こんにちは、株式会社アップリメイク代表取締役の齋藤直樹です。
外壁塗装と屋根塗装を考え始めたとき、いちばん気になるのはやっぱり「結局、全部でいくらかかるのか」ではないでしょうか。
外壁だけでも大きな出費なのに、屋根まで一緒に塗るとなると、80万円なのか、120万円なのか、180万円を超えるのか、見当がつかなくて不安になりますよね。
しかも、インターネットで調べると「30坪なら〇万円」「外壁塗装はまだするな」「屋根と外壁は同時がお得」など、いろいろな情報が出てきます。
どれも間違いとは言い切れませんが、あなたの家にそのまま当てはまるとは限りません。
同じ30坪の家でも、外壁の凹凸、屋根の勾配、劣化状態、使う塗料、足場の組みやすさによって、見積もり金額は大きく変わります。
だからこそ大切なのは、ざっくりした相場だけを見るのではなく、「なぜその金額になるのか」「どこを見れば高すぎる見積もりに気づけるのか」「今やるべき家なのか、まだ様子を見てもいい家なのか」を知ることです。
この記事では、静岡で屋根・外壁塗装リフォームに携わってきた立場から、外壁塗装と屋根塗装を同時に行う場合の費用相場、坪数別の目安、見積書の見方、同時施工のメリットと注意点、助成金や火災保険の考え方まで、できるだけ分かりやすくお伝えします。
読み終わるころには、「自分の家はどのくらいを見ておけばよさそうか」「この見積もりは確認した方がよさそうだな」「まずは診断だけ受けてみようかな」と、次に取るべき行動が見えやすくなるはずです。
この記事でわかること
- 外壁塗装と屋根塗装を同時に行う場合の坪数別費用目安
- 30坪・40坪・50坪で費用が変わる理由と見積もりの見方
- 外壁と屋根を同時に塗るメリットと、先に知っておきたい注意点
- 「外壁塗装はまだするな」と言われる本当の意味
- 見積もりが180万円を超えるケースと、警戒したい見積書の特徴
- 助成金・火災保険・相見積もりを使って後悔を減らす考え方
- 静岡で外壁・屋根塗装を検討するときに、まず確認してほしいこと
外壁塗装と屋根塗装を同時に行う費用相場を先に確認しましょう
外壁塗装と屋根塗装の費用は、「坪数」だけで決まるものではありません。
ただ、最初に大まかな目安を知っておくと、業者から見積もりを受け取ったときに落ち着いて判断しやすくなります。
ここでは、アップリメイクの料金プランをもとに、外壁と屋根を同時に施工する場合の目安を見ていきます。
なお、掲載している金額は標準的なモデルケースの目安です。
実際の費用は、現地調査で外壁面積や屋根面積、劣化状態、必要な補修内容を確認したうえで決まります。
アップリメイクの最新料金を詳しく確認したい方は、外壁塗装・屋根塗装の料金プランもあわせてご覧ください。
20坪・25坪の外壁と屋根の同時塗装は、80万円台から検討しやすい価格帯です
比較的コンパクトな20坪台のお住まいで、外壁塗装と屋根塗装を同時に行う場合、アップリメイクでは80万円台からご提案できるケースがあります。
たとえば、25坪のお住まいで、外壁を「日本ペイント シリコンプラン」、屋根を「高耐久遮熱シリコンプラン」で施工する場合、目安は次のようになります。
【25坪 同時施工料金の一例】
外壁:日本ペイント シリコンプラン ¥605,000~
屋根:高耐久遮熱シリコンプラン 目安として約20万円前後~
合計金額の目安:80万円台~
25坪の場合、総額だけを見ると「思ったより安い」と感じる方もいれば、「小さい家でもこれくらいかかるのか」と感じる方もいます。
ここで見てほしいのは、外壁と屋根を同時に行うことで足場を共用できる点です。
外壁だけ、屋根だけを別々に工事すると、そのたびに足場を組む必要があります。
足場代は一般的な住宅でも15万円~30万円ほどかかることが多いため、同時施工にするだけで将来の足場代を1回分減らせる可能性があります。
ただし、20坪台でも費用が上がるケースはあります。
たとえば、3階建て、敷地が狭く足場が組みにくい、外壁のひび割れが多い、シーリングの打ち替え範囲が広い、屋根の勾配が急で屋根足場が必要になる、といった場合です。
反対に、建物の形がシンプルで劣化も軽く、塗装面積が少なければ、費用を抑えやすくなります。
下地処理を削ると、安く見えても結局高くつくことがあります
塗装工事でいちばん見えにくく、けれど一番大事なのが下地処理です。
外壁の汚れ、古い塗膜、ひび割れ、シーリングの劣化、サビ、屋根材の傷みなどをきちんと処理しないまま塗料を塗ると、どんなに良い塗料を使っても長持ちしません。
