と多いです。

近年の日本では大型台風や突風が常態化しており、気づかないうちに屋根の一部がダメージを受けているケースが増えています。

もし、あなたの家の屋根の傷みの原因が、経年劣化ではなく「自然災害」によるものだと客観的に認められれば、保険金が支払われます。

例えば「台風で棟板金が浮いた」「飛来物で瓦が割れた」といった事象が該当し、数十万円単位の保険金が葺き替えの原資になることがあります。

ただし、経年劣化を災害と偽って申請するような悪徳業者には絶対に注意してください。それは「保険詐欺」にあたります。

正しい火災保険の活用とは、プロがドローンや高所カメラを用いて「事実に基づいた損傷」を特定し、保険会社が判断しやすい報告書を作成することです。

私たちアップリメイクでは、雨漏り診断士が正当な根拠を持って申請のお手伝いをしており、施主様の負担を最小限に抑える提案をしています。

火災保険は「万が一のための積み立て」です。もし屋根に異常を感じたら、まずは専門家に調査を依頼してみる価値は十分にあります。

詳細は、火災保険を使った屋根修理の条件についてはこちらをご覧ください。

外壁塗装との同時施工で足場代節約

経済的合理性という観点で、これに勝る節約術は他にありません。

屋根の葺き替えにも外壁の塗り替えにも、安全な作業のために必ず「足場」の架設が必要です。

この足場代は、一度設置するだけで一般的な住宅では15万円〜30万円ほどの費用がかかります。

もし屋根と外壁を別々の年に行えば、足場代だけで合計30万円〜60万円を支払うことになりますが、同時に行えば1回分(約15万〜30万円)を丸ごと浮かせることができるのです。

足場が設置された住宅の写真。屋根と外壁の工事をまとめることで、1回15万〜30万円かかる足場代を1回分浮かせられることを説明している

これは、どのような期間限定キャンペーンや大幅な値引き交渉よりも、確実でインパクトの大きいコストカット効果をもたらします。

さらに、屋根と壁を同時に直すことで、接合部分(雨仕舞い)の防水処理も完璧に行えるため、建物の防水性能が格段に向上します。

一時的な支出額は大きくなりますが、30年という長期的なお住まいの管理コスト(ライフサイクルコスト)を考えれば、セット施工が最も賢い選択です。

詳しくは外壁と屋根を同時に施工するメリットと費用の目安で解説していますので、予算計画の参考にしてください。

足場代という「形に残らない費用」を最小限に抑え、その分を「長持ちする高品質な屋根材」に投資することが、真の意味での節約です。

見積書をチェックする作業員の写真。「足場代無料」や「一式見積もり」への注意喚起と、メリット・デメリットの両方を説明する業者を選ぶべきというアドバイス

屋根葺き替え工事に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 葺き替えとカバー工法、どちらを選べばいいですか?

A. 結論から言うと「下地の状態」と「今後の居住年数」で決まります。

野地板が雨漏りで腐食している場合や、屋根を軽量化して耐震性を上げたい場合は葺き替え一択です。

一方で下地がしっかりしており、初期費用を20〜30万円ほど抑えたい場合はカバー工法も有力な選択肢となります。

内部の腐食を見逃さないためにも、築25年を超えたら一度詳細な診断を受けることをお勧めします。

Q2. 提示された見積もりが適正か不安です。判断のポイントは?

A. 最も注意すべきは、内訳が「工事一式 〇〇円」となっている大まかな見積書です。

信頼できる業者は必ず「面積(㎡)」「屋根材の商品名」「防水シートのグレード」「単価」を細かく記載します。

また、「足場代無料」を謳いつつ大幅な値引きを提示する業者も、本来必要な原価を削っている可能性が高いため注意が必要です。

必ず3社程度から相見積もりを取り、比較検討してください。

Q3. 雨樋の交換も同時に行ったほうが良いでしょうか?

A. はい、強くおすすめします。

屋根を新しくすると雨水の流れが変わり、古い雨樋では排水が追いつかなくなったり、工事中に破損するリスクがあるからです。

一般的な30坪の住宅での雨樋全交換は20万円〜40万円程度が相場です。

足場がある時に同時に行うことで、将来的に別途足場を組む必要がなくなり、トータルでのメンテナンスコストを大幅に抑えられます。

Q4. 葺き替え工事の期間はどれくらいかかりますか?

A. 天候にもよりますが、足場の設置から解体まで含めて通常10日〜2週間程度です。

工程としては、足場架設(1日)→既存撤去(2〜3日)→下地補修・防水シート施工(1〜2日)→屋根本体工事(3〜5日)→最終検査・足場解体(2日)という流れが一般的です。

工事中は大きな音がする工程もありますが、お施主様は家の中で普段通り生活していただくことが可能です。

静岡で失敗しない見積もりと無料診断

屋根の葺き替えは、大切な家族と資産を守るための「投資」です。

100万円、200万円という金額は決して小さくありませんが、それによって次の30年の安心と、資産価値の維持が手に入ります。

逆に安さだけで選んで手抜きをされてしまえば、数年後の雨漏りでさらに多額の修繕費を支払う「安物買いの銭失い」になりかねません。

後悔しないリフォームの鍵は、徹底した現状調査と、根拠のある詳細な見積もりです。

私たちアップリメイクは、静岡の厳しい気候を知り尽くした、逃げも隠れもしない地元密着の職人集団です。

職人直営店として不必要な中間マージンをカットし、その分を丁寧な下地処理と最高品質の材料に還元しています。

まずは、あなたのお住まいの屋根が今どのような状態なのかを、私たちの「30倍スコープ無料診断」で確かめてみませんか?

ドローンや高所カメラ、そして専門家の目。現状を正しく知ることは、後悔しない選択をするための第一歩です。

静岡で一番幸せをつくる塗装店・屋根リフォーム専門店として、皆様の住まいづくりに誠実に伴走し続けます。

どんな小さな疑問でも構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください。お電話一本から、お客様の不安を安心に変えるお手伝いをさせていただきます。

笑顔のシニア夫婦と住宅の写真。「安さ」だけでなく「30年の安心」を重視し、詳細な現地調査と見積もりが成功の鍵であることを伝えるまとめのスライド

※本記事に記載した費用や単価は、アップリメイクの厳しい施工基準および2026年現在の資材状況に基づいた目安です。屋根の形状、劣化具合、お住まいの地域によって実際の見積もりは変動します。正確な金額を知るためには、専門家による詳細な現地調査が不可欠ですので、まずはお気軽にご相談ください。

  • この記事を書いた人

齋藤直樹

(株)アップリメイク代表取締役で元職人、塗装という仕事が大好きです。人生の大きな挫折と数多くの出会いを経て今は大好きな地元・静岡で、お客様の笑顔のために仕事ができることに何よりの誇りを感じています。

▼保有資格▼
1級建築塗装技能士・2級建築施工管理技士・有機溶剤作業主任者・高所作業主任者・2級カラーコーディネーター・光触媒施工技能士・乙4類危険物取扱者・ゴンドラ特別教育・職長・安全衛生責任者・第2種酸素欠乏危険作業主任者・宅地建物取引主任者・2級ファイナンシャルプランニング技能士・AFP