【2026年版】外壁・屋根塗装の費用相場を完全解説|20坪・30坪・40坪・50坪の総額と内訳

外壁・屋根塗装の相場をプロが解説!【20・30・40・50坪】

こんにちは、株式会社アップリメイク代表取締役の齋藤直樹です。

外壁塗装や屋根塗装を考え始めたとき、やっぱり一番気になるのは「うちの場合、結局いくらかかるの?」という費用のことではないでしょうか。

20坪、30坪、40坪、50坪といった坪数別の相場を調べても、外壁だけの金額なのか、屋根も含んだ金額なのか、足場代まで入っているのかがわかりにくいですよね。

さらに、ハウスメーカーから高額な見積もりを出された方、3階建てで足場代が高くなりそうな方、フッ素や無機など高耐久塗料を選ぶべきか迷っている方も多いと思います。

外壁・屋根塗装は、安く済ませればよい工事ではありません。

ただし、高ければ安心というわけでもないんです。

大切なのは、あなたの住まいの状態、築年数、屋根材や外壁材、これから何年住む予定なのかに合わせて、「必要な工事」と「不要な工事」を見極めることです。

この記事では、20坪・30坪・40坪・50坪の外壁塗装と屋根塗装の費用相場、見積書の見方、足場代、塗料の選び方、助成金の注意点まで、できるだけわかりやすくお伝えします。

読み終わるころには、「この見積もりは妥当そうだな」「ここは業者に確認した方がいいな」と判断しやすくなるはずです。

この記事でわかること

  • 20坪・30坪・40坪・50坪の外壁塗装、屋根塗装、同時施工の費用目安がわかる
  • 2階建てと3階建てで費用が変わる理由がわかる
  • 足場代、塗料代、下地処理費など見積書の内訳が理解できる
  • フッ素、無機、シリコン、ガイナなど塗料選びの判断基準がわかる
  • 「一式見積もり」や「足場代無料」など注意したい営業トークがわかる
  • 費用を抑えたいときに、助成金や同時施工をどう考えればよいかがわかる

外壁・屋根塗装の相場は総額でいくら?【20・30・40・50坪】

外壁・屋根塗装の相場の費用総額と内訳【20・30・40・50坪】

まずは、この記事全体の結論からお伝えします。

外壁塗装と屋根塗装の費用は、坪数だけでピタッと決まるものではありません。

同じ30坪でも、2階建てか3階建てか、外壁の凹凸が多いか、屋根の勾配が急か、シーリングの打ち替えが多いかによって、総額は大きく変わります。

とはいえ、最初に大まかな相場感がないと、見積書を見ても判断できませんよね。

そこで、一般的な戸建て住宅を想定した目安をまとめます。

【坪数別】外壁・屋根塗装の費用相場の目安
延床面積 外壁塗装のみ 屋根塗装のみ 屋根+外壁同時塗装
20坪 建物形状により大きく変動 40万円~60万円程度 100万円~130万円程度
30坪 63万円~85万円程度 50万円~70万円程度 110万円~140万円程度
40坪 71万円~90万円程度 60万円~80万円程度 120万円~150万円程度
50坪 88万円~110万円程度 70万円~90万円程度 130万円~160万円程度

この表を見ると、屋根と外壁を同時に行うと高く感じるかもしれません。

でも、別々に工事をすると、そのたびに足場を組むことになります。

足場代は一般的な住宅でも15万円~30万円程度かかるため、屋根と外壁を別々に行うと、足場代を二重に払う形になりやすいんです。

そのため、屋根も外壁も塗り替え時期が近い場合は、同時施工の方が長い目で見ると負担を抑えやすいかなと思います。

ただし、屋根材が塗装に向いていない場合や、外壁だけ先に劣化している場合もあります。

相場表はあくまで入口として見ていただき、最終的には現地調査で正確な面積と劣化状況を確認することが大切です。

外壁塗装の相場を坪数別で解説

外壁塗装の相場を坪数別で解説

外壁塗装の費用は、延床面積が大きくなるほど上がる傾向があります。

ただ、ここで注意してほしいのは、坪数と塗装面積は同じではないということです。

坪数は建物の床面積を表すものですが、塗装費用は実際に塗る外壁面積で決まります。

たとえば同じ30坪でも、正方形に近い家と、凹凸の多い家では外壁面積が変わります。

窓が多い家は塗る面積が少なくなる一方、シーリングの長さや養生の手間が増える場合もあります。

だからこそ、見積もりでは「坪単価」だけでなく、「外壁面積が何㎡で計算されているか」を見ることが大事です。

【坪数別】外壁塗装のみの費用相場(目安)

