雨樋交換の費用とm単価【完全ガイド】相場から火災保険、足場代まで専門家が全解説

プロが解説!雨樋交換のm単価と費用相場

こんにちは、静岡の屋根・外壁塗装リフォーム専門店、アップリメイク代表の斎藤です。

静岡で雨樋の交換をご検討され、m単価や具体的な費用について調べていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。雨樋交換の費用相場が分からず、業者から提示された見積書が適正価格なのか判断できない、というお悩みは非常によくお聞きします。工事には雨樋の全交換と一部交換がありますが、ご自宅の状態によってどちらが適切か、またそもそも交換の時期はいつなのか、判断に迷うことも多いでしょう。

さらに、雨樋金具の交換費用や、詳細な単価表、価格表に基づく施工単価の内訳も知りたいところだと思います。現状が簡単な修理で済むのか、あるいは本格的な交換工事が必要なのか、その見極めも重要です。費用を抑えるためにDIYでできないか、あるいは火災保険が適用されるケースはないか、といった点も皆様が知りたいポイントではないでしょうか。

この記事では、そうした皆様の様々な疑問やご不安を解消するため、塗装専門店のプロとして、そして地元静岡で長年仕事をさせていただいている職人として、誠実に、そして分かりやすく解説していきます。この記事を最後までお読みいただければ、雨樋交換で後悔しないための確かな知識が身につきます。

記事のポイント

  • 雨樋交換にかかる費用相場とm単価の詳細な内訳
  • 全交換と部分補修、それぞれの費用の違いと適切な選び方
  • 見積書で確認すべき重要項目と信頼できる業者の見分け方
  • 火災保険の活用法やDIYのリスクなど費用を抑えるための知識

雨樋交換のm単価や費用、その内訳について

雨樋交換のm単価や費用、その内訳について

  • 雨樋交換の費用相場を解説
  • 交換時期で費用は変わるか
  • 全交換でかかる費用とは
  • 一部交換で済む費用
  • 金具交換にかかる費用
  • 火災保険で雨樋交換の費用は?
  • DIYで費用を抑える?

雨樋交換の費用相場を解説

雨樋交換の費用相場を解説

雨樋交換の費用を考える際、まず全体的な相場観を掴むことが大切です。ただし、これからお伝えする金額は、建物の大きさや形状、使用する雨樋の素材によって変動するため、あくまで一般的な目安としてお考えください。

部分的な修理や交換であれば、数万円程度で収まるケースが多いです。例えば、継ぎ目の外れを接着剤で補修したり、数メートルのひび割れた箇所だけを交換したりする場合です。しかし、2階部分の作業で足場が必要になると、その費用が加算されます。

一方で、建物全体の雨樋を交換する「全交換」の場合、一般的な2階建て住宅(延床面積30坪程度)で、30万円~60万円程度が費用の目安となります。この金額には、既存の雨樋の撤去・処分費、新しい雨樋の材料費、施工費、そして安全な作業に不可欠な足場の設置・解体費用が含まれています。

費用の「安さ」だけで業者を選ばないでください

相場より極端に安い見積もりには注意が必要です。必要な工程(例えば、古い金具の交換や丁寧な下地処理)を省いていたり、耐久性の低い材料を使っていたりする可能性があります。結果的に数年で再び不具合が発生し、余計な出費に繋がるケースも少なくありません。適正価格で質の高い工事を行う、誠実な業者を選ぶことが最も重要です。

正確な費用を知るためには、必ず複数の信頼できる業者から見積もりを取り、内容を比較検討することをおすすめします。私たちアップリメイクでは、お客様のお住まいの状況を詳細に診断した上で、最適なプランを分かりやすくご提案いたします。

交換時期で費用は変わるか

交換時期で費用は変わるか

はい、雨樋の交換時期は、修理や交換にかかる費用に大きく影響します。劣化の初期段階で対応すれば、部分的な補修で済むため費用を抑えられますが、問題を放置すると、より大規模な工事が必要になり、結果的に費用は高くなります。

