こんにちは、株式会社アップリメイク代表取締役の斎藤直樹です。
静岡で外壁塗装をご検討されている方の中には、工事中のシンナーの臭いについてご心配な方も多いのではないでしょうか。実際、「シンナーの匂いがするのはなぜ?」「身体に及ぼす影響はないのか?」といったご質問は、私たちもよくお受けします。
特に、ペンキの匂いはいつまで、そして何日続くのか、シンナー臭い部屋で寝るのは問題ないのかといった不安は切実です。また、アパート塗装をされるオーナー様や入居者様、ご近所への配慮や万が一の苦情を懸念される方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、そうした外壁塗装のシンナーの臭いに関するあらゆる疑問に対し、具体的な臭い対策や効果的な臭いの消し方まで、塗装専門家の立場から徹底的に解説していきます。最後までお読みいただければ、安心して塗装工事に臨むための知識が身につくはずです。
この記事でわかること
- 外壁塗装の臭いの原因と健康への影響
- 臭いが続く期間の具体的な目安
- ご自身でできる効果的な臭い対策
- 近隣トラブルを未然に防ぐための配慮
外壁塗装のシンナーの臭い、その原因と影響
- シンナーの匂いがするのはなぜ?
- 身体に及ぼす影響について
- シンナー臭い部屋で寝るのは大丈夫?
- ペンキの匂いはいつまで続く?
- 臭いは具体的に何日続くのか
シンナーの匂いがするのはなぜ?
外壁塗装の際に発生する特有のツンとした臭いは、主に塗料に含まれる「有機溶剤」が原因です。この有機溶剤がいわゆる「シンナー」と呼ばれるものの正体で、塗料を液体状に保ち、塗りやすくするために使われています。
塗料には大きく分けて「油性塗料」と「水性塗料」の2種類があります。
油性(溶剤系)塗料
油性塗料は、この有機溶剤(シンナー)を希釈剤として使用します。塗装後、塗料が乾燥する過程でシンナーが空気中に気化(揮発)することで、あの独特の臭いが発生するのです。耐久性が高いなどのメリットがありますが、臭いが強いというデメリットも持ち合わせています。
水性塗料
一方、水性塗料は希釈剤として水を使用します。そのため、有機溶剤の含有量が非常に少なく、油性塗料に比べて臭いが格段に弱いのが大きな特徴です。近年は技術開発が進み、耐久性においても油性塗料に引けを取らない製品が増えており、弊社でもお客様のご要望や環境への配慮から、積極的に水性塗料をご提案しています。
臭いの原因はVOC(揮発性有機化合物)
シンナー臭の原因物質は、専門的にはVOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物)と呼ばれます。油性塗料にはこのVOCが多く含まれているため臭いが強く、水性塗料は含有量が少ないため臭いが穏やかになります。
このように、シンナーの匂いがするのは、塗料、特に油性塗料に含まれる有機溶剤が乾燥の過程で気化するためです。臭いを少しでも軽減したい場合は、水性塗料を選ぶことが最も効果的な対策の一つと言えます。
身体に及ぼす影響について
外壁塗装のシンナーの臭いが、人体にどのような影響を与えるのか、ご心配されるのは当然のことです。結論から申し上げますと、高濃度のシンナーを長時間吸引し続けた場合、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
厚生労働省も、塗装職人のような職業的に有機溶剤を扱う人々に対しては、健康診断の実施などを義務付けているほど、その影響を重視しています。主な症状としては、以下のようなものが報告されています。
| 部位 | よく見られる症状の例 |
|---|---|
| 神経・精神系 | 頭痛、めまい、吐き気、集中力の低下、不眠 |
| 目・鼻・喉 | 目のかすみ・かゆみ、鼻水、喉の痛み・いがらっぽさ |
| 呼吸器 | 咳、息苦しさ、気管支の炎症 |
| 皮膚 | かゆみ、湿疹、乾燥 |
もちろん、これらは継続的に高濃度の環境にいる場合のリスクであり、一般的な外壁塗装工事で、適切に換気を行っていれば、すぐに深刻な健康被害につながるケースは稀です。しかし、感受性には個人差があります。
特に配慮が必要な方
以下の方々は、シンナーの臭いに対して特に敏感であったり、影響を受けやすかったりする可能性があるため、より一層の注意が必要です。
- 赤ちゃんや小さなお子様:体が小さく、化学物質の分解・排出能力が未熟です。
- 妊娠中の方:お腹の中の胎児への影響も考慮し、最大限の注意を払うべきです。
- ご高齢の方:体調の変化が起きやすい場合があります。
- 化学物質過敏症やアレルギー、喘息などの持病をお持ちの方
- ペット:人間よりも嗅覚が鋭く、ストレスを感じやすいです。
これらの理由から、ご家族の健康を第一に考え、臭いの発生を前提とした対策を事前に計画しておくことが、安心して工事を進める上で非常に重要になります。ご不安な点は、遠慮なく塗装業者に相談しましょう。
シンナー臭い部屋で寝るのは大丈夫?
