隣家の外壁塗装中、洗濯物はいつから干せる?臭いや塗料飛散の不安を完全解消

株式会社アップリメイクの代表取締役が、顧客とリビングで談笑している様子

こんにちは、株式会社アップリメイク代表取締役の斎藤直樹です。静岡市で亡き父の代から塗装業を営み、私自身も職人としてキャリアをスタートさせました。「お客様の幸せを第一に」という父の教えを胸に、日々地域の皆様のお住まいと向き合っております。

さて、「隣の家の外壁塗装が始まったけれど、洗濯物はどうすればいいの?」というご相談は、私たちが現場で非常によくお受けするお悩みの一つです。家の前での工事による騒音や、隣の家の車への影響も気になりますし、高圧洗浄が隣家へ与える影響も心配ですよね。

塗料の飛散距離は一体どのくらいなのか、隣の家から来る臭いはどう対策すればいいのか、そもそも家の中に入るその塗装の匂いは有害ではないのか、多くの方が不安に感じていらっしゃいます。また、外壁塗装は何日で乾くのか、その間ずっと外壁塗装中はカーテンを閉めるべきなのか、特に隣の家との距離が近い場合はどうしたら良いのか、悩みは尽きないことでしょう。

この記事では、そんな皆様の不安や疑問を解消するため、塗装のプロとして、そして地域に根差す専門家として、具体的な対策と注意点を分かりやすく解説していきます。

この記事でわかること

  • 隣家の塗装が洗濯物に与える具体的な影響
  • 工事期間中の安全な洗濯物対策と工夫
  • 塗料の臭いや飛散から家と車を守る方法
  • 近隣トラブルを避けるための事前準備

隣の家の外壁塗装では洗濯物が干せない?

  • 高圧洗浄が隣家へ与える影響
  • 塗料の飛散距離はどのくらい?
  • 隣の家の塗装の臭いが気になる場合
  • 塗装の匂いは有害なのか解説
  • 外壁塗装は何日で乾くのが目安?

高圧洗浄が隣家へ与える影響

隣家の外壁塗装工事で、まず最初に行われるのが「高圧洗浄」です。これは、新しい塗料をしっかりと密着させるために、長年蓄積されたカビやコケ、ホコリといった汚れを強力な水圧で洗い流す非常に重要な工程です。しかし、この高圧洗浄が隣家、特に洗濯物に与える影響は決して小さくありません。

結論から申し上げますと、高圧洗浄の作業中は、洗濯物の外干しは避けるべきです。その理由は、飛び散る水しぶきが単なる水ではなく、カビや汚れを含んだ「汚水」だからです。これが洗濯物に付着すれば、せっかく洗った衣類が再び汚れてしまいます。さらに、目に見えないカビの胞子が付着し、アレルギーの原因になる可能性も否定できません。

多くの塗装業者は、塗料の飛散防止と同様に、この洗浄水が飛び散らないようメッシュシートで建物を覆いますが、風が強い日などにはシートの隙間からミスト状になって周囲に拡散することがあります。

洗濯物だけでなく、お庭の植木や駐車しているお車にも影響が出る可能性がありますので、高圧洗浄が行われる日を事前に確認し、その日は窓を閉め、外にある大切なものは移動させておくのが賢明です。私たち専門業者は、こうした影響を最小限に抑えるため、事前にご近所の皆様へ作業日程のご説明とご協力のお願いに伺うことを徹底しています。

日本の専門業者がヘルメ-ットを着用し、メッシュシートで覆われた住宅で高圧洗浄を行っている作業風景

高圧洗浄の注意点

高圧洗浄の水は、想像以上に遠くまで飛散する可能性があります。特にベランダが隣家と近い場合は注意が必要です。業者から事前に工程表をもらい、洗浄の日程を必ず確認しましょう。

塗料の飛散距離はどのくらい?