たとえるなら、汚れた下地の上に無理やり化粧を重ねるようなものです。
一時的にはきれいに見えても、すぐに浮きや剥がれが出やすくなってしまいます。
見積もりを比較するときは、総額だけではなく、高圧洗浄、シーリング、ひび割れ補修、ケレン、サビ止め、下塗り回数などがきちんと入っているかを見てください。
30坪の外壁・屋根同時塗装は、約83万円台からがひとつの目安です
30坪前後の戸建て住宅は、静岡でもご相談が多い規模です。
標準的な2階建てで、外壁と屋根を同時に塗装する場合、アップリメイクの料金プランでは、組み合わせによっておおよそ83万円台からご検討いただけます。
下の表は、外壁と屋根を同時に施工した場合の代表的な組み合わせです。
| 外壁+屋根のプラン組み合わせ | 耐久年数の目安 外壁/屋根 |
同時施工料金の目安 30坪 |
|---|---|---|
| コストと性能のバランス重視 外壁:日本ペイント シリコンプラン 屋根:高耐久遮熱シリコンプラン |
10~13年 | ¥831,600~ |
| 高耐久重視 外壁:KFケミカル 超高耐久フッ素プラン 屋根:超高耐久フッ素遮熱プラン |
15年 | ¥1,029,600~ |
| 長期メンテナンス重視 外壁:超高耐久無機プラン 屋根:超高耐久無機プラン |
20年 | ¥1,161,600~ |
同じ30坪でも、塗料のグレードによって30万円以上の差が出ます。
ここで大事なのは、「安いプランが悪い」「高いプランが必ず正解」と考えないことです。
たとえば、10年後に建て替えや大規模リフォームを考えている家に、20年耐久の最高グレード塗料を選ぶ必要はないかもしれません。
反対に、これから20年、30年と住み続ける予定の家なら、初期費用が少し高くても、塗り替え回数を減らせる高耐久塗料の方が長い目で見て合う場合もあります。
つまり、塗料選びは「今いくら払えるか」だけでなく、「この家にあと何年住む予定か」「次のメンテナンスをいつにしたいか」「夏の暑さや汚れにどこまで対策したいか」まで含めて考えるのがいいですよ。
30坪の費用感をさらに詳しく知りたい方は、30坪の屋根外壁塗装の費用解説も参考になります。
注意点1:同じ30坪でも、外壁面積は家の形で変わります
塗装費用に大きく影響するのは、延床面積ではなく、実際に塗る面積です。
同じ30坪でも、真四角に近い総2階建てと、凹凸が多いデザイン住宅では、外壁の面積がかなり変わります。
出窓、ベランダ、玄関ポーチ、入り組んだ外壁、1階が大きく2階が小さい形状などがあると、塗る面積も職人の手間も増えます。
お家の外周に糸を張るイメージをしてみてください。
凹凸が多いほど、糸は長く必要になりますよね。
外壁もそれと同じで、家の形が複雑なほど、塗料代と施工費が上がりやすくなります。
注意点2:屋根の形状と勾配で、屋根塗装費用も変わります
屋根も、見た目の坪数だけでは判断できません。
平らに近い屋根、切妻屋根、寄棟屋根、複雑な形の屋根では、実際の屋根面積が違います。
さらに、勾配が急な屋根では、職人が安全に作業するために屋根足場が必要になることがあります。
屋根足場が必要になると、通常の外周足場とは別に費用がかかるため、見積もりが5万円~10万円以上変わるケースもあります。
これは余計な費用ではなく、職人の安全と塗装品質を守るために必要な費用です。
急勾配の屋根で足元が不安定なまま作業すれば、塗りムラや塗布量不足、事故のリスクが高くなってしまいます。
「坪単価〇万円」の広告だけで判断しないでください
チラシやホームページで「坪単価〇万円」と大きく書かれていることがあります。
もちろん、分かりやすい目安として使う分には悪くありません。
ただし、その「坪」が建坪なのか、延床面積なのか、塗装面積をもとにしているのかが曖昧なままだと、あとで金額が大きく変わることがあります。
さらに、足場代、下地処理、シーリング、付帯部塗装、屋根の縁切り、諸経費などが含まれていないケースもあります。
見積もりを見るときは、広告の金額ではなく、正式な見積書に「何が含まれていて、何が別料金なのか」が書かれているかを確認しましょう。
40坪・50坪の外壁と屋根の同時塗装は、家の大きさ以上に修繕計画が大切です
40坪、50坪のお住まいになると、外壁面積も屋根面積も大きくなり、塗装工事の総額は上がります。
その一方で、足場を1回で済ませる効果も大きくなるため、外壁と屋根を別々に行うより、同時施工のメリットを感じやすい規模でもあります。