交換時期のサインを見極めることが重要です。以下のような症状が見られたら、専門家による点検を検討してください。

主な劣化のサイン

  • ひび割れ・欠け
    紫外線や寒暖差で素材が硬化し、衝撃に弱くなっている状態です。小さなひび割れでも、放置すると破損が広がる可能性があります。
  • 歪み・たわみ
    雪の重みや経年劣化、熱による変形などが原因です。歪みが生じると、雨水が正しく流れず、特定の部分から溢れ出て外壁を汚す原因になります。
  • 金具の錆び・外れ
    雨樋を支える金具が錆びると、固定力が弱まり、強風や雪の重みで雨樋自体が落下する危険性があります。
  • 色あせ・チョーキング
    塗装面の劣化サインです。手で触ると白い粉が付く「チョーキング現象」は、防水機能が低下している証拠。素材自体の劣化も進んでいると考えられます。

素材別の交換時期の目安

雨樋の素材によって耐用年数は異なります。

  • 塩化ビニール:約20年
  • ガルバリウム鋼板:約20~30年
  • :約30年以上(ただし酸性雨により穴が開くことも)

前述の通り、これはあくまで目安です。静岡のように台風の上陸が多い地域では、風雨の影響で劣化が早まることもあります。定期的な点検がお住まいを長持ちさせる秘訣です。

劣化が進み、雨樋の機能が損なわれると、溢れた雨水が外壁や基礎にダメージを与え、雨漏りやシロアリ発生といった二次被害を引き起こすこともあります。そうなると、雨樋交換の費用だけでなく、さらに高額な修繕費が必要になるため、早めの対処が賢明です。ご自宅の無料診断をご希望の方はお気軽にご相談ください。

全交換でかかる費用とは

全交換でかかる費用とは

雨樋の全交換にかかる費用は、先ほども触れましたが、一般的な住宅で足場代を含めて30万円~60万円程度が目安です。この費用の内訳は、主に「材料費」「施工費」「足場代」「その他経費」に分けられます。

全交換費用の主な内訳

  1. 材料費
    新しい雨樋本体(軒樋、竪樋)、集水器、エルボ、止まり、継手といった各部材、そしてそれらを固定する吊り金具などの費用です。選ぶ素材(塩化ビニール、ガルバリウム鋼板など)によって単価が大きく異なります。
  2. 施工費
    職人が作業するための費用で、「手間賃」とも呼ばれます。既存の雨樋の撤去、新しい金具の取り付け、雨樋の設置、そして廃材の処分費用などが含まれます。
  3. 足場代
    2階建て以上の建物の工事で、安全と品質を確保するために必須となる費用です。一般的な住宅で15万円~30万円程度が相場となります。
  4. その他経費
    現場管理費や交通費、書類作成費などが含まれることがあります。

全交換が推奨されるのは、設置から20年以上が経過し、全体的に劣化が進んでいる場合や、広範囲にわたって破損や歪みが見られる場合です。部分的な修理を繰り返すよりも、一度に全体を新しくした方が、長期的に見てコストパフォーマンスが高くなることがあります。

◆斎藤のワンポイントアドバイス

全交換の際にぜひ検討していただきたいのが、雨樋のサイズアップです。近年、ゲリラ豪雨が増加傾向にあります。既存の雨樋では排水が追い付かない場合、少し大きなサイズの雨樋に交換することで、オーバーフローのリスクを軽減できます。お住まいの地域の降雨量や屋根の大きさに合わせて、最適なサイズをご提案するのも私たちプロの仕事です。

一部交換で済む費用

一部交換で済む費用

雨樋の一部交換は、劣化や破損が限定的な場合に適用できる、費用を抑えた修理方法です。費用相場は、足場が不要な1階部分の作業であれば1万円~10万円程度が目安となります。

この費用の範囲には、数メートルの雨樋の交換や、破損した集水器・継手などの部品交換が含まれます。ただし、2階以上の高所作業となり、安全確保のために足場が必要になった場合は、別途足場代が15万円以上加算されることを想定しておく必要があります。

一部交換が可能なケース

  • 台風で飛来物が当たり、一部分だけが割れてしまった。
  • 特定の継手部分からのみ、水漏れが起きている。
  • 雪の重みで、軒先の一部分だけが変形してしまった。

