大和ハウスの外壁塗装、色と費用の適正価格!人気色もプロが解説

こんにちは、株式会社アップリメイク代表取締役の斎藤直樹です。静岡で生まれ育ち、父の代から塗装業一筋でやってまいりました。

大和ハウスのお住まいで外壁塗装をご検討中の皆様の中には、「そろそろ塗り替え時期だけど、どんな色を選べば良いのだろう?」「費用は一体いくらかかるのか?」といった疑問やご不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

こうしたお悩みの全体像や注意点については、大和ハウスの外壁塗装の評判や費用相場を詳しく解説した記事もあわせてご覧いただくと理解が深まります。

大和ハウスの外壁塗装の色選びでは、定番で人気のグレーを含め、豊富な選択肢があります。また、ジーヴォやシグマといったシリーズごとの外壁の種類によっても最適な塗料や工法は異なりますし、デザイン性の高いベルサイクスの色をどう活かすかは、特に悩ましいポイントです。

費用面に関しても、ハウスメーカーの評判として「工事費用が高いのでは?」というイメージをお持ちかもしれません。実際の耐用年数や、手厚い保証、本当にメンテナンスフリーは可能なのか、さらには15年点検で提示される費用の妥当性、そして実際に工事を担当する下請け業者の品質など、気になる点は尽きないかと存じます。

この記事では、塗装専門店の代表として、そして一人の職人として、皆様が抱える一つひとつの疑問に実直にお答えし、後悔のない外壁塗装を実現するためのお手伝いをさせていただきます。

この記事でわかること

  • 大和ハウスの代表的な外壁材の種類と特徴
  • 色選びで失敗しないためのポイントと人気色
  • 塗装費用の相場と適正価格を見極める方法
  • 信頼できる業者選びと保証内容のチェックポイント

大和ハウスの外壁塗装、色と費用の基本知識

晴れた日に撮影された、グレー系のおしゃれな色で外壁塗装が施されたモダンな大和ハウスの住宅

  • 大和ハウスの外壁塗装で選べる色
  • 人気色グレーの施工事例と注意点
  • 外壁の主な種類と特徴
  • ジーヴォとシグマの外壁材の違い
  • 特殊外壁ベルサイクスで選べる色
  • メンテナンスフリー?外壁の耐用年数

大和ハウスの外壁塗装で選べる色

大和ハウスのお住まいの外壁塗装における色選びは、お住まいの印象を大きく左右する重要な工程です。結論から申し上げますと、「大和ハウスだからこの色」という決まりは一切なく、お客様のお好みに合わせて自由にお選びいただくことが可能です。

実際に私たちアップリメイクにご相談いただくお客様の多くは、新築時の色合いからイメージを大きく変える「イメージチェンジ」を選ばれます。

なぜなら、たとえ新築時と全く同じ色で塗装したとしても、塗料の持つ「艶(つや)」によって、どうしても新築時とは見え方が変わってくるからです。この事実をお伝えすると、「それなら、せっかくだから自分たちの好きな色で雰囲気を変えたい」とお考えになる方が非常に多いのです。

色選びのポイント

色選びで失敗しないためには、単にカタログの小さな色見本だけで決めるのではなく、いくつかのポイントを押さえることが重要です。特に「面積効果」といって、同じ色でも小さな面積で見るのと、壁一面の大きな面積で見るのとでは、明るさや鮮やかさの印象が大きく変わる点には注意が必要です。

私たちアップリメイクでは、お客様が後悔しない色選びを実現するために、以下のようなサポートを徹底しています。

カラーシミュレーションの活用

自宅の前で、塗装専門店のスタッフからタブレットを使ったカラーシミュレーションの説明を受ける若い日本人夫婦

お客様のお住まいの実際の写真を使用して、ご希望の色を当てはめたイメージ画像を作成します。これにより、塗り替え後の全体像を具体的に把握でき、「思っていたイメージと違った」という失敗を未然に防ぎます。特に2色以上を使うツートンカラーをご希望の場合には、必須の工程と言えるでしょう。

