プロ解説!ハウスメーカーの外壁塗装の相場と後悔しない選び方

プロが解説!ハウスメーカーの外壁塗装の相場と後悔しない選び方

こんにちは、静岡の株式会社アップリメイク代表の齋藤直樹です。

外壁塗装ハウスメーカーの相場について、情報が多くて混乱していませんか。ハウスメーカーは相場よりも高い?という疑問や、ハウスメーカーに依頼するメリット・デメリットについて知りたいと考えている方も多いでしょう。

一般的な相場とハウスメーカーの比較はもちろん、ハウスメーカーと地元業者を比較した際の違いも気になりますよね。また、外壁塗装・屋根塗装セットの相場価格や、そもそも家の外壁は何年で寿命なのかといった基本的な疑問もあるかと思います。

この記事では、外壁で一番長持ちするのは何なのか、例えば40坪の家の外壁を張り替える費用はいくらくらいか、外壁塗装と張り替えどっちが安いのかといった具体的な費用に関する疑問にもお答えします。

ハウスメーカーへの依頼がおすすめな人、相場を知って相見積もりを取る重要性、そして業者の実績や口コミをチェックする際の注意点まで、地元の塗装業者がオススメな理由も含めて、専門家の視点から解説していきます。この記事を読めば、あなたの抱えるお悩みや不安が解消されるはずです。

この記事でわかること

  • ハウスメーカーと地元業者の塗装費用の違い
  • 外壁塗装の費用を賢く抑えるための具体的な方法
  • 外壁の寿命や素材に関する専門家の回答
  • 後悔しないための優良な塗装業者の見つけ方

外壁塗装ハウスメーカーの相場は高い?他社との比較

  • 見積もりは相場よりも高い?その理由
  • 依頼するメリット・デメリットと注意点
  • 地元の塗装業者との料金やサービスを比較
  • ハウスメーカーがおすすめなのはこんな人
  • 相見積もりの重要性と業者の実績口コミ
  • 外壁塗装・屋根塗装セットの相場

見積もりは相場よりも高い?その理由

結論から申し上げますと、ハウスメーカーに外壁塗装を依頼した場合の費用は、地元の塗装専門業者と比較して高くなる傾向があります。なぜなら、その価格には塗装工事そのものの費用以外に、いくつかの追加コストが含まれているからです。

主な理由は、「中間マージン」と「広告宣伝費」です。ハウスメーカーは自社で塗装職人を抱えているわけではなく、実際の工事は下請けの塗装業者が行います。このため、ハウスメーカーの利益や管理費としての中間マージンが、お客様の見積もりに上乗せされる仕組みです。一般的に、このマージンは工事費用の20%~40%を占めることもあります。

また、テレビCMや住宅展示場など、大規模な広告宣伝活動を行っているため、その費用も塗装費用に反映されます。加えて、長期保証やブランドイメージを維持するためのコストも価格に含まれるため、全体的に割高に感じられるのです。

ハウスメーカーの見積もりが高くなる主な理由

  • 下請け業者への中間マージン: 実際の施工業者との間にハウスメーカーが入ることで発生する手数料。
  • 広告宣伝費: テレビCMやカタログ、住宅展示場などの維持費用が価格に転嫁される。
  • 手厚い保証・アフターサービス: 長期保証や定期点検などの維持コスト。
  • ブランド価値: 大手ならではの安心感や信頼性に対する価格。

これらの理由から、同じ塗料、同じ工事内容であっても、地元の業者に直接依頼するよりも費用が高くなるのが一般的です。ただし、価格だけで判断するのではなく、次に解説するメリット・デメリットも総合的に考慮することが大切になります。

依頼するメリット・デメリットと注意点

依頼するメリット・デメリットと注意点

ハウスメーカーに外壁塗装を依頼することには、費用が高いという側面だけでなく、もちろんメリットも存在します。ここでは、メリットとデメリット、そして依頼する際の注意点を整理してみましょう。

ハウスメーカーに依頼するメリット

最大のメリットは、「家を建てた会社に任せる安心感」です。建物の構造や使用されている外壁材、過去の修繕履歴などを熟知しているため、最適な塗装プランを提案してくれる期待が持てます。