コストと性能のバランスに優れたシリコン塗料や、シリコンを上回る耐久性が期待できるラジカル制御形塗料を使用した場合の目安です。

延床面積 費用相場(シリコン・ラジカル制御形塗料) 見ておきたいポイント
25坪(約82.5㎡) 60万円~80万円程度 小さめの住宅でも、3階建てや狭小地は足場代が上がりやすい
30坪(約99㎡) 63万円~85万円程度 一般的な戸建てで比較しやすい基準になる
40坪(約132㎡) 71万円~90万円程度 外壁面積が増え、付帯部の量も増えやすい
50坪(約165㎡) 88万円~110万円程度 塗料グレードの差が総額に出やすい

アップリメイクの料金プランでは、外壁塗装の全プラン共通工事として、足場組立、高圧洗浄、下地処理、軒裏天井塗装、破風板塗装、雨樋塗装などを含めた形でご案内しています。

また、外壁塗装は建物を長く守るため、合計4回塗りを標準としています。

塗料ごとの料金目安を詳しく確認したい方は、こちらの外壁塗装・屋根塗装の料金プランもあわせてご覧ください。

「うちは30坪だからこの金額で決まり」と考えるより、「このくらいの幅に収まりそうだけど、劣化や形状で上下する」と見ておく方が、見積書を冷静に確認できますよ。

屋根と外壁の相場を坪数別に比較

屋根と外壁の相場を坪数別に比較

外壁の劣化が気になる時期は、屋根も同じようにメンテナンス時期を迎えていることが多いです。

なぜなら、外壁も屋根も紫外線、雨、風、湿気の影響を受け続けているからです。

特に屋根は、外壁よりも日差しや雨を直接受けるため、見えないところで劣化が進んでいることがあります。

外から見て外壁だけが気になっていても、点検してみると屋根の色あせ、板金の浮き、釘抜け、コケ、ひび割れが見つかるケースもあります。

屋根と外壁を同時に施工する一番のメリットは、足場を1回で済ませられることです。

足場代は安全に作業するために必要な費用なので、本来は省けません。

だからこそ、同じ足場を使えるタイミングで屋根と外壁をまとめて施工するのは、費用面でも合理的です。

【坪数別】屋根・外壁同時塗装の費用相場(目安)
延床面積 費用相場(外壁シリコン+屋根遮熱シリコン想定) 向いているケース
20坪 100万円~130万円程度 3階建て、狭小地、屋根も同時に見たい場合
30坪 110万円~140万円程度 一般的な戸建ての基準として見やすい
40坪 120万円~150万円程度 外壁面積と屋根面積が増え、塗料グレードの影響も出やすい
50坪 130万円~160万円程度 長期的なメンテナンス計画とセットで考えたい

30坪の屋根外壁塗装について、さらに詳しい内訳を知りたい方は、30坪の屋根外壁塗装の相場解説も参考になります。

外壁塗装のみと比べると、屋根を同時に塗る分だけ総額は上がります。

ただ、足場を別々に組むよりも、結果的に20万円~30万円前後の負担を抑えられるケースもあります。

反対に、屋根材そのものが劣化しすぎていて塗装では対応できない場合は、屋根塗装ではなくカバー工法や葺き替えを検討した方がよいこともあります。

ここを間違えると、「塗ったのにすぐ不具合が出る」という後悔につながるので、屋根は必ず現地で確認してもらってください。

2階建てと3階建てで外壁塗装相場が変わる理由

2階・3階建ての外壁塗装相場

同じ30坪でも、2階建てと3階建てでは費用が変わります。

理由は、足場の高さと作業の難しさです。

3階建ては2階建てよりも高く、足場材の量が増えます。

さらに、敷地が狭い場所や隣家との距離が近い場所では、足場を組む作業そのものが難しくなることもあります。

都市部や駅近の住宅に多い「20坪3階建て」は、延床面積だけを見ると小さく感じますが、足場代や高所作業の影響で総額が上がりやすい典型例です。

【階数別】外壁塗装全体の費用相場(30坪の場合の目安)