一部交換の注意点

一部交換を行う際には、既存の雨樋と同じ製品が現在も製造されているかどうかが重要です。特に、設置から10年以上経過している場合、メーカーが廃盤にしていて同じ製品が手に入らないことがあります。形状が違う部材を無理に接続すると、そこから水漏れを起こす原因となるため、注意が必要です。その場合は、見た目が似た製品で代用するか、影響範囲を含めた交換が必要になります。

また、一部だけを新しくすると、その部分だけ色が異なり、見た目のバランスが悪くなることもあります。美観を重視される場合は、一面すべてを交換することも選択肢の一つです。どの方法が最適か、費用と効果のバランスを考えて専門家と相談しましょう。

金具交換にかかる費用

DIYで費用を抑える?

雨樋の交換を考える際、雨樋本体だけでなく、それを支える「金具」の交換も非常に重要です。この金具の交換を怠ると、せっかく雨樋を新しくしても、すぐに不具合が再発する可能性があります。金具の交換費用は、雨樋交換の施工費に含まれているのが一般的ですが、見積もりの内訳でしっかり確認すべき項目です。

金具の種類には、ステンレス製、亜鉛メッキ製、プラスチック製などがあり、素材によって耐久性や価格が異なります。ステンレス製は錆びにくく高耐久ですが、その分価格も高めです。

費用としては、金具自体の単価は数百円からですが、重要なのは交換にかかる「手間」です。古い金具を一つひとつ丁寧に取り外し、新しい金具を正しい位置に、適切な勾配を計算しながら設置していく作業には、専門的な技術と時間がかかります。

◆斎藤のワンポイントアドバイス

以前、他社で雨樋交換をされたお客様から「すぐに雨水が溢れるようになった」とご相談を受けたことがあります。調査したところ、雨樋本体は新しくなっていましたが、古い金具がそのまま使われており、錆びて歪んだことで適切な水勾配が失われていました。これは、費用を安く見せるために、手間のかかる金具交換を省いた典型的な手抜き工事です。私たちアップリメイクでは、雨樋を交換する際は、必ず金具も新しいものに交換し、ビスでしっかりと固定し直すことを標準工事としています。見えにくい部分ですが、建物の寿命を左右する重要な工程なのです。

見積書に「金具交換」や「支持金具」といった項目が明記されているか、必ず確認してください。もし「一式」としか書かれていない場合は、金具を交換するのかどうか、業者に直接質問することが大切です。

火災保険で雨樋交換の費用は?

金具交換にかかる費用

「自然災害」が原因で雨樋が破損した場合、ご加入の火災保険を使って交換費用をまかなえる可能性があります。これは多くの方がご存じない、費用を抑えるための重要なポイントです。

火災保険の補償対象となる主な自然災害は以下の通りです。

  • 風災:台風や竜巻、強風によって物が飛んできて雨樋が破損した、または強風で雨樋が歪んだ・外れた場合。
  • 雪災:大雪の重みで雨樋が変形・破損・落下した場合。
  • 雹災:雹(ひょう)が当たって雨樋に穴が開いたり、割れたりした場合。

火災保険適用の注意点

  • 経年劣化は対象外:長年の使用による錆びや色あせ、自然な劣化によるひび割れなどは、保険の対象にはなりません。「災害による突発的な損害」であることが条件です。
  • 被害額の条件:多くの保険契約では、「損害額が20万円以上」でないと保険金が支払われない、といった免責金額の設定があります。ご自身の契約内容を保険証券で確認することが重要です。
  • 申請期限:被害を受けてから3年以内に申請する必要があります。

保険を申請する際は、「被害状況がわかる写真」「修理業者の見積書」「保険会社指定の申請書類」が必要になります。私たちのような専門業者は、保険申請に必要な写真撮影や見積書の作成をサポートさせていただくことが可能です。

ただし、「保険を使えば無料で修理できます」と契約を急がす業者には十分ご注意ください。保険金が必ず支払われる保証はなく、最終的な判断は保険会社が行います。まずはご自身の保険会社に連絡し、補償内容を確認することから始めましょう。

DIYで費用を抑える?