また、企業規模が大きいため、倒産リスクが低く、長期的な保証やアフターサービスが充実している点も魅力です。万が一、塗装後に不具合が発生した場合でも、責任を持って対応してくれるという信頼感は大きな価値と言えるでしょう。

メリットのまとめ

  • 建物の知識が豊富: 自社で建てた家の構造や仕様を把握している。
  • ブランドの信頼性: 大手ならではの安心感と倒産リスクの低さ。
  • 充実した保証制度: 長期保証や定期点検が用意されていることが多い。
  • 窓口の一本化: 打ち合わせから施工管理までスムーズに進む。

デメリットと注意点

一方、デメリットは前述の通り「費用の割高感」が筆頭に挙げられます。中間マージンなどが発生するため、同じ工事内容でも地元の優良業者に依頼するより数十万円単位で高くなるケースも少なくありません。

また、使用できる塗料や工法が指定されている「パッケージプラン」が中心で、デザインや色の自由度が低い場合がある点も注意が必要です。ご自身のこだわりを反映させたい方にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。

デメリットと注意点のまとめ

  • 費用が高い: 中間マージンや広告費が上乗せされる。
  • プランの自由度が低い: 使用できる塗料や工法が限定されることがある。
  • 実際の施工は下請け業者: 施工品質が担当する下請け業者に左右される可能性がある。

これらの点を踏まえ、保証やブランドイメージを重視するのか、それともコストパフォーマンスや自由度を求めるのか、ご自身の優先順位を明確にすることが、後悔しない業者選びの第一歩となります。

地元の塗装業者との料金やサービスを比較

ハウスメーカーと地元の塗装専門業者、どちらに依頼するのが良いか判断するために、料金やサービス内容を具体的に比較してみましょう。下の表は、一般的な違いをまとめたものです。

比較項目 ハウスメーカー 地元の塗装専門業者(アップリメイクなど)
費用相場(30坪) 120万円~180万円程度 約64万円~100万円程度
中間マージン あり(20%~40%) なし(自社施工の場合)
プランの自由度 低い傾向(指定塗料・仕様が多い) 高い(希望の塗料や工法を選びやすい)
専門性 建築全般の知識 塗装に特化した高い技術と知識
保証・アフター 手厚い長期保証 自社保証(内容は業者による)
担当者との距離 営業担当が窓口 社長や職人が直接対応することも多い

この表から分かるように、地元の塗装専門業者に依頼する最大のメリットは「コストパフォーマンスの高さ」です。ハウスメーカーと同じ品質の塗料を使っても、中間マージンがない分、総額を大きく抑えることが可能です。

私たちアップリメイクのような自社施工の会社であれば、お客様のご要望を直接職人に伝えられるため、細かなニュアンスも反映しやすく、プランの自由度も格段に高まります。

【参考】地元専門店の強み:アップリメイクの場合

ハウスメーカーとの比較で、地元の専門業者に興味を持たれた方のために、参考として私たちアップリメイクの具体的な強みやサービスをご紹介します。

  • 歴史と実績:1973年の創業から50年以上、静岡で4,140件以上(令和6年1月末時点)の施工実績を積み重ねてきました。その仕事ぶりが認められ、数多くの塗料メーカーから静岡県No.1の実績で表彰されています。
  • こだわりの4回塗り:一般的な3回塗りを上回る「合計4回塗り」を標準仕様としています。塗料の性能を最大限に引き出し、塗膜に厚みを持たせることで、より長持ちする外壁を実現します。
  • 透明性の高い料金プラン:塗料の種類や坪数ごとに、詳細な料金プランを公式サイトで公開しています。お客様はご予算に応じて、事前に明確な費用感を把握した上でご相談いただけます。
  • 職人直営の品質と価格:下請けを介さない「職人直営」のため、中間マージンが発生せず、高品質な施工を適正価格でご提供できます。お客様のご要望も、現場の職人にダイレクトに伝わります。

ハウスメーカーの安心感も魅力的ですが、費用を抑えつつ、質の高い工事を求めるのであれば、こうした強みを持つ地元の信頼できる塗装業者に相談してみることを強くお勧めします。ぜひ一度、弊社の無料診断・お見積りをご利用いただき、提案内容や価格を比較してみてください。