  • 2階建て:約80万円~120万円
  • 3階建て:約100万円~140万円

同じ30坪でも、3階建ての場合は2階建てより10万円~20万円ほど高くなることがあります。

この差の多くは、足場費用と作業効率の違いから生まれます。

3階建ては足場面積が増え、職人の移動や養生にも時間がかかります。

また、屋根や上部の外壁を目視だけで判断しにくいため、ドローンや高所カメラなどを使って状態を確認できる業者の方が安心です。

階数による足場費用の違い(30坪の場合の目安)

  • 2階建て(高さ約6m):足場費用 約15万円~30万円
  • 3階建て(高さ約8m):足場費用 約20万円~40万円

階数が一つ違うだけでも、足場費用に5万円以上の差が出ることがあります。

20坪3階建ての費用感を詳しく知りたい方は、外壁塗装の相場|20坪3階建ての費用内訳と適正価格もあわせてご覧ください。

「坪数が小さいから安いはず」と思い込むと、見積もりを見たときにびっくりしてしまうかもしれません。

3階建ては、坪数よりも高さと施工環境を見ることが大切です。

外壁・屋根塗装の費用内訳を知ると見積もりが見やすくなる

屋根塗装の費用総額と詳しい内訳

塗装工事の見積書を見るときは、総額だけで判断しないでください。

もちろん総額は大事です。

でも、本当に見るべきなのは「その金額に何が含まれているのか」です。

外壁・屋根塗装の費用は、大きく分けると材料費、足場代、施工費、その他経費で構成されます。

外壁・屋根塗装の費用内訳と割合の目安
項目 割合 主な内容
材料費 約20% 塗料、下塗り材、シーリング材、養生シート、タスペーサーなど
足場代 約20% 足場の設置、解体、飛散防止ネット、安全対策
施工費(人件費) 約30% 高圧洗浄、下地処理、下塗り、中塗り、上塗り、付帯部塗装など
その他経費 約30% 現場管理費、廃材処理費、交通費、保証対応、会社運営費など

費用が高くなる主な理由は、塗料のグレードと下地処理の量です。

塗料のグレードを上げると材料費は高くなります。

一方で、ひび割れ、シーリングの劣化、サビ、木部の腐食、雨漏りの疑いなどがある場合は、塗る前の補修に手間がかかります。

ここを省いてしまうと、どれだけ良い塗料を使っても長持ちしません。

外壁塗装は、塗料を塗る作業だけではなく、塗料がきちんと密着して性能を発揮できる状態をつくる工事なんです。

見積書を見たときに、下地処理やシーリング工事がきちんと書かれているかは必ず確認してください。

屋根塗装のm2単価と単価表の見方

屋根塗装のm2単価と単価表の見方

見積書を比べるときは、坪数だけでなく、m²単価も見てください。

m²は「平米」と読み、実際に塗装する面積を表します。

信頼できる見積書では、足場、洗浄、下地処理、塗装、シーリングなどが項目ごとに分かれ、数量と単価が記載されています。

反対に、「外壁塗装工事 一式 〇〇円」のような書き方が多い見積書は、内容が見えません。

塗料名、塗装回数、下地処理の範囲、保証内容がわからないまま契約するのは危険です。

外壁・屋根塗装の主な単価表(目安)
工事項目 単価の目安 確認したいこと
足場設置(飛散防止ネット含む) 600~900円/m² ネット代や解体費が含まれているか
高圧洗浄(バイオ洗浄含む) 100~300円/m² 屋根、外壁、付帯部まで洗うか
シーリング打ち替え 800~1,300円/m 増し打ちか打ち替えか
外壁塗装(シリコン/当社標準4回塗り合計) 1,500〜2,500円/m² 下塗り材と上塗り材の商品名
屋根塗装(シリコン/当社標準4回塗り合計) 1,500〜2,500円/m² 屋根材に合う下塗り材か
タスペーサー取り付け 300円/m²前後 スレート屋根で必要な工程か