「塗料が風で飛んできて、うちの洗濯物や車につかないだろうか」というご心配は、当然のことだと思います。塗料の飛散距離は、塗装方法や当日の天候、特に風の強さに大きく左右されます。

一般的な目安として、風のない穏やかな日でも数メートル、強風時には10メートル以上飛散する可能性があると考えておくのが安全です。特に、塗料を霧状にして吹き付ける「スプレー工法」の場合は、広範囲に飛び散りやすくなります。

現在主流の「ローラー工法」は、スプレーに比べて塗料の飛散が少ないとされていますが、それでもローラーを転がす際に微細な塗料の飛沫(しぶき)は発生します。これが風に乗って飛散するのです。

外壁塗装のため、飛散防止ネットで綺麗に養生されている一軒家

◆斎藤のワンポイントアドバイス

私たちプロの業者は、塗料が飛散してお客様やご近隣にご迷惑をおかけすることがないよう、建物全体を飛散防止ネットで隙間なく覆う「養生(ようじょう)」という作業を徹底します。しかし、このネットも100%完璧ではありません。だからこそ、私たちは工事前に必ずご挨拶に伺い、洗濯物やお車への配慮をお願いしているのです。お客様の大切な資産を守るためには、こうした地道な作業とコミュニケーションが何より重要だと考えています。

これらのことから、塗装作業が行われている期間中は、飛散防止ネットがあったとしても、屋外に洗濯物を干すのはリスクが高いと言わざるを得ません。大切な衣類を汚さないためにも、後述する室内干しなどの対策をおすすめします。

隣の家の塗装の臭いが気になる場合

外壁塗装工事中は、塗料特有の臭いも気になる点の一つです。この臭いの強さは、使用される塗料の種類によって大きく異なります。

臭いの主な原因は、塗料に含まれるシンナーなどの「溶剤」です。特に、耐久性や光沢に優れる「溶剤系塗料(油性塗料)」は、この溶剤を多く含むため、臭いが強く感じられる傾向にあります。

一方、近年では環境や人体への配慮から、水を主成分とする「水性塗料」が主流になってきました。水性塗料は溶剤系に比べて格段に臭いが少なく、施工中のストレスはかなり軽減されます。ただし、「無臭」というわけではなく、ペンキ独特の臭いは多少しますので、臭いに敏感な方は注意が必要です。

塗料の種類を事前に確認する

もし臭いが非常に心配な場合は、お隣の方や施工業者に、どのような種類の塗料を使用する予定か尋ねてみるのも一つの方法です。「水性塗料を使用します」という回答であれば、臭いに関する心配は少し和らぐかもしれません。

臭いは風向きによって感じ方が大きく変わります。風下にあたる場合は、窓を閉めていても臭いを感じることがあります。次の項目では、この臭いの安全性について詳しく解説します。

塗装の匂いは有害なのか解説

「この塗料の臭い、体に害はないの?」という疑問は、特に小さなお子様やペットのいるご家庭、アレルギー体質の方にとっては非常に切実な問題です。

結論から申し上げると、現在の建築用塗料は、健康への影響を考慮した厳しい安全基準(F☆☆☆☆等級など)をクリアした製品がほとんどであり、適切に換気を行っていれば、過度に心配する必要はありません。

しかし、臭いの元である揮発性有機化合物(VOC)は、濃度が高いと頭痛や吐き気といった、いわゆる「シックハウス症候群」に似た症状を引き起こす可能性があります。これは健康な成人であっても起こり得る反応です。そのため、塗装工事期間中は、意図的に臭いを長時間吸い込むようなことは避けるべきです。

外壁塗装のため、手袋をはめた日本の職人が丁寧に塗料を調合している様子

【重要】特に配慮が必要な方へ

妊娠中の方、呼吸器系に疾患のある方、化学物質に過敏な方などは、特に慎重な対応が求められます。気分が悪くなるなどの症状を感じた場合は、無理をせず、一時的にその場を離れるなどの対策を取ってください。ご不安な場合は、事前にかかりつけの医師に相談しておくことを強くお勧めします。これは安全に関わる重要な情報ですので、必ずご留意ください。

もしお隣の工事で体調に変化を感じた場合は、我慢せずに施工業者かお隣の方に伝え、換気を促すなどの協力を求めることも大切です。お互いが気持ちよく工事期間を過ごすためには、遠慮のないコミュニケーションが鍵となります。

外壁塗装は何日で乾くのが目安?