【静岡の気候と塗装】専門家からのアドバイス

静岡県は、ご存知の通り日照時間が長く、沿岸部では潮風の影響も受けやすい地域です。紫外線や塩分は塗膜の劣化を早める大きな要因となります。このような環境では、「耐候性」や「防汚性」に優れた塗料を選ぶことが、建物を長持ちさせる秘訣です。

例えば、シリコン塗料以上のグレードであるフッ素塗料や無機塗料は、初期費用は少し高くなりますが、塗り替えサイクルを延ばせるため、長期的に見れば経済的です。私たち地元の業者は、こうした地域特性を熟知しているため、お客様のお住まいに最適な塗料をご提案できます。

ハウスメーカーの安心感も魅力的ですが、費用を抑えつつ、質の高い工事を求めるのであれば、地元の信頼できる塗装業者に相談してみることを強くお勧めします。

ハウスメーカーがおすすめなのはこんな人

ハウスメーカーがおすすめなのはこんな人

ここまでハウスメーカーと地元業者の違いを解説してきましたが、もちろんハウスメーカーでの外壁塗装が適している方もいらっしゃいます。具体的にどのような方にハウスメーカーが向いているのか、いくつかのタイプに分けてご紹介します。

ハウスメーカーでの塗装がおすすめな方の特徴

  • ブランドの安心感を最優先したい方
    費用が多少高くなっても、家を建てた大手企業に任せたい、という方にはハウスメーカーが最適です。企業の信頼性や倒産リスクの低さは、何物にも代えがたい安心材料となります。
  • 保証やアフターサービスを重視する方
    「住宅の延長保証」を受けたい場合、そのハウスメーカーが指定するメンテナンス(外壁塗装など)を受けることが条件になっていることがほとんどです。長期的な保証を維持したい方は、ハウスメーカーに依頼するのが基本線となります。
  • 業者を探したり、比較検討したりする時間がない方
    お仕事などで忙しく、複数の業者と打ち合わせをしたり、見積もりを比較したりする手間を省きたい方にも向いています。点検から見積もり、契約までワンストップで進められる手軽さは大きなメリットです。
  • お金の心配よりも、とにかく手間をかけたくない方
    費用面でのこだわりが少なく、手続きの簡便さを重視する方にとっては、ハウスメーカーのサービスは非常に魅力的です。

斎藤のワンポイントアドバイス

私がお会いしてきたお客様の中にも、「とにかく建てたところに任せるのが一番安心だから」とおっしゃる方は少なくありません。それは一つの正しい選択だと思います。大切なのは、ご自身が何を一番大切にしたいのか、優先順位をはっきりさせることです。その上で、私たちのよう地元業者とも比較検討していただけると、より納得のいく選択ができるはずです。

ご自身がどのタイプに当てはまるか考え、最適な依頼先を見つける参考にしてみてください。

相見積もりの重要性と業者の実績口コミ

外壁塗装を検討する上で、「相見積もり(あいみつもり)」を取ることは、適正価格を知り、信頼できる業者を見つけるために最も重要なプロセスです。1社だけの見積もりで契約を決めてしまうと、その金額が高いのか安いのか、内容が適切なのかを判断できず、後悔につながる可能性があります。

相見積もりとは、複数の業者から同じ条件で見積もりを提出してもらい、比較検討することです。最低でも3社程度から見積もりを取ることをお勧めします。ハウスメーカー1社、そして私たちのような地元の塗装専門業者2社、といった組み合わせがバランスが良いでしょう。

相見積もりでチェックすべきポイント

  • 総額だけでなく、内訳を比較する: 「一式」という表記が多い見積もりは要注意です。塗料名(メーカー名・製品名)、塗装面積、単価、足場代、高圧洗浄費など、項目ごとの詳細な金額を比較しましょう。
  • 使用する塗料のグレードを確認する: 同じシリコン塗料でも、メーカーや製品によって耐久性や価格は異なります。どのような塗料が提案されているか確認が必要です。
  • 保証内容や期間を比べる: 何年間の保証が付くのか、保証の対象範囲はどこまでか、といった点も重要な比較ポイントです。

また、業者の信頼性を判断するためには、実績や口コミのチェックが欠かせません。公式サイトの「施工事例」や「お客様の声」を見るのはもちろんですが、より客観的な評価を知るためには、Googleマップの口コミや地域の評判なども参考にすると良いでしょう。