「塗装工事中、シンナー臭い部屋で寝ても健康に問題はありませんか?」というご質問をよくいただきます。専門家としての私の答えは、「可能な限り避けるべき」です。
前述の通り、シンナーの臭いの元である揮発性有機化合物(VOC)は、頭痛や吐き気といった体調不良を引き起こす可能性があります。睡眠中は無意識のうちに長時間、臭いを吸い込み続けることになり、日中よりも身体への負担が大きくなることも考えられます。
特に、窓を閉め切った寝室では臭いの濃度が高まりやすく、健康リスクは無視できません。換気をしていても、風向きによっては外の臭気が室内に入り込んでしまうこともあります。
◆斎藤のワンポイントアドバイス
私自身も職人からこのキャリアをスタートさせましたが、作業中は常に換気に気を配り、専用のマスクを着用していました。一般の方が、対策なしでシンナー臭のする環境に長時間身を置くことは、決してお勧めできません。工事期間中の数日間だけでも、ご家族の健康を最優先に考えていただきたいです。
具体的な対策としての「一時避難」
もし可能であれば、臭いが最も強くなる塗装期間中(特に中塗り・上塗りの2~3日間)は、一時的に別の場所で過ごすことを強く推奨します。
- ご実家や親戚のお宅
- 短期滞在が可能なホテルやウィークリーマンション
もちろん費用はかかりますが、かけがえのないご家族の健康を守るための投資と考えることも一つの選択肢です。特に小さなお子様や妊婦さんがいらっしゃるご家庭では、真剣にご検討いただく価値があります。
どうしてもご自宅で過ごす必要がある場合は、塗装面から最も離れた部屋を寝室にし、後述する換気や臭い対策を徹底することが最低限必要になります。
ペンキの匂いはいつまで続く?
外壁塗装のペンキの匂いが「いつまで続くのか」は、お客様にとって最も気になる点の一つだと思います。この期間は、いくつかの要因によって変動しますが、主に以下の3つの要素が大きく関係します。
1. 塗料の種類
最も大きな要因は、使用する塗料の種類です。
- 水性塗料:臭いが弱く、比較的早く消えます。一般的に3日~7日程度で気にならなくなることが多いです。
- 油性(溶剤系)塗料:臭いが強く、長く続きます。完全に臭いが抜けるまで1週間~2週間以上かかる場合もあります。
2. 気象条件(気温・湿度・風)
塗料の乾燥速度は、天気によって大きく左右されます。
- 気温が高く、湿度が低い日:塗料が早く乾くため、臭いが早く抜けやすいです。
- 気温が低く、湿度が高い日(雨の日など):乾燥に時間がかかり、臭いが長引きやすくなります。
静岡の夏場は高温多湿なため、臭いがこもりやすく感じるかもしれません。逆に冬場は乾燥していますが、気温が低いため乾燥自体は遅くなる傾向があります。
3. 建物の立地や換気状況
住宅が密集している場所や、風通しの悪い立地では、臭いが滞留しやすくなります。また、工事中にどれだけ効果的な換気ができるかによっても、臭いが消えるまでの期間は変わってきます。
塗装後もわずかな臭いは続くことも
塗料が完全に硬化するには、塗装完了後もしばらく時間が必要です。そのため、強い臭いのピークは過ぎても、化学的な臭いに敏感な方は、数週間から1ヶ月程度、かすかな匂いを感じることがあります。時間とともに必ず消えていきますので、焦らず換気を続けていただくことが大切です。
このように、ペンキの匂いが続く期間は一概には言えませんが、これらの要因を理解しておくことで、心づもりができるかと思います。ご契約前に、使用する塗料の種類と、おおよその臭いの持続期間について業者に確認しておくと安心です。
臭いは具体的に何日続くのか
「ペンキの匂いがいつまで続くか」という全体的な期間に加えて、「特に臭いが強いのは具体的に何日間なのか」を知っておくことは、対策を立てる上で非常に重要です。
外壁塗装の全工程(一般的に10日~14日間)の中で、シンナーの臭いが最も強くなるのは、塗料を実際に塗る「塗装工程」の期間です。
具体的には、以下の3つの工程の期間がピークとなります。
臭いのピークは「中塗り」と「上塗り」の2~3日間!
