【プロが解説】外壁塗装の無機塗料|費用相場・デメリット・おすすめ塗料の全て

自宅の外壁について、専門業者から説明を受ける顧客

こんにちは、アップリメイク代表の斎藤です。静岡で外壁塗装リフォーム専門店の代表として、日々多くのお客様のお住まいに関するお悩みに向き合っています。

最近、「外壁塗装において耐久性を持つ無機塗料を使いたいけれど、相場が全くわからない」というご相談が非常に増えてきました。確かに、無機塗料はフッ素塗料との違いが分かりにくく、期待できる耐用年数に比べて値段が高いイメージがあるかもしれません。

また、ご自宅が30坪の一戸建ての場合の相場はいくらになるのか、具体的な平米単価も気になりますよね。さらに、せっかくなら専門家のおすすめ製品をランキング形式で知りたい、知っておくべきデメリットや後悔しないための外壁の色でやめたほうがいい色についても詳しく教えてほしい、というお声もいただきます。

10年、20年先まで関わる高価な買い物だからこそ、業者選びでのトラブルは絶対に避けたいものです。この記事では、そんなあなたのあらゆる疑問や不安を解消するため、外壁塗装のプロとして無機塗料に関する情報を一つひとつ解説していきます。

この記事でわかること

  • 無機塗料の費用相場と価格の内訳がわかる
  • 他の塗料との違いやメリット・デメリットを理解できる
  • 信頼できるメーカーや塗料の選び方が学べる
  • 後悔しないための色選びや業者選びのコツが掴める

外壁塗装の無機塗料、相場の基本知識

  • 無機塗料とフッ素塗料の違いを比較
  • 気になる値段の目安と平米単価
  • 30坪の一戸建ての相場シミュレーション
  • 無機塗料に期待できる耐用年数は?
  • 把握しておくべきデメリットと対策

無機塗料とフッ素塗料の違いを比較

外壁塗装を検討する際、高耐久な塗料の代表格として「無機塗料」と「フッ素塗料」がよく比較されます。どちらも優れた性能を持つため、多くの方がどちらを選ぶべきか悩まれますが、その特性には明確な違いがあり、それを理解することが最適な選択への第一歩です。

結論から申し上げますと、無機塗料はフッ素塗料を上回る圧倒的な耐久性が最大の魅力ですが、塗膜が硬いという性質があります。一方、フッ素塗料も非常に高い耐久性を持ちながら、塗膜の柔軟性も兼ね備えている点が特徴です。

なぜなら、これらの違いは塗料の主成分に由来するからです。無機塗料は、紫外線で劣化しない石やガラスといった「無機物」の特性を活かした塗料です。

ただし、100%無機物では塗料として硬すぎて建物の動きに追従できないため、実際には柔軟性を持つフッ素樹脂などの「有機物」を混ぜ合わせた「無機ハイブリッド塗料」として製品化されています。この無機物と有機物の絶妙な配合が、塗料の性能を決定づけるのです。

対するフッ素塗料は、フッ素樹脂という高性能な有機物を主成分としており、これも紫外線に強く、優れた耐久性を発揮します。

雨が降った後の外壁。無機塗料を塗った左側は汚れが洗い流されているが、右側は雨筋の汚れが残っている比較画像

より具体的に比較するために、下の表をご覧ください。

比較項目 無機塗料 フッ素塗料
期待耐用年数 15年~25年 15年~20年
価格帯(m²単価) 高価(約3,500円~5,500円) やや高価(約3,500円~4,800円)
塗膜の性質 非常に硬い、低汚染性が極めて高い 硬いが柔軟性も併せ持つ
光沢 光沢を維持しやすい 光沢を維持しやすい
主なメリット 圧倒的な長寿命、汚れを寄せ付けない 高い耐久性と柔軟性のバランス

このように、とにかく長持ちさせたい、汚れにくい外壁にしたいという方には無機塗料が、高い耐久性を求めつつも、ある程度のコストバランスや塗膜の柔軟性を重視したい方にはフッ素塗料が向いていると言えるでしょう。

どちらを選ぶにしても、お住まいの現状と将来設計に合わせた専門家のアドバイスが不可欠です。

補足:無機物と有機物のイメージ

少し専門的になりますが、「無機物」はガラスや石、金属など、炭素を含まない物質を指します。これらは半永久的に劣化しません。一方、「有機物」はプラスチックやゴムのように炭素を含む物質で、しなやかですが紫外線に弱い性質があります。無機塗料は、この両者の「良いとこ取り」をしたハイブリッドな塗料なのです。