口コミを見るときの注意点

良い評価ばかりでなく、悪い評価にも目を通し、その業者がトラブルに対してどのように対応しているかを確認することが大切です。ただし、匿名性の高いサイトの情報を鵜呑みにせず、あくまで参考程度に留め、最終的にはご自身の目で担当者の人柄や提案内容を見て判断することが肝心です。

私たちアップリメイクでは、これまでの豊富な施工事例や、お客様からいただいた直筆の声を公開しております。ぜひ一度ご覧いただき、他社様との比較材料にしていただければ幸いです。

外壁塗装・屋根塗装セットの相場

外壁塗装・屋根塗装セットの相場

外壁塗装を検討される際、多くの方が同時に気になるのが屋根の劣化です。もし屋根にも塗装が必要な時期であれば、外壁と屋根を同時に工事する「セットプラン」が断然お得です。

その最大の理由は「足場代の節約」にあります。外壁塗装でも屋根塗装でも、高所作業のために足場の設置が必須です。この足場代は、一般的な30坪の住宅で約15万円~20万円ほどかかります。

もし外壁と屋根の工事を別々のタイミングで行うと、その都度この足場代が発生してしまいます。しかし、セットで工事を行えば、足場の設置は1回で済むため、足場代を丸ごと1回分節約できるのです。

外壁・屋根塗装セットの費用相場(30坪の住宅)

あくまで一般的な目安ですが、セットで工事した場合の費用相場は以下の通りです。塗料のグレードによって価格は変動します。

  • シリコン塗料を使用した場合: 約83万円~ (外壁:シリコンプラン+屋根:高耐久遮熱シリコンプラン)
  • フッ素塗料を使用した場合: 約103万円~ (外壁:超高耐久フッ素プラン+屋根:超高耐久フッ素遮熱プラン)
  • 無機塗料を使用した場合: 約116万円~ (外壁:超高耐久無機プラン+屋根:超高耐久無機プラン)

※上記の金額はあくまで目安です。建物の形状や劣化状況、付帯部の塗装範囲によって変動します。正確な費用は必ず専門業者による現地調査の上、見積もりでご確認ください。

斎藤のワンポイントアドバイス

築10年を過ぎると、外壁だけでなく屋根も同じように紫外線や雨風にさらされて劣化が進んでいます。特にスレート屋根(コロニアル、カラーベスト)は、10年程度で再塗装が必要になるケースが多いです。足場を組むタイミングで屋根の状態も専門家にしっかりチェックしてもらい、必要であれば同時にメンテナンスするのが、長期的に見て最も賢い選択と言えます。

外壁の劣化が気になったら、ぜひ屋根の状態も合わせてご相談ください。アップリメイクでは、ドローンを使った屋根診断も無料で行っておりますので、お気軽にお申し付けください。

ハウスメーカー塗装に関するよくあるご質問(FAQ)

Q1. ハウスメーカーから「他社で塗装すると建物の保証が切れる」と言われました。本当ですか?

A. これは非常に多くいただくご質問です。結論から言うと、外壁塗装をしなかったことが原因で発生した不具合(例:雨漏りなど)については保証の対象外になる可能性はありますが、建物全体の保証が即座に全て無効になるわけではありません。 例えば、外壁塗装と全く関係ない基礎部分や構造躯体に問題が起きた場合、その保証まで切れるというのは考えにくいです。重要なのは、保証書に書かれている内容です。一度、保証内容の詳細を一緒に確認させていただければ、より具体的なアドバイスが可能です。

Q2. 地元の業者で塗装した場合、塗装に関する保証はどうなりますか?

A. もちろん、私ども(地元の専門業者)が施工した場合は、弊社独自の「自社保証」を発行いたします。これには、塗膜の剥がれなど、施工が原因で発生した不具合に対する保証が含まれます。ハウスメーカーの保証とは別に、塗装工事そのものに対する保証が付きますのでご安心ください。保証内容や期間は業者によって異なりますので、契約前に必ず書面で確認することが大切です。

Q3. ハウスメーカーと同じ塗料を使えば、地元の業者でも品質は同じになりますか?

