こんにちは、株式会社アップリメイク代表取締役の齋藤直樹です。
「築20年を超えた自宅の屋根、そろそろメンテナンスが必要だけど、塗装だけで大丈夫かな?」
「業者からケイミューの『スマートメタル』という屋根材を勧められたけれど、本当に良い製品なのだろうか?」
そんな不安や疑問をお持ちではないでしょうか。
大切な我が家の屋根リフォーム、決して安い買い物ではありません。
「安かろう悪かろう」で失敗したくない、と慎重になるのは当然のことです。
特に、ケイミュー(KMEW)といえば「カラーベスト」や「コロニアル」で知られるスレート屋根の最大手メーカーですが、金属屋根材としての実力はどうなのか、競合他社の製品と比べてどうなのか、非常に気になるところですよね。
私は元々、塗装職人としてキャリアをスタートさせました。
亡き父の代から続くこの業界で、現場で数多くの屋根を見てきた経験から、カタログスペックだけでは分からない「現場のリアル」と、メーカーへの忖度なしの「真実」をお伝えします。
この記事では、以下のポイントについて徹底的に深掘りします。
記事のポイント
- ケイミュー「スマートメタル」の素材特性、メリットとデメリット
- 人気製品「スーパーガルテクト」との決定的な構造の違いと、あなたに合う製品の選び方
- 屋根材の性能以上に重要な「施工品質」のポイントと、雨漏りを防ぐための具体的対策
- 適正価格で工事するための見積もりの見方と、信頼できる業者選びの基準
築20年のスレート屋根にカバー工法
2000年代初頭に建てられた多くの住宅で採用されているスレート屋根(カラーベスト・コロニアル)。
現在、塗装では対応しきれない劣化症状に対し、最も合理的で安心な解決策として注目されているのが「カバー工法(重ね葺き)」です。
なぜ今、塗装ではなくカバー工法が選ばれているのでしょうか。
塗装では直せない屋根の寿命サイン
屋根は365日、紫外線や雨風、激しい温度変化にさらされ続けています。
一般的にスレート屋根のメンテナンス時期は築10年〜15年と言われ、この段階であれば「塗装」によって防水性を維持することが可能です。
しかし、築20年を超えてくると、塗装だけでは守りきれない劣化が進行しているケースが多々あります。
特に注意が必要なのが、1990年代後半から2000年代中盤にかけて製造された「ノンアスベスト切り替え時期」のスレート屋根です。
代表的な製品として「パミール」「コロニアルNEO」「レサス」などが挙げられます。
これらは、アスベスト(石綿)の使用規制強化に伴い、メーカーが急ピッチで開発した初期のノンアスベスト製品でした。
しかし、強度が不足しているものが多く、築10年を過ぎたあたりから「層間剥離(ミルフィーユ状に捲れる)」や「ひび割れ・欠け」といった深刻な不具合が多発しています。
こうした屋根の場合、表面を高圧洗浄して塗装をしても、屋根材そのものの強度が失われているため、塗膜ごとボロボロと剥がれてしまいます。
つまり、「塗装は無意味」なのです。
無理に塗装をしても数年でダメになり、安物買いの銭失いになってしまいます。
そこで最も有効な解決策となるのが「カバー工法」です。
これは、既存の屋根を撤去せずに、その上から防水シート(ルーフィング)と新しい軽量な屋根材を被せる工法です。
既存屋根の撤去・処分費がかからないため「葺き替え」よりもコストを抑えられ、屋根が二重になることで防水性と断熱性が向上します。
塗装では直せない寿命を迎えた屋根を、新品同様に蘇らせるための、現代のリフォームにおけるスタンダードな選択肢と言えるでしょう。
さらに詳しく知りたい方へ
カバー工法の基本的な仕組み、メリット・デメリット、施工の流れについては、以下の記事で初心者の方にも分かりやすく解説しています。
