こんにちは、株式会社アップリメイク代表取締役の齋藤直樹です。
築年数が15年、20年と経過し、屋根の色あせやコケ、ひび割れが気になり始めたとき、多くのお客様が検討されるのが「屋根カバー工法(重ね葺き)」です。
既存の屋根を解体せずに新しい屋根材を被せるこの工法は、コストパフォーマンスと安全性のバランスが非常に良く、現在の屋根リフォームにおける「最適解」の一つと言えます。
しかし、いざインターネットで費用を調べてみると、「80万円〜200万円」といった具合に金額の幅があまりにも広く、「結局、我が家の場合はいくらかかるの?」「適正価格がまったく見えない」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
屋根工事はお住まいを雨風から守る最も重要なメンテナンスですが、普段目に見えない場所だけに、不透明な見積もりや不当な高額請求、あるいは安かろう悪かろうの手抜き工事が横行しやすい分野でもあります。
だからこそ、私たちのような地元に根ざした職人専門店が、現場の実情に基づいた正確な「相場」と、プロだけが知る「見積もりの内訳」を包み隠さずお伝えする責任があると考えています。
この記事では、一般的な30坪の住宅をモデルケースに、屋根カバー工法のリアルな費用構造と、提示された見積もりが適正かどうかを見極めるためのチェックポイントを、詳細に解説します。
これを読めば、価格の妥当性を自分で判断できるようになるはずです。
記事のポイント
- 30坪の住宅における屋根カバー工法の総額相場と、価格差が生まれる具体的理由
- 見積もりの妥当性を判断するための「平米単価」の目安と詳細内訳
- SGL鋼板やアスファルトシングルなど、主要な屋根材ごとのコストと特徴の比較
- 外壁塗装との同時施工や業者選びで工事品質を落とさずに費用を賢く抑える方法
屋根カバー工法の費用相場と目安
まずは、屋根リフォームを検討する上で最も基礎となる「総額」の目安と、複数の業者から見積もりを取った際に共通の比較指標となる「平米単価」について、2026年時点の最新市場価格と当社の豊富な施工実績に基づいて詳しく解説します。
30坪の総額は80~150万円
一般的な2階建て住宅(延床面積30坪、屋根面積がおよそ80㎡〜100㎡と想定)において、屋根カバー工法を行う場合の工事総額は、80万円から150万円(税別)が適正な相場のレンジとなります。
この金額には、足場の設置費用、既存屋根の下地処理、防水シート(ルーフィング)の施工、新しい屋根材の本体施工、そして役物(やくもの)と呼ばれる板金工事費など、工事に必要なすべての工程が含まれています。
ここで、「80万円と150万円では倍近く違うではないか」と疑問に思われるかもしれません。
この70万円もの大きな価格差は、単に業者の利益率の違いだけで生まれるものではありません。主にお住まいの構造的な条件と、選択する部材のグレードによって論理的に変動します。
具体的には、以下の要素が費用を大きく左右します。
費用を変動させる3つの大きな要因
- 屋根の形状と勾配:例えば、本を開いたようなシンプルな「切妻(きりづま)屋根」は役物が少なく安価に済みますが、4方向に屋根面がある「寄棟(よせむね)屋根」や、複雑に入り組んだ屋根形状の場合、「棟(むね)」や「谷(たに)」などの板金役物の加工手間と材料費が大幅に増え、総額を押し上げます。また、屋根の勾配(傾斜)が急な場合は、「屋根足場」という追加の足場が必要になり、10万円〜15万円程度の追加費用が発生することがあります。
- 使用する屋根材のグレード:標準的な「ガルバリウム鋼板」を使用するか、断熱材が裏打ちされた高機能な「SGL鋼板(スーパーガルテクト等)」を使用するかによって、材料費だけで10万円〜20万円の差が出ます。また、メーカー保証の年数も製品によって異なります。
- 立地条件と搬入経路:前面道路が広く、資材運搬用のトラックを家の目の前に横付けできる場合は標準費用で済みますが、旗竿地や狭小地でトラックが入れず、職人が手運びで資材を運搬しなければならない場合(小運搬)、運搬費や人件費が加算されます。
