「外壁塗装をした方がいいのはわかっている。でも、今まとまったお金を用意するのはきつい…」
そんな不安を抱えたまま、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
外壁塗装は、数万円で気軽にできる買い物ではありません。
一般的な戸建て住宅でも、外壁だけで数十万円以上、屋根と一緒に行えば100万円を超えることもあります。
だからこそ、「本当に今やるべきなのか」「もう少し先延ばししても大丈夫なのか」「ローンや助成金は使えるのか」と迷ってしまうのは、かなり自然なことですよ。
ただし、外壁塗装は見た目をきれいにするだけの工事ではありません。
塗装の本当の役割は、雨、紫外線、湿気、塩害などから住まいを守ることです。
特に静岡は日照時間が長く、沿岸部では潮風の影響を受ける地域もあります。
外壁や屋根にとっては、意外と過酷な環境なんです。
お金の不安があるからといって、何も確認しないまま放置してしまうと、数年後に雨漏り、下地の腐食、シロアリ被害、防水工事の追加など、塗装費用以上の出費につながる可能性があります。
一方で、焦って契約する必要もありません。
大切なのは、今すぐ塗装が必要な状態なのか、数年後でもよい状態なのか、まず住まいの現状を正しく知ることです。
この記事では、外壁塗装をしたいけれどお金がないと悩んでいる方へ、放置するリスク、費用相場、火災保険・助成金・ローンの考え方、やってはいけない節約方法、そして信頼できる業者の選び方まで、静岡の塗装専門店の視点でわかりやすくお伝えします。
「結局、自分の家はどうすればいいのか」を考えるための判断材料として、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- 外壁塗装を放置すると起こりやすいリスク
- 今すぐ塗装すべき家と、少し様子を見られる家の違い
- 外壁塗装の費用相場と、坪数別の目安
- お金がないときに使える火災保険・助成金・ローンの考え方
- 費用を抑えたいときに絶対に避けたい節約方法
- ハウスメーカーや異業種リフォームと地元専門店の違い
- 信頼できる外壁塗装業者を見極めるポイント
- 無料診断を上手に使って、無理なく判断する方法
外壁塗装にお金がないとき、まず知っておきたい放置リスク
- 外壁の劣化を放置しても大丈夫なのか
- 「外壁塗装はまだするな」と言われる本当の意味
- 20年・30年塗装していない外壁は手遅れなのか
- 外壁塗装の平均費用はいくらなのか
- 後悔しやすい外壁の色と、失敗しにくい選び方
外壁の劣化を放置しても大丈夫?
結論からお伝えすると、外壁に劣化サインが出ているのに、何年もそのまま放置するのはおすすめできません。
なぜなら、外壁塗装の目的は「見た目をきれいにすること」だけではなく、建物を雨や紫外線から守ることだからです。
外壁の表面には、塗料によって作られた塗膜があります。
この塗膜があることで、外壁材は雨水を吸い込みにくくなり、紫外線や汚れからも守られています。
ところが、年数が経つと塗膜は少しずつ劣化します。
防水性が落ちると、サイディングが水を吸って反ったり、モルタル壁のひび割れから雨水が入り込んだりします。
外壁の表面だけで済んでいるうちは、塗装やシーリング補修で対応できることが多いです。
でも、雨水が壁の中まで入ってしまうと話は変わります。
柱や土台が湿気を含んで腐りやすくなり、シロアリが発生するきっかけになることもあります。
そうなると、外壁塗装だけでは済まず、下地補修、大工工事、防水工事、場合によっては外壁材の張り替えまで必要になることがあります。
放置が招きやすいトラブル
外壁の劣化を放置すると、次のようなリスクがあります。
- 雨漏り: 外壁や屋根から雨水が入り、天井や壁紙、家財に被害が出ることがあります。
- 構造材の腐食: 柱や梁、土台などが湿気で傷み、建物の耐久性に影響することがあります。
- シロアリ被害: 湿った木材はシロアリが好む環境になりやすく、被害が広がると補修費用が大きくなります。