気になる値段の目安と平米単価

無機塗料の導入を考える上で、最も気になるのが費用ではないでしょうか。ここでは、その価格設定の基本となる「平米単価」について詳しく解説します。この単価を把握することで、業者から提示された見積もりが適正な範囲内にあるかどうかの判断材料になります。

無機塗料の平米単価は、材料費だけで見るとおおよそ3,500円~5,500円が一般的な相場です。これは、外壁塗装で最も普及しているシリコン塗料(約2,300円~3,500円/㎡)と比較すると、一段上の価格帯であることがお分かりいただけるでしょう。

この価格差が生まれる理由は、単純に「長持ちするから」だけではありません。無機塗料が持つ、雨水で汚れを洗い流す「超低汚染性」や、長期間にわたって色褪せを防ぐ「超高耐候性」といった優れた機能は、高品質で特殊な原料と、メーカーの高度な開発技術によって支えられています。そのための研究開発費や製造コストが価格に反映されているのです。

初期費用はどうしても高くなりますが、塗り替えのサイクルを大幅に延ばせることを考慮すれば、長期的な視点でのトータルコストを抑えられるという大きなメリットがあります。一度の出費だけでなく、30年、40年という長いスパンでのお住まいの維持費用を考えることが、賢い選択に繋がります。

注意:見積もりは「総額」での比較が鉄則です

平米単価は、あくまで塗料のグレードを比較するための一つの指標です。実際の塗装工事では、この塗料代に加えて、足場代、高圧洗浄費、ひび割れなどを補修する下地処理費、職人の人件費などが加算され、最終的な「工事総額」となります。

特に足場代などは、どのグレードの塗料を選んでもほぼ同額かかるため、塗料の単価が2倍になっても、工事総額が2倍になるわけではありません。複数の業者から見積もりを取る際は、単価の安さだけに惑わされず、工事内容の詳細と総額をしっかりと比較検討することが何よりも重要です。

30坪の一戸建ての相場シミュレーション

平米単価がわかったところで、次はより具体的なイメージを掴むため、日本で標準的な「30坪・2階建て」の住宅に無機塗料で外壁塗装を行った場合の費用相場をシミュレーションしてみましょう。

30坪の住宅で無機塗料を用いた外壁塗装を行う場合、その費用総額は一般的な相場で80万円~160万円程度となりますが、私たちアップリメイクの『超高耐久無機プラン』では、30坪で792,000円(税込)からご提供しております。この金額に幅があるのは、お住まいの形状、窓の数、そして何より外壁の劣化状況によって、必要な下地処理や付帯部の塗装範囲が大きく変わるためです。

住宅の外壁塗装工事で、専門の職人が安全に足場を組み立てている様子

費用の内訳を、より詳しく見ていきましょう。

工事項目 費用相場の目安(30坪の場合) 内容と重要性
足場組立・飛散防止ネット 15万円 ~ 30万円 職人の安全確保と、丁寧な作業を行うための土台です。近隣への塗料の飛散も防ぎます。
バイオ高圧洗浄 3万円 ~ 5万円 専用の洗浄剤でカビやコケを根こそぎ分解・洗浄します。塗料の密着性を左右する重要な工程です。
下地処理(補修・シーリング) 5万円 ~ 15万円 ひび割れの補修や、劣化した目地のシーリング打ち替えなど。塗装の寿命を決定づける最も重要な工程です。
塗料代(無機・4回塗り 45万円 ~ 75万円 アップリメイク標準の4回塗り(下塗り2回・中塗り・上塗り)。塗装面積は約120㎡と仮定。製品グレードで変動します。
付帯部塗装(軒天・雨樋など) 10万円 ~ 20万円 外壁だけでなく、雨樋や破風板なども一緒に塗装することで、家全体の耐久性と美観が向上します。
現場管理費・諸経費 工事費の5%~10% 現場の監督、廃材処理、保険料など、工事を円滑に進めるための費用です。

ご覧の通り、塗装費用は多くの工程の積み重ねで成り立っています。私たちアップリメイクでは、一級建築塗装技能士の資格を持つプロが、お住まい一軒一軒の状態を詳細に診断し、なぜこの費用が必要なのか、全ての項目について明確にご説明したお見積書をご提出します。

まずは無料のお住まい診断で、ご自宅の正確な状態と費用を把握することから始めてみてはいかがでしょうか。

無機塗料に期待できる耐用年数は?