火災保険で雨樋交換の費用は?

雨樋交換の費用を少しでも抑えたいと考え、DIY(ご自身での作業)を検討される方もいらっしゃるかもしれません。確かに、材料費だけで済むため、業者に依頼するより安く済ませられる可能性はあります。

しかし、私たちプロの視点から正直にお伝えすると、雨樋交換のDIYは非常にリスクが高く、おすすめできません。その理由は以下の通りです。

DIYをおすすめしない理由

  1. 高所作業の危険性
    雨樋は建物の軒先、つまり高所に設置されています。不安定な脚立や梯子の上で、道具や材料を持ちながら作業することは、転落事故の危険が常に伴います。万が一の事故は、取り返しのつかない事態になりかねません。
  2. 専門技術の必要性
    雨樋は、ただ取り付ければ良いというものではありません。雨水をスムーズに集水器へと流すため、ミリ単位の精密な「水勾配(みずこうばい)」をつける必要があります。この勾配計算と設置は、経験を積んだ職人でなければ非常に難しい作業です。勾配が正しくないと、水が溜まって溢れたり、逆流したりする原因になります。
  3. 適切な材料選びの難しさ
    ホームセンターで手に入る部材は種類が限られています。ご自宅の形状や屋根材に合わない部材を選んでしまうと、接続部から水漏れを起こすなど、新たなトラブルの原因になります。
  4. 結果的に高くつく可能性
    うまく施工できずに結局プロにやり直しを依頼することになると、DIYでかかった材料費が無駄になり、最初から依頼するよりも費用が高くついてしまうケースが少なくありません。

もしDIYをされるのであれば、地上から手の届く範囲の、継ぎ目の外れを専用の接着剤で補修する程度の応急処置にとどめておくのが賢明です。本格的な交換作業は、安全と品質を確保するためにも、私たちのような信頼できる専門業者にお任せいただくことを強く推奨します。

【専門家コラム】雨樋交換と外壁塗装は同時が断然お得です!

私たちアップリメイクは外壁塗装の専門店でもありますが、お客様から「雨樋の交換と外壁塗装、どちらを先にやるべき?」とご質問をいただくことがあります。結論から申し上げますと、これらは同時に行うのが最も効率的で、最終的なコストを大きく抑えることができます。

その最大の理由は「足場代」です。先述の通り、2階建て以上の建物の工事では、安全な作業のために足場の設置が不可欠です。この足場代は、一度の工事で15万円~30万円ほどかかります。

もし雨樋交換と外壁塗装を別々のタイミングで行うと、その都度足場を組む必要があり、足場代を二重に支払うことになってしまいます。しかし、同時に行えば、一度の足場設置で両方の工事が完了するため、足場代をまるごと一回分節約できるのです。

また、雨樋を取り外した状態で外壁の細部まで丁寧に塗装できるため、仕上がりの美しさや耐久性も向上します。将来的に外壁塗装も検討されているのであれば、ぜひ雨樋交換とセットでのリフォームをご計画ください。トータルコストでお客様にメリットのあるご提案をさせていただくのも、私たちの重要な役目だと考えています。

正確な雨樋交換のm単価と費用の知識

正確な雨樋交換のm単価と費用の知識

  • 正しい雨樋交換の見積書の確認点
  • m単価はいくらか
  • 雨樋交換にかかる費用単価とは
  • 工事費用の詳細
  • 雨樋の単価表の見方
  • 施工単価を業者に確認
  • 雨樋交換のm単価と費用について総まとめ

正しい雨樋交換の見積書の確認点

正しい雨樋交換の見積書の確認点

業者から提出された見積書は、その業者が信頼できるかどうかを判断するための最も重要な書類です。金額の安さだけで判断せず、内容をしっかりと確認することが後悔しないための鍵となります。