もし、この相場を大きく下回る「総額60万円」のような激安見積もりが出た場合は要注意です。
必要な工程(例えば必須となる雪止めの設置や、既存の棟板金の撤去処分費、安全な足場の設置など)が勝手に省かれているか、耐久性の低い安価な海外製部材が使われている可能性が高いです。
逆に、特別な事情もなく200万円を超えるような見積もりの場合は、大手ハウスメーカーや訪問販売業者特有の「高額な仲介マージン」が含まれている可能性を疑うべきでしょう。
平米単価は8千~1.8万円が基準
「総額」は家の大きさによって変わってしまうため、プロがコストパフォーマンスを判断する際は「平米(㎡)単価」を用います。
屋根カバー工法における屋根材本体の施工単価(材料費+職人の施工手間賃)は、1㎡あたり8,000円〜18,000円が適正な基準となります。
この単価の幅は、主に「屋根材自体のグレード」と「機能性」に依存します。
例えば、シンプルな金属屋根であれば安価ですが、断熱材が一体化されていたり、表面に天然石のチップが吹き付けられていたりする高意匠な屋根材は、その分単価が高くなります。
また、近年の世界的な金属価格の高騰や物流コストの上昇を受け、特にSGL鋼板などの高耐久素材へのシフトが進んでいることも、単価レンジに影響を与えています。
以下に、代表的な屋根材の種類ごとの平米単価目安と特徴をまとめました。見積もり比較の際の参考にしてください。
| 屋根材の種類 | 平米単価の目安 | 特徴と推奨度 |
|---|---|---|
| 標準ガルバリウム鋼板 | 8,000円〜12,000円 | 最も一般的で普及している素材。軽量でサビに強く、コストパフォーマンスが良い。予算を抑えたい場合におすすめ。 |
| SGL鋼板(断熱材なし) | 9,000円〜13,000円 | ガルバリウムにマグネシウムを添加し、防錆性能を約3倍に高めた次世代素材。沿岸部などの塩害地域に適している。 |
| SGL鋼板(断熱材一体型) ★アップリメイク推奨 |
10,000円〜16,000円 | 高い断熱性と遮音性を備えた現在の主流製品(スーパーガルテクト等)。夏場の2階の暑さを軽減し、雨音も静か。耐久性と快適性のバランスが最高。 |
| 石粒付き金属屋根 | 12,000円〜18,000円 | ガルバリウム鋼板の表面に自然石粒を吹き付けたもの。塗装メンテナンスが不要で意匠性が高いが、費用は高めになる傾向がある。 |
| アスファルトシングル | 6,000円〜10,000円 | 柔らかいシート状の屋根材。初期費用は安いが、金属屋根に比べてコケが生えやすく、耐久性は若干劣る。 |
ここで一点、強く注意していただきたいのは、この平米単価はあくまで「屋根材本体」の価格であり、足場代、ルーフィング(防水紙)、役物工事費、廃材処分費などは含まれていないケースがほとんどだという点です。
一部の広告では「屋根カバー工法 1㎡ 5,000円〜!」などと極端に安い単価を謳っている場合がありますが、これは本体価格のみを表示しており、最終的な見積もり総額は高くなる「見せかけの安さ」である可能性が高いです。
見積書を見る際は、本体の単価だけでなく、必ず工事全体を含めた総額と内容の整合性を確認することが重要です。
屋根カバー工法の基礎知識や、ご自宅がカバー工法に向いているかどうかの判断基準については、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
屋根カバー工事とは?向いている家・工事の流れ・費用目安をわかりやすく
詳細内訳で見る適正価格の判断基準
私たち職人がお客様から他社の見積書を見せていただいたとき(相見積もり)、真っ先にチェックするのは金額の「高い・安い」ではありません。「内訳がどれだけ詳細に、透明性を持って書かれているか」という一点です。
ここでは、ブラックボックス化しやすく、手抜き工事の温床となりやすい費用の内訳を徹底解剖します。
「一式」見積もりの危険性と対策
もし、お手元にある見積書の工事項目に、「屋根カバー工事一式 120万円」や「屋根工事一式」としか書かれていない場合、その契約は一度立ち止まるべきです。