「一式」表記が多い見積書には注意してください

「外壁塗装工事 一式」「屋根塗装工事 一式」という表記だけでは、何をどこまで行うのかがわかりません。

必要な下地処理が省かれていたり、約束と違う塗料が使われたり、塗装回数が足りなかったりしても、あとから確認しにくくなります。

見積書は、金額だけでなく中身を見る書類です。

見積書の見方をさらに詳しく知りたい方は、外壁塗装の相見積もりと危険な業者の見抜き方も参考にしてみてください。

私たちアップリメイクでは、使用する塗料名、数量、施工内容、保証内容をできるだけわかりやすく記載したお見積書をお出ししています。

わからない項目があれば、その場で聞いて大丈夫です。

むしろ、質問したときに丁寧に説明してくれるかどうかも、業者選びの大事な判断材料になります。

ハウスメーカーの外壁塗装相場が高くなりやすい理由

ハウスメーカーの外壁塗装相場とは

新築時にお世話になったハウスメーカーに、そのまま外壁塗装や屋根塗装を依頼する方もいます。

ハウスメーカーには、建物の図面や仕様を把握している安心感があります。

保証や点検の仕組みが整っていることもメリットです。

一方で、費用は地域の塗装専門店より高くなることが多いです。

理由は、実際の施工を下請けや協力業者に依頼するケースがあり、その間に管理費や中間マージンが発生しやすいからです。

もちろん、ハウスメーカーに依頼すること自体が悪いわけではありません。

ただ、見積もりが高いと感じたときは、同じ工事内容で地域の塗装専門店にも相談して比較する価値はあります。

特殊な外壁材は塗装が必要ない場合もあります

たとえば、積水ハウスの木造住宅「シャーウッド」で採用されている陶版外壁「ベルバーン」は、焼き物の外壁材であるため、外壁材そのものは基本的に塗装メンテナンスが不要とされています。

ただし、パネルとパネルの間にあるシーリング部分は経年で劣化します。

築10年~20年を目安に、シーリングの点検や打ち替えを検討した方がよいケースがあります。

外壁材が丈夫でも、目地の防水が切れてしまうと雨漏りの原因になることがあります。

ハウスメーカー住宅の場合は、外壁材、屋根材、防水層、シーリング材の種類によって、最適なメンテナンス方法が変わります。

「塗れば大丈夫」と決めつけるのではなく、「塗装で対応できるのか」「防水工事も同時に必要なのか」「カバー工法や部分補修の方がよいのか」を見極めることが大切です。

特に外壁塗装のために足場を組むなら、バルコニー防水や屋上防水、雨樋、板金なども一緒に点検しておくと、将来の二重足場を避けやすくなります。

40坪の住宅でフッ素塗料を使った場合の相場

40坪の住宅でフッ素塗料を使った場合の相場

塗料選びは、外壁・屋根塗装の費用と耐久性を決める大きなポイントです。

一般的に、シリコン塗料は費用と耐久性のバランスが良く、今も多く選ばれています。

そこからワンランク上の耐久性を求める方に選ばれやすいのが、フッ素塗料です。

フッ素塗料は紫外線や雨風に強く、美観を長く保ちやすいのが特徴です。

初期費用はシリコンより高くなりますが、塗り替え回数を減らせる可能性があるため、長く住み続ける予定の方には向いています。

40坪の住宅でフッ素塗料を使用した場合の費用相場

  • 外壁塗装のみ:約82万円~100万円程度
  • 屋根もフッ素系塗料で塗装:総額で約120万円~140万円程度

一般的なシリコン塗料と比べると、10万円~20万円ほど高くなるケースがあります。

ただし、フッ素塗料が全員におすすめというわけではありません。

たとえば、10年後に建て替えや大規模リフォームを考えているなら、高耐久塗料は過剰になるかもしれません。

反対に、これから20年以上住み続けたい方、海に近く塩害が気になる方、塗り替え回数をできるだけ減らしたい方には、フッ素や無機塗料を検討する価値があります。

アップリメイクでは、外壁なら超高耐久無機プラン、超高耐久フッ素プラン、ガイナプラン、シリコンプラン、パーフェクトトッププランなど、目的に合わせて複数の選択肢をご用意しています。

「一番高い塗料が一番良い」ではなく、「あなたの住まいと暮らしに合う塗料を選ぶ」ことが大事ですよ。

外壁・屋根塗装の相場で失敗しないための重要ポイント

外壁・屋根塗装の相場のポイント【20・30・40・50坪】

ここからは、相場を知ったうえで、実際に見積もりを取るときに注意したいポイントをお伝えします。

外壁・屋根塗装で後悔しやすいのは、単純に「高かった」「安かった」という話だけではありません。

安く見えたけれど必要な工事が入っていなかった。

高い塗料を選んだのに下地処理が不十分だった。

足場を組んだあとに追加工事がどんどん出てきた。

こうした失敗を避けるには、見積もり前の診断と、見積書の中身の確認がとても大切です。

40坪住宅の足場費用はどのくらいかかる?