アップリメイクの料金プランをもとにすると、40坪・50坪の代表的な目安は次の通りです。
【40坪 同時施工の料金目安】
- バランス重視:外壁シリコン+屋根遮熱シリコン 約98万円~
- 高耐久重視:外壁フッ素+屋根フッ素遮熱 約121万円~
- 長期メンテナンス重視:外壁無機+屋根無機 約138万円~
【50坪 同時施工の料金目安】
- バランス重視:外壁シリコン+屋根遮熱シリコン 約122万円~
- 高耐久重視:外壁フッ素+屋根フッ素遮熱 約151万円~
- 長期メンテナンス重視:外壁無機+屋根無機 約173万円~
40坪以上のお住まいでは、塗料選びの考え方も少し変わります。
単純に初期費用を抑えるだけでなく、次回の塗り替え時期をできるだけ先に延ばしたいと考える方も多いです。
なぜなら、建物が大きいほど足場代や施工費も大きくなり、次回メンテナンスの負担が重くなりやすいからです。
たとえば、50坪の家で10年ごとに塗り替えるのか、15年~20年を見据えた塗料を選ぶのかで、生涯にかかるメンテナンス費用は変わります。
ただし、高耐久塗料を選べば必ず得というわけではありません。
外壁材そのものの状態が悪い、シーリングや下地補修が大きく必要、近い将来に増改築や売却を考えている、といった場合は別の考え方が必要です。
私が現場で大切にしているのは、「いちばん高い塗料をすすめること」ではありません。
あなたの家の状態、住み続ける年数、ご予算、暑さや汚れへの悩み、将来の修繕計画を聞いたうえで、無理のない選択肢を出すことです。
工事の規模が大きくなるほど、施工管理の質も重要になります。
職人の人数、現場の段取り、足場の安全性、近隣への配慮、天候による工程変更、塗布量や乾燥時間の管理。
こうした部分があいまいなまま進むと、仕上がりだけでなく耐久性にも影響します。
大きなお住まいほど、価格だけで決めず、見積書の細かさ、診断内容、保証内容、施工体制まで見て判断してほしいですね。
外壁と屋根を同時に行うメリットとデメリット
「外壁と屋根は一緒にやるべきですか?」
これは、本当に多くいただく質問です。
私の答えは、屋根の劣化がほとんど進んでいないなどの特別な理由がない限り、基本的には同時施工をおすすめします。
ただし、同時施工にもメリットとデメリットがあります。
良い面だけを見て決めるのではなく、支払い時期や工事中の生活への影響まで考えて判断しましょう。
【メリット】同時施工で得られる大きな利点
- 足場代を1回分に抑えられる:外壁工事にも屋根工事にも足場は必要です。別々に行うと足場代が2回かかりますが、同時なら1回で済みます。15万円~30万円ほどの費用差が出ることもあります。
- 業者探しや打ち合わせが一度で済む:現地調査、見積もり確認、契約、色決め、近隣挨拶、工事中の確認などを一度にまとめられます。忙しい方にはかなり大きなメリットです。
- 外観全体の色バランスを合わせやすい:外壁だけきれいになると、屋根の色あせが目立つことがあります。同時に色を決めると、外壁、屋根、付帯部のバランスを取りやすくなります。
- メンテナンス時期をそろえられる:次回の点検や塗り替えの予定を立てやすくなります。長期的な住まいの管理がしやすくなるのも大きな利点です。
- 雨漏りリスクを早めに確認できる:屋根は普段見えない部分です。外壁塗装の足場を組むタイミングで屋根も確認しておくと、棟板金の浮き、屋根材の割れ、コケ、塗膜劣化などに気づきやすくなります。
【デメリット】同時施工で先に知っておきたいこと
- 一度の支払いが大きくなる:外壁と屋根の工事費用をまとめて支払うため、外壁だけの工事より総額は上がります。必要に応じてリフォームローンや支払い方法も確認しておきましょう。
- 工期が長くなりやすい:外壁のみなら10日~2週間程度が目安でも、屋根塗装が加わると2週間~3週間ほどかかる場合があります。天候によってさらに延びることもあります。
- 工事中の生活制限が増えることがある:足場、メッシュシート、窓の養生、洗濯物、車の移動、塗料のにおいなど、一定期間は普段どおりに過ごしにくい場面があります。
- 塗料の組み合わせを考える必要がある:外壁だけ高耐久、屋根は短耐久といった組み合わせにすると、次回メンテナンス時期がずれることがあります。外壁と屋根の耐久バランスも確認しましょう。
◆齋藤のワンポイントアドバイス
外壁と屋根は、同じ太陽、同じ雨風、同じ台風にさらされています。
屋根の方が紫外線や雨を強く受けるため、外壁より先に傷むことも多いです。
外壁だけ塗って屋根を後回しにすると、数年後に屋根のためだけにまた足場を組むことになり、結果的に高くついてしまうことがあります。