A4サイズの塗り板での確認

ある程度お色が絞れてきたら、A4サイズ程度の大きな板に実際に使用する塗料を塗った「塗り板」をご用意します。これを屋外の太陽光の下で、ご自宅の外壁に当てて確認することで、室内やカタログで見る色との違いを体感いただけます。時間帯や天候によっても見え方が変わるため、朝・昼・夕方と時間を変えてチェックするのがおすすめです。

◆斎藤のワンポイントアドバイス

色選びは本当に悩ましいものですが、一大イベントですから、ぜひ楽しんでいただきたいと思っています。迷われた際は、周辺の街並みとの調和を考えてみるのも一つの手です。あまりに奇抜な色を選んでしまうと、ご近所から浮いてしまい、後々気まずい思いをされる可能性もあります。

静岡の美しい景観に溶け込むような、上品で落ち着いた色合いも人気ですよ。どんな些細なことでも、私たちプロにご相談ください。

人気色グレーの施工事例と注意点

ダークグレーと白のツートンカラーで美しく塗装された、現代的なデザインの大和ハウスの家

外壁塗装の色の中でも、近年特に人気が高いのが「グレー」です。グレーは、汚れが目立ちにくい、落ち着いた高級感を演出できる、どんなデザインの家にも合わせやすい、といった多くのメリットを持つ万能色です。

ただし、一口にグレーと言っても、明るいライトグレーから重厚感のあるダークグレー、少し青みがかったブルーグレーや温かみのあるグレージュなど、その種類は多岐にわたります。選ぶ色合いによって、お住まいの印象はスタイリッシュにも、モダンにも、あるいは温和な雰囲気にも変化します。

静岡市や焼津市など、私たちアップリメイクの施工エリアでも、グレー系の色を選ばれるお客様は非常に多いです。例えば、太陽光が当たった時に明るく洗練された印象を与えるライトグレーは、洋風の住宅にぴったりです。

一方で、重厚感のあるダークグレーをアクセントカラーとして部分的に使用し、他の壁面を白やベージュ系の明るい色でまとめるツートン仕上げも、デザイン性を高める上で非常に効果的です。

グレーを中心としたおしゃれな配色の考え方や、高級感のある外壁デザインの具体例については、高級感のある外壁塗装の配色を詳しく解説した記事で写真つきでご紹介していますので、あわせて参考になさってください。

グレーを選ぶ際の注意点

グレーはメリットの多い色ですが、注意点もあります。特に濃いグレーや暗い色合いのグレーは、太陽の熱を吸収しやすい性質があります。そのため、夏場の室温上昇が気になる場合は、遮熱性能を持つ塗料を選ぶことを強くおすすめします。

また、暗いグレーは色あせが目立ちやすい傾向もあるため、耐候性の高い塗料を選ぶことが、美しい外観を長持ちさせる秘訣です。私どもでは、そうした塗料の機能性まで含めて、最適なプランをご提案しています。

色選びで迷われた際には、私たちの豊富な施工事例もぜひご参考になさってください。実際にグレーで塗装されたお住まいの写真をご覧いただくことで、より具体的なイメージを掴んでいただけるはずです。

外壁の主な種類と特徴

大和ハウスのお住まいに使用されている外壁材は、建築された年代や商品シリーズによって様々ですが、主に以下の種類が挙げられます。適切な塗装を行うためには、まずご自宅の外壁材がどれに該当するのかを正確に把握することが第一歩となります。

窯業系サイディング(DCウォール・DXウォールなど)

現在、日本の戸建て住宅で最も広く普及している外壁材です。セメント質と繊維質を主原料としており、デザインの豊富さや耐火性に優れているのが特徴です。大和ハウスでは「DCウォール」や「DXウォール」といった独自の高耐久サイディングが採用されています。