無機塗料が「最強の塗料」の一つとして注目される最大の理由、それは他の塗料を圧倒する「耐用年数」にあります。一度の塗装で、長期間にわたり大切なお住まいを守り続けたいと考える方にとって、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。

無機塗料の期待耐用年数は、一般的に15年~25年と非常に長いですが、私たちがご提供する『超高耐久無機プラン』は、期待耐用年数20年、工事保証7年という長期の安心をお約束する製品です。これは、現在主流であるシリコン塗料(10年~15年)や、高耐久とされるフッ素塗料(15年~20年)と比較しても、その長さが際立っています。

この驚異的な長寿命を実現している秘密は、塗料の主成分である「無機物」の性質にあります。塗装を劣化させる最大の原因は、日々降り注ぐ太陽の紫外線です。

しかし、無機物はもともと石やガラスといった自然界に存在する物質であり、紫外線によって分子構造が破壊されることがほとんどありません。そのため、塗膜の劣化が極めて遅く、長期間にわたって建物を紫外線や雨風から保護し続けることができるのです。

ライフサイクルコストで考える無機塗料の経済性

「ライフサイクルコスト」とは、初期費用だけでなく、将来の維持管理(メンテナンス)費用まで含めた、生涯にかかる総費用のことです。無機塗料はこの点で非常に優れています。

例えば、30年間で考えてみましょう。
・シリコン塗料(耐用10年)の場合:10年ごとに塗り替えが必要なため、30年間で3回の工事が必要です。(例:100万円×3回=300万円)
・アップリメイクの無機塗料(耐用20年)の場合:20年目に一度塗り替えればよいため、30年間で2回の工事で済みます。(例:120万円×2回=240万円)

これはあくまで単純な計算ですが、塗り替えのたびに必要となる高額な足場代を1回分節約できるインパクトは非常に大きいと言えます。初期投資は高くとも、長い目で見れば無機塗料が経済的な選択となり得るのです。

把握しておくべきデメリットと対策

これまでに解説した通り、無機塗料は非常に優れた性能を持っていますが、完璧な塗料というわけではありません。契約後に「こんなはずではなかった」と後悔しないためにも、メリットだけでなく、デメリットもしっかりと理解し、その対策を講じることが重要です。

無機塗料を検討する上で、特に注意すべきデメリットは「価格の高さ」と、無機物特有の「塗膜の硬さに起因するひび割れリスク」です。

無機塗料を検討する際の注意点とデメリット

1. 初期費用が高額になる
高性能な原料を使用しているため、他の塗料グレードに比べて材料費が高く、工事全体の初期費用も高くなる傾向があります。これは耐用年数の長さによる長期的なコストメリットとのバランスを考える必要があります。

2. 塗膜が硬く、ひび割れ(クラック)のリスクがある
無機塗料の塗膜はガラスのように硬い性質を持つため、地震の揺れや建物のわずかな動きに塗膜が追従できず、外壁材のひび割れと一緒に塗装面も割れてしまうことがあります。特にひび割れの起きやすいモルタル外壁や、動きの大きいシーリングの上などは注意が必要です。

3. 艶消し(マット)仕上げの選択肢が少ない
無機塗料の緻密で滑らかな塗膜性能を最大限に発揮させるためには、ある程度の光沢(ツヤ)が欠かせません。そのため、落ち着いた雰囲気の「完全な艶消し」をラインナップしている製品は少なく、選択肢が限られてしまいます。

4. 施工する職人に極めて高い技術力が求められる
メーカーが定める塗料の希釈率や乾燥時間、塗り重ねの基準などを厳格に守り、均一な厚みで塗装しなければ、期待される耐用年数は決して得られません。まさに、職人の腕が塗料の寿命を決めると言っても過言ではありません。

これらのデメリットへの最善の対策は、無機塗料の特性を熟知し、豊富な施工経験を持つ専門業者に依頼することに尽きます。例えば、「ひび割れリスク」に対しては、柔軟性を付加した「弾性無機塗料」という選択肢を提案できるか。そして、何よりもお客様のお住まいの状態を正確に見極め、最適な下地処理を施せるかどうかが、工事の成否を分けるのです。