A. 半分正解で、半分不正解です。塗料は料理でいう「食材」です。同じ高級食材を使っても、料理人の腕によって味が変わるように、塗装も職人の技術や知識、そしてメーカーの規定を守る丁寧な作業(適切な乾燥時間、正しい希釈率など)によって、仕上がりの美しさと耐久性が大きく変わります。同じ塗料を使うことはもちろん可能ですが、その塗料の性能を最大限に引き出せるかどうかは、施工する業者の品質にかかっています。

Q4. ハウスメーカーに見積もりを取った後、地元の業者に相見積もりを依頼するのは気が引けます…

A. 全く気にする必要はありません。外壁塗装のような高額な契約で、複数の業者を比較検討するのはお客様の当然の権利であり、今や常識です。私たちは、お客様がハウスメーカー様と比較されていることを前提にご提案いたします。むしろ、他社の見積もりがあることで、比較点が明確になり、お客様にとって何が最善かを一緒に考えやすくなります。どうぞお気軽にご相談ください。

Q5. ハウスメーカー独自の特殊な外壁材なのですが、地元の業者でも塗装できますか?

A. はい、ほとんどの場合で対応可能です。ハウスメーカーが使用する外壁材の多くは、建材メーカーが製造しているOEM製品です。長年の経験を持つ専門業者であれば、その素材の特性を見極め、最適な下塗り材や塗料を選定するノウハウを持っています。これまでにも、様々なハウスメーカー様の建物を数多く施工してまいりましたので、安心してお任せください。

外壁塗装ハウスメーカーの相場とよくある質問

  • 家の外壁は何年で寿命なのか
  • 外壁で一番長持ちするのはどんな素材?
  • 外壁塗装と張り替えどっちが安い?
  • 40坪の家の外壁を張り替える費用
  • サイディングとガルバリウムの差額は?

家の外壁は何年で寿命なのか

「家の外壁の寿命」は、使用されている外壁材の種類によって大きく異なります。一般的に、塗装メンテナンスの目安として「10年」という数字をよく耳にしますが、これはあくまで目安の一つです。ここでは主要な外壁材の寿命とメンテナンス時期について解説します。

外壁材別の寿命の目安

外壁材の種類 素材自体の耐用年数 塗装メンテナンスの目安
窯業系サイディング 約30~40年 約10~15年
金属系サイディング(ガルバリウム鋼板など) 約30~40年 約15~20年
モルタル 約30年以上 約8~12年
ALCパネル 約40年以上 約10~15年

※耐用年数は立地環境や使用されている塗料のグレードによって大きく左右されます。特に日当たりの良い南面や、雨風にさらされやすい面は劣化が早く進む傾向があります。

素材自体の寿命は長くても、表面を保護している塗膜が劣化すると、外壁材が水分を吸収し、ひび割れや反り、カビの発生といったトラブルにつながります。そのため、塗膜の寿命に合わせて定期的に塗装メンテナンスを行うことが、家を長持ちさせる上で非常に重要です。

チョーキング(壁を触ると白い粉が付く現象)やシーリング(目地)のひび割れは、塗装時期が来ているサインです。早めに専門家による診断を受けることをお勧めします。

外壁で一番長持ちするのはどんな素材?

「できるだけメンテナンスの手間を減らしたい」「長期間、美しい外観を保ちたい」という方にとって、外壁材の耐久性は非常に重要な要素です。現在、一般的に使用される外壁材の中で、特に長持ちすると言われているのは以下の素材です。

耐久性に優れた外壁材 TOP3

  1. タイル
    陶器質のタイルは、土や石を焼き固めて作られているため、素材自体がほとんど劣化しません。紫外線による色褪せや変色が起こりにくく、数十年にわたって美観を維持できます。初期費用は高くなりますが、塗装メンテナンスが基本的に不要なため、長期的なコストを抑えられるのが最大の魅力です。
  2. 樹脂系サイディング
    塩化ビニル樹脂を主成分とするサイディングで、非常に高い耐候性を持ちます。タイル同様、素材自体に色が練りこまれているため、塗装が不要です。凍害や塩害にも強く、軽量で建物への負担が少ないというメリットもあります。
  3. 高耐久ガルバリウム鋼板
    ガルバリウム鋼板の中でも、表面にフッ素や無機系の塗料でコーティングされた高耐久タイプの製品は、20年以上の長寿命が期待できます。錆びにくく、モダンでシャープなデザインが人気です。

ただし、どんなに耐久性の高い外壁材でも、目地に使われる「シーリング材」や、付帯部分(雨樋など)は経年で劣化します。「外壁材が長持ち=メンテナンスフリー」ではないという点は、しっかり覚えておく必要があります。

特にタイル外壁の場合でも、シーリングが劣化して雨水が浸入すれば、建物の構造にダメージを与えかねません。定期的な点検はどの外壁材でも不可欠です。

外壁塗装と張り替えどっちが安い?