これらのサイディングは表面に特殊なコーティングが施されていることが多く、塗装の際には塗料が密着しにくい「難付着サイディング」に分類される場合があります。そのため、下塗り材の選定を誤ると、数年で塗膜が剥がれてしまうといった重大な不具合に繋がるため、専門的な知識が不可欠です。

ALCパネル

「軽量気泡コンクリート」の略称で、軽量でありながら断熱性や耐火性が非常に高いのが特徴です。パネル内部に気泡を多く含んでいるため、水分を吸収しやすいという性質も持っています。そのため、塗装による防水機能が失われると、パネル自体が水を含んでしまい、冬場の凍害(内部の水分が凍って膨張し、パネルを破壊する現象)や、内部の鉄筋の錆びを引き起こす原因となります。

定期的な塗装メンテナンスが建物の寿命を維持する上で非常に重要です。ALCパネルも、パネル間の目地(コーキング)のメンテナンスが欠かせません。

塗り壁(モルタル)

サイディングが普及する以前からある伝統的な工法で、職人が現場でセメントや砂などを水で練ったモルタルを塗り上げて仕上げます。サイディングのようなつなぎ目(目地)がなく、シームレスで重厚感のある仕上がりが魅力です。

一方で、素材の性質上、ひび割れ(クラック)が発生しやすいというデメリットもあります。小さなひび割れでも放置すると、そこから雨水が浸入し、雨漏りや内部構造の劣化に繋がるため、早めの補修と塗装が必要です。

ご自宅の外壁材がわからない場合は?

ご自宅の建築時の図面や仕様書をご確認いただくのが最も確実ですが、ご不明な場合はご安心ください。私たちのような専門家が現地調査に伺えば、一目で見分けがつきます。無料のお住まい診断では、外壁材の種類はもちろん、劣化状況まで詳しくご報告いたしますので、お気軽にご相談ください。

ジーヴォとシグマの外壁材の違い

熟練した日本人の塗装職人が、サイディング外壁の目地にシーリング材を丁寧に充填している作業風景のクローズアップ

大和ハウスの主力商品である「xevo(ジーヴォ)」シリーズの中でも、特に人気の高い「xevo Σ(ジーヴォ シグマ)」は、その優れた耐震性や設計の自由度が特徴です。これらのシリーズで採用されている外壁材にも、それぞれ特徴があります。

まず、基本的な構造として、両シリーズともに高耐久な窯業系サイディングが標準仕様となっていることが多いです。これは、先ほども触れた「DCウォール」や、さらに厚みを増して重厚感と断熱性を高めた「DXウォール」などが該当します。

ジーヴォ特有の外壁材の注意点や、実際の塗装費用の目安については、大和ハウス ジーヴォの外壁塗装の費用相場と注意点を解説した記事で、より専門的な情報をまとめています。

ジーヴォとシグマの大きな違いの一つは、その構造体にあります。ジーヴォ シグマは、天井高2m72cmという開放的な大空間を実現するために、より強度の高い構造体を採用しています。この構造の違いが、直接的に外壁材の種類を限定するわけではありませんが、選べる外壁デザインやオプションのラインナップに影響を与えることがあります。

塗装メンテナンスにおける考え方は共通

重要なのは、ジーヴォであろうとシグマであろうと、塗装メンテナンスにおける基本的な考え方は同じであるという点です。どちらのシリーズも、主に窯業系サイディングと、そのつなぎ目を埋めるシーリング(コーキング)で構成されています。そのため、建物の防水性能を維持するためには、以下の2つのメンテナンスがセットで必要不可欠となります。

  • 外壁塗装:紫外線や雨風からサイディングボード本体を守る塗膜の再形成。
  • シーリング工事:劣化した目地を新しく打ち替え、水の侵入を防ぐ。

特に大和ハウスのお住まいは、デザイン上の特徴として目地の数が一般的な住宅よりも多い傾向にあります。そのため、シーリングの打ち替え工事が、塗装工事全体の費用と品質に大きく影響することを覚えておく必要があります。私たちプロの目から見ても、このシーリング工事をいかに丁寧に行うかが、大和ハウスの住宅を長持ちさせる上で最も重要な鍵となると断言できます。