◆斎藤のワンポイントアドバイス

どんなに素晴らしいレシピ(塗料)があっても、料理人(職人)の腕が悪ければ、美味しい料理は作れません。外壁塗装も全く同じです。特に無機塗料は、最高の性能を持つがゆえに、非常に繊細でごまかしのきかない塗料です。

私たちアップリメイクが「職人直営」と「国家資格者による施工」にこだわり続けるのは、塗料の性能を120%引き出し、お客様の大切な資産であるお住まいを、10年、20年先まで誠実に守りたいという強い想いがあるからです。

業者を選ぶ際は、価格だけでなく、「どんな職人が、どんな想いで、あなたのお住まいを塗ってくれるのか」という点も、ぜひ見ていただきたいですね。

失敗しない外壁塗装、無機塗料の相場と選び方

  • おすすめの代表的な無機塗料を紹介
  • 最新の人気メーカー製品ランキング
  • 日本ペイントの無機塗料と価格帯
  • 外壁の色でやめたほうがいい色とは?
  • 契約前に知りたい塗装工事のトラブル

 

おすすめの代表的な無機塗料を紹介

現在、日本の主要な塗料メーカーから、それぞれ特徴を持った高性能な無機塗料が数多く販売されています。ここでは、その中でも特に信頼性が高く、私たちプロの視点からも自信を持っておすすめできる代表的な製品をいくつかご紹介します。

お住まいの環境や、お客様が最も重視する性能に合わせて、最適な一品を見つける手助けとなれば幸いです。

KFケミカル「セミフロンスーパーシリーズ」

無機・フッ素といった高耐久塗料に特化した研究開発型メーカー、KFケミカル社のフラッグシップモデルです。私たちアップリメイクも、その品質と性能を熟知しています。

特徴は、無機成分と4フッ化フッ素樹脂という最高級の有機物をハイブリッドさせることで、超高耐候性を実現している点です。紫外線への強さはもちろん、汚れにくさ、ひび割れへの追従性にも優れており、あらゆる面で高い性能を発揮する、非常にバランスの取れた塗料です。

関西ペイント「アレスダイナミックMUKI」

業界のリーディングカンパニーである関西ペイントが誇る、革新的な無機塗料です。独自の「強化剤」を配合することで、太陽光や酸性雨といった過酷な環境に対する強い耐性を実現しています。

同時に、下地にしっかりと密着し、動きに追従する柔軟性も併せ持っているのが大きな特徴です。強力な防カビ・防藻機能も備えており、湿気の多い静岡の気候でも、建物の美観を長期間清潔に保ちます。

エスケー化研「スーパーセラタイトF」

建築用の仕上げ塗材で高いシェアを持つエスケー化研の信頼ある製品です。この塗料の特筆すべき点は、その卓越した「低汚染性」です。緻密で親水性(水に馴染みやすい性質)の高い塗膜を形成するため、外壁に付着した汚れの下に雨水が入り込み、汚れを浮かせて自然に洗い流すセルフクリーニング効果が非常に高く評価されています。

日進産業「GAINA(ガイナ)」

こちらは純粋な無機塗料とは少しカテゴリーが異なりますが、日本の宇宙開発技術(JAXA COSMODE)から生まれた「断熱セラミック」を主成分とした、多機能塗料として非常に有名です。

塗装することで、塗膜が熱の移動を抑制し、夏は涼しく、冬は暖かいという快適な室内環境を作り出します。省エネ効果や遮音効果も期待できるため、建物の耐久性だけでなく、住み心地の向上を重視する方には特におすすめできる選択肢です。

最新の人気メーカー製品ランキング

「結局、どのメーカーの塗料が一番信頼できるの?」というご質問は、お客様から最も多く寄せられるものの一つです。ここでは絶対的な順位付けはできませんが、業界での信頼性、製品開発力、そして私たちプロからの評価を踏まえ、多くのお客様に選ばれ、満足度の高い主要なメーカーをランキング形式でご紹介します。

KFケミカル、日本ペイント、関西ペイントなど、信頼できる大手塗料メーカーの製品が並んでいる様子

プロが選ぶ!信頼の塗料メーカーランキング

第1位:KFケミカル株式会社
無機・フッ素といった高耐久塗料に特化した研究開発型メーカーのパイオニアです。流行に左右されず、真に長持ちする塗料を追求する姿勢は、業界内でも高く評価されています。私たちアップリメイクは、KFケミカル認定施工店として、静岡エリアでNo.1の施工実績を誇り、その品質と性能を誰よりも熟知しています。