- 断熱性の低下: 壁の中に湿気が溜まると、断熱材の性能が落ち、室内環境や光熱費に影響することがあります。
- 補修範囲の拡大: 早めなら部分補修で済んだものが、放置によって張り替えや防水工事まで必要になることがあります。
「今お金がないから先延ばしにする」という選択が、結果的にさらに大きな出費につながる可能性があるんです。
とはいえ、不安になってすぐ契約する必要はありません。
まずは、今の状態が「急いだ方がいい」のか、「計画的に準備すればよい」のかを見極めることが大切です。
ご自宅の状態が気になる方は、専門家による無料診断で現状を把握しておくと、必要以上に焦らず判断しやすくなります。
今すぐ塗装を検討した方がいいサイン
外壁塗装は、必ずしも築10年になったら全員がすぐ工事しなければいけない、というものではありません。
建物の立地、外壁材、前回の塗料、日当たり、風通し、海からの距離などによって劣化スピードは変わります。
ただし、次のような症状が出ている場合は、早めに点検した方が安心です。
早めに点検したい劣化サイン
- 外壁を触ると白い粉が手につく
- 外壁に幅のあるひび割れがある
- シーリングが硬くなって割れている
- 外壁材が反っている、浮いている、欠けている
- 塗膜がめくれて外壁材が見えている
- 雨樋や鉄部にサビ、変形、破損がある
- 室内の壁や天井に雨染みのような跡がある
- 屋根の色あせ、割れ、ズレが気になる
この中で特に注意したいのは、ひび割れ、シーリングの切れ、外壁材の反り、雨染みです。
これらは、雨水の侵入に関係している可能性があります。
表面の色あせだけならすぐに大きな問題にならないこともありますが、防水の切れ目ができている場合は、放置期間が長くなるほど傷みが深くなりやすいです。
お金の問題があると、「見なかったことにしたい」と感じるかもしれません。
その気持ち、よくわかります。
でも、状態を知るだけなら工事ではありません。
まずは診断で現状を知り、すぐ工事が必要なのか、半年後や1年後に計画すればよいのかを判断する方が、結果的に心もお金もラクになるかなと思います。
「外壁塗装はまだするな」と言われる本当の理由
インターネットで調べていると、「外壁塗装はまだするな」という言葉を見かけることがあります。
この言葉だけを見ると、「外壁塗装は先延ばししてもいいんだ」と受け取ってしまうかもしれません。
でも、本来の意味は少し違います。
多くの場合、「まだするな」という言葉は、緊急性が高くないのに、訪問販売や強引な営業に急かされて契約しない方がいい、という注意喚起です。
たとえば、新築から5年ほどしか経っていない家で、外壁に大きなひび割れやシーリングの破断がなく、軽い色あせ程度であれば、今すぐ全面塗装が必要とは限りません。
また、細いヘアークラックや軽いチョーキングだけなら、経過観察でよいケースもあります。
こうした状態にもかかわらず、「今日契約すれば足場代を無料にします」「このままだとすぐ雨漏りします」と不安をあおられたら、一度立ち止まってください。
外壁塗装は高額な工事なので、その場の勢いで決めるものではありません。
斎藤のワンポイントアドバイス
私が大切だと思っているのは、「急がなくていい工事」と「急いだ方がいい工事」をきちんと分けて伝えることです。
塗装会社の都合で契約を急がせるのではなく、お客様の住まいの状態と生活設計に合わせて、最適なタイミングを一緒に考えることが本来の提案だと思っています。
相見積もりを取ることも、遠慮しなくて大丈夫ですよ。
ただし、「まだするな」を「何年も何もしなくていい」と考えるのは危険です。
劣化の初期症状は、メンテナンスを考え始める合図です。
点検だけしておけば、今すぐ工事が必要ない場合でも、次にいつ頃予算を準備すればよいかが見えてきます。
この「準備できる時間」があるかどうかで、工事の選択肢はかなり変わります。
20年・30年塗装していない外壁は手遅れ?