特殊外壁ベルサイクスで選べる色

太陽光が当たり、彫りの深い立体的な陰影が強調された大和ハウスの高級外壁「ベルサイクス」の質感のクローズアップ

大和ハウスの外壁材の中でも、最高級グレードに位置するのが「ベルサイクス」です。これは窯業系サイディングの一種ですが、その最大の特徴は業界最大クラスの「彫りの深さ」にあります。最大12mmという深い凹凸が生み出す陰影は、他のサイディングでは表現できない圧倒的な重厚感と高級感を外観にもたらします。

このベルサイクスですが、新築時には光触媒コーティング「KIRARI+(キラリプラス)」が施されており、セルフクリーニング機能によって長期間にわたり美観を維持します。しかし、この優れた外壁材も永遠にメンテナンスが不要なわけではなく、経年によりコーティング機能が低下したり、目地のシーリングが劣化したりするため、いずれは塗装メンテナンスが必要となります。

ベルサイクスの塗装における色選びでは、2つの方向性が考えられます。

1. 単色での塗り替え

最もオーソドックスな方法です。ベルサイクスの最大の特徴である深い彫りを活かし、単色で塗装しても光の当たり方によって豊かな表情を見せてくれます。既存の色に近い色で塗り替えて新築時の輝きを取り戻すのはもちろん、全く違う色を選んで大胆なイメージチェンジを図ることも可能です。

2. 凹凸を活かした多彩仕上げ

よりデザイン性にこだわりたい方向けの工法です。これは、サイディングの凸部(出っ張った部分)と凹部(へこんだ部分)を異なる色で塗り分ける方法です。非常に手間のかかる高度な技術が要求されますが、レンガ調や石積み調のような、より立体的で自然な風合いを再現することができます。

◆斎藤のワンポイントアドバイス

ベルサイクスのような意匠性の高いサイディングを塗装する際は、職人の技術力が仕上がりを大きく左右します。特に多彩仕上げは、誰にでもできる仕事ではありません。私たちアップリメイクには、このような特殊な塗装にも対応できる経験豊富な一級塗装技能士が多数在籍しております。大切な資産であるお住まいの価値をさらに高めるご提案をさせていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。

メンテナンスフリー?外壁の耐用年数

「メンテナンスフリーの外壁」という言葉は、住宅業界でよく使われる魅力的なフレーズですが、結論から申し上げますと、完全にメンテナンスが不要な外壁材は存在しません。

確かに、大和ハウスで採用されているタイル外壁や、高耐久なコーティングが施されたサイディング(ベルサイクスなど)は、一般的な外壁材に比べて色あせや汚れに強く、長期間にわたって美観を保つことができます。この点を指して「メンテナンスフリーに近い」と表現されることはあります。

しかし、建物を雨水の浸入から守っているのは、外壁材の表面だけではありません。以下の部分は、どのような外壁材であっても必ず経年劣化が進行します。

メンテナンスフリーではない理由

  • シーリング(コーキング):サイディングボードのつなぎ目や窓サッシ廻りを埋めているゴム状の部材です。紫外線などの影響で5年~10年ほどで硬化し、ひび割れや剥がれが生じます。この隙間から雨水が浸入すると、建物の構造体を傷める原因となります。
  • 付帯部(雨樋・破風板など):屋根の軒先についている雨樋や破風板(はふいた)、霧除け(きりよけ)といった部分は、多くが塩化ビニルや木材、金属でできています。これらの素材は外壁本体よりも早く劣化することが多く、塗装による保護が必要です。