もちろん、現地診断の結果、屋根がまだ健全で塗装の必要がない場合もあります。
その場合は、無理に屋根塗装をすすめる必要はありません。
大事なのは、「外壁を塗るタイミングで屋根の状態も必ず確認すること」です。
外壁塗装と屋根塗装の同時相場で失敗しないための知識
相場を知るだけでは、塗装工事の失敗は防ぎきれません。
なぜなら、塗装工事は見た目の仕上がりだけではなく、下地処理、塗布量、乾燥時間、補修内容、保証、アフターフォローまで含めて品質が決まるからです。
ここからは、見積もりが高くなる理由、塗装時期の見極め方、屋根と外壁の優先順位、助成金の使い方など、契約前に知っておきたいポイントをお伝えします。
総額が180万円を超えるケースは、理由を見れば判断しやすくなります
外壁塗装と屋根塗装の見積もりを見て、総額が180万円を超えていると驚く方も多いと思います。
「高すぎるのでは?」と不安になりますよね。
ただ、180万円を超える見積もりがすべて悪いわけではありません。
建物の条件や補修内容によっては、正当な理由で高くなることもあります。
大切なのは、金額だけで判断せず、「なぜこの金額なのか」を見積書と診断内容から確認することです。
工事費用が高額になりやすい主な要因
- 3階建て、または足場が組みにくい建物:高さがある建物や敷地が狭い建物は、足場の材料費と組立て手間が増えます。隣家との距離が近い場合も、作業性が下がるため費用が上がることがあります。
- 外壁や屋根の劣化がかなり進んでいる:ひび割れ、サイディングの反り、シーリングの破断、屋根材の割れ、棟板金の浮きなどが多い場合は、塗る前の補修が増えます。
- 雨漏りや防水工事が絡む:塗装だけでは雨漏りが止まらない場合があります。下地、板金、防水層、ベランダ床、笠木などの工事が必要になると、総額は大きく上がります。
- 高耐久塗料や特殊機能塗料を使う:フッ素、無機、ガイナなどの塗料は、一般的なシリコン塗料より材料費が高くなります。その代わり、耐久性や遮熱・断熱などの機能を期待できる場合があります。
- 雨樋交換やベランダ防水などを同時に行う:足場があるタイミングで雨樋、破風板、鼻隠し、ベランダ防水、板金補修などを一緒に行うと、追加費用がかかります。ただし、別々に行うより効率的な場合もあります。
特に注意してほしいのは、「高い理由が説明されていない見積もり」です。
たとえば、同じ180万円でも、外壁面積、屋根面積、塗料名、塗装回数、補修内容、付帯部、保証内容まで細かく書かれている見積もりと、「外壁屋根塗装工事一式 180万円」とだけ書かれている見積もりでは、信頼度がまったく違います。
見積書の「一式」が多すぎる場合は注意してください
見積書に「一式」という表記があること自体が悪いわけではありません。
細かく数量化しにくい項目で一式表記を使うことはあります。
ただし、足場、洗浄、下地処理、外壁塗装、屋根塗装、シーリング、付帯部塗装など、主要な項目までほとんど一式でまとめられている場合は注意が必要です。
何㎡塗るのか、どの塗料を使うのか、何回塗るのか、どこまで補修するのかが分からない見積もりでは、適正価格かどうか判断できません。
分からないまま契約するのではなく、「この金額の根拠を教えてください」と必ず確認してください。
「外壁塗装はまだするな」は、焦って契約しないための言葉です
インターネットで「外壁塗装はまだするな」という言葉を見ると、不安になりますよね。
でも、この言葉は「外壁塗装そのものを先延ばしにしましょう」という意味ではありません。
本来の意味は、「知識がないまま、不安をあおられて、その場で契約しないでください」という注意喚起に近いです。
訪問販売で突然「今すぐ塗らないと危険です」「今日契約すれば大幅値引きします」と言われると、誰でも焦ります。
ただ、本当に必要な工事かどうかは、屋根や外壁の状態を見なければ判断できません。
築10年だから必ず塗装、築15年だから手遅れ、という単純な話でもありません。
日当たり、風通し、湿気、周辺環境、海からの距離、使われている外壁材や屋根材によって、劣化の進み方は変わります。
静岡は日差しが強く、台風シーズンの雨風もあり、沿岸部では塩害の影響も受けます。
そのため、全国平均の目安だけで判断せず、実際の劣化サインを見て判断することが大切です。
外壁のSOSサイン
- チョーキング現象:外壁を手で触ったとき、白い粉が付く状態です。塗膜の防水機能が落ち始めているサインです。