屋根カバー工事とは?向いている家・工事の流れ・費用目安をわかりやすく
ケイミュー「スマートメタル」の特徴
スレート屋根のトップメーカーであるケイミューが、高まるリフォーム需要に対応するために開発した金属屋根材が「スマートメタル」です。
その最大の特徴である素材の進化と、採用する際に知っておくべき注意点を、専門的な視点から解説します。
SGL鋼板採用で錆に強い高耐久性
スマートメタルの品質を語る上で欠かせないのが、基材に使用されている「SGL(エスジーエル)鋼板」です。
これは日鉄鋼板株式会社が開発した次世代のガルバリウム鋼板です。
従来のガルバリウム鋼板(GL)も錆に強い素材として普及していましたが、SGLはその性能をさらに飛躍させました。
具体的には、従来のガルバリウム鋼板(アルミニウム55%・亜鉛43.4%・シリコン1.6%)のメッキ組成に、新たに「マグネシウム(2%)」を添加しています。
このマグネシウムが非常に重要な役割を果たします。
従来のガルバリウムは、亜鉛が酸化して鉄を守る「犠牲防食作用」と、アルミニウムが不動態皮膜を作る「保護皮膜作用」の組み合わせで錆を防いでいました。
SGLでは、添加されたマグネシウムが亜鉛の犠牲防食作用を強化すると同時に、腐食生成物を緻密化・安定化させ、より強固な保護バリアを形成します。
特に金属屋根の最大の弱点とされてきたのが、切断した断面(エッジ部)や、施工時についた微細な傷からの発錆(赤サビ)です。
SGLの場合、マグネシウムの効果によりエッジ部にも保護皮膜が速やかに形成されるため、腐食の進行を劇的に抑制します。
メーカーによる複合サイクル試験では、従来のガルバリウム鋼板に対して「3倍超」の耐食性が確認されています。
これにより、今まで金属屋根の採用がためらわれていた塩害地域(海岸近く)や、酸性雨の影響を受けやすい都市部においても、長期的な耐久性が期待できるようになりました。
この高性能なSGLを採用しながらも、製造プロセスを工夫することでコストを抑えている点が、スマートメタルの大きな魅力です。
断熱材がない軽さと雨音への懸念
スマートメタルが、他社の高価格帯製品(アイジー工業のスーパーガルテクト等)と大きく異なる点は、「断熱材が裏打ちされていない(金属単板である)」という点です。
この構造的な違いは、メリットとデメリットの両方を生み出します。
まずメリットですが、断熱材がない分、製品自体が非常に薄く、軽量化されています。
1坪(3.3㎡)あたりの重量は約15kg程度と極めて軽量です。
日本瓦が約160kg/坪であることを考えると、その軽さは圧倒的です。
地震大国である日本において、屋根を軽くすることは建物の重心を下げ、耐震性を向上させること直結します。
カバー工法で屋根が二重になっても、建物への負担は最小限に抑えられます。
また、施工性の面でも工夫があります。
「可変ラップ工法」と呼ばれる仕組みを採用しており、左右どちらからでも施工が可能で、かつ上下の重ね幅(ラップ)を調整できます。
これにより、現場での細かい寸法調整が可能になり、端材(ゴミ)の発生を減らし、施工スピードを向上させることができます。
これは結果として、工事費の抑制にも繋がります。
一方で、デメリットとして挙げられるのが「雨音」と「断熱性」です。
薄い金属板に雨粒が当たると、どうしても振動音が発生しやすくなります。
裏面に断熱材(制振材としての役割も果たす)がないスマートメタルは、断熱材一体型の製品に比べると雨音が響きやすい傾向にあります。
また、金属は熱を伝えやすいため、夏場の屋根表面温度が小屋裏に伝わりやすくなる懸念もあります。
ここに注意!