つまり、たとえ外壁材本体が30年持つと言われるものであっても、シーリングや付帯部のメンテナンスは、およそ10年~15年のサイクルで必要になるのです。このタイミングで足場を組むのであれば、一緒に外壁も塗装してしまった方が、生涯的なメンテナンスコスト(ライフサイクルコスト)を抑えられるケースがほとんどです。

塗料の耐用年数について

外壁塗装の耐用年数は、使用する塗料のグレードによって大きく変わります。以下に代表的な塗料の種類と耐用年数の目安をまとめました。

塗料の種類 耐用年数の目安 特徴
シリコン 10~15年 コストと性能のバランスが良く、現在最も主流の塗料。
フッ素 15~20年 高い耐久性を持ち、汚れにくい。長期的なコスト削減に繋がる。
無機 20~25年 最高の耐久性を持つが、高価でひび割れしやすい性質も持つ。

どの塗料を選ぶかは、お客様のライフプランやご予算、そして今後そのお住まいにどのくらい長く住み続けるかによって変わってきます。私どもファイナンシャルプランナーの資格を持つプロが、お客様にとって最適なメンテナンス計画をご提案いたします。

後悔しない大和ハウスの外壁塗装の色と費用計画

  • 塗装費用は相場より高いのか?
  • 具体的な15年点検の費用
  • 業者の評判と下請けの実態
  • ハウスメーカーと専門業者の保証

塗装費用は相場より高いのか?

塗装専門店の誠実な担当者が、リビングで顧客夫婦に見積書の内容を丁寧に説明し、顧客は安心した表情で聞いている

「大和ハウスの塗装は高い」という話を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。実際に、ハウスメーカーに直接塗装を依頼した場合の費用は、私たちのような地域の塗装専門店と比較して、高くなる傾向があるのは事実です。

なぜ高くなるのか、それには明確な理由があります。ハウスメーカーに工事を依頼すると、実際に施工するのは多くの場合、我々のような下請け・孫請けの塗装会社です。その過程で、ハウスメーカーの利益や営業担当者の人件費、広告宣伝費といった「中間マージン」が工事費用に上乗せされるため、全体の金額が大きくなるのです。

一般的な30坪程度の戸建て住宅の外壁塗装の相場は、使用する塗料にもよりますが90万円~120万円程度と言われています。一方、大和ハウスのお住まいは、デザイン性が高く塗装面積が広かったり、目地が多くシーリング工事の費用がかさんだりする傾向があるため、少し高めの110万円~150万円程度が目安となることが多いです。

塗装専門店の費用目安

私たちアップリメイクのような職人直営の塗装専門店に直接ご依頼いただければ、この中間マージンが一切かかりません。そのため、ハウスメーカーと同じグレードの塗料・同じ品質の工事を、より適正な価格でご提供することが可能です。場合によっては、30%~50%ほど費用を抑えられるケースも少なくありません。

ただし、ここで注意していただきたいのは、単に「安い」という理由だけで業者を選んではいけないということです。相場よりも極端に安い見積もりを提示してくる業者には、塗料を薄めて使ったり、必要な工程を省いたりといった手抜き工事のリスクが潜んでいる可能性があります。

大切なのは、価格の内訳が明確であることです。見積書に「塗装工事一式」としか書かれていないような業者は要注意です。私たちのお見積書では、「足場代」「高圧洗浄」「シーリング工事」「外壁塗装(下塗り・中塗り・上塗り)」「付帯部塗装」といった項目ごとに、使用する材料や面積、単価を詳細に記載し、なぜこの価格になるのかを丁寧にご説明することをお約束します。

具体的な15年点検の費用

大和ハウスでは、お住まいの長期保証を維持するために、定期的(多くは10年、15年、20年など)な点検と、それに伴う有償のメンテナンス工事を推奨しています。特に築15年頃は、外壁や屋根のメンテナンスを検討するのに適した時期であり、このタイミングで点検を受ける方も多いでしょう。