外壁塗装と張り替えどっちが安い?

外壁のリフォームを考えたとき、「塗装」と「張り替え」のどちらを選ぶべきか、費用面で悩む方は非常に多いです。結論から言うと、短期的な初期費用だけで見れば「外壁塗装」の方が圧倒的に安くなります。しかし、建物の劣化状況や長期的な視点を持つと、一概にそうとは言えません。

費用の比較

  • 外壁塗装: 既存の外壁材の上に新しい塗料を塗る工法です。30坪の住宅で約64万円~が目安となり、比較的安価に外観をリフレッシュできます。
  • 外壁張り替え: 既存の外壁材を一度すべて撤去し、新しい外壁材を張り直す工法です。古い外壁の撤去費用や処分費、新しい外壁材の費用がかかるため、30坪の住宅で約180万円~250万円以上と高額になります。

どちらを選ぶべきかの判断基準

選択の決め手は「既存の外壁材の劣化状況」です。 外壁材自体に反りや大きなひび割れ、剥がれといった深刻なダメージがなく、表面の塗膜の劣化が主な問題であれば、「外壁塗装」で十分対応可能です。

一方で、以下のような場合は「張り替え」を検討する必要があります。

張り替えを検討すべきケース

  • 外壁材の反りや浮きが広範囲に見られる。
  • 大きなひび割れから雨水が浸入している形跡がある。
  • 外壁材の下地(防水シートや構造材)まで劣化している可能性がある。
  • デザインを根本的に変えたい、断熱性などの性能を向上させたい。

張り替えは費用が高額ですが、外壁の下地からやり直せるため、建物の防水性や耐震性を根本から改善できるという大きなメリットがあります。どちらの工法が適しているかは、専門家による正確な診断が不可欠です。費用だけで判断せず、建物の状態に合わせた最適な方法を選びましょう。

40坪の家の外壁を張り替える費用

例えば40坪の家の外壁を張り替える場合、その費用は選ぶ外壁材の種類によって大きく変動します。張り替えは、既存の外壁を撤去する費用と、新しい外壁材を施工する費用が掛かるため、塗装に比べて高額になります。

あくまで一般的な目安ですが、40坪の家(塗装面積が約150㎡~170㎡と想定)の外壁張り替え費用は、総額で約200万円~300万円程度を見込んでおくと良いでしょう。

【費用の内訳】

張り替え費用は、主に以下の項目で構成されます。

  • 足場設置費用: 約20万円~25万円
  • 既存外壁の撤去・処分費用: 約20万円~35万円
  • 下地補修・防水シート施工費用: 約15万円~25万円
  • 新規外壁材 本体価格: 約80万円~150万円(選ぶ素材による)
  • 外壁材の施工費用(人件費など): 約50万円~70万円
  • その他諸経費: 約15万円~20万円

選ぶ外壁材による価格の違い

新しい外壁材として何を選ぶかで、費用は大きく変わります。

  • 窯業系サイディング(標準グレード): 比較的安価で、デザインも豊富なため最も一般的です。総額で200万円台前半から可能です。
  • ガルバリウム鋼板(金属サイディング): 耐久性が高くモダンな印象になります。総額で220万円~が目安です。
  • ALCパネルやタイルなど高価な素材: 初期費用は高くなりますが、耐久性やデザイン性に優れます。総額で300万円を超えることも珍しくありません。

【重要】
上記の金額はあくまで概算の目安です。実際の費用は、建物の形状、階数、既存外壁材の種類、そして依頼する業者によって大きく異なります。正確な金額を知るためには、必ず複数の専門業者から詳細な見積もりを取り、内容を比較検討してください。

サイディングとガルバリウムの差額は?