カバー工法の場合、既存のスレート屋根と既存の野地板が「吸音材・断熱材」の役割を果たすため、全くの金属屋根(トタン屋根)のようにうるさくなるわけではありません。しかし、「寝室が2階にある」「屋根裏空間がない勾配天井の部屋がある」「音に敏感である」という方の場合は、雨音が睡眠の妨げになる可能性があります。その場合は、後述する断熱材付きの製品を選ぶ方が無難です。
スーパーガルテクトとの徹底比較
屋根カバー工法を検討する際、必ずと言っていいほど比較対象になるのが、金属屋根のトップシェアを誇るアイジー工業の「スーパーガルテクト」です。
どちらもSGL鋼板を使用していますが、構造とターゲット層には明確な違いがあります。
ここでは、両製品を徹底的に比較し、あなたがどちらを選ぶべきかの判断基準を提示します。
価格重視ならスマートメタルがお得
スマートメタルを選ぶ最大のメリットは、何と言っても「初期費用の安さ」です。
前述の通り、断熱材を省いたシンプルな構造であること、そして梱包がコンパクトで運搬効率が良いことなどから、材料費自体がスーパーガルテクトに比べて安価に設定されています。
一般的な戸建て住宅(屋根面積30坪・約100㎡)で比較した場合、材料費だけで「10万円〜20万円」ほどの差が出ることがあります。
リフォーム総額を抑えたい場合、この差額は決して小さくありません。
もし、あなたのお宅が以下のような条件に当てはまるなら、スマートメタルは非常にコストパフォーマンスの高い、賢い選択肢となります。
- 天井裏(小屋裏)に、すでに十分な厚みの断熱材(グラスウール等)が敷き詰められている。
- 2階は普段あまり使わない、あるいは寝室として使っていない。
- 今後30年住むわけではなく、あと15年〜20年持てば良いと考えている。
- 予算が決まっており、少しでも安く、しかし耐久性のある屋根にしたい。
このように、「建物自体の断熱性能が確保されている」あるいは「過剰なスペックを求めていない」という方にとっては、スマートメタルの「必要十分な機能と安さ」は大きな魅力です。
快適性重視なら断熱材付きを選ぶ
一方で、アイジー工業の「スーパーガルテクト」や、ニチハの「横暖ルーフ」といった製品は、金属板の裏面に「ポリイソシアヌレートフォーム」や「硬質ウレタンフォーム」といった分厚い断熱材が工場出荷時から一体化されています。
この断熱材の存在により、「雨音の静かさ」と「夏場の遮熱・断熱効果」が格段に向上します。
メーカーの実験では、断熱材付きの金属屋根は、そうでない屋根に比べて屋内への熱の侵入を大幅にカットし、雨音も図書館の中程度の静けさに抑えられるというデータが出ています。
もし、以下のような条件に当てはまる場合は、多少費用が上がっても断熱材付きの製品(スーパーガルテクト等)を選ばれることを強くおすすめします。
- 2階にリビングがある(屋根からの熱がダイレクトに届きやすい)。
- 2階を主寝室や子供部屋として使っており、雨音で睡眠を妨げられたくない。
- 近年の猛暑が辛く、リフォームを機に少しでも光熱費を下げたい、部屋を涼しくしたい。
- 今後30年以上住み続ける予定で、長期的な快適性を重視したい。
屋根材は一度施工すると、数十年は交換しません。
「あの時、数万円をケチらなければよかった」と後悔しないよう、生活スタイルに合わせて慎重に検討してください。
| 比較項目 | ケイミュー スマートメタル |
アイジー工業 スーパーガルテクト |
|---|---|---|
| 基材(メッキ) | SGL鋼板(次世代ガルバリウム) | SGL鋼板(次世代ガルバリウム) |
| 断熱材 | なし(金属単板) ※遮熱塗料仕上げのみ |
あり(断熱材一体型) ※ポリイソシアヌレートフォーム |
| 遮音性 | 普通(既存屋根に依存) 雨音は響きやすい傾向 |
高い 断熱材が吸音効果を発揮 |
| メーカー保証 | 塗膜15年 / 赤錆20年 / 穴あき25年 | 塗膜15年 / 赤錆20年 / 穴あき25年 |
| コスト | 安価(コストパフォーマンス高) | やや高価(プレミアムグレード) |
成功の鍵は屋根材より「施工品質」
お客様とお話ししていると、「どの屋根材が良いか」という製品選びに話題が集中しがちです。
しかし、専門家として断言しますが、リフォームの成功を左右するのは、製品のスペックよりも「誰がどのように施工するか」という施工品質です。
どんなに優れた高級屋根材を使っても、施工が杜撰であれば雨漏りは起きますし、逆に標準的な屋根材でも、確かな技術で施工すれば長持ちします。
雨漏りを防ぐルーフィングの重要性