「うちは20年以上塗装していない」
「30年近く何もしていないけど、今さら塗装しても意味がないのかな」
そんな不安を持っている方もいると思います。
結論として、20年・30年塗装していないからといって、必ず手遅れとは言い切れません。
ただし、塗装だけで済む状態を過ぎている可能性は高くなります。
外壁塗装は、外壁材や下地がある程度健全であることが前提のメンテナンスです。
外壁材が大きく反っていたり、下地が腐っていたり、サイディングが割れて水を吸っていたりすると、塗装だけでは根本的な解決になりません。
その場合は、張り替え、カバー工法、部分補修、防水工事などを組み合わせる必要があります。
20年・30年放置した場合に見られやすい症状
- 塗膜の剥がれ: 塗装が広い範囲でめくれ、外壁材がむき出しになっている状態です。
- 外壁材の反り・割れ: サイディングが水を吸い、変形や割れが出ていることがあります。
- シーリングの断裂: 目地のシーリングが痩せたり切れたりして、防水の役割を失っている状態です。
- カビ・コケ・藻の広がり: 湿気が抜けにくい面で発生し、外壁材の劣化を早めることがあります。
- 雨漏りの前兆: 室内のクロスの浮き、天井のシミ、窓まわりの湿りなどが見られることがあります。
特にシーリングの劣化は、見落とされやすいポイントです。
外壁材そのものがまだきれいに見えても、目地から水が入ると内部の下地を傷めることがあります。
「外壁はまだ大丈夫そう」と感じる家でも、シーリングだけは先に限界を迎えていることも珍しくありません。
静岡の住まいで気をつけたい劣化要因
静岡は温暖で暮らしやすい地域ですが、外壁や屋根にとっては紫外線、雨、湿気、台風、沿岸部の潮風などの影響を受けやすい地域でもあります。
南面や西面は紫外線で色あせやチョーキングが進みやすく、北面は湿気でカビやコケが出やすい傾向があります。
同じ家でも、面によって劣化の出方が違うので、全体をきちんと見て判断することが大切です。
20年、30年メンテナンスしていない場合でも、まずは診断を受けてください。
塗装で対応できるのか、部分補修が必要なのか、今すぐ全部やるべきなのか、優先順位をつけることができます。
お金がないときほど、全部を一気に考えるより、「何を先に守るべきか」を決めることが大切です。
外壁塗装の平均的な費用はいくら?坪数別の相場
外壁塗装を考えるとき、やはり一番気になるのは費用ですよね。
費用は、建物の大きさ、形、外壁材、劣化状況、使用する塗料、付帯部の工事範囲によって変わります。
一般的な30坪前後の戸建て住宅であれば、外壁塗装のみで60万円台から100万円前後がひとつの目安です。
アップリメイクの料金プランでは、外壁塗装の日本ペイント シリコンプランの場合、30坪で638,000円から、40坪で715,000円からが目安となっています。
ただし、これはあくまで目安です。
実際には現地調査で塗装面積を算出し、シーリングや下地補修の状態を確認したうえで正確な金額が決まります。
| 延床面積(坪数) | 塗装面積の目安 | 費用相場の目安(税込) |
| 25坪 | 約99㎡ | ¥605,000 ~ |
| 30坪 | 約119㎡ | ¥638,000 ~ |
| 40坪 | 約158㎡ | ¥715,000 ~ |
| 50坪 | 約198㎡ | ¥880,000 ~ |
※上記はアップリメイクの外壁塗装料金プランのうち、日本ペイント シリコンプランを基にした目安です。
※建物の形状、劣化状況、補修範囲、塗料グレードによって価格は変動します。
より詳しい料金は、外壁塗装・屋根塗装の料金プランも参考にしてください。
塗料のグレードで費用はどう変わる?
外壁塗装の費用は、塗料の種類によっても変わります。
安い塗料を選べば初期費用は抑えられますが、耐久年数が短ければ次の塗り替え時期が早くなります。
逆に、フッ素や無機などの高耐久塗料は初期費用が上がりますが、長く持たせたい方には向いています。
| 塗料タイプ | 向いている方 | 注意点 |
|---|---|---|
| シリコン系 | 費用と耐久性のバランスを重視したい方 | 標準的で選びやすい反面、もっと長持ちさせたい方には物足りない場合があります。 |
| ラジカル制御系 | シリコンより少し上の耐久性を求める方 | 製品によって性能差があるため、メーカー名と塗料名の確認が必要です。 |
| フッ素系 | 長期的なメンテナンス回数を減らしたい方 | 初期費用は高くなりますが、長い目で見ると候補になります。 |
| 無機系 | とにかく耐久性を重視したい方 | 外壁材との相性や下地処理が重要です。価格だけで選ばない方が安心です。 |
| ガイナなどの遮熱断熱塗料 | 夏の暑さや室内環境も気になる方 | 効果の感じ方は建物条件によって変わるため、事前説明を受けることが大切です。 |
「一番安いプランが悪い」という話ではありません。
10年後に建て替えを考えている方なら、過度に高耐久な塗料を選ばない方が合理的なこともあります。
逆に、今の住まいに長く住み続ける予定なら、耐久性の高い塗料で塗り替え回数を減らす考え方もあります。
お金がないときほど、目先の金額だけではなく、これから何年その家に住むのかまで含めて考えるのが大切です。
屋根と外壁を同時に塗装すると高い?安い?