最低でも以下のポイントは必ずチェックしてください。

見積書のチェックポイント

  • 項目が詳細に記載されているか
    「雨樋工事一式 〇〇円」といった大雑把な表記ではなく、「軒樋交換(〇m)」「竪樋交換(〇m)」「集水器(〇箇所)」「足場仮設(〇㎡)」のように、工事内容、数量、単価が項目ごとに細かく記載されているかを確認します。これが明確でないと、何にいくらかかっているのか分からず、後から追加請求されるトラブルの原因にもなります。
  • 使用する部材のメーカー・品番が明記されているか
    どのメーカーの何という商品を使うのかが書かれているかを確認しましょう。これがなければ、安価で質の低い材料を使われてしまう可能性があります。
  • 諸経費の内訳が妥当か
    諸経費は一般的に工事費総額の10%~15%程度が相場です。これより極端に高い場合は、何が含まれているのか質問してみましょう。
  • 保証内容やアフターフォローについて記載があるか
    工事後の保証期間や内容が明記されているかも、安心できる業者かどうかの判断材料になります。

◆斎藤のワンポイントアドバイス

見積書は、私たち業者からお客様への「約束の証」です。私たちアップリメイクでは、誰が見ても分かりやすいように、塗料や工法、耐久年数、保証年数まで明確に記載したお見積書をご提出しています。不明な点があれば、どんな些細なことでも遠慮なくご質問ください。その質問に誠実に、丁寧に答えられない業者は信頼すべきではありません。

複数の業者から見積もりを取り、これらのポイントを比較することで、より信頼性の高い業者を見極めることができます。

m単価はいくらか

m単価はいくらか

雨樋交換の費用を考える上で、最も基本的な指標となるのが「m単価(1メートルあたりの単価)」です。このm単価は、使用する雨樋の「素材」と「形状(丸型か角型か)」によって大きく変動します。

以下に、主な素材別のm単価の目安をまとめました。これは材料費と基本的な施工費を含んだ単価とお考えください。

素材 形状 m単価の目安(材料+施工費) 特徴
塩化ビニール 半丸型 3,000円~5,000円/m 最も一般的で安価。加工しやすいが、紫外線で劣化しやすい。
角型 3,500円~6,000円/m 流量が多く、モダンな住宅に合う。半丸型より少し高価。
ガルバリウム鋼板 角型/半丸型 4,000円~7,000円/m 錆びにくく耐久性が高い。近年人気だが、傷がつくと錆びることも。
半丸型 8,000円~12,000円/m 非常に高耐久で高級感がある。神社仏閣などで使用。高価。

例えば、軒樋の長さが合計で40mある住宅で、ガルバリウム鋼板の雨樋(m単価5,000円と仮定)に全交換する場合、雨樋だけの費用は「40m × 5,000円 = 200,000円」と概算できます。これに竪樋やその他部材、足場代などが加算されて、最終的な総額が決まります。

このm単価は業者によっても差がありますので、複数社の見積もりを比較する際の重要な判断材料となります。

雨樋交換にかかる費用単価とは

雨樋交換にかかる費用単価とは

「雨樋交換の費用単価」という言葉は、前述の「m単価」だけでなく、交換に必要な各部材や作業ごとの単価を指す、より広い意味で使われます。

総費用は、これらの細かい単価の積み重ねで構成されています。見積書を正しく理解するためにも、どのような項目に単価が設定されているのかを知っておきましょう。

主な費用単価の項目

  • 軒樋(のきどい)交換単価:〇〇円/m
  • 竪樋(たてどい)交換単価:〇〇円/m
  • 集水器(しゅうすいき)交換単価:〇〇円/箇所
  • その他部材交換単価(エルボ、止まり、継手など):〇〇円/箇所
  • 金具(支持金具)交換単価:〇〇円/個
  • 既存雨樋撤去・処分費単価:〇〇円/m または 一式
  • 足場設置・解体単価:〇〇円/㎡

これらの単価は、業者や地域、使用する材料のグレードによって変動します。例えば、集水器一つをとっても、シンプルな形状のものと、複数の樋を合流させるための複雑なものでは価格が異なります。

重要なのは、これらの項目が「一式」でまとめられておらず、それぞれ単価と数量が明記されていることです。これにより、工事の透明性が確保され、お客様も納得してご依頼いただけると考えています。