断言しますが、優良な業者がこのような見積もりを出すことはまずありません。
「一式」という言葉は業者にとって非常に便利です。細かい計算を省けるだけでなく、「何を含んで、何を含まないか」を曖昧にできるからです。これにより、以下のようなトラブルが発生するリスクが高まります。
- 追加請求のリスク:工事が始まってから「雪止め金具代は含まれていません」「下地が傷んでいたので補修費を追加します」と言われ、断りきれずに支払う羽目になる。
- 手抜き工事のリスク:「一式」で予算が決まっているため、見えない部分(防水シートや釘など)で安い材料を使い、利益を確保しようとする。
- 仕様の不一致:お客様は「断熱材入りの屋根」だと思っていたのに、実際には「断熱材なしの安い屋根」が施工されていた。
◆斎藤のワンポイントアドバイス
私たちアップリメイクでは、「一式」という言葉で逃げることは絶対にしません。なぜなら、お客様に「何にお金を払うのか」を1円単位まで納得していただくことが、信頼関係の第一歩だと考えているからです。
詳細な見積もりは、職人の「私たちは手抜きをしません」「約束通りの部材を必ず使います」という責任ある宣言書でもあるのです。
もし「一式」見積もりを提示されたら、「部材ごとの単価と数量を出してください」と必ず要求してください。
見積書の見方や、悪徳業者を見抜くための詳細なチェックポイントについては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
屋根カバー工法の見積書の見方:項目・単価・要注意ポイントを解説
足場や防水シートの単価を確認
信頼できる適正な見積書には、以下のような主要項目が個別に、かつ詳細に計上されているはずです。それぞれの役割と単価の目安を確認し、極端に高い、または安い項目がないかチェックしましょう。
| 項目名 | 単価の目安 | 内容とチェックポイント |
|---|---|---|
| 仮設足場工事 | 600円〜900円/㎡ (30坪で約15〜30万円) |
職人の安全確保と施工品質の維持、近隣への配慮のために絶対に削れない費用です。「足場無料」を謳う業者は、他の項目に上乗せしているか、危険な手抜き足場である可能性が高いです。 |
| ルーフィング (防水紙) |
800円〜1,500円/㎡ | 新しい屋根材の下に敷く「第二次防水」の要です。カバー工法では、既存屋根に釘穴を開けない「粘着層付きルーフィング(タディスセルフ等)」が推奨されます。製品名が明記されているか確認しましょう。 |
| 役物(やくもの)工事 | 3,000円〜5,000円/m | 屋根の頂点(棟)や端(ケラバ)、壁際などを覆う板金部材の施工費です。雨水の浸入を防ぐ最も重要な箇所であり、ここの施工精度が屋根の寿命を決めます。 |
| 既存棟板金 撤去・処分費 |
一式 2万円〜5万円程度 | カバー工法を行う際、既存の屋根の出っ張り(棟板金や雪止め)は撤去する必要があります。この工程が見積もりに含まれているか確認してください。 |
屋根材の種類別単価と選び方
屋根カバー工法で失敗しないためには、屋根材選びが鍵を握ります。「どれも同じ金属でしょ?」と思われるかもしれませんが、素材の進化は目覚ましく、耐久性や快適性に大きな違いがあります。
2026年現在、市場で主流となっている2つの主要素材について、プロの視点で解説します。
SGL鋼板とアスファルトシングル
現在、私がお客様に最も自信を持っておすすめしているのが「SGL鋼板(エスジーエル)」です。これは、長年主流だった「ガルバリウム鋼板」をさらに進化させた次世代の金属素材です。
従来のガルバリウム鋼板のメッキ層(アルミニウム・亜鉛・シリコン)に、新たに「マグネシウム」を2%添加することで、メッキ層を緻密に強化。
これにより、ガルバリウム鋼板と比較して約3倍の防錆性能(サビにくさ)を実現しています。特に私たちが拠点を置く静岡エリアは海が近く、潮風による塩害のリスクがあるため、この「サビへの強さ」は屋根の寿命に直結します。