屋根も劣化している場合、外壁塗装と同時に屋根塗装をする方が、長期的には費用を抑えやすいです。
理由は足場です。
外壁にも屋根にも足場が必要になるため、別々に工事すると足場代が2回かかります。
一般的な戸建て住宅の足場代は、15万円から30万円程度が目安です。
屋根と外壁を同時に施工すれば、足場を共用できるため、将来の足場代を一度分節約できる可能性があります。
屋根外壁同時塗装の費用感は、30坪の屋根外壁塗装の相場解説も参考になります。
ただし、今どうしても予算が厳しい場合は、外壁と屋根のどちらを優先すべきか、診断結果をもとに決めることが大切です。
見た目だけで判断せず、雨漏りにつながるリスクが高い部位から優先しましょう。
知恵袋などでよくある外壁塗装の費用Q&A
ここでは、インターネットの相談サイトなどでよく見かける疑問に、塗装専門店の視点でお答えします。
Q1. 足場代だけでいくらくらいかかりますか?
A. 一般的な戸建て住宅では、足場代だけで15万円から30万円程度が目安です。
足場は決して安いものではありませんが、安全な作業と施工品質を守るために欠かせません。
「足場代無料」と言われると魅力的に聞こえますが、実際には別の項目に費用が含まれていることもあります。
足場代が本当に無料なのか、総額が適正なのかを確認することが大切です。
Q2. 塗料を安いものにすれば費用をかなり下げられますか?
A. 初期費用は下がる可能性があります。
ただし、耐久性が短い塗料を選ぶと、次の塗り替え時期が早くなり、長期的には高くなることがあります。
たとえば、10年程度で次のメンテナンスを考えるのか、15年から20年先まで見据えるのかで、選ぶべき塗料は変わります。
「安い塗料」ではなく、「今後の暮らしに合う塗料」を選ぶことが大切です。
Q3. 見積もりが他社より極端に安い場合はお得ですか?
A. 必ずしもお得とは限りません。
外壁塗装には、足場、高圧洗浄、下地処理、シーリング、下塗り、中塗り、上塗り、付帯部塗装、現場管理など、必要な工程があります。
極端に安い見積もりの場合、必要な工程が省かれていたり、塗布量が足りなかったり、保証が曖昧だったりすることがあります。
見積書は、金額だけでなく中身を見てください。
Q4. 今すぐ全額払えない場合でも相談していいですか?
A. もちろん大丈夫です。
リフォームローン、支払い時期、工事範囲の優先順位、塗料グレードの調整など、選択肢はいくつかあります。
アップリメイクでは、ファイナンシャルプランナーの視点も踏まえ、住まいの状態と生活設計に合わせた無理のないプランをご提案しています。
「払えるか不安だから相談しにくい」と思わず、まずは現状と予算感を共有していただければと思います。
後悔しないために避けたい外壁の色
外壁塗装は、費用だけでなく色選びでも後悔しやすい工事です。
せっかく塗装するなら、長く気に入って暮らせる色を選びたいですよね。
色の好みは人それぞれですが、汚れや色あせ、周囲との調和まで考えると、注意した方がよい色があります。
1. 汚れが目立ちやすい真っ白・真っ黒
真っ白な外壁は清潔感があり、明るい印象になります。
ただ、雨だれ、排気ガス、砂ぼこり、コケなどの汚れが目立ちやすい色でもあります。
一方で真っ黒は、スタイリッシュで人気がありますが、白っぽい砂ぼこりや鳥のフンが目立ちやすくなります。
また、黒系の外壁は熱を吸収しやすいため、建物条件によっては夏場の暑さが気になることもあります。
2. 色あせが目立ちやすい原色系
赤、黄、紫などの鮮やかな色は、外観に個性を出しやすい反面、紫外線による色あせが目立ちやすい傾向があります。
塗装直後はきれいでも、数年後にくすみが気になることがあります。
アクセントとして使うならよいですが、外壁全体に使う場合は慎重に検討した方が安心です。
3. 近隣の雰囲気と大きくズレる色
外壁の色は、自分の家だけで完結するものではありません。
隣家、道路、植栽、屋根、玄関ドア、サッシの色とのバランスも大切です。
自分では気に入っていても、街並みから浮きすぎると、住んでから落ち着かないと感じることがあります。
色選びで失敗しにくくするコツ
- 小さな色見本だけで決めない: 外壁は面積が大きくなると、色が明るく見えることがあります。
- 屋外で確認する: 室内の照明と太陽光では、色の見え方がかなり変わります。
- 朝・昼・夕方で見る: 時間帯によって印象が変わるため、できれば複数のタイミングで確認しましょう。
- 屋根やサッシとの相性を見る: 外壁だけでなく、家全体のバランスで考えることが大切です。
- カラーシミュレーションを活用する: 実際の住まいの写真で確認すると、完成後のイメージがつかみやすくなります。
アップリメイクでは、カラーサンプルやカラーシミュレーションを使いながら、色選びの不安を減らすお手伝いをしています。
「この色が好き」だけでなく、「汚れにくさ」「色あせにくさ」「街並みとの調和」まで含めて考えると、後悔しにくくなります。
外壁塗装のお金がないときに使える対処法
- お金がないのに外壁塗装をするにはどうすればいいか
- 火災保険・助成金・ローンの活用法
- やってはいけない節約方法
- ニトリやハウスメーカーに依頼する場合の注意点
- 信頼できる外壁塗装事業者の選び方
お金がないのに外壁塗装をするには?