屋根の構造において、最終的に雨水の侵入を食い止めているのは、実は屋根材本体(一次防水)ではなく、その下に隠れている「ルーフィング(防水紙・二次防水)」です。
台風などの強風時、屋根材の隙間から雨水が浸入することは想定内です。
その浸入した水を、建物内部に入れずに軒先まで流して排出するのがルーフィングの役割です。
スマートメタル自体はSGL鋼板なので30年以上の耐久性がありますが、その下に敷くルーフィングが10年でボロボロになってしまっては、そこから雨漏りが発生します。
つまり、屋根の寿命はルーフィングの寿命で決まると言っても過言ではありません。
しかし、残念なことに、コストダウンのために安価な「アスファルトルーフィング940(通称:940)」を使用する業者が未だに存在します。
940は耐久性が低く、施工時のタッカー(ホッチキス)の針穴から水が染み込みやすい弱点があります。
私たちアップリメイクでは、必ず耐久性の高い「改質アスファルトルーフィング(ゴムアス)」以上のグレードを標準使用しています。
ゴムアスは合成ゴムを配合しており、弾力性(伸縮性)に優れています。
釘や針が刺さった際、その弾力で穴の周りをギュッと締め付け、隙間を埋める「止水性」が非常に高いのが特徴です。
見積もりを見る際は、屋根材の名前だけでなく、「下葺き材」の項目に具体的な製品名や「改質アスファルト」という記載があるかを必ずチェックしてください。
「下葺き材 一式」としか書かれていない場合は、安い材料を使われるリスクがあります。
◆斎藤のワンポイントアドバイス
屋根材ばかりに目が行きがちですが、実はこの「防水紙(ルーフィング)」こそが、家の寿命を左右する最重要ポイントです。完成してしまえば二度と見ることができない部分だからこそ、手抜きが起きやすい箇所でもあります。私たちは、見えなくなってしまうこの下地処理にこそ、職人としての魂を込めています。お客様の幸せを第一に考え、安易に安い材料を使わないのが、地元専門店の譲れないこだわりです。
結露リスクを下げる換気棟の設置
金属屋根へのリフォームで、もう一つ忘れてはならないのが「結露対策」です。
金属は熱伝導率が高いため、冬場は外気の影響でキンキンに冷えます。
一方で、暖房を使っている室内からは、暖かい空気が天井裏(小屋裏)へと上がっていきます。
この湿った暖かい空気が、冷え切った屋根の裏面(野地板)に触れると、そこで「野地裏結露」が発生します。
この結露を放置すると、野地板(木材)が腐朽し、屋根全体の強度が低下したり、カビが発生したりする原因になります。
特にスマートメタルのような断熱材のない金属屋根では、このリスクが相対的に高くなります。
これを防ぐために必須なのが「換気棟(かんきとう)」の設置です。
換気棟とは、屋根の頂上(棟)に取り付ける換気口のことです。
暖かい空気は上へ昇る性質を利用し、小屋裏の湿った空気を自然換気で外部へ排出する「家の呼吸口」を作ってあげるのです。
スマートメタルを施工する際は、既存の屋根の棟部分を一部開口し、空気の通り道を確保した上で、専用の換気棟部材を取り付ける必要があります。
適切な換気計画があれば、断熱材なしの金属屋根でも結露リスクは十分に制御可能です。
見積もりや打ち合わせの段階で、「換気棟はつきますか?」「小屋裏の換気はどうなりますか?」と業者に確認することをお勧めします。
ここを明確に答えられない業者は、知識不足の可能性があります。
費用相場と賢いリフォーム計画
リフォームにおいて「いくらかかるか」は最大の関心事だと思います。
相場を知らずに契約してしまうと、法外な金額を請求されたり、逆に安すぎて手抜き工事をされたりするリスクがあります。
適正価格を知ることは、大切な資産を守るための第一歩です。
カバー工法の適正価格と見積もり
一般的な2階建て住宅(延床面積30坪・屋根面積約80㎡〜100㎡)で、ケイミューのスマートメタルを用いたカバー工法を行う場合、費用相場の目安は「80万円〜120万円(税別)」程度となります。
この金額の主な内訳は以下の通りです。
- 足場仮設費:15万円〜30万円(メッシュシート含む)
- 既存役物撤去費:3万円〜5万円(棟板金等の撤去・処分)
- 下葺き材施工費:8万円〜12万円(改質アスファルトルーフィング)
- 本体施工費:45万円〜60万円(スマートメタル本体・役物含む)
- 諸経費・管理費:5万円〜10万円
屋根の形状(切妻か寄棟か)、勾配(急勾配だと屋根足場が必要になり割増)、下地の劣化状況によって金額は変動します。
もし、この相場より極端に安い(例:60万円以下など)場合は、注意が必要です。