- ひび割れ:細いひびでも、放置すると雨水が入り込むことがあります。幅が広いひびや深いひびは早めの診断がおすすめです。
- 塗膜の膨れや剥がれ:塗膜が浮いたり剥がれたりしている場合、防水性がかなり低下している可能性があります。
- シーリングのひび割れや肉やせ:サイディング外壁の目地部分が劣化すると、そこから雨水が入りやすくなります。
- カビ、コケ、藻の発生:湿気が多い面や日当たりが悪い面に出やすく、外壁材の劣化を早めることがあります。
屋根のSOSサイン
- 色あせ:塗膜の劣化が始まっているサインです。防水性の低下につながることがあります。
- コケやカビ、藻:屋根材が湿気を含みやすくなっている状態です。屋根材の反りや割れにつながることもあります。
- 棟板金の浮きや釘抜け:台風や強風で飛散するリスクがあります。屋根の上なので、無理に自分で確認しないでください。
- 屋根材の割れや欠け:雨漏りにつながる可能性があります。塗装で済むのか、補修やカバー工法が必要なのか診断が必要です。
- 雨染みや天井のシミ:すでに雨水が入り込んでいる可能性があります。塗装だけで解決できない場合もあります。
◆齋藤のワンポイントアドバイス
「まだ大丈夫」と思いたい気持ちは、とてもよく分かります。
塗装工事は安い買い物ではありませんから、できれば先延ばしにしたいですよね。
ただ、外壁や屋根の傷みは、表面に見えている以上に内部で進んでいることがあります。
大切なのは、今すぐ契約することではなく、今の状態を正しく知ることです。
アップリメイクでは、写真を使って状態をご説明する無料診断・お見積りを行っています。
工事をするか決めていない段階でも大丈夫です。
まずは現状を知るだけでも、今後の判断がかなりしやすくなりますよ。
外壁と屋根塗装はどちらが先かより、同時にできるかを考えましょう
「外壁と屋根はどちらを先に塗るべきですか?」という質問もよくいただきます。
結論から言うと、費用面と工事効率を考えるなら、外壁と屋根は同時に行うのが基本的にはおすすめです。
理由は、やはり足場です。
外壁塗装にも屋根塗装にも足場が必要で、別々に行えば足場代が2回かかります。
工事の打ち合わせ、近隣挨拶、工程管理、生活への影響も2回発生します。
ただし、どうしても予算の都合で分ける場合は、一般的には屋根から先に行うことが多いです。
屋根の高圧洗浄や塗装では、汚れや水が下に流れます。
屋根を後から行うと、せっかく仕上げた外壁に汚れが飛ぶ可能性があるためです。
とはいえ、これはあくまで分ける場合の考え方です。
現地診断で屋根の劣化が進んでいるなら、外壁と同時に屋根も塗る方がトータルでは合理的です。
逆に、屋根材の状態が悪く、塗装ではなくカバー工法や葺き替えが必要な場合もあります。
この判断を間違えると、「塗ったのに数年で不具合が出た」という後悔につながります。
屋根は見えない場所だからこそ、必ず写真や診断報告で状態を確認してください。
塗装できない屋根材や、塗装より補修が優先されるケースもあります
屋根塗装は、すべての屋根に向いているわけではありません。
たとえば、粘土瓦は素材そのものが塗装を必要としないため、基本的に塗装メンテナンスではなく、漆喰や棟、瓦のズレなどの点検が中心になります。
また、劣化が激しいスレート屋根や、層状に剥がれやすい屋根材の場合、塗装しても長持ちしにくいことがあります。
その場合は、屋根塗装ではなく、カバー工法や葺き替えを検討する方が安全です。
「屋根も一緒に塗れば安く済む」と思っていたのに、診断したら塗装に向かない状態だった、ということも実際にあります。
ここで無理に塗装をしてしまうと、見た目はきれいになっても、数年後に剥がれや雨漏りの不安が残ります。
安く済ませることも大切ですが、「塗装で守れる状態かどうか」を先に見極めることがもっと大切です。
費用を抑えたいなら、助成金は契約前に確認してください
外壁塗装や屋根塗装の費用を少しでも抑えたいとき、助成金や補助金が使えないか気になる方は多いと思います。
静岡県内でも、市町によって住宅リフォーム、省エネ改修、子育て世帯、移住定住、地域業者利用などに関する制度が用意されることがあります。
ただし、助成金は年度ごとに内容が変わります。
予算上限に達すると受付が終了することもあります。
そのため、「去年あった制度が今年も使える」とは限りません。
また、外壁塗装すべてが対象になるわけではなく、遮熱塗料や断熱塗料を使う工事、省エネ性能に関わる工事、自治体が指定する条件を満たす工事だけが対象になる場合もあります。