外壁塗装の必要性はわかっていても、今すぐまとまった資金を用意できないことはあります。
その場合、まず考えたいのは「今すぐ全額を現金で払う」以外の選択肢です。
外壁塗装の費用を工面する方法としては、主に次の3つがあります。
- 火災保険が使える損害か確認する
- 自治体の助成金・補助金を確認する
- リフォームローンで分割払いを検討する
さらに、工事内容の優先順位をつけることで、今すぐ必要な工事と後からでもよい工事を分けられる場合もあります。
たとえば、外壁全体の塗装は計画しつつ、先に雨漏りにつながるシーリングやひび割れ補修を行うケースもあります。
逆に、足場が必要な屋根、外壁、防水、雨樋の工事は、同時に行った方が結果的に安くなることもあります。
つまり、お金がないときほど「何を削るか」ではなく、「どの順番で守るか」を考えることが大切です。
火災保険・助成金・ローンの活用法
外壁塗装の費用を軽くできる可能性がある制度や仕組みを見ていきましょう。
ただし、どれも必ず使えるわけではありません。
条件や審査があるため、最新情報を確認しながら進める必要があります。
制度を使うときの注意点
火災保険、助成金、ローンは、どれも条件があります。
制度内容や審査基準は変わる可能性があるため、必ず保険会社、自治体、金融機関などの公式情報を確認してください。
「必ず保険が下ります」「助成金で無料になります」と断定する業者には注意が必要です。
1. 火災保険の活用
火災保険は、火災だけでなく、台風、突風、雹、雪災などの自然災害による損害に使える場合があります。
たとえば、台風で飛んできた物が外壁に当たって穴が空いた、強風で雨樋が破損した、雹で屋根や外壁に傷がついた、といったケースです。
ただし、経年劣化による外壁塗装には基本的に使えません。
「古くなったから塗り替えたい」という理由ではなく、自然災害によって発生した損害の修繕が対象になるかどうかを確認する必要があります。
判断が難しい場合は、まず保険会社に確認し、必要に応じて現地調査の写真や見積書を準備しましょう。
アップリメイクでも、無料診断時に自然災害による損傷の可能性があるかを確認し、必要な写真撮影や見積書作成のご相談を承っています。
2. 助成金・補助金の活用
お住まいの自治体によっては、住宅リフォーム、省エネ改修、遮熱・断熱塗料を使った工事などに対して、助成金や補助金が用意されている場合があります。
ただし、助成金は自治体によって内容が大きく異なります。
年度ごとに予算が決まっていたり、先着順で締め切られたり、対象工事や対象業者が限定されていたりします。
特に注意したいのは、工事を始める前に申請が必要なケースが多いことです。
工事後に「助成金を使いたい」と思っても、対象外になってしまうことがあります。
外壁塗装を検討し始めた段階で、市役所や町役場の公式サイトを確認するか、塗装業者に相談しておくと安心です。
3. リフォームローンの活用
手元にまとまった資金がない場合、リフォームローンで月々の支払いに分ける方法もあります。
金利はかかりますが、劣化を放置して大規模修繕になる前にメンテナンスできる点は大きなメリットです。
ローンを使う場合は、月々の返済額だけでなく、総支払額、金利、返済期間を確認しましょう。
「月々いくらなら無理がないか」を先に決め、その範囲で塗料や工事内容を選ぶと、生活に負担をかけにくくなります。
アップリメイクでは、リフォームローンのご相談も可能です。
住宅の状態だけでなく、ご家族のライフプランや今後の住まい方も踏まえて、無理のない選択肢を一緒に考えます。
費用を抑えたいときに検討できる現実的な方法
外壁塗装の費用を抑える方法はあります。
ただし、品質を削る節約はおすすめできません。
ここでは、比較的安全に費用を考えやすい方法を紹介します。
1. 相見積もりを取って適正価格を知る
外壁塗装は、業者によって見積もり金額や提案内容が変わります。
だからこそ、2社から3社ほど相見積もりを取ることは大切です。
ただし、安い会社を選ぶためだけの相見積もりではありません。
使用塗料、塗装回数、下地処理、シーリング、保証内容、工事後の点検まで比較してください。
見積書の内容が細かく説明されているかどうかも、業者選びの大事な判断材料です。
2. 塗料グレードをライフプランに合わせる
今の家にあと何年住む予定なのかによって、選ぶべき塗料は変わります。
長く住む予定なら、高耐久塗料で塗り替え回数を減らす選択が向いているかもしれません。
一方で、10年後に建て替えや住み替えを考えているなら、必要以上に高い塗料を選ばない方がよいこともあります。
「高い塗料だから正解」ではなく、「自分の暮らしに合っているか」が大切です。
3. 足場を使う工事をまとめる
外壁塗装、屋根塗装、雨樋交換、防水工事など、足場が必要な工事はまとめて行うと、長期的な費用を抑えやすくなります。
特に屋根やベランダ防水も劣化している場合、外壁だけ先に行い、数年後にまた足場を組むと、足場代が二重にかかります。