SGL鋼板の中でも、特に「断熱材一体型(例:アイジー工業のスーパーガルテクトなど)」を選択すれば、金属屋根の弱点と言われる「雨音のうるささ」や「夏場の暑さ」を劇的に改善できます。
初期費用は標準的なガルバリウムより平米単価で数千円上がりますが、穴あき保証が25年つくなどメーカー保証も手厚く、塗り替え頻度も減らせるため、長期的なコストパフォーマンスは最強と言えます。
一方、もう一つの選択肢として「アスファルトシングル」があります。これは、ガラス繊維の基材にアスファルトを含浸させ、表面に石粒を吹き付けたシート状の屋根材です。
アスファルトシングルのメリット・デメリット
- メリット:金属ではないため絶対に錆びない。素材が柔らかいため、曲面や複雑な形状の屋根にも施工しやすい。表面の石粒が音を吸収するため雨音が静か。洋風でおしゃれな外観になる。
- デメリット:金属屋根に比べて表面に凹凸があるため、湿気が溜まりやすく、北面などでコケや藻が発生しやすい。経年劣化で表面の石粒が剥がれ落ち、雨樋を詰まらせることがある。金属屋根より重量がやや重い。
日本の高温多湿な気候、特にコケやカビの発生リスクを考えると、耐久性とメンテナンスフリーの観点からは、やはり金属屋根(特にSGL鋼板)に軍配が上がると私は考えています。
ただし、デザインの好みや予算に応じて最適な提案をさせていただきますので、ぜひご相談ください。
葺き替えよりカバー工法が安い理由
屋根のリフォームには、カバー工法の他に、既存の屋根材をすべて撤去して新しい屋根に張り替える「葺き替え(ふきかえ)」という方法があります。
一般的に、カバー工法は葺き替えよりも費用が安く、工期も短くなります。なぜ、これほどまでに経済的なメリットが大きいのでしょうか。
廃材処分とアスベスト費用の削減
最大の要因は「既存屋根材の撤去・処分費用の有無」にあります。
実は、2004年(平成16年)以前に製造・販売されたスレート屋根材(カラーベスト・コロニアル)の多くには、強度を高めるためにアスベスト(石綿)が含まれています。
アスベストは吸入すると健康被害を引き起こす恐れがあるため、現在では解体や処分に関して非常に厳しい法規制が敷かれています。
もし「葺き替え」を選択してアスベスト入りの屋根を撤去する場合、以下のようなコストが発生します。
- 周囲へのアスベスト飛散を防ぐための厳重な養生・湿潤化作業費
- 作業員の防護服や安全対策費
- 廃材を二重に梱包し、特定の「管理型処分場」へ運搬・埋め立て処分するための高額な産廃処分費
これらを合計すると、撤去処分費だけで30万円〜50万円以上かかるケースも珍しくありません。
しかし、「カバー工法」であれば、既存の屋根を解体せず、その上から新しい防水シートと屋根材で覆い隠してしまいます。
つまり、アスベストを安全に「封じ込める」形になるため、解体作業そのものが不要となり、高額な処分費用と周囲への飛散リスクを同時に「ゼロ」にすることができるのです。
さらに、解体作業がない分、工期も短縮され、職人の人件費も削減できます。これが、築古のアスベスト含有屋根において、カバー工法が圧倒的に選ばれている経済的な理由です。
ただし、既存の屋根の下地(野地板)が腐ってボロボロになっている場合や、重い瓦屋根の場合はカバー工法ができないため、その際は葺き替えが必要となります。
外壁塗装と同時施工で安くするコツ
屋根の工事を検討する際、どうしても切り離せないのが「外壁」のことです。「屋根だけで手一杯だから外壁はまた今度…」と考える方も多いですが、実は別々に工事するよりも、セットで行う方が明確なコストメリットがあります。
足場代の節約で約20万円ダウン
屋根カバー工法も外壁塗装も、どちらも家の周囲に「仮設足場」を組まなければ作業ができません。この足場代は、一般的な30坪の住宅で1回あたり約15万円〜30万円かかります。
もし、屋根工事と外壁塗装を2〜3年ずらして別々に行った場合、その都度足場を組むことになり、足場代だけで合計40万円〜50万円以上の出費となってしまいます。非常にもったいない話です。