助成金で特に注意したいポイント
- 工事契約前・着工前の申請が必要なことが多い:契約後や工事後に申請しても対象外になるケースがあります。
- 自治体ごとに条件が違う:静岡市、焼津市、藤枝市、島田市など、市町によって制度内容が異なります。
- 予算がなくなると終了する:年度途中でも受付終了になることがあります。
- 対象工事や対象塗料が決まっていることがある:遮熱塗料や断熱塗料が条件になる場合もあります。
- 必要書類が多い:見積書、図面、写真、契約書、施工前後の写真などが求められることがあります。
助成金を前提に契約する前に、必ず最新情報を確認しましょう
助成金は、使えればとてもありがたい制度です。
ただし、申請すれば必ずもらえるものではありません。
制度の有無、対象工事、申請期限、予算状況、必要書類は変わります。
見積もりの段階で「助成金が使える可能性があるか」を確認し、契約前に自治体の情報をチェックしておくと安心です。
アップリメイクでは、静岡県内で外壁塗装や屋根塗装を検討されている方に向けて、使える可能性のある制度がないか確認しながらご提案しています。
「助成金が使えるなら塗装したい」「対象になる塗料があるか知りたい」という方も、まずはご相談ください。
火災保険は、経年劣化ではなく自然災害による被害が対象になる可能性があります
外壁や屋根の工事で、火災保険が使えるか気になる方もいます。
結論として、台風、強風、雹、雪、飛来物などの自然災害によって外壁や屋根が破損した場合、加入している火災保険の内容によっては補償対象になる可能性があります。
たとえば、台風で棟板金が浮いた、強風で屋根材が割れた、飛来物で外壁に穴が開いた、といったケースです。
一方で、年数が経って自然に色あせた、古くなってひび割れた、塗膜が劣化した、という経年劣化は原則として対象外になることが多いです。
ここで注意してほしいのは、「保険で無料になります」と断定する業者です。
保険が使えるかどうかを決めるのは保険会社です。
塗装業者が勝手に保証できるものではありません。
火災保険の利用を考える場合は、被害状況の写真を残し、契約内容を確認し、保険会社へ相談する流れが安全です。
不安な場合は、まず信頼できる業者に現地調査を依頼し、災害による被害なのか、経年劣化なのかを確認してもらいましょう。
相見積もりは3社程度がおすすめです
外壁塗装と屋根塗装は、業者によって見積もり金額も提案内容も変わります。
そのため、相見積もりはとても大切です。
ただし、10社も20社も取ればいいというものではありません。
比較するだけで疲れてしまいますし、金額だけに目が行きやすくなります。
おすすめは、地域で実績があり、診断内容や見積書をきちんと説明してくれる業者を3社程度に絞ることです。
相見積もりで比較すべきポイント
- 外壁面積、屋根面積が明記されているか
- 使用する塗料名とメーカー名が書かれているか
- 下塗り、中塗り、上塗りなど工程が分かるか
- シーリングやひび割れ補修の範囲が明確か
- 足場代、付帯部塗装、諸経費が分かれているか
- 保証年数と保証対象が書面で確認できるか
- 担当者が質問にきちんと答えてくれるか
- 契約を急がせないか
一番安い見積もりが、必ずしも一番得とは限りません。
必要な下地処理が入っていなかったり、塗装回数が少なかったり、付帯部が別料金だったりすると、最終的には高くつくことがあります。
反対に、高い見積もりでも、補修内容や使用塗料、保証、施工体制がしっかりしていれば、納得できる金額かもしれません。
見積もりは「金額を見るもの」ではなく、「工事内容と会社の姿勢を見るもの」です。
施工事例やお客様の声も、業者選びの判断材料になります
見積もりやパンフレットだけでは、工事後のイメージがつかみにくいですよね。
そんなときは、施工事例やお客様の声を見るのがおすすめです。
外壁と屋根の色の組み合わせ、塗装前後の変化、同じような築年数や外壁材の家の仕上がりなどを確認できます。
特に色選びで迷っている方は、実際の施工事例を見るとかなりイメージしやすくなります。
アップリメイクの実際の仕上がりを見たい方は、施工事例をご覧ください。
また、業者選びで「職人さんの対応はどうなのか」「説明は分かりやすいのか」「工事後の満足度はどうなのか」が気になる方は、お客様の声も参考になると思います。