今すぐ全部やるのが難しい場合でも、診断時に「数年以内に必要になりそうな工事」を確認しておくと、無駄な出費を避けやすくなります。
4. 相談時に予算を正直に伝える
「予算を言うと、その金額いっぱいの提案をされそう」と不安に思う方もいるかもしれません。
でも、信頼できる業者なら、予算を踏まえて優先順位を考えてくれます。
むしろ、予算がわからないままだと、必要以上に高いプランや、逆に耐久性が足りないプランになってしまうことがあります。
最初に「月々の支払いはこのくらいまで」「総額はこの範囲で考えたい」と伝えておくと、現実的な提案を受けやすくなります。
これだけはNG!やってはいけない節約方法
費用を抑えたい気持ちは、とてもよくわかります。
ただ、外壁塗装には削ってはいけない部分があります。
そこを削ってしまうと、数年後に塗膜が剥がれたり、雨漏りしたり、結局やり直しになったりします。
安く済ませたつもりが、結果的に高くつくパターンです。
品質を犠牲にする危険な節約方法
- 足場を設置しない
「1階だけだから」「少しでも安くしたいから」と足場を省くのは危険です。
作業員の安全が守れないだけでなく、正しい姿勢で塗れないため、塗りムラや塗り残しが起きやすくなります。
- 高圧洗浄や下地処理を省く
外壁に汚れ、カビ、コケ、古い塗膜が残ったまま塗ると、塗料がしっかり密着しません。
どんなに良い塗料を使っても、下地処理が不十分だと長持ちしないんです。
- 塗装回数を減らす
外壁塗装は、下塗り、中塗り、上塗りなど、塗料の性能を発揮するために必要な工程があります。
アップリメイクでは、建物を長く守るために外壁塗装で合計4回塗りを標準としています。
一部仕様により異なる場合はありますが、必要な塗装回数を減らす節約はおすすめできません。
- 塗料を規定以上に薄める
塗料にはメーカーが定めた希釈率があります。
必要以上に薄めると、塗膜が薄くなり、耐久性や防水性が落ちます。
- 保証や説明がない業者に任せる
工事後の保証書がない、見積書が「一式」ばかり、施工写真を残さない業者には注意が必要です。
安さだけで決めると、トラブル時に対応してもらえないことがあります。
外壁塗装は、完成直後はどの業者でもきれいに見えます。
差が出るのは、3年後、5年後、10年後です。
だからこそ、見積もりの安さだけではなく、下地処理、塗布量、乾燥時間、塗装回数、職人の技術、保証まで確認してください。
ニトリやハウスメーカーに依頼する場合の相場と注意点
最近では、ニトリのような異業種リフォームサービスや、家電量販店、ホームセンターなどでも外壁塗装の相談ができるようになっています。
また、家を建てたハウスメーカーに塗装を依頼する方も多いです。
どの依頼先にもメリットはあります。
ただし、費用や施工体制の違いを理解しておかないと、「思ったより高かった」「実際に塗る人が誰かわからなかった」と感じることもあります。
| 依頼先 | メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|---|
| ニトリなど異業種リフォーム | 窓口がわかりやすい場合があります。パッケージ料金で比較しやすいこともあります。 | 実際の施工は指定施工業者が行うことが多く、担当者や職人の専門性に差が出る可能性があります。 |
| 大手ハウスメーカー | 建てた会社という安心感があります。建物の仕様を把握している場合があります。 | 実際の施工は下請け業者が行うことが多く、中間マージンで費用が高くなりやすい傾向があります。 |
| 地元の塗装専門業者 | 直接施工なら中間マージンを抑えやすく、塗装に特化した提案を受けやすいです。 | 業者によって品質差があるため、実績、見積書、保証、職人の体制を確認する必要があります。 |
ハウスメーカーの見積もりが高いと感じた場合は、地元の塗装専門業者にも見積もりを依頼してみると判断しやすくなります。
詳しくは、ハウスメーカーの外壁塗装相場と後悔しない選び方も参考になります。
積水ハウスなど特定のハウスメーカーで建てた住まいの場合は、外壁材や防水仕様に注意が必要です。
たとえば、積水ハウスのシャーウッドで採用される陶版外壁「ベルバーン」は、外壁材そのものの塗装が基本的に不要とされる一方で、シーリング部分の点検や打ち替えが重要になります。
積水ハウス関連の費用や防水工事については、積水ハウスの外壁塗装費用を抑える考え方もあわせてご覧ください。
斎藤のワンポイントアドバイス
どこに依頼する場合でも、最終的に仕上がりを左右するのは現場の職人です。
名前の大きな会社だから必ず安心、地元業者だから必ず安い、という単純な話ではありません。
見積書の中身、現地調査の丁寧さ、質問への答え方、施工体制、保証内容まで見て判断することが大切です。
費用や支払いに関するFAQ
Q1. 自己資金が少なくても、ローンを組んで外壁塗装できますか?