まず、大和ハウスが行う15年点検自体は、基本的に無料であることがほとんどです。この点検で、外壁の劣化状況やシーリングの状態、屋根などをチェックし、必要なメンテナンス工事の見積もりが提示される、という流れが一般的です。問題は、この時に提示されるメンテナンス費用です。

前述の通り、ハウスメーカーが提示する費用には中間マージンが含まれるため、塗装専門店に依頼する場合よりも高額になる傾向があります。具体的な金額は建物の大きさや劣化状況によって大きく異なりますが、外壁と屋根の塗装、シーリング工事などをまとめて行うと、200万円~300万円、あるいはそれ以上の金額が提示されることも珍しくありません。

「保証が失効する」という説明に注意

点検の際に、「当社の推奨する工事を行わないと、今後の保証が失効してしまいます」といった説明を受けることがあります。これを聞くと、多くの方が「メーカーに頼むしかない」と考えてしまいがちですが、少し立ち止まって考えることが重要です。確かに、ハウスメーカーが指定する有償メンテナンスを行わなければ、その「延長保証」は受けられなくなります。

しかし、そもそも建物の基本的な構造部分(雨漏りや構造耐力)に関する10年間の初期保証は、品確法という法律で義務付けられており、これは誰が塗装をしても無くなるものではありません。延長保証でカバーされる範囲と、そのために支払う高額な工事費用が見合っているのかを、冷静に判断する必要があります。

私の考えとしては、まずはメーカーの点検を受けてお住まいの状態を把握し、その上で私たちのような塗装専門店にも相見積もりを取ることを強くお勧めします。複数の専門家から話を聞き、提案内容と見積もりを比較検討することが、適正価格で高品質な工事を実現するための最も確実な方法です。

業者の評判と下請けの実態

外壁塗装をどこに依頼するかを考える際、その会社の「評判」を気にするのは当然のことです。特に大和ハウスのような大手ハウスメーカーの場合、ブランドとしての信頼性や安心感は大きな魅力と言えるでしょう。

しかし、ここで知っておいていただきたいのが「下請け構造」の実態です。先ほども触れましたが、ハウスメーカーが請け負った塗装工事を、実際に現場で施工するのは多くの場合、私たちのような地域の下請け業者です。つまり、お客様が契約しているのはハウスメーカーでも、実際にペンキを塗っている職人は別の会社の人間、というケースがほとんどなのです。

この構造には、いくつかの課題があります。

1. 品質が施工業者に依存する

お客様は施工する下請け業者を選ぶことができません。運良く腕の良い、誠実な業者に当たれば良いのですが、そうでない場合もあります。ハウスメーカーは多くの下請け業者を抱えていますが、その技術力や仕事に対する姿勢は残念ながら一様ではありません。結果として、同じハウスメーカーに頼んだのに、仕上がりの品質に差が出てしまうという事態が起こり得ます。

2. コスト削減のしわ寄せ

元請けであるハウスメーカーが利益(中間マージン)を確保した上で、下請け業者に工事が発注されます。その際、厳しい予算内で工事を完了させなければならない下請け業者は、どこかでコストを削減する必要に迫られることがあります。そのしわ寄せが、本来必要な手間を省いたり、職人の人件費を不当に安くしたりといった形で現れると、結果的に施工品質の低下に繋がってしまうのです。

◆斎藤のワンポイントアドバイス

私自身も職人出身だからこそ断言できますが、良い仕事は、適正な価格と、職人への敬意があって初めて生まれるものです。私たちアップリメイクは、自社で雇用・育成した職人が直接施工する「職人直営店」です。中間マージンがないため、その分を塗料のグレードアップや、丁寧な下地処理といった「お客様に見えないけれど重要な部分」に充てることができます。