工事費用の詳細

工事費用の詳細

雨樋の交換工事費用は、これまでご説明してきた「材料費」と「施工費」を合わせたものです。ここでは、費用の全体像をより具体的にイメージしていただくために、一般的な30坪2階建て住宅の全交換工事を例に、費用のシミュレーションをしてみましょう。

【シミュレーション例】30坪・2階建て住宅/ガルバリウム鋼板の雨樋に全交換

項目 内容 数量 単価目安 金額目安
仮設工事 足場設置・解体(飛散防止ネット含む) 180㎡ 700~1,000円 126,000~180,000円
既存雨樋 撤去・処分費 一式 - 20,000~50,000円
雨樋工事 軒樋 交換 40m 4,000~7,000円 160,000~280,000円
竪樋 交換 20m 3,000~6,000円 60,000~120,000円
集水器・その他部材 4~6箇所 3,000~5,000円 12,000~30,000円
諸経費 現場管理費など(工事費の10%前後) 一式 - 37,800~66,000円
合計金額目安 415,800~726,000円

このように、一口に「雨樋交換」と言っても、多くの項目が組み合わさって最終的な費用が決定します。建物の形状が複雑であったり、特殊な部材が必要だったりすると、費用はさらに変動します。このシミュレーションは、あくまでも一つのモデルケースとして参考にしてください。

雨樋の単価表の見方

雨樋の単価表の見方

詳細な単価表(または価格表)が添付された見積書は、誠実な業者の証と言えます。しかし、専門的な項目が並んでいると、どこをどう見れば良いのか分かりにくいかもしれません。ここでは、単価表を見る際の簡単なポイントをお伝えします。

単価表の3つの確認ポイント

  1. 「数量」は妥当か?
    ご自宅の図面があれば、そこに記載されている寸法と、見積書の「数量(m数や個数)」に大きな乖離がないか確認してみましょう。もちろん、実際の施工ではロス分なども考慮されるため完全に一致はしませんが、あまりにかけ離れている場合は、数量が過大に見積もられている可能性があります。
  2. 「単価」は相場から逸脱していないか?
    先ほどご紹介したm単価の目安や、各部材の一般的な価格と比較して、極端に高すぎたり安すぎたりしないかを確認します。もし他社と比べて特定の項目だけが突出して高い場合は、その理由を尋ねてみるのが良いでしょう。
  3. 「備考」や「仕様」の欄はあるか?
    丁寧な業者であれば、単価の横に「メーカー名」や「商品名」を記載していることが多いです。これにより、どのような品質の材料が使われるのかが明確になります。

単価表は、工事内容の透明性を保証するものです。分からない項目があれば、遠慮せずに担当者に質問し、納得できるまで説明を求めることが、後悔のないリフォームに繋がります。

施工単価を業者に確認

施工単価を業者に確認

雨樋の「施工単価」とは、主に職人の技術料や作業に対する費用のことです。これは見積書上で「〇〇交換工事」といった項目に含まれていることが多いですが、その考え方を理解しておくことは業者選びに役立ちます。

施工単価は、工事の「品質」に直結する部分です。例えば、同じ材料を使っても、

  • 水勾配を正確に計算し、丁寧に設置する業者
  • 勾配をあまり気にせず、ただ取り付けるだけの業者

とでは、雨樋の性能や寿命が全く違ってきます。当然、前者のような質の高い工事を行うには、相応の経験と時間、つまり適正な施工単価が必要になります。

安すぎる施工単価のリスク

「値引きします」「キャンペーンで安くします」といった言葉で極端に安い施工単価を提示する業者には注意が必要です。その安さの裏では、職人の手間賃が不当に削られ、結果として手抜き工事に繋がる恐れがあります。例えば、金具を取り付ける間隔を規定より広げたり、見えない部分の処理を雑にしたりといったことが起こりかねません。

◆斎藤のワンポイントアドバイス

私は職人出身だからこそ断言できますが、良い仕事には、適正な時間と手間、そして職人の情熱が必要です。それを支えるのが適正な施工単価です。私たちアップリメイクは職人直営の会社であり、中間マージンが発生しません。その分、施工品質に妥協することなく、お客様にご満足いただける丁寧な仕事を、適正価格でご提供することをお約束しています。

業者に依頼する際は、単純な金額だけでなく、どのような考えで施工に取り組んでいるのか、その姿勢を見極めることも大切です。

雨樋交換のよくあるご質問(FAQ)

Q.