40坪住宅の足場費用について

外壁塗装や屋根塗装では、足場費用が全体の約20%を占めることがあります。

40坪の一般的な2階建て住宅の場合、足場費用の目安は約15万円~30万円です。

この金額には、足場の組み立て、解体、飛散防止ネット、安全確保のための作業が含まれます。

足場費用は、次のような計算で概算できます。

足場費用 = 足場架面積(m²) × (足場単価 + ネット単価)

足場架面積とは、実際に足場を組むために必要な面積です。

建物の外周に高さを掛けて計算するため、外壁の塗装面積とは少し違います。

同じ40坪でも、建物の形が複雑だったり、敷地が狭かったり、3階建てだったりすると足場代は上がりやすくなります。

「足場代無料」キャンペーンには注意してください

足場工事には、材料、運搬、人件費、安全管理が必要です。

そのため、本来十数万円以上かかる足場代が完全に無料になることは考えにくいです。

「足場代無料」と言いながら、塗料代や施工費、諸経費に上乗せされているケースもあります。

見るべきなのは、足場代だけではなく総額と内訳です。

もちろん、キャンペーンそのものがすべて悪いわけではありません。

ただし、「今日契約すれば足場代無料」「今だけ大幅値引き」と急がされる場合は、一度立ち止まってください。

誠実な業者であれば、なぜその費用が必要なのか、どこまで含まれているのかをきちんと説明してくれます。

屋根塗装の見積もり例と注意点

屋根塗装の見積もり例と注意点

見積書は、その会社の仕事の姿勢が表れる書類です。

細かく書かれている見積書は、見る側にとって少し難しく感じるかもしれません。

でも、工事内容、数量、単価、塗料名が明確に書かれていれば、あとから確認しやすくなります。

逆に、見積書がざっくりしすぎていると、契約後に「それは含まれていません」と言われる可能性もあります。

良い見積もりのチェックポイント

  • 足場、洗浄、下地処理、下塗り、中塗り、上塗りなど工程ごとに記載されている
  • 外壁面積や屋根面積がm²で明記されている
  • シーリングの長さがmで記載されている
  • 各工程の単価と数量がわかる
  • 使用する塗料のメーカー名と商品名が書かれている
  • 塗装回数が明記されている
  • 保証期間だけでなく、保証の対象範囲も説明されている
  • 付帯部塗装や諸経費の扱いが明確になっている

注意したいのは、「シリコン塗料」とだけ書かれている見積書です。

シリコン塗料といっても、メーカーや商品によって性能も価格も違います。

同じように、「フッ素塗料」「無機塗料」と書かれていても、具体的な製品名がなければ比較しにくいです。

◆齋藤のワンポイントアドバイス

見積書を見て「よくわからないけど安いからいいか」と決めてしまうのは、ちょっと怖いです。

私たちは、お客さまが納得してから工事を進めることを大切にしています。

塗装は完成した直後だけでなく、5年後、10年後に差が出る工事です。

だからこそ、見積書の段階で疑問を残さないことが、本当に大切だと思っています。

相見積もりを取る場合は、少なくとも3社ほど比較するとよいでしょう。

ただし、安い順に並べて一番安い会社を選ぶのではなく、同じ工事内容で比較できているかを見てください。

塗料のグレード、塗装回数、下地処理、保証内容が違えば、金額が違って当然です。

屋根塗装の耐久年数と屋根材そのものの寿命

屋根塗装の耐久年数と適切な寿命

塗装工事は、一度行えば永遠にもつものではありません。

塗料にはそれぞれ耐久年数の目安があります。

ただし、耐久年数はあくまで目安です。

日当たり、湿気、海からの距離、屋根の勾配、下地処理の良し悪しによって、実際の持ちは変わります。

【塗料別】耐久年数の目安
塗料の種類 耐久年数 特徴 向いている人
アクリル 5~8年 安価だが耐久性は低め。現在の住宅塗装では選ばれる機会は少ない。 短期間だけ美観を整えたい場合
ウレタン 7~10年 密着性に優れるが、現在はシリコンが主流。 部分塗装や細部の塗装で使われることがある
シリコン 10~15年 費用と性能のバランスが良く、標準的に選ばれやすい。 費用を抑えつつ、一定の耐久性もほしい方
フッ素 15~20年 高耐久で汚れにくく、塗り替え回数を減らしやすい。 長く住み続ける予定の方
無機 20~25年 非常に高耐久だが、建物や下地との相性確認が大切。 長期的なメンテナンスコストを重視する方