ルーフィングのグレードを極端に落としていたり、本来必要な役物(水切りなど)を省いていたり、職人の手間賃を削ってスピード工事(手抜き)をしている可能性があります。
逆に、150万円を超えるような高額な見積もりの場合は、ハウスメーカーや訪問販売会社など、多重下請け構造による中間マージンや、高額な営業経費が上乗せされている可能性があります。
適正価格で工事をするためには、自社施工の専門店を含めた複数社(3社程度)から相見積もりを取り、総額だけでなく「中身」を比較することが重要です。
さらに詳しく知りたい方へ
坪数ごとの詳細な費用相場や、見積もり項目の細かいチェックポイントについては、以下の記事で徹底解説しています。
【坪数別】屋根カバー工法の費用相場(20坪・30坪・50坪)と内訳
足場代節約!外壁塗装との同時施工
屋根カバー工法には、安全確保と施工品質維持のために必ず「足場」が必要です。
この足場代は、一般的な住宅で15万円〜30万円程度かかります。これは決して安くない金額です。
もし、「今年は屋根だけやって、3年後に外壁塗装をしよう」と考えているとしたら、それは経済的ではありません。
3年後、外壁塗装をする際に、また同じように足場代がかかってしまうからです。
足場代だけで合計30万円〜60万円も支払うことになります。
屋根が傷んでいる時期は、大抵の場合、外壁のコーキングや塗膜も劣化している時期と重なります。
そのため、屋根のカバー工法に合わせて、外壁塗装も同時に行うのが、トータルコストを抑える最も賢い方法です。
一度の足場設置で両方の工事を済ませることで、実質的に足場代一回分(約20万円前後)を節約できる計算になります。
私たちアップリメイクでは、屋根と外壁の同時施工パックプランなどもご提案可能です。
ファイナンシャルプランナーの資格を持つスタッフも在籍しており、お客様のライフプランに合わせた無理のない修繕計画をご提案させていただきます。
地元専門店が教える業者選びの基準
最後に、失敗しないための業者選びのポイントをお伝えします。
リフォーム業界には、残念ながら悪質な業者や、知識不足の業者が存在します。
大手ハウスメーカーや訪問販売業者ではなく、私たちのような「地元密着の職人直営店」を選ぶメリットと、見極めるべき基準をお話しします。
詳細な見積もりと透明性の確認
信頼できる業者の見積書は、項目が詳細で透明性が高いのが特徴です。
「屋根工事 一式 100万円」というような、どんぶり勘定のざっくりとした表記は絶対にしません。
例えば、「スマートメタル本体(ブラック) 85㎡」「改質アスファルトルーフィング(タ島 PカラーEX+) 85㎡」「換気棟(KMEW純正) 3箇所」「軒先水切り 40m」といったように、使用するメーカー名、商品名、色、数量、単価が明確に記載されているかを確認してください。
ここまで書かれていれば、手抜きのしようがありません。
また、分からない項目について質問した時の対応も重要です。
「これはこういうものです」と、専門用語を使わずに、素人にも分かるように丁寧に説明してくれるか。
メリットだけでなく、デメリットやリスクについても正直に話してくれるか。
担当者の人柄と知識量は、会社の姿勢そのものです。
「契約を急かさない」「キャンペーンで大幅値引きをしない」のも、優良業者の共通点です。
長期安心につながる保証と点検体制
屋根工事は、「工事が終わった時」がゴールではありません。
そこから何十年と続く、お客様の生活を守り続けることが本当の役割です。
万が一、数年後に雨漏りが起きたり、強風で板金が浮いたりした時、すぐに駆けつけてくれる体制があるかが重要です。
ケイミューの製品にはメーカー保証(穴あき25年など)が付いていますが、これは「製品の欠陥」に対する保証であり、「施工不良」による雨漏りを保証するものではありません。
だからこそ、施工店独自の「工事保証」がしっかりしているかが問われます。
私たちアップリメイクでは、職人の技術に絶対の自信を持っているからこそ、最長10年の自社工事保証書を書面で発行しています。
これは口約束ではありません。
また、工事後も定期的な点検案内を行い、お客様の大切な住まいを見守り続けます。
台風の後など、心配なことがあればすぐに地元の職人が駆けつける。
この「距離の近さ」と「フットワークの軽さ」こそが、地元専門店の最大の強みであり、お客様の安心に繋がると信じています。
さらに詳しく知りたい方へ
保証書の内容や、免責事項、アフターフォローの重要性については、以下の記事で詳しく解説しています。
屋根カバー工法の保証とメンテナンス:保証書で見るべきポイント
屋根カバー工法に関するよくある質問(FAQ)
Q1. スマートメタルの雨音は、やはりうるさいのでしょうか?