一般的な戸建て住宅の外壁塗装の工程と、臭いの強さの目安は以下の通りです。
| 工程 | 日数目安 | 臭気レベル | 備考 |
|---|---|---|---|
| 足場設置 | 1日目 | ★☆☆☆☆ | 臭いはほぼありません。 |
| 高圧洗浄 | 2日目 | ★☆☆☆☆ | 水の音はしますが、臭いはありません。 |
| 下塗り | 3日目 | ★★★☆☆ | 臭いが発生し始めます。 |
| 中塗り | 4日目 | ★★★★★ | 臭いのピーク。塗料の使用量が最も多くなります。 |
| 上塗り | 5日目 | ★★★★☆ | 中塗りに次いで臭いが強い日です。 |
| 乾燥期間 | 6日目~ | ★★☆☆☆ | 徐々に臭いは弱まっていきます。 |
※上記はあくまで目安です。天候や建物の規模により日数は変動します。
このように、特に注意すべき期間は「中塗り」から「上塗り」、そしてその後の乾燥初期段階を含めた2~3日間です。この期間を事前に把握しておけば、ピンポイントで対策を講じることができます。
◆斎藤のワンポイントアドバイス
私たちアップリメイクでは、工事のスケジュールを明確にした「工程表」を必ず着工前にご提出しています。そして、「明日と明後日は臭いが強くなりますので、洗濯物は室内干しでお願いします」といったように、事前にお声がけすることを徹底しています。いつ臭いが強くなるか分かっていれば、外出の予定を合わせたり、一時避難の計画を立てたりと、お客様ご自身で備えることができますからね。
臭いが何日続くか不安な方は、業者に工程表の提出を依頼し、臭いのピーク期間を事前に確認しておくことを強くお勧めします。
外壁塗装のシンナーの臭い、対策とトラブル回避法
- 自分ですぐできる臭い対策
- 効果的な臭いの消し方
- アパート塗装で気をつけること
- 近所への挨拶と配慮
- 苦情を避けるためのポイント
自分ですぐできる臭い対策
外壁塗装中のシンナーの臭いは、完全に無くすことは難しいですが、いくつかの工夫で影響を最小限に抑えることが可能です。ここでは、ご自身ですぐに実践できる具体的な臭い対策をご紹介します。
1. 換気の徹底
最も基本的で効果的な対策は、やはり「換気」です。室内にこもった臭いを外に追い出すことが重要です。
- 風の通り道を作る:対角線上にある2ヶ所の窓やドアを開けると、空気が効率的に流れます。
- 扇風機やサーキュレーターの活用:窓際に置き、室内の空気を外へ向かって送り出すように使うと、強制的に臭いを排出できます。
- 換気扇を回す:キッチンや浴室の換気扇も、室内の空気を外に出すのに役立ちます。ただし、外気を取り込むタイプの24時間換気システムは、逆に臭いを引き込む可能性があるので一時的に停止することも検討しましょう。
2. マスクの着用
室内でも臭いが気になる場合は、マスクの着用が有効です。ただし、一般的な不織布マスクでは、シンナーのような気体状の化学物質(VOC)を防ぐ効果は限定的です。 おすすめは「活性炭入り」のマスクです。活性炭が臭いの分子を吸着してくれるため、一般的なマスクよりも高い効果が期待できます。ドラッグストアやホームセンターで手軽に購入できます。
養生中の換気について
塗装中は、塗料が飛散しないように窓やドアがビニールで覆われる「養生」が行われます。そのため、自由に窓を開けられない場合があります。事前に業者へ「換気のために少し窓を開けられるように養生してほしい」と伝えておくと、対応してくれる場合がありますので、ぜひ相談してみてください。
これらの対策は、どれも手軽に始められるものです。一つだけでなく複数を組み合わせることで、より効果的に臭いのストレスを軽減できます。まずは換気を基本に、状況に応じて試してみてください。
効果的な臭いの消し方
換気と並行して、室内に発生してしまった臭いを積極的に消していくアイテムを活用するのも非常に効果的です。ここでは、手軽なものから本格的なものまで、効果的な臭いの消し方をご紹介します。
1. 活性炭や竹炭を置く