もちろん、口コミや評判だけで決める必要はありません。
ただ、見積書、診断内容、施工事例、お客様の声を合わせて見ると、その会社がどんな姿勢で仕事をしているかは見えやすくなります。
外壁塗装と屋根塗装で選べる主な塗料と向いている人
外壁塗装と屋根塗装の費用を考えるうえで、塗料選びは避けて通れません。
ただ、「シリコン」「フッ素」「無機」「ガイナ」と聞いても、最初は違いが分かりにくいですよね。
ここでは、アップリメイクでご提案している代表的な塗料を、どんな方に向いているかという視点でお伝えします。
コストと性能のバランスを重視するならシリコンプラン
シリコンプランは、初期費用と耐久性のバランスが取りやすい定番プランです。
「できるだけ費用を抑えたいけれど、安すぎる工事は不安」という方に向いています。
30坪で外壁と屋根を同時に塗る場合、外壁シリコン+屋根遮熱シリコンの組み合わせは、費用感をつかむ基準にもなります。
ただし、今後20年以上住み続ける予定で、次回の塗り替え回数を減らしたい方には、もう少し高耐久な塗料も比較してみるといいかなと思います。
長く住み続ける予定ならフッ素や無機も検討したいところです
フッ素や無機塗料は、シリコンより初期費用が高くなります。
その代わり、耐久性や美観維持を重視したい方に向いています。
特に、40坪以上の家や、今後も長く住む予定の家では、塗り替え回数を減らすことで長期的な負担を抑えられる可能性があります。
ただし、どんな家にも無機が正解というわけではありません。
外壁材の状態、ひび割れの出やすさ、シーリングとの相性、将来のライフプランも考える必要があります。
高耐久塗料を選ぶときこそ、診断結果に基づいた提案が大切です。
夏の暑さが気になるなら遮熱・断熱系塗料も候補になります
屋根の表面は、夏場にかなり高温になります。
2階が暑い、屋根裏の熱がこもる、エアコンの効きが悪いと感じる方は、遮熱塗料や断熱塗料を検討する価値があります。
アップリメイクでは、屋根の高耐久遮熱シリコンプラン、超高耐久フッ素遮熱プラン、遮熱断熱ガイナプランなどをご提案しています。
ただし、遮熱・断熱塗料は、家の構造、断熱材の状態、屋根色、日当たり、窓の性能などによって体感差が変わります。
「塗れば必ず室温が何度下がる」と断定するのではなく、暑さ対策のひとつとして考えるのが現実的です。
今の外壁デザインを残したいならクリヤー塗装もあります
タイル調や多色サイディングなど、今の外壁デザインを残したい場合は、透明なクリヤー塗装が候補になります。
クリヤー塗装は、外壁の模様を活かしながら表面を保護できるのが魅力です。
ただし、外壁の色あせや劣化が進みすぎている場合は、クリヤー塗装が向かないことがあります。
ひび割れや補修跡、変色がそのまま見えてしまうためです。
クリヤー塗装を希望するなら、劣化が進みすぎる前の診断がおすすめです。
外壁塗装・屋根塗装のよくあるご質問
Q. 外壁塗装と屋根塗装を同時にすると、工期はどのくらいですか?
A. 一般的な戸建て住宅では、2週間~3週間程度が目安です。
ただし、雨が続く時期、屋根の補修が多い場合、シーリング工事の範囲が広い場合、塗装面積が大きい場合は、もう少し長くなることがあります。
塗装は乾燥時間を守ることが大切なので、天候による工期延長は品質を守るために必要な場合があります。
Q. 相見積もりは何社くらいから取るのが良いですか?
A. 3社程度がおすすめです。
多すぎると比較が大変になり、金額だけで選びやすくなってしまいます。
比較するときは、総額だけではなく、診断内容、見積書の細かさ、塗料名、塗装回数、下地処理、保証内容、担当者の説明の分かりやすさを見てください。
契約を急がせる業者、大幅値引きを前提に話を進める業者、一式表記が多すぎる業者には注意した方がいいです。
Q. 静岡で塗装工事をするのに適した季節はありますか?
A. 一般的には、春と秋は天候が安定しやすく、塗装工事に向いていると言われます。
ただし、塗料メーカーが定める施工条件を守れば、夏や冬でも施工できる場合があります。
静岡は比較的温暖ですが、梅雨や台風時期は工期が延びる可能性があります。
大切なのは季節だけで決めるのではなく、気温、湿度、天候、乾燥時間を職人がきちんと管理することです。