塗装だけでは解決できない屋根もあります

屋根塗装で大切なのは、塗料の耐久年数だけではありません。

屋根材そのものが寿命を迎えている場合、塗装しても長持ちしないことがあります。

特に、1990年代後半から2000年代前半に製造された一部のノンアスベストスレート屋根には、塗装に向かない製品があります。

パミール、コロニアルNEOなどは、状態によっては塗装ではなくカバー工法や葺き替えを検討した方がよいケースがあります。

屋根は普段見えにくい場所です。

だからこそ、「塗装できます」と簡単に判断するのではなく、屋根材の種類、表面の劣化、ひび割れ、反り、層間剥離、板金の状態まで確認する必要があります。

塗装で済むのか、カバー工法が必要なのか、葺き替えまで必要なのか。

この判断を間違えないことが、屋根リフォームで一番大事なところです。

屋根と外壁の塗装にかかる期間・工期

屋根と外壁の塗装にかかる期間・工期

外壁・屋根塗装の工期は、一般的な戸建て住宅で10日~14日程度が目安です。

ただし、雨が続いた場合、湿度が高い場合、下地処理に時間がかかる場合は、予定より長くなることがあります。

塗装工事は、ただ早く終わればよいものではありません。

高圧洗浄で汚れを落とし、下地処理を行い、塗料ごとの乾燥時間を守って塗り重ねることで、塗膜の性能が発揮されます。

塗装工事の主な工程と日数の目安

  1. 近隣へのご挨拶:工事開始前
  2. 足場の設置・飛散防止ネット張り:1日
  3. 高圧洗浄:1日
  4. 下地処理・養生:1~2日
  5. 塗装(下塗り・中塗り・上塗り):3~5日
  6. 付帯部の塗装:1~2日
  7. 点検・手直し:1日
  8. 足場の解体・清掃・お引渡し:1日

下地処理や乾燥時間を省いて短すぎる工期を提示する業者には注意が必要です。

工事中も、基本的には在宅のまま生活できます。

ただし、足場と飛散防止ネットで家が覆われるため、窓を開けにくい日があります。

高圧洗浄の日や塗装の日は、洗濯物を外に干せないこともあります。

足場の組み立てや解体では音が出ます。

こうしたことは、事前に工程表で確認しておくと安心です。

アップリメイクでは、施工前に近隣の方へのご挨拶を行い、工事中のご不便ができるだけ少なくなるよう配慮しています。

費用を抑える屋根塗装・外壁塗装の助成金

費用を抑える屋根塗装の助成金

外壁塗装や屋根塗装は大きな費用がかかるため、「助成金や補助金が使えないかな」と考える方は多いです。

結論からいうと、使える制度がある場合もありますが、単なる塗り替えだけで必ず対象になるわけではありません。

最近の補助金制度は、省エネ性能の向上や断熱改修、窓リフォーム、耐震改修など、住宅性能を高める工事と組み合わせることで対象になるケースが増えています。

遮熱塗料や断熱塗料を使う場合でも、自治体によって対象条件が違います。

助成金を利用する際の主な注意点

  1. 必ず契約・着工前に申請が必要です。
  2. 自治体ごとに対象工事、補助額、受付期間が異なります。
  3. 予算上限に達すると、受付終了になることがあります。
  4. 「市内の登録業者で施工すること」など条件が付く場合があります。
  5. 見積書、工事内容、施工前写真などの書類が必要になることがあります。
  6. 「助成金で実質無料」と断定する業者には注意が必要です。

静岡県内でも、市町によって制度の有無や条件は変わります。

そのため、塗装を検討し始めたら、まずはお住まいの自治体の公式サイトを確認してください。

あわせて、外壁塗装の補助金・助成金に関する解説も参考にしていただくと、考え方がつかみやすいです。

助成金は、使えればとても助かります。

でも、助成金ありきで工事内容を決めるのではなく、まずは住まいに必要なメンテナンスを正しく把握することが先です。

そのうえで、使える制度があれば活用する。

この順番が安心かなと思います。

相場より安すぎる見積もりで確認したいこと

見積もりが相場よりかなり安いと、つい魅力的に感じますよね。

でも、安すぎる見積もりには理由があります。

たとえば、塗装面積が正しく計算されていない、下地処理がほとんど入っていない、シーリング工事が省かれている、塗料のグレードが低い、保証が不十分といったケースです。

もちろん、企業努力で適正価格を出している会社もあります。

ただ、必要な工程まで削って安くしている場合は、数年後に剥がれや色あせ、雨漏りなどのトラブルにつながることがあります。

安すぎる見積もりで確認したい項目

  • 外壁面積、屋根面積が実測に基づいているか
  • 塗料のメーカー名と商品名が明記されているか
  • 下塗り、中塗り、上塗りの工程が分かれているか
  • シーリングの打ち替え範囲が書かれているか
  • 付帯部塗装が含まれているか
  • 足場代、洗浄費、廃材処理費、諸経費が含まれているか
  • 保証書が書面で発行されるか