A. 可能です。リフォームローンを利用すれば、月々の支払いに分けて工事を進められる場合があります。審査は必要ですが、頭金なしで検討できるケースもあります。大切なのは、月々の返済額が生活を圧迫しない範囲に収まるかどうかです。まずは返済シミュレーションを確認し、無理のないプランを選びましょう。
Q2. 助成金を自分で調べるのが大変です。相談できますか?
A. はい、ご相談ください。助成金は自治体ごとに条件が違い、年度によって内容が変わることもあります。工事前申請が必要な場合も多いため、検討段階で早めに確認することが大切です。アップリメイクでは、静岡県内の制度確認のお手伝いが可能な場合があります。
Q3. 火災保険が使えるかどうか、調査だけお願いできますか?
A. はい、無料診断の際に損傷状況を確認できます。ただし、保険が使えるかどうかを最終判断するのは保険会社です。自然災害による損傷の可能性がある場合は、申請に必要な写真や見積書の準備についてもご相談いただけます。
Q4. とにかく一番安く済ませたいのですが、対応できますか?
A. ご予算に合わせた提案は可能です。ただし、足場、洗浄、下地処理、必要な塗装回数など、品質を守るために削れない工程があります。過度な値引きや工程の省略は、数年後の不具合につながる可能性があります。費用を抑える場合は、塗料グレードや工事範囲、施工時期などを一緒に検討するのが現実的です。
Q5. 見積もりをお願いしたら、契約しないといけませんか?
A. いいえ、契約する必要はありません。見積もりは、住まいの状態と費用感を知るための判断材料です。アップリメイクでは、契約を急がせるような営業は行いません。ご納得いただけなければ、気兼ねなくお断りいただいて大丈夫です。
Q6. まだ塗装するか決めていません。それでも無料診断を受けていいですか?
A. もちろんです。むしろ、まだ迷っている段階で現状を知っておくことが大切です。診断を受けた結果、今すぐ工事が必要ないとわかる場合もあります。まずは「現状を知るだけ」でも大丈夫です。
信頼できる外壁塗装事業者の選び方
外壁塗装で後悔しないために、最も大切なのは業者選びです。
どれだけ良い塗料を使っても、下地処理や塗布量、乾燥時間が守られていなければ、塗料本来の性能は発揮されません。
つまり、外壁塗装は「何を塗るか」と同じくらい、「誰がどう塗るか」が大事なんです。
優良業者を見極めるチェックリスト
- 現地調査が丁寧か: 外壁だけでなく、屋根、シーリング、付帯部、雨樋、ベランダ防水まで確認しているかを見ましょう。
- 見積書が細かいか: 「一式」ばかりではなく、塗装面積、単価、塗料名、工程が明記されているか確認してください。
- 塗料名が具体的か: メーカー名と製品名まで書かれているかが大切です。
- 施工事例を確認できるか: 写真付きの実績や、近い条件の施工例を見せてもらえるか確認しましょう。
- お客様の声を確認できるか: 実際に工事をした方の感想は、対応や仕上がりを知る参考になります。
- 保証書があるか: 口約束ではなく、工事保証書を発行しているか確認しましょう。
- 契約を急がせないか: 「今日だけ値引き」「今決めないと損」と急かす業者には注意してください。
- 職人や施工体制が見えるか: 誰が工事を行い、誰が品質管理をするのかがわかる会社は安心です。
アップリメイクは、1973年創業の屋根・外壁塗装リフォーム専門店です。
職人直営の塗装専門店として、地元静岡での施工にこだわり、2026年4月末時点で施工実績6000件以上とされています。
また、工事保証書の発行、写真付きの報告、カラーシミュレーション、無料のお住まい診断など、初めての方でも判断しやすいように情報をできるだけわかりやすくお伝えしています。
施工イメージを見たい方は、施工事例をご覧ください。
実際に工事をされた方の感想を確認したい方は、お客様の声も参考になります。
見積もり前に準備しておくと相談がスムーズなこと