活性炭や竹炭には、目に見えない無数の小さな穴が開いており、これが臭いの原因となるVOC(揮発性有機化合物)の分子を吸着してくれます。即効性はありませんが、リビングや寝室など、長時間過ごす部屋の隅に置いておくだけで、継続的に空気を浄化してくれる効果が期待できます。インテリアとしても活用できる製品も多く、手軽に始められる対策です。
2. VOC対応の空気清浄機を使う
「空気清浄機は効果がない」という話を聞くことがありますが、それはフィルターの種類によります。一般的なホコリや花粉用のフィルターでは、シンナーのようなガス状のVOCは除去できません。 しかし、「活性炭フィルター」や「VOC除去」を謳った高機能な空気清浄機であれば、一定の効果が見込めます。もしお持ちであれば、塗装期間中はフル稼働させると良いでしょう。
3. 消臭剤やスプレーを活用する
市販の消臭剤も役立ちます。ただし、香りでごまかすタイプの芳香剤は、シンナー臭と混ざってさらに不快な臭いになる可能性があるため、「無香料」で「化学物質の分解・吸着」を目的とした製品を選ぶのがポイントです。 また、重曹を水に溶かした「重曹スプレー」をカーテンなどに軽く吹きかけるのも、手軽で安全な消臭方法の一つです。
コーヒー豆のカスや茶殻も
意外かもしれませんが、乾燥させたコーヒー豆のカスや茶殻にも消臭効果があります。これらも活性炭と同様に多孔質であるため、臭いを吸着してくれます。布袋などに入れて部屋に吊るしておくだけで、手軽な天然の消臭剤として活用できます。
これらの方法を、前述の「換気」と組み合わせることで、室内の臭いをより早く、効果的に薄めることができます。ご自身のライフスタイルに合わせて、取り入れやすいものから試してみてはいかがでしょうか。
アパート塗装で気をつけること
アパートやマンションといった集合住宅の外壁塗装は、戸建ての場合とは異なる配慮が必要です。オーナー様と入居者様、それぞれの立場で気をつけるべきポイントを解説します。
オーナー様が気をつけるべきこと
オーナー様にとって、外壁塗装は建物の資産価値を維持・向上させ、入居率アップにも繋がる重要なメンテナンスです。しかし、その過程で入居者様にご不便をおかけする可能性があることを忘れてはなりません。
- 事前の丁寧な告知:工事の1ヶ月前までには、工事期間、作業時間、臭いの発生、洗濯物の制限、バルコニーの使用制限など、具体的な内容を書面で全戸に通知することが不可欠です。コミュニケーション不足が最大のトラブルの原因となります。
- 塗料の選定:入居者様の中には、小さなお子様や妊婦さん、化学物質に敏感な方がいらっしゃる可能性を考慮し、なるべく臭いの少ない水性塗料や低VOC塗料を選ぶ配慮が求められます。
- 施工業者の選定:集合住宅の施工経験が豊富で、入居者様や近隣への配慮を徹底してくれる業者を選ぶことが、トラブル回避の鍵となります。
◆斎藤のワンポイントアドバイス
私たちアップリメイクは、アパート・マンションの施工実績も豊富で、過去には「ASTEC全国最優秀賞(アパート・マンション部門)」を受賞した実績もございます。オーナー様とのお打ち合わせでは、建物の美観を長く保つだけでなく、例えば入居者ターゲット層を意識したカラーシミュレーションのご提案も行い、空室対策という視点からもリフォームをサポートさせていただいております。お困りの際はぜひご相談ください。
入居者様が気をつけるべきこと
入居者様にとっては、工事期間中の生活に直接影響が及びます。
- 工事内容の確認:配布される案内には必ず目を通し、いつ、どのような作業が行われるのかを把握しておきましょう。特に、臭いが強くなる日やバルコニーが使えなくなる日は重要です。
- 換気と防犯:臭いが気になるからと窓を開けっ放しにすると、防犯上のリスクが生まれます。足場が組まれている期間は、窓の施錠を普段以上に徹底しましょう。
- 体調への配慮:もしご自身やご家族に、臭いに敏感な方がいる場合は、事前に管理会社やオーナー様に伝えておきましょう。場合によっては、臭いの強い期間だけ一時的に避難するなどの対策も必要です。
アパート塗装をスムーズに進めるには、オーナー様、入居者様、そして施工業者の三者が協力し、情報共有を密にすることが何よりも大切です。
近所への挨拶と配慮