特に、「大幅値引きします」「今契約すれば安くします」という言葉には注意してください。

最初に高い金額を出して、あとから大きく値引きする会社もあります。

本当に必要なのは駆け引きではなく、最初から根拠のある適正価格を出してくれることです。

塗料選びは「耐久年数」だけで決めない

塗料選びでよくある失敗が、「耐久年数が長いからこれが一番良い」と決めてしまうことです。

たしかに、フッ素や無機などの高耐久塗料は魅力があります。

ただ、住まいの状態やライフプランによっては、シリコンやパーフェクトトップの方が合う場合もあります。

たとえば、10年後に建て替えを考えている方に、20年以上の耐久性を前提にした高額な塗料をすすめるのは、少しもったいないかもしれません。

反対に、これから長く住み続ける方、子ども世代に家を残したい方、塗り替え回数を減らしたい方には、高耐久塗料の方が結果的に合うこともあります。

目的別の塗料選びの考え方

  • 費用と性能のバランス重視:シリコン、パーフェクトトップ
  • 長持ち重視:フッ素、無機
  • 夏の暑さ対策も考えたい:遮熱塗料、断熱塗料、ガイナ
  • 今のサイディング模様を活かしたい:UVクリヤー
  • 海沿いや日当たりが強い場所:耐候性や塩害への配慮が必要

アップリメイクでは、塗料メーカーから直接仕入れ、自社職人で施工する体制を大切にしています。

塗料だけを売るのではなく、下地処理、塗布量、乾燥時間、職人の施工品質まで含めて、長持ちする塗装を目指しています。

どんなに良い塗料でも、塗り方が悪ければ性能を活かせません。

ここは、塗装職人として本当に強くお伝えしたいところです。

施工事例やお客様の声も確認しておくと安心

外壁・屋根塗装は、工事が終わってみないと仕上がりがわかりにくい工事です。

だからこそ、依頼前には施工事例やお客様の声を確認しておくと安心です。

似た坪数、似た外壁材、似た色の事例を見ることで、完成イメージがつかみやすくなります。

特に色選びは、小さな色見本だけで決めると、実際の外壁になったときに「思ったより明るい」「少し濃かった」と感じることがあります。

面積効果といって、色は小さな見本で見る場合と、大きな外壁で見る場合で印象が変わるんです。

仕上がりイメージを見たい方は、施工事例をご覧ください。

実際に工事をされた方の感想を知りたい方は、お客様の声も参考になります。

口コミや事例を見るときは、良い言葉だけでなく、「どんな悩みがあって、どのように解決したのか」まで見るのがおすすめです。

外壁・屋根塗装の相場に関するよくある質問(FAQ)

Q1. なぜ業者によって見積もり金額が大きく違うのですか?

A. 主な理由は、塗装面積の計算、塗料のグレード、下地処理の内容、職人の施工体制、保証内容、会社の運営体制が違うからです。

たとえば、同じ30坪の外壁塗装でも、シーリングを打ち替えるのか、増し打ちで済ませるのかで費用は変わります。

また、ハウスメーカーのように下請け業者が入る場合は、中間マージンが発生しやすくなります。

金額だけでなく、見積書の中身を比較することが大切です。

Q2. 一番コストパフォーマンスが良い塗料は何ですか?

A. 多くの住宅で選びやすいのは、シリコン塗料やラジカル制御形塗料です。

費用を抑えながら10年~15年程度の耐久性を期待できるため、バランスが取りやすいです。

ただし、長く住み続ける予定がある方や、塗り替え回数を減らしたい方には、フッ素や無機塗料の方が長期的に合う場合もあります。

逆に、近い将来に建て替え予定がある場合は、高耐久塗料が過剰になることもあります。

Q3. 外壁塗装と屋根塗装は同時にした方がいいですか?

A. 屋根と外壁の劣化時期が近い場合は、同時施工がおすすめです。

理由は、足場を1回で済ませられるからです。

別々に工事をすると、その都度15万円~30万円程度の足場代がかかる可能性があります。

ただし、屋根材が塗装に向かない場合や、屋根の劣化が進みすぎている場合は、塗装ではなくカバー工法や葺き替えを検討した方がよいこともあります。

Q4. 塗装工事中は普段通り生活できますか?