外壁塗装の相談をするときは、難しい知識を持っていなくても大丈夫です。
ただ、次のような情報を用意しておくと、より具体的な提案を受けやすくなります。
- 築年数
- 前回の塗装時期
- 気になっている劣化症状
- 雨漏りや室内のシミの有無
- 屋根やベランダ防水も気になっているか
- 今後その家に何年くらい住む予定か
- 現金払い、ローン、助成金など支払いに関する希望
- 希望する色や避けたい色
- 相見積もり中かどうか
特に、「今後その家に何年住む予定か」はとても大事です。
20年以上住む予定なら高耐久プランが合うかもしれませんし、10年以内に住み替え予定なら費用を抑えたプランが合う場合もあります。
アップリメイクでは、建物だけでなく、ご家族の暮らし方や資金計画も踏まえて提案することを大切にしています。
外壁塗装のお金がないと諦める前にできること
ここまで、外壁塗装の費用が不安な方へ、放置リスク、相場、火災保険、助成金、ローン、業者選びのポイントをお伝えしてきました。
外壁塗装は大きな出費です。
だからこそ、「今はお金がないから無理」と感じるのは当然です。
でも、何も確認しないまま先延ばしにするのは、住まいにとっても家計にとってもリスクがあります。
大切なのは、今すぐ契約することではありません。
まずは、住まいの状態を正しく知ることです。
そのうえで、火災保険が使えるのか、助成金の可能性があるのか、ローンで無理なく進められるのか、工事の優先順位をどうするのかを考えていけば大丈夫です。
この記事の重要ポイント
- 外壁塗装の目的は、美観だけでなく建物を守ることです。
- 劣化を放置すると、雨漏り、構造材の腐食、シロアリ被害につながることがあります。
- 「外壁塗装はまだするな」は、焦って契約しないための注意喚起として受け止めるのが大切です。
- 20年・30年塗装していなくても必ず手遅れとは限りませんが、診断は早めに受けた方が安心です。
- 30坪前後の外壁塗装は、60万円台から100万円前後がひとつの目安です。
- 屋根と外壁を同時に塗装すると、足場代を一度にまとめられる可能性があります。
- 火災保険は自然災害による損害が対象になる場合がありますが、経年劣化には基本的に使えません。
- 助成金は自治体によって条件が異なり、工事前申請が必要なケースが多いです。
- リフォームローンを使えば、月々の支払いに分けて工事できる場合があります。
- 足場、下地処理、塗装回数、塗布量を削る節約は避けてください。
- ハウスメーカーや異業種サービスは安心感がある一方で、中間マージンが発生する場合があります。
- 地元の塗装専門店を含めて2社から3社ほど相見積もりを取ると、適正価格が見えやすくなります。
- 見積書は総額だけでなく、塗料名、面積、単価、工程、保証まで確認しましょう。
- 安さだけでなく、数年後も安心できる施工かどうかで判断することが大切です。
- まずは無料診断で現状を知ることが、後悔しない第一歩です。
「まだ工事するか決めていない」
「お金がないから、相談しても意味がないかも」
そう思っている方ほど、一度現状だけでも確認してみてください。
診断を受けたからといって、必ず契約しなければいけないわけではありません。
むしろ、今すぐ工事が必要ないとわかれば、数年後に向けて落ち着いて資金計画を立てられます。
反対に、雨漏りや下地の劣化が進んでいる場合は、早めに対策することで大きな修繕費を防げる可能性があります。
アップリメイクでは、30倍スコープなどを使った専門家によるお住まい診断を行い、写真や診断書をもとに現状をわかりやすくお伝えしています。
ご希望がない限り、しつこい営業や契約を急がせることはありません。
「まずは現状を知りたい」だけでも大丈夫です。
静岡で外壁塗装の費用に不安がある方は、まず無料診断で今の状態を確認してみてください。
お電話でご相談の際は、「斎藤社長のブログを見ました」とお伝えいただくとスムーズです。