外壁塗装工事を成功させる上で、技術や塗料の品質と同じくらい重要なのが、「ご近所への配慮」です。工事期間中は、シンナーの臭いだけでなく、足場の設置・解体時の騒音、作業車両の出入り、職人の往来など、ご近所の皆様の日常生活に少なからず影響を与えてしまいます。この配慮を怠ると、思わぬトラブルや苦情に発展しかねません。
トラブルを未然に防ぎ、良好なご近所付き合いを維持するために、最も効果的なのが「事前の挨拶回り」です。
挨拶回りで伝えるべきこと
工事が始まる1週間~2週間前までには、粗品(タオルや洗剤など)を持ってご挨拶に伺うのが理想的です。その際、以下の内容を口頭と書面(工事案内状)の両方で伝えましょう。
- 工事の期間(開始日と終了予定日)
- 作業を行う時間帯
- シンナーなどの臭いが発生する可能性があること
- 騒音が出る可能性があること(特に足場組立・解体、高圧洗浄時)
- 業者の連絡先と、何かあった際の窓口
「臭いがするかもしれません」と一言事前に伝えておくだけで、受け取る側の心象は大きく変わります。人は「知らされていないこと」に対して不快感や不安を抱くものだからです。
◆斎藤のワンポイントアドバイス
私たちアップリメイクでは、工事着工前に必ず担当者がご近隣のお宅へご挨拶にお伺いしております。その際、できる限り施主様にもご同行をお願いしています。業者だけが挨拶するよりも、施主様ご本人が「ご迷惑をおかけします」と一言添えるだけで、ご近所の方の安心感が全く違ってくるのです。これは長年の経験から断言できます。
挨拶に伺う範囲は、一般的に「両隣、向かいの3軒、裏の家」が基本ですが、住宅が密集している場合はその範囲を少し広げるなど、状況に応じた配慮が大切です。面倒に感じられるかもしれませんが、このひと手間が、工事を円滑に進めるための何よりの潤滑油となります。
苦情を避けるためのポイント
近所からの苦情は、施主様にとって最も避けたい事態の一つです。前述の「事前挨拶」に加えて、苦情を未然に防ぐためには、施工を依頼する業者選びの段階から注意すべきポイントがいくつかあります。
1. 現場の整理整頓・清掃を徹底する業者か
腕の良い職人がいる会社は、例外なく現場が綺麗です。作業後の清掃や道具の整理整頓が徹底されているかは、その会社の仕事に対する姿勢を判断する重要な指標になります。現場が乱雑だと、それだけでご近所に不快感を与え、苦情のきっかけになりかねません。
2. 職人のマナー教育ができているか
工事期間中、ご近所の方が最も目にするのは職人の姿です。挨拶をしない、休憩中に大声で話す、タバコをポイ捨てするなど、職人のマナーが悪ければ、会社の評判だけでなく施主様の評判まで落としてしまいます。職人へのマナー教育を徹底している会社を選ぶことが重要です。
3. 作業時間を遵守するか
朝早くから夜遅くまで作業音が続けば、誰でもストレスを感じます。一般的に作業時間は午前8時半~午後5時頃までが常識的な範囲です。事前に取り決めた作業時間をきちんと守り、やむを得ず延長する場合は事前に断りを入れるなど、時間管理がしっかりした業者を選びましょう。
「足場代無料」の謳い文句には要注意
「今だけ足場代無料キャンペーン」といった営業トークには注意が必要です。足場の設置には、一般的な住宅でも「15万円~30万円程度」の費用が必ずかかります。それを「無料」にするということは、その分の費用が塗料代や人件費など、見えない部分で削られている可能性が非常に高いです。結果的に手抜き工事に繋がり、後々の大きなトラブルの原因となることがあります。
結局のところ、苦情を避けるための最大のポイントは、「施主様とご近所の皆様、双方に誠実な配慮ができる信頼性の高い業者を選ぶこと」に尽きます。価格の安さだけで判断するのではなく、会社の理念や実績、担当者の人柄などを総合的に見て、安心して任せられるパートナーを見つけることが大切です。
私たちの「施工事例」や「お客様の声」も、業者選びの参考にしていただけるかと思います。
外壁塗装のシンナーの臭いに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 水性塗料を使えば、臭いは全くしなくなりますか?