「洗濯物が干せないのは、一体いつまで続くの?」という疑問にお答えします。この点を理解するには、「塗料が乾く時間」と「工事全体の期間」を分けて考える必要があります。

塗料の乾燥時間

一般的な外壁塗装では「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回塗りが基本とされていますが、私たちアップリメイクでは、塗料の性能を最大限に引き出し、より長持ちさせるために、下塗りを2回行うなどの工夫を凝らした「合計4回塗り」を標準としています。それぞれの工程で塗料が完全に乾くための乾燥時間を厳守することが、高品質な塗装の鍵となります。

洗濯物が干せない期間

重要なのは、洗濯物が干せない期間は、単に塗装作業の日だけではない、ということです。結論として、安全を最優先に考えるならば、足場が設置されてから解体されるまでの全期間、つまり約10日~2週間は外干しできないと考えていただくのが最も確実です。

工事全体で外干しが難しい理由

  • 足場組立・解体時:金属の部材を扱うため、騒音だけでなくホコリや金属粉が舞うことがあります。
  • 高圧洗浄時:前述の通り、汚水が飛散します。
  • 下地処理・補修時:古い塗膜や外壁材の粉塵が飛ぶ可能性があります。
  • 塗装時:塗料が飛散します。
  • 養生期間中:建物がシートで覆われているため、日光が当たらず、風通しも悪くなり、そもそも洗濯物が乾きにくい環境です。

このように、塗装以外の工程でも洗濯物にとってはリスクが伴います。工事が始まる前に業者から渡される工程表を確認し、「いつからいつまで足場があるのか」を把握しておくことが、洗濯の計画を立てる上で非常に重要になります。

隣の家の外壁塗装中に洗濯物を守る対策

  • 隣の家との距離近い場合の注意点
  • 家の前が工事中の車の置き場所
  • 隣の家の車への塗料飛散リスク
  • 塗料の臭いが家の中に入るのを防ぐ
  • 外壁塗装中はカーテンを閉めるべき?
  • 賃貸で外壁工事で洗濯できない場合

隣の家との距離近い場合の注意点

静岡市内などの住宅密集地では、お隣との距離が近いケースも少なくありません。隣家との距離が1メートル未満といった状況では、外壁塗装工事の影響をよりダイレクトに受けやすくなるため、いくつかの点に特に注意が必要です。

最も重要なのは、施主(お隣の方)や塗装業者が工事前に挨拶に来た際に、しっかりとコミュニケーションを取ることです。具体的には、以下の点を確認・相談すると良いでしょう。

  • 工事期間と作業時間:毎日の作業が何時から何時までなのかを把握しておくと、生活リズムを調整しやすくなります。
  • 特に注意すべき日:高圧洗浄や塗料を多く使う日など、特に影響が大きそうな日を事前に教えてもらいましょう。
  • 足場の越境:場合によっては、足場の一部がご自身の敷地に少し入る「越境(えっきょう)」が必要になることがあります。その場合は、事前に許可を求められるはずですので、協力できる範囲を伝えます。
  • 気になる点の伝達:「小さな子供がいるので、臭いが特に心配です」「この植木は大切にしているので、養生をしっかりお願いします」など、ご自身の状況や要望を具体的に伝えておくことで、業者側も配慮しやすくなります。

日本の塗装会社のスタッフが、近隣住民の玄関先で、工事資料を見せながら丁寧に挨拶している写真

◆斎藤のワンポイントアドバイス

私たちのような職人直営の会社は、ご近所付き合いの大切さを身をもって知っています。だからこそ、工事前の挨拶は形式的なものではなく、ご近隣の皆様の不安を少しでも取り除くための大切な対話の機会だと考えています。業者から何の説明もなく工事が始まりそうな場合は、遠慮なく声をかけてみてください。誠実な業者であれば、必ず丁寧に対応するはずです。

距離が近いからこそ、お互いの配慮がトラブルを未然に防ぎます。少しの気遣いが、工事期間中はもちろん、その後の良好なご近所関係にも繋がります。

家の前が工事中の車の置き場所

隣家の工事期間中、ご自宅の前の道路に作業車両が駐車されることがあります。これにより、「自分の車の出し入れは大丈夫だろうか」「通行の邪魔にならないか」といった心配が出てきます。

基本的に、プロの塗装業者は近隣の交通に最大限配慮して車両を駐車します。しかし、足場の搬入・搬出日など、大型のトラックが一時的に道路を占有せざるを得ない場合もあります。