外壁リフォームで人気の高い「窯業系サイディング」と「ガルバリウム鋼板」。どちらも優れた外壁材ですが、費用や性能には違いがあります。ここでは、その差額と特徴について解説します。

材料費と工事費を合わせた1㎡あたりの単価で比較すると、一般的にガルバリウム鋼板の方が窯業系サイディングよりも高くなる傾向にあります。ただし、選ぶ製品のグレードによって価格は逆転することもあります。

1㎡あたりの単価と特徴の比較

項目 窯業系サイディング(標準グレード) ガルバリウム鋼板
材料・工事単価(/㎡) 約7,000円~10,000円 約9,000円~13,000円
特徴 ・デザインや色が豊富
・耐火性に優れる
・比較的安価
・軽量で建物への負担が少ない
・耐久性が高く錆びにくい
・モダンでシャープな外観
デメリット ・重量がある
・熱を溜めやすい
・定期的な塗装が必要
・衝撃で凹みやすい
・傷が付くと錆びる可能性
・デザインが限定的

30坪の家での総額差額イメージ

仮に30坪の住宅(外壁面積120㎡)で張り替えを行った場合、差額は以下のようになります。

  • 窯業系サイディングの場合: 84万円~120万円(外壁材・工事費のみ)
  • ガルバリウム鋼板の場合: 108万円~156万円(外壁材・工事費のみ)

単純計算で約24万円~36万円程度の差額が出ることになります。(※足場代や撤去費用などは別途かかります)

どちらが良いかは、予算はもちろん、お住まいのデザインや何を重視するかによって決まります。デザインのバリエーションを求めるならサイディング、耐久性やモダンな雰囲気を重視するならガルバリウム鋼板が良い選択肢となるでしょう。

それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、専門家と相談しながら決めることをお勧めします。

外壁塗装ハウスメーカーの相場を理解して賢く選ぼう

ここまで、外壁塗装におけるハウスメーカーと地元業者の違いや、費用に関する様々な情報をお伝えしてきました。

外壁塗装は決して安い買い物ではありませんし、一度行うと10年以上付き合っていく大切なメンテナンスです。だからこそ、目先の価格だけでなく、保証内容や長期的な視点を持って、ご自身が心から納得できる業者を選ぶことが何よりも大切になります。

  • ハウスメーカーの外壁塗装は中間マージン等で相場より高くなる傾向
  • 費用相場は30坪で120万円から180万円程度が目安
  • メリットはブランドの安心感と手厚い長期保証
  • デメリットは費用の高さとプランの自由度の低さ
  • 地元の塗装専門業者はコストを抑えられプランの自由度も高い
  • 業者選びでは最低3社の相見積もりが不可欠
  • 見積もりは総額だけでなく塗料や工法の詳細な内訳を比較する
  • 業者の実績や客観的な口コミの確認も重要
  • 外壁と屋根のセット工事は足場代が節約でき経済的
  • 外壁の寿命は素材によるが10年から15年での塗装メンテナンスが一般的
  • タイルや高耐久サイディングは長持ちするが完全なメンテナンスフリーではない
  • 外壁の劣化が深刻な場合は塗装より高額な張り替えが必要になる
  • 静岡のような地域では耐候性や塩害に強い塗料選びが重要
  • 最終的には費用、保証、品質のバランスを見てご自身に合う業者を選ぶ
  • 迷った際はまず専門家による無料の建物診断を受けることから始める

外壁塗装は大切な住まいを守るための重要な投資です。静岡で外壁塗装をご検討の際は、ぜひ私たち株式会社アップリメイクにご相談ください。専門家の視点から、お客様にとって最適なプランをご提案いたします。

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  • この記事を書いた人

齋藤直樹

(株)アップリメイク代表取締役で元職人、塗装という仕事が大好きです。人生の大きな挫折と数多くの出会いを経て今は大好きな地元・静岡で、お客様の笑顔のために仕事ができることに何よりの誇りを感じています。

▼保有資格▼
1級建築塗装技能士・2級建築施工管理技士・有機溶剤作業主任者・高所作業主任者・2級カラーコーディネーター・光触媒施工技能士・乙4類危険物取扱者・ゴンドラ特別教育・職長・安全衛生責任者・第2種酸素欠乏危険作業主任者・宅地建物取引主任者・2級ファイナンシャルプランニング技能士・AFP