しかし、これらを同時に行えば、足場は一度組むだけで済み、屋根職人と塗装職人が同じ足場を使って作業できます。単純計算で、約15万円〜30万円(足場1回分)の節約が可能になるのです。
また、費用の面だけでなく、以下のようなメリットもあります。
- 業者との打ち合わせや、近隣への挨拶回りが一度で済む。
- 工事期間中の「洗濯物が干せない」「窓が開けられない」といった生活上のストレスが一度の期間で完了する。
- 屋根と外壁のメンテナンスサイクル(次回の塗り替え時期など)が揃うため、将来の修繕計画が立てやすくなる。
トータルの出費は一時的に大きくなりますが、「家を長く守るための20年間のトータルコスト」で見れば、同時施工が圧倒的にお得です。アップリメイクでは、屋根と外壁の同時施工パックプランなどもご用意しておりますので、ぜひご検討ください。
坪数ごとの具体的な費用総額イメージについては、以下の記事でも詳しくまとめています。
【2025年版】外壁・屋根塗装の費用相場を完全解説|20坪・30坪・40坪・50坪の総額と内訳
失敗しない業者選びとコストダウン
最後に、適正価格で高品質な工事を実現するために最も重要な、「業者選び」のポイントをお伝えします。同じ屋根材を使っても、依頼先によって金額と満足度は大きく変わります。
マージンカットできる自社施工店
リフォーム業界には、複雑な「多重下請け構造」が存在します。大手ハウスメーカーやテレビCMを流しているリフォーム会社、家電量販店などに依頼した場合、実際の工事を行うのは、そこから仕事を受けた下請けの職人会社です。
この仕組みでは、元請け会社が「営業利益」「広告宣伝費」「紹介料」として、工事金額の約30%〜40%程度を中間マージンとして抜いてしまいます。
つまり、お客様が支払った150万円のうち、実際の工事に使われるのは90万円〜100万円程度になってしまうのです。これでは、費用対効果が悪くなるだけでなく、予算が削られた下請け業者が無理なコストダウン(手抜き)に走るリスクも生じます。
一方、私たちのような「地元の自社施工店(職人直営店)」は、自社の職人が直接施工を行います。
中間マージンが発生しない分、同じ予算でもよりグレードの高い屋根材(例えば標準ガルバリウムではなくSGL鋼板)を使ったり、下地処理により多くの手間をかけたりすることができます。また、お客様の要望が職人に直接伝わるため、「言った言わない」のトラブルも防げます。
火災保険の風災補償を活用する
もし、屋根の劣化や不具合(棟板金の浮き、屋根材の割れなど)が、台風、強風、雹(ひょう)、雪などの「自然災害」によるものである場合、ご加入中の火災保険の「風災補償」が適用される可能性があります。
認められれば、修理費用の一部、あるいは全額が保険金で賄えるケースがあり、実質的な負担を大幅に減らせる可能性があります。
ただし、ここで注意していただきたいのは、「経年劣化」は保険の対象外であるという点です。「何でも保険で直せますよ」「実質0円でリフォームできます」と言って強引に契約を迫る悪質な業者には十分注意してください。
保険はあくまで「損害を受けた箇所の現状復旧」に対するものです。私たちは、プロの目で正当な損害調査を行い、写真付きの報告書を作成して、お客様が正規の手順で保険申請できるようサポートいたします。
補助金や助成金の確認も重要
お住まいの自治体によっては、省エネ改修(断熱リフォーム)や耐震改修の一環として、屋根の軽量化や断熱化工事に補助金を出している場合があります。
特に、断熱材一体型の金属屋根へのカバー工法は、高い省エネ効果が見込めるため、国の制度(例:子育てエコホーム支援事業など)や自治体の制度の対象になりやすい工事です。
ただし、これらの制度は「工事着工前の申請」が必須である場合がほとんどで、予算上限に達し次第終了してしまいます。
制度の内容は年度によって変わりますので、最新情報については私たちのような地元の専門業者にぜひお気軽にお尋ねください。使える制度は賢く使って、お得にリフォームしましょう。
屋根カバー工法に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 瓦屋根ですが、カバー工法でリフォームできますか?