これが、本当の意味での高品質な工事に繋がると、私たちは信じています。ぜひ、お客様からいただいた生の声もご覧になって、私たちの仕事ぶりをご確認ください。

ハウスメーカーと専門業者の保証

工事後の「保証」は、業者選びにおける非常に重要な判断基準です。万が一、施工後に不具合が発生した場合に、どこまで責任を持って対応してくれるのか。これはお客様にとって最大の関心事の一つでしょう。大和ハウスのようなハウスメーカーと、私たちのような塗装専門店とでは、保証の考え方や内容に違いがあります。

ハウスメーカーの保証

ハウスメーカーの保証の最大のメリットは、「会社が大きく、倒産のリスクが極めて低い」という安心感です。長期にわたる保証を約束していても、その会社が存続していなければ意味がありません。その点、大手ハウスメーカーの信頼性は非常に高いと言えます。

保証内容としては、前述の通り、指定の有償メンテナンスを行うことを条件に、建物の防水性能などに関する保証期間を延長する、というものが一般的です。例えば、初期保証10年に加え、有償工事によってさらに10年、20年と保証を延長していく仕組みです。

保証の対象範囲に注意

注意すべきは、保証の対象範囲です。多くの場合、保証されるのは「雨水の浸入を防止する部分」などに限定されており、塗膜の見た目の美しさ(色あせや汚れなど)や、経年による自然な劣化は対象外となるケースがほとんどです。契約前に対象範囲を詳細に確認することが大切です。

塗装専門店の保証

私たち塗装専門店が発行する保証は、主に「自社施工保証」と呼ばれるものです。これは、行った塗装工事そのものに対する品質保証であり、塗膜の剥がれや膨れといった施工不良が原因で発生した不具合に対して、無償で補修を行うことをお約束するものです。

保証期間は、使用する塗料のグレードによって異なります。例えば、私たちアップリメイクでは、コストと性能のバランスが良いシリコンプランで5年、より耐久性の高いフッ素プランや無機プランでは7年、さらに業界最高クラスの耐久性を持つプランでは最長10年といったように、塗料の耐用年数に応じた保証期間を設定しています。

いずれのプランでも、工事完了後には必ず書面で保証書を発行し、お客様との約束を形に残しています。

さらに、安心をより確かなものにするために、「リフォームかし保険」への加入も可能です。これは、万が一施工した会社が倒産してしまった場合でも、保険法人から補修費用が支払われる第三者機関による保証制度です。弊社は国土交通大臣指定の登録施工店ですので、ご希望のお客様はこちらの保険もご利用いただけます。

どちらの保証が良いかは一概には言えませんが、保証内容だけでなく、そのために支払う工事費用とのバランスを考えて、総合的に判断することが賢明です。

大和ハウスの外壁塗装に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 大和ハウスの特殊な外壁(DCウォールなど)でも、専門業者で塗装できますか?

A. はい、全く問題なく塗装可能です。ただし、重要なのはその業者が大和ハウスの外壁材の特性を熟知しているか、という点です。DCウォールなどの表面に特殊なコーティングが施された「難付着サイディング」は、通常の下塗り材では数年で剥がれてしまう危険性があります。

必ず、難付着サイディング専用の下塗り材を使用して、適切な工程で施工できる専門知識と経験を持った業者を選ぶ必要があります。私たちアップリメイクは、大和ハウス様のお住まいの施工実績も豊富ですので、安心してお任せください。

Q2. カラーシミュレーションはできますか?また、イメージ通りになりますか?

A. もちろん可能です。私たちはお客様のお住まいの写真を使って、ご希望の色を当てはめたカラーシミュレーションを無料で作成しています。ただし、パソコンのモニターで見る色と、実際に太陽光の下で見る色とでは、どうしても見え方に差が生じます。

そのため、シミュレーションはあくまで「全体のイメージを掴むためのもの」とお考えいただき、最終的な色の決定は、A4サイズの塗り板を実際の外壁に当てて確認することをお勧めしています。この両方を活用することで、イメージとのズレを最小限に抑えることができます。