見積もりは無料ですか?しつこい営業をされないか不安です。

A.

はい、私たちアップリメイクのお住まい診断とお見積もりのご提出は完全に無料です。診断結果とお客様のご要望に基づいた最適なプランをご提案しますが、契約を急がせるようなしつこい営業は一切行いませんのでご安心ください。私たちの仕事はお客様にご納得いただき、信頼していただくことから始まると考えています。

Q.

雨樋の色は選べますか?外壁の色と合わせたいです。

A.

はい、お選びいただけます。現在の雨樋メーカーは、ブラック、ホワイト、ブラウン、シルバーなど、住宅の外観に合わせやすい豊富なカラーバリエーションを用意しています。外壁やサッシの色と合わせることで、統一感のある美しい仕上がりになります。カラーシミュレーションなどもご提案できますので、お気軽にご相談ください。

Q.

雨樋の全交換工事には、どのくらいの期間がかかりますか?

A.

一般的な2階建て住宅の場合、足場の設置から解体まで含めて、およそ2日~3日が目安となります。初日に足場を設置し、2日目に雨樋の交換工事、3日目に足場の解体といった流れです。ただし、天候によっては作業が順延する場合もございます。工事前には必ず詳細な工程表をご提出いたします。

Q.

少しのひび割れでも、すぐに交換した方がいいのでしょうか?

A.

小さなひび割れであれば、すぐに大きな問題に発展するケースは少ないですが、放置して良いサインではありません。紫外線や風雨にさらされることで、ひび割れは確実に広がっていきます。専門家が診断し、コーキングや補修テープでの応急処置で様子を見るか、早めの部分交換が望ましいか、的確にアドバイスさせていただきます。一度、無料診断をご利用いただくのがおすすめです。

雨樋交換のm単価と費用について総まとめ

記事のポイントをまとめます。

雨樋交換の費用相場は、部分修理で数万円、全交換で20万~70万円が目安である

劣化初期の対応は費用を抑え、放置すると二次被害で高額になりうる

雨樋の素材別交換時期は、塩化ビニールで約20年、ガルバリウム鋼板で約20~30年だ

ひび割れ、歪み、金具の錆は交換を検討すべき劣化のサインである

全交換費用には、材料費、施工費、足場代などが含まれる

破損が限定的なら、1万~10万円程度の一部交換で対応可能な場合もある

雨樋の耐久性には、それを支える金具の同時交換が不可欠だ

台風や雪害など自然災害による破損は、火災保険の適用対象となりうる

経年劣化は火災保険の対象外であり、申請には3年の期限がある

雨樋交換のDIYは、高所作業の危険性や専門技術の観点から推奨されない

正確な水勾配の設置には専門知識が必要で、DIYでの失敗リスクは高い

見積書は「一式」表記を避け、数量や単価が詳細に記載されているか確認すべきである

雨樋のm単価は素材や形状で異なり、費用を比較する際の基本指標となる

極端に安い施工単価は、手抜き工事につながる危険性があるため注意が必要だ

足場が必要な外壁塗装と雨樋交換の同時施工は、コスト削減に極めて効果的である

  • この記事を書いた人

齋藤直樹

(株)アップリメイク代表取締役で元職人、塗装という仕事が大好きです。人生の大きな挫折と数多くの出会いを経て今は大好きな地元・静岡で、お客様の笑顔のために仕事ができることに何よりの誇りを感じています。

▼保有資格▼
1級建築塗装技能士・2級建築施工管理技士・有機溶剤作業主任者・高所作業主任者・2級カラーコーディネーター・光触媒施工技能士・乙4類危険物取扱者・ゴンドラ特別教育・職長・安全衛生責任者・第2種酸素欠乏危険作業主任者・宅地建物取引主任者・2級ファイナンシャルプランニング技能士・AFP