A. はい、基本的には在宅のまま生活できます。

ただし、足場と飛散防止ネットで家が覆われるため、窓を開けにくい日があります。

高圧洗浄の日や塗装の日は、洗濯物を外に干せない場合があります。

足場の組み立てや解体では音も出ます。

事前に工程表を確認し、気になることは施工会社に相談しておくと安心です。

Q5. 静岡県で外壁塗装の助成金は使えますか?

A. 使える制度がある場合もありますが、自治体や年度によって条件が変わります。

また、一般的な塗り替えだけでは対象になりにくく、省エネ改修や断熱改修などと組み合わせることで対象になるケースがあります。

助成金は契約前、着工前の申請が必要なことがほとんどです。

塗装を検討し始めた段階で、お住まいの市区町村の公式情報を確認してください。

Q6. 見積もりだけお願いしても大丈夫ですか?

A. 大丈夫です。

むしろ、今すぐ工事するか決めていない段階でも、住まいの状態を知っておくことは大切です。

外壁のひび割れ、チョーキング、シーリングの劣化、屋根の色あせなどは、早めに把握するほど選択肢が広がります。

アップリメイクでは、診断とお見積りは無料で承っています。

外壁・屋根塗装の相場まとめ【20・30・40・50坪】

今回は、20坪、30坪、40坪、50坪の外壁・屋根塗装の費用相場について、塗装専門店の視点からお伝えしました。

外壁塗装のみなら、30坪で63万円~85万円程度、40坪で71万円~90万円程度がひとつの目安です。

屋根と外壁を同時に行う場合は、30坪で110万円~140万円程度、40坪で120万円~150万円程度を見ておくと、見積書を確認しやすくなります。

ただし、最終的な費用は、坪数だけでは決まりません。

外壁面積、屋根面積、建物の階数、足場の組みやすさ、塗料のグレード、シーリングの状態、屋根材の種類、下地処理の量によって変わります。

大切なのは、相場より安いか高いかだけで判断しないことです。

「なぜその金額になるのか」「どの工程が含まれているのか」「その工事が本当に必要なのか」を見てください。

塗装は、家をきれいに見せるだけの工事ではありません。

紫外線、雨、風、湿気、塩害から住まいを守るための大切なメンテナンスです。

特に静岡は、強い日差し、台風時期の雨風、沿岸部の潮風など、建物にとって負担の大きい環境もあります。

「まだ大丈夫かな」と思っているうちに、外壁のひび割れや屋根の劣化から水が入り、あとで大きな補修費用につながることもあります。

でも、今すぐ工事を決める必要はありません。

まずは、今の状態を知ること。

これが後悔しないための第一歩です。

後悔しない塗装工事のために

アップリメイクでは、国家資格を持つ専門家による無料のお住まい診断を行っています。

外壁のひび割れ、チョーキング、シーリングの劣化、屋根の色あせ、雨漏りの不安など、気になることがあればお気軽にご相談ください。

診断したからといって、必ず工事をしなければいけないわけではありません。

「今すぐ必要なのか」「数年後でよいのか」「部分補修で済むのか」まで、住まいの状態に合わせて正直にお伝えします。

静岡で生まれ、静岡で育った塗装専門店として、あなたの大切な住まいを長く守るお手伝いができればうれしいです。

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お電話でご相談いただく場合は、「齋藤社長のブログを見ました」とお伝えください。

まずは相談だけでも大丈夫です。

あなたの住まいにとって、無理のない、納得できる選択を一緒に考えていきましょう。

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「まだ工事するか決めていない」という段階でも大丈夫です。
※アパート・マンション工事も大歓迎

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  • この記事を書いた人

齋藤直樹

(株)アップリメイク代表取締役で元職人、塗装という仕事が大好きです。人生の大きな挫折と数多くの出会いを経て今は大好きな地元・静岡で、お客様の笑顔のために仕事ができることに何よりの誇りを感じています。

▼保有資格▼
1級建築塗装技能士・2級建築施工管理技士・有機溶剤作業主任者・高所作業主任者・2級カラーコーディネーター・光触媒施工技能士・乙4類危険物取扱者・ゴンドラ特別教育・職長・安全衛生責任者・第2種酸素欠乏危険作業主任者・宅地建物取引主任者・2級ファイナンシャルプランニング技能士・AFP