Q3. ハウスメーカーの保証が切れてしまうのが心配です。

A. ご心配はごもっともです。ハウスメーカー以外で塗装をすると、メーカー独自の「延長保証」は対象外となります。しかし、建物の構造や雨漏りに関する基本的な10年保証は法律で定められたものであり、これはなくなりません。その上で、私たち塗装専門店は工事そのものに対する「自社施工保証」をしっかりとお付けします。

高額な費用を払って延長保証を維持するのか、適正価格で高品質な工事を行い、信頼できる専門店の施工保証を得るのか、どちらがお客様のライフプランにとって有益かを比較検討されるのが良いでしょう。

Q4. 塗装費用を少しでも抑える方法はありますか?

A. はい、いくつか方法はございます。最も効果的なのは、ハウスメーカーではなく、私たちのような職人直営の塗装専門店に直接依頼することです。中間マージンがかからない分、費用を大きく抑えることができます。

また、お住まいの地域によっては、静岡市や各自治体が実施しているリフォーム助成金・補助金制度が利用できる場合があります。申請には条件や期間がありますので、こうした制度の活用についても、私たちがサポートさせていただきます。お気軽にご相談ください。

大和ハウスの外壁塗装の色と費用総まとめ

今回は、大和ハウスのお住まいにおける外壁塗装の色選びと費用をテーマに、専門家の視点から解説させていただきました。

色選びについては、お客様のお好みを最優先しつつ、カラーシミュレーションや塗り板を活用して「イメージとの相違」を防ぐことが成功の鍵です。人気のグレー系をはじめ、様々な選択肢の中から、ご自宅に最適な色を見つけるお手伝いをいたします。

費用については、ハウスメーカーに依頼した場合と塗装専門店に依頼した場合とで、価格に大きな差が生まれる構造をご理解いただけたかと存じます。

中間マージンのない職人直営店に依頼することで、品質を落とすことなく、適正価格で大切な住まいのメンテナンスが可能になります。ただし、価格の安さだけで業者を選ぶのではなく、見積もりの内容や保証体制、そして何より大和ハウスの建物の特性を熟知しているかを見極めることが重要です。

この記事の要点

  • 色選び:お客様の自由。ただし、カラーシミュレーションと塗り板での確認が失敗を防ぐ。
  • 外壁材:ジーヴォやシグマ、ベルサイクスなど、種類に応じた適切な下地処理と塗料選びが不可欠。
  • 費用:塗装専門店への直接依頼がコストを抑える賢い選択。
  • 業者選び:価格だけでなく、大和ハウスの施工実績、保証内容、担当者の誠実さで選ぶ。

外壁塗装は、10年、15年に一度の大きな買い物です。だからこそ、絶対に後悔してほしくないと心から願っています。私自身、職人としてキャリアをスタートし、亡き父から「お客様の幸せを第一に考えろ」と教わってきました。その想いは今も変わりません。

この記事が、皆様の不安を少しでも解消し、納得のいく業者選びの一助となれば幸いです。もし、ご自宅の状態で気になる点や、具体的な費用について知りたいという方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度、私たちアップリメイクの無料お住まい診断をご利用ください。

診断したからといって、しつこい営業は一切いたしません。静岡の地域に根差す専門店として、誠実な対応をお約束いたします。

  • この記事を書いた人

齋藤直樹

(株)アップリメイク代表取締役で元職人、塗装という仕事が大好きです。人生の大きな挫折と数多くの出会いを経て今は大好きな地元・静岡で、お客様の笑顔のために仕事ができることに何よりの誇りを感じています。

▼保有資格▼
1級建築塗装技能士・2級建築施工管理技士・有機溶剤作業主任者・高所作業主任者・2級カラーコーディネーター・光触媒施工技能士・乙4類危険物取扱者・ゴンドラ特別教育・職長・安全衛生責任者・第2種酸素欠乏危険作業主任者・宅地建物取引主任者・2級ファイナンシャルプランニング技能士・AFP