A. いいえ、全くの無臭になるわけではありません。水性塗料は油性塗料に比べてシンナー(有機溶剤)の含有量が極めて少ないため、臭いは大幅に軽減されますが、塗料そのものに由来するわずかな臭いはあります。ただし、多くの方が不快に感じるツンとした刺激臭はほとんどないため、臭いに敏感な方には水性塗料を強くお勧めします。
Q2. 臭い対策で、換気扇を一日中回しっぱなしにしても良いですか?
A. 注意が必要です。キッチンや浴室の換気扇は、室内の空気を外に排出する「排気」が基本なので、臭いを外に出すのに有効です。しかし、近年の住宅に設置されている「24時間換気システム」の中には、外気を室内に取り込む「給気」の機能を持つものがあります。この場合、外のシンナー臭を室内に引き込んでしまう逆効果になる可能性があります。ご自宅の換気システムのタイプを確認し、給気口は一時的に閉じるなどの対策をご検討ください。
Q3. 塗装工事が終わったのに、まだ臭いが消えません。どうすればいいですか?
A. 塗装完了後も、塗料が完全に硬化するまでは、わずかな臭いが残ることがあります。特に油性塗料を使用した場合は、1~2週間程度続くことも珍しくありません。まずは焦らず、継続的な換気を心がけてください。それでも1ヶ月以上経っても明らかに強い臭いが残る、あるいは体調に変化があるといった場合は、施工不良の可能性も考えられます。すぐに施工した業者に連絡し、点検を依頼してください。
Q4. 臭いの相談や塗料の希望は、どのタイミングで業者に伝えれば良いですか?
A. 最も良いのは、「見積もりを依頼する最初の段階」です。「家族に小さな子どもがいるので、なるべく臭いの少ない塗料でお願いしたい」といったご要望を最初にお伝えいただくことで、業者はその条件を前提とした最適なプランや見積もりを作成してくれます。契約後だと、塗料の変更が難しかったり、追加料金が発生したりする場合がありますので、必ず契約前にご相談ください。
外壁塗装のシンナーの臭い問題まとめ
今回は、外壁塗装工事に伴うシンナーの臭いについて、その原因から健康への影響、具体的な対策、そして近隣トラブルを避けるためのポイントまでを詳しく解説しました。
臭いの原因は塗料に含まれる有機溶剤であり、特に油性塗料を使用する場合に強くなること、そしてその臭いは頭痛などの体調不良を引き起こす可能性があるため、特に小さなお子様やペットがいるご家庭では十分な注意が必要です。
しかし、臭いの問題は、正しい知識を持って対策を講じることで、その影響を最小限に食い止めることが可能です。
臭い対策の重要ポイント
- 塗料選び:臭いが心配な場合は、迷わず「水性塗料」を選ぶ。
- 期間の把握:臭いのピークは「中塗り・上塗り」の2~3日間。この期間を狙って対策する。
- 換気の徹底:風の通り道を作り、サーキュレーターなどを活用して効率的に臭いを排出する。
- 近隣への配慮:工事前の挨拶回りが、トラブル回避の最大の鍵。
そして何よりも大切なのは、お客様の不安に寄り添い、健康や周辺環境への配慮を徹底してくれる信頼できる塗装業者を選ぶことです。業者選びに成功すれば、臭いの問題の大部分は解決したと言っても過言ではありません。
私たち株式会社アップリメイクは、静岡で施工実績4,140件(2024年1月末現在)を重ね、多くのお客様のお住まいを守ってまいりました。職人直営であることはもちろん、一級建築塗装技能士が12名在籍(静岡県内トップクラス)し、品質の高い施工をご提供します。
また、お客様一人ひとりのご家族構成やライフプランにまで寄り添ったご提案を何よりも大切にしています。外壁塗装のシンナーの臭いに関するご不安や、その他どんな些細なことでも、まずはお気軽にご相談ください。経験豊富な専門家が、あなたの疑問に誠心誠意お答えします。
大切なお住まいの健康診断は、こちらの無料診断・お見積りページからお申し込みいただけます。