A. カバー工法の場合、既存のスレート屋根と下地(野地板)がクッションの役割を果たすため、屋根材がない状態のトタン屋根のような激しい音にはなりません。生活に支障がないレベルと感じる方が大半ですが、音の感じ方には個人差があります。寝室が屋根に近い2階にある場合や、静かさを重視される場合は、断熱材付きの「スーパーガルテクト」などをおすすめしています。実際にサンプルを叩いて音の違いを確認していただくことも可能です。
Q2. 海が近いのですが、金属屋根でも錆びませんか?
A. スマートメタルに使用されているSGL鋼板は、マグネシウムの働きにより非常に錆に強い素材ですが、「絶対に錆びない」わけではありません。特にメーカー保証の条件として「海岸から500m以内の地域」などは保証対象外となるケースがあります。塩害地域にお住まいの場合は、事前に現地調査を行い、塩害に強いフッ素樹脂塗装の製品や、定期的なメンテナンス(水洗い等)を含めた計画をご提案させていただきます。
Q3. 塗装とカバー工法、結局どちらが良いのでしょうか?
A. 既存の屋根材の状態と、今後のライフプランによります。築10〜15年程度で大きな破損がなければ、塗装の方が費用を抑えられます。しかし、築20年を超えていたり、スレート自体が脆くなっている(パミール等)場合は、塗装してもすぐに剥がれてしまうため、カバー工法一択となります。また、あと数年で建て替える予定なら部分補修で済ませるなど、お客様の状況に合わせて最適な判断をいたします。まずは無料の「お住まい診断」をご利用ください。
Q4. 工事期間はどれくらいかかりますか?
A. 屋根の大きさや形状にもよりますが、実質的な工事期間は5日〜10日程度です。足場の設置・解体を含めると約2週間前後を見ていただければと思います。塗装工事と異なり「乾燥時間」がないため、比較的スムーズに進みます。工事中も室内で普段通り生活していただけますし、音が出る作業の日程などは事前に詳しくご案内いたします。
ケイミュー製品で後悔しない屋根リフォームを実現するために
今回解説した通り、ケイミューの「スマートメタル」は、SGL鋼板という最高レベルの耐久性を持つ素材を使用しながら、コストパフォーマンスを極限まで高めた非常に優秀な屋根材です。
特に「初期費用を抑えたい」「メンテナンスの手間を減らしたい」という方には、間違いなく有力な選択肢となります。
しかし、どんなに良い製品でも「使い所」と「施工方法」を間違えれば、その真価は発揮されません。
最後に、今回の記事で最もお伝えしたかった重要ポイントを整理します。
製品の使い分け:予算最優先なら「スマートメタル」、2階の快適性(断熱・遮音)を重視するなら「スーパーガルテクト」を選ぶのが正解です。
見えない部分が命:屋根の寿命を決めるのは、屋根材の下にある「ルーフィング(防水紙)」の質です。必ず高耐久なゴムアス系を選びましょう。
結露対策が必須:断熱材のない金属屋根だからこそ、小屋裏の湿気を逃がす「換気棟」の設置が不可欠です。
業者選びの基準:「一式見積もり」は避け、部材名や工法が明記された詳細な見積もりと、自社施工保証を提示できる地元専門店を選びましょう。
屋根リフォームは、カタログスペックの比較だけでは成功しません。
「誰が」「どのような想いで」施工するか。ここが最大の分かれ道です。
私たちアップリメイクは、静岡の気候風土を知り尽くした職人直営店として、お客様の目に見えない下地処理にこそ、最大の情熱を注いでいます。
「安く済ませたいけれど、安物買いで失敗はしたくない」というお客様の切実な想いに、私たちは確かな技術と誠意で応えます。
屋根の現状が気になる方、他社の見積もりが適正か不安な方は、ぜひ一度、私共の無料診断をご利用ください。
あなたのお住まいにとって「本当に必要な工事」は何か、プロの視点で正直にご提案させていただきます。