Q. 火災保険を使って外壁塗装をすることはできますか?
A. 自然災害による破損であれば、火災保険の対象になる可能性があります。
たとえば、台風で屋根材が破損した、強風で棟板金が浮いた、飛来物で外壁が傷ついた、といったケースです。
一方で、経年劣化による色あせ、ひび割れ、塗膜の劣化は対象外になることが多いです。
保険の可否は保険会社が判断しますので、「保険で無料」と断定する業者には注意してください。
Q. 外壁だけ塗って、屋根は数年後でも大丈夫ですか?
A. 屋根の状態が良ければ、数年後でも大丈夫な場合はあります。
ただし、屋根は外壁より紫外線や雨を受けやすく、劣化が進んでいることも多いです。
外壁塗装の足場を組むなら、そのタイミングで屋根の診断だけは必ず行ってください。
屋根の劣化が進んでいるのに後回しにすると、数年後に屋根のためだけに足場を組むことになり、結果的に費用が増えることがあります。
Q. 工事完了後の保証やアフターフォローはありますか?
A. アップリメイクでは、ご契約プランに応じた自社施工保証書を発行しています。
目安として、シリコン系プランは5年、フッ素や無機などの高耐久プランは7年、ポリウレアUVコートは10年の工事保証を設けています。
保証内容は工事内容やプランによって異なるため、契約前に保証年数だけでなく、保証対象や免責事項も確認しておきましょう。
工事は終わってからの安心も大切です。
外壁塗装と屋根塗装の同時相場のまとめ
外壁塗装と屋根塗装を同時に行う場合、費用の目安は坪数や塗料グレードによって変わります。
アップリメイクの料金プランをもとにすると、30坪では約83万円台から、40坪では約98万円台から、50坪では約122万円台からがひとつの目安です。
ただし、これはあくまで標準的なモデルケースです。
実際の費用は、外壁面積、屋根面積、屋根勾配、劣化状態、補修内容、付帯部、足場条件によって変わります。
- 外壁と屋根の同時塗装は、足場代を1回分に抑えられるのが大きなメリットです。
- 30坪の同時施工は、外壁シリコン+屋根遮熱シリコンで約831,600円~が目安です。
- 40坪・50坪になるほど、足場を共用する効果が大きくなります。
- 同じ坪数でも、凹凸の多い家や急勾配の屋根は費用が上がりやすいです。
- 180万円を超える見積もりでも、補修内容や塗料グレードに理由があれば不自然とは限りません。
- ただし、「一式」ばかりの見積書は内容が分かりにくいため注意が必要です。
- 「外壁塗装はまだするな」は、焦って契約しないための注意喚起として受け止めましょう。
- 塗り替え時期は築年数だけでなく、チョーキング、ひび割れ、シーリング劣化、屋根の色あせなどで判断します。
- 外壁と屋根を別々に行う場合は屋根が先になることもありますが、基本的には同時施工がおすすめです。
- 助成金は契約前・着工前の申請が必要なことが多いため、早めに確認しましょう。
- 火災保険は自然災害による被害が対象になる可能性がありますが、経年劣化は対象外になることが多いです。
- 相見積もりは3社程度を目安に、金額だけでなく内容と説明の分かりやすさを比較しましょう。
- 施工事例やお客様の声を見ると、仕上がりや会社の姿勢を判断しやすくなります。
- 保証書とアフターフォローの有無は、塗装会社選びで必ず確認したいポイントです。
外壁塗装と屋根塗装は、決して安い工事ではありません。
だからこそ、金額だけで急いで決めるのではなく、まずは住まいの状態を正しく知ることが大切です。
今すぐ塗装が必要な家もあれば、まだ数年様子を見てもいい家もあります。
塗装ではなく、部分補修や屋根工事を優先した方がいいケースもあります。
あなたの家にとって本当に必要な工事を知るには、写真や数値をもとにした現地診断が欠かせません。
アップリメイクでは、静岡で生まれ育った塗装専門店として、外壁や屋根の状態を丁寧に確認し、必要な工事とまだ急がなくてよい工事をできるだけ分かりやすくお伝えしています。
「見積もりだけ見ても妥当か分からない」「屋根も一緒にやるべきか迷っている」「助成金や保険のことも聞きたい」という方は、まずは無料診断・お見積りをご利用ください。
まだ工事をするか決めていなくても大丈夫です。
現状を知るだけでも、住まいの不安はかなり軽くなるはずですよ。