事前に確認・相談しておくと安心なこと

  • 車の利用頻度を伝える:日常的に車を頻繁に使う場合は、その旨を事前に業者やお隣の方に伝えておきましょう。「朝8時には必ず車を出します」と伝えておけば、その時間を避けて駐車するなどの配慮をしてくれます。
  • 連絡先を交換しておく:万が一、車が出せない状況になった場合に備え、現場責任者の連絡先を聞いておくと安心です。すぐに移動を依頼できます。
  • 安全への配慮:工事車両の出入りにより、普段より人や車の動きが複雑になります。小さなお子様がいるご家庭は、家の前で遊ぶ際に一層の注意が必要です。

多くの場合、工事前の挨拶の際に業者から駐車に関する説明があります。その際に、ご自身の状況を伝え、協力体制を築いておくことがスムーズな工事進行の鍵です。もし、明らかにマナーの悪い駐車の仕方が続くようであれば、施主であるお隣の方に相談してみるのが良いでしょう。

隣の家の車への塗料飛散リスク

洗濯物と並んで、あるいはそれ以上に心配されるのが、お車への塗料の飛散です。自動車の塗装面に外壁用の塗料が付着してしまうと、除去するのは極めて困難であり、最悪の場合、再塗装が必要になるなど大きなトラブルに発展しかねません。

このリスクを回避するため、信頼できる塗装業者は必ず以下の対策を講じます。

  1. 事前の確認とお願い:工事前の挨拶の際に、お車を所有されているかを確認し、飛散リスクについて丁寧に説明します。
  2. カーシートによる養生:お車の駐車位置が飛散の可能性がある範囲内にある場合、施主や所有者の許可を得た上で、車全体を覆う専用のビニールカバー(カーシート)で養生します。

民家の駐車場で、塗料の飛散から守るために車カバーをかけてある自動車

もし、業者から説明もなく、ご自身の車が養生もされずに危険な状態にある場合は、すぐに作業を中断してもらい、対策を求めるべきです。

自己防衛も大切です

業者を信頼するのはもちろんですが、ご自身の財産を守るための自己防衛も重要です。もし可能であれば、以下の対策もご検討ください。

  • 工事期間中だけ、一時的に離れた駐車場を借りる。
  • ご自身でカー用品店などで購入したボディカバーをかけておく。

特に、高級車や濃色車は、わずかな塗料ミストでも目立ちやすいため、より慎重な対策をおすすめします。万が一、塗料が付着してしまった場合は、すぐに業者に申し出て、対応を協議してください。

塗料の臭いが家の中に入るのを防ぐ

工事期間中、窓を開けられずに臭いがこもってしまうのは辛いものです。塗料の臭いが家の中に入り込むのを完全にシャットアウトするのは難しいですが、いくつかの工夫で影響を最小限に抑えることは可能です。

基本的な対策は、「窓をしっかりと閉める」ことです。特に、塗装作業が行われている時間帯は徹底しましょう。その上で、以下の対策を組み合わせるのが効果的です。

換気扇・24時間換気システムの取り扱い

キッチンや浴室の換気扇は、室内の空気を外に排出する力が強いため、同時に屋外の空気を取り込もうとします。これにより、塗料の臭いを引き込んでしまう可能性があります。塗装作業中は、換気扇の使用をなるべく控えるのが無難です。

また、最近の住宅に設置されている24時間換気システムも同様です。もし可能であれば、工事期間中は一時的に運転を停止するか、屋外に面した給気口を閉じる・フィルターで覆うなどの対策をすると、臭いの侵入をより防ぐことができます。

効率的な換気のタイミング

どうしても換気がしたい場合は、タイミングを見計らうことが重要です。

  • 職人さんが作業をしていない昼休み(12時~13時頃)
  • その日の作業が完全に終了した夕方以降
  • 塗装作業を行っている面とは反対側の窓を短時間だけ開ける

このように、臭いの発生源が活動していない時間や、風向きを考慮して換気を行うことで、ストレスを少しでも軽減できます。工事のスケジュールを把握し、賢く換気の時間を作りましょう。

外壁塗装中はカーテンを閉めるべき?