A. 残念ながら、日本瓦やセメント瓦のような波打った形状や厚みのある屋根には、構造上カバー工法はできません。カバー工法は主に、平らな「スレート屋根(コロニアル)」や「金属屋根」の上に行うものです。瓦屋根の場合は、耐震性の観点からも軽量な金属屋根への「葺き替え」をおすすめします。
Q2. 住みながら工事することは可能ですか?
A. はい、問題なく可能です。カバー工法は既存の屋根を解体しないため、工事中に天井からホコリが落ちてくることもほとんどなく、普段通りの生活を送っていただけます。ただし、工事中は足場がかかるため、洗濯物が干しにくくなったり、多少の作業音がしたりすることはご了承ください。
Q3. 金属屋根にすると、夏場に暑くなりませんか?
A. 昔のトタン屋根とは違い、現在主流の「断熱材一体型SGL鋼板(スーパーガルテクトなど)」は、非常に高い遮熱・断熱性能を持っています。既存の屋根材と新しい屋根材の二重構造になることによる空気層の断熱効果も相まって、むしろ施工前より涼しくなったと喜ばれるお客様が多いです。
Q4. 工事期間はどのくらいかかりますか?
A. 一般的な30坪程度の住宅であれば、実質的な工事期間は5日〜10日程度です。足場の組み立てと解体を含めても、2週間前後を見ていただければ完了します。天候に左右される工事ですので、雨天が続くとその分工期が延びる可能性があります。
静岡での屋根工事はアップリメイクへ
ここまで、屋根カバー工法の費用相場や適正価格を見極めるためのポイントについて解説してきました。
最後に、失敗しない屋根リフォームのために特に重要なポイントを振り返ります。
適正相場の把握:30坪で80万円〜150万円が目安。極端な安値や高値には必ず理由があります。
見積もりの透明性:「一式」ではなく、平米単価や使用する部材名が明記された詳細な見積もりを選びましょう。
長期視点でのコスト:高耐久なSGL鋼板や外壁との同時施工を選ぶことで、将来的なトータルコストを抑えられます。
直接施工の強み:中間マージンのない自社施工店に依頼することで、同じ予算でもワンランク上の工事が可能になります。
屋根カバー工法は、廃材を出さないエコな工法であり、将来の安心を買うことができる素晴らしいリフォーム手法です。
しかし、その効果を最大限に発揮するためには、正しい材料選びと、見えない部分まで手を抜かない誠実な施工が不可欠です。
私たちアップリメイクは、静岡に根ざした職人直営の専門店として、お客様一軒一軒の屋根の状態に合わせた最適なプランをご提案します。
「一式」ではない詳細な見積もりで、なぜその金額になるのかを丁寧にご説明させていただきます。
屋根のことで不安なことがあれば、どんな小さなことでも構いません。ぜひ私たちにご相談ください。あなたの街の専門家として、全力でサポートいたします。