「隣の家が工事中で、足場から家の中が見えそうで気になる…」と感じる方は少なくありません。結論として、外壁塗装の工事期間中は、日中であってもカーテンやブラインドを閉めておくことを強く推奨します。

これには、主に2つの理由があります。

  1. プライバシーの保護
    足場が組まれると、普段よりも高い位置から室内が見えるようになります。職人さんたちは仕事に集中しており、家の中を覗くようなことは決してありませんが、それでも目が合ってしまうとお互いに気まずいものです。カーテンを閉めておくことは、ご自身のプライバシーを守ると同時に、職人さんが作業に集中するための配慮にもなります。
  2. 室内の日焼け・色あせ防止
    建物全体が飛散防止ネットで覆われるため、室内は薄暗くなります。しかし、ネットは紫外線を完全に遮断するわけではありません。日光が当たる部屋では、カーテンを閉めておくことで、家具や床、畳などの日焼けや色あせを防ぐ効果が期待できます。

防犯上のメリットも

足場は、残念ながら空き巣などの侵入経路として利用されるケースも報告されています。日中や夜間にカーテンを閉め、室内の様子を分かりにくくしておくことは、防犯対策としても有効です。また、外出時や就寝前には、窓の施錠を普段以上に徹底することを心がけてください。

工事期間中は少し閉塞的に感じるかもしれませんが、プライバシーと防犯、そしてお互いの気遣いのために、カーテンを閉めて過ごすのが最も快適で安全な方法といえるでしょう。

賃貸で外壁工事で洗濯できない場合

アパートやマンションなどの賃貸物件にお住まいで、大規模修繕による外壁工事が行われる場合、持ち家とは少し異なる対応が必要になります。

まず、工事が始まる前に、管理会社や大家さんから必ず工事の概要や期間、注意事項を記載した「お知らせ」が配布されます。この内容をしっかりと確認することが第一歩です。「洗濯物は○月○日から○月○日まで外干しをご遠慮ください」といった具体的な指示が記載されているはずです。

その上で、洗濯できない期間の生活をどうするか、という問題が出てきます。考えられる対策は以下の通りです。

外壁塗装中に洗濯物が外に干せないため、室内で洗濯物を干している様子

 

  • 浴室乾燥機や除湿器の活用:ご自宅に設備があれば、最大限活用しましょう。
  • コインランドリーの利用:最も現実的な対策です。ただし、費用がかかるのがネックになります。
  • 管理会社・大家さんへの相談:長期間にわたり洗濯ができないことで著しく生活に支障が出る場合、コインランドリー代の補助など、何らかの補償措置が取られるケースも稀にあります。これは契約内容や大家さんの判断によるため、まずは相談してみることが大切です。お知らせに記載がないか確認し、なければ一度問い合わせてみる価値はあるでしょう。

自己判断で行動しない

賃貸物件の場合、施主は大家さんであり、工事の契約当事者は入居者ではありません。「この日くらい大丈夫だろう」と自己判断でベランダに物を置いたり、洗濯物を干したりすると、工事の妨げになるだけでなく、万が一汚損した場合に責任を問われる可能性もあります。必ず管理会社からの指示に従いましょう。

工事期間中は不便を感じることも多いですが、建物の資産価値を維持し、快適な住環境を保つための重要なメンテナンスです。ご自身の権利と義務を確認し、協力的な姿勢で乗り切りましょう。

隣家の外壁塗装と洗濯物に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 隣の家の業者さんから、工事前の挨拶が全くありませんでした。どうすればいいですか?

A. まずは冷静に対応することが大切です。可能であれば、現場で作業している職人さんではなく、現場の責任者や、施主であるお隣の方に「工事をされるのですね。洗濯物など、何か気をつけることはありますか?」と穏やかに尋ねてみてください。誠実な業者であれば、挨拶が漏れていたことをお詫びし、きちんと説明してくれるはずです。感情的になるとトラブルの原因になりますので、あくまで情報確認というスタンスで話しかけるのがポイントです。

Q2. 気をつけていたのに、洗濯物に塗料が付いてしまいました…

A. 万が一、塗料が付着してしまった場合は、まずその場で写真を撮り、すぐに施工業者に報告してください。多くの業者は、万が一の事故に備えて「請負業者賠償責任保険」に加入しています。この保険を使って、クリーニング代や衣類の弁償などの対応をしてもらえるのが一般的です。その際、証拠として現物は捨てずに保管しておいてください。泣き寝入りせず、毅然とした態度で報告・相談することが重要です。

Q3. 工事期間中、少しでも換気したいのですが、いつなら安全ですか?

A. 最も安全なのは、その日の作業がすべて終了した夕方以降や、職人さんが現場を離れているお昼休みです。また、塗装作業は建物の面ごとに行われることが多いので、「今日は南面を塗装しています」という情報を得られれば、北側の窓を短時間開ける、といった工夫も可能です。確実なのは、朝の作業開始時に職人さんに「今日の作業内容と、換気できそうな時間帯はありますか?」と直接聞いてみることです。快く教えてくれるはずですよ。

Q4. 洗濯物が干せないのでコインランドリーを使っています。この費用は請求できますか?

A. これは費用に関わるデリケートな問題ですが、結論としては、隣家の工事が原因で発生したコインランドリー代を施主や業者に請求するのは、法的に見ても一般慣習から見ても非常に難しいのが実情です。「工事による受忍の範囲内」と判断されることがほとんどでしょう。ただし、これはケースバイケースであり、例えば賃貸物件のオーナーが工事を行い、その補償として費用を負担するといった特別な場合も考えられます。基本的には自己負担と考えるのが現実的ですが、ご自身の状況に応じて、まずは穏便に相談してみるのが良いでしょう。最終的な判断は、ご自身の責任でお願いいたします。

隣の家の外壁塗装では洗濯物はどうするか最終確認

ここまで、隣の家で外壁塗装工事が行われる際の、洗濯物に関する様々なお悩みと対策について解説してきました。

最後に、最も重要なことを改めてお伝えします。それは、技術的な対策以上に「事前のコミュニケーション」が何よりも大切だということです。お隣の方や施工業者が挨拶に来た際に、ご自身の不安や状況を正直に伝え、協力的な姿勢を示すこと。これが、無用なトラブルを避け、お互いが気持ちよく工事期間を乗り切るための最善の方法です。

最終チェックリスト

  • 情報収集:工事日程や注意すべき日を事前に把握する。
  • 洗濯対策:工事期間中は室内干しを基本とし、コインランドリーなども計画的に利用する。
  • 自己防衛:車や大切な植木などは、必要に応じて養生や移動を行う。
  • コミュニケーション:気になることは我慢せず、穏便に業者やお隣の方に相談する。

私たち株式会社アップリメイクは、静岡の地域に根差す塗装専門店として、技術力はもちろんのこと、こうしたご近隣への配慮を最も大切にしています。工事の品質は、職人の腕だけで決まるのではありません。お客様、そしてご近隣の皆様にご安心いただくこと、それら全てが揃って初めて「良い仕事」だと考えています。

もし、ご自宅の塗装はもちろん、近隣の工事に関することでお悩みのことがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

ちなみに、ご自宅の塗装費用は、お住まいの大きさや使用する塗料によって様々です。アップリメイクでは、最高の耐久性を誇る「超高耐久無機プラン」(30坪 ¥792,000~)から、コストパフォーマンスに優れた定番の「高耐久シリコンプラン」(30坪 ¥638,000~)まで、お客様のご予算やご希望に合わせた多彩な料金プランをご用意しております。

ご自宅の状態に合わせた正確な金額については、国家資格を持つ専門家が診断する「無料診断・お見積り」からお気軽にお問い合わせください。専門家の立場から、誠心誠意アドバイスさせていただきます。

より具体的な施工の様子は「施工事例」ページで、そして私たちにご依頼いただいたお客様の生の声は「お客様の声」のページでご覧いただけます。皆様の大切なお住まいと快適な暮らしを守るお手伝いができることを、心から願っております。

  • この記事を書いた人

齋藤直樹

(株)アップリメイク代表取締役で元職人、塗装という仕事が大好きです。人生の大きな挫折と数多くの出会いを経て今は大好きな地元・静岡で、お客様の笑顔のために仕事ができることに何よりの誇りを感じています。

▼保有資格▼
1級建築塗装技能士・2級建築施工管理技士・有機溶剤作業主任者・高所作業主任者・2級カラーコーディネーター・光触媒施工技能士・乙4類危険物取扱者・ゴンドラ特別教育・職長・安全衛生責任者・第2種酸素欠乏危険作業主任者・宅地建物取引主任者・2級ファイナンシャルプランニング技能士・AFP