第2位:日本ペイント株式会社
言わずと知れた国内最大手の総合塗料メーカー。「パーフェクトシリーズ」や「ダイヤモンドコート」など、あらゆるニーズに応える豊富な製品ラインナップと、140年以上の歴史に裏打ちされた絶対的な安心感が最大の強みです。

第3位:関西ペイント株式会社
日本ペイントと並ぶ業界の巨人です。特に「アレスダイナミックシリーズ」に代表される、現場の状況に応じて性能を発揮する革新的な技術開発力に定評があります。自動車用塗料で培った最先端の技術力が、住宅用塗料にも惜しみなく投入されています。

第4位:エスケー化研株式会社
建築用仕上げ塗材(意匠性のある壁の仕上げ材)で国内トップシェアを誇るメーカーです。品質とコストパフォーマンスのバランスに優れた製品が多く、全国の塗装現場で広く採用されています。塗料の種類も非常に豊富です。

大切なのは、メーカーの知名度だけで選ぶのではなく、その塗料の特性を100%引き出せる、確かな技術力を持った施工店を選ぶことです。メーカーが認定施工店制度を設けている場合、その認定を受けているかどうかは、業者の技術力を測る上での一つの重要な指標となるでしょう。

日本ペイントの無機塗料と価格帯

外壁塗装を考える際、多くの方が一度は候補に入れるのが、業界最大手「日本ペイント」の製品でしょう。その圧倒的な知名度と長年の実績は、何物にも代えがたい安心感があります。

同社の製品では、シリコングレードを超える強靭な塗膜を持つ「パーフェクトトップ」が非常に人気です。私たちアップリメイクでも、コストと性能のバランスに優れた『パーフェクトトッププラン』(30坪で693,000円~)をご用意しており、多くのお客様にお選びいただいています。

さらに、日本ペイントには「ダイヤモンドコート」という、選ばれた認定施工店でしか扱うことのできない、特別な塗装システムが存在します。これは単なる塗料販売ではなく、専用の高耐久塗料と、UVカット機能を持つ特殊なクリヤー塗料を重ねる「4回塗り」の施工、そして手厚い保証を組み合わせたプレミアムなサービスです。ご興味のある方は、ぜひご相談ください。

外壁の色でやめたほうがいい色とは?

無機塗料という最高の塗料を選んでも、色選びに失敗してしまうと、せっかくの塗装工事が残念な結果に終わってしまうことがあります。10年、20年と付き合っていく我が家の「顔」だからこそ、色選びは慎重に行いたいものです。

ここではプロの視点から、一概に「やめたほうがいい」とは言いませんが、「選ぶ際に特に注意が必要な色」について解説します。

外壁塗装で注意が必要な色の系統

1. 汚れが目立ちやすい色系統(真っ白・真っ黒)
清潔感があり人気の「真っ白」ですが、雨筋、排気ガスによる黒ずみ、カビやコケの緑色など、あらゆる汚れが最も目立ちやすい色です。逆に、モダンで格好良い「真っ黒」も、鳥のフンや土埃、黄砂といった白っぽい汚れが非常に目立ちます。

無機塗料には優れた低汚染性がありますが、それでも限界があります。これらの色を選ぶ際は、こまめな洗浄が必要になる可能性を理解しておくか、少しグレーやアイボリーがかった色、あるいはチャコールグレーなどを選ぶと、汚れが気になりにくくなります。

2. 経年で色褪せしやすい色系統(鮮やかな原色系)
特に「赤」「黄」「紫」といった鮮やかな色は、塗料の中に含まれる「顔料」が、紫外線のエネルギーによって化学的に分解されやすい性質を持っています。そのため、他の色に比べて経年による色褪せが早く進む傾向があるのです。

特に日当たりの良い静岡の環境では、この影響が顕著に出ることも考えられます。もし、どうしても鮮やかな色を使いたい場合は、アクセントとして部分的に使用するか、耐UV性能が高い最高級の顔料を使用した塗料を選ぶことが重要です。

色選びで失敗しないためには、調和も大切です。屋根やサッシ、玄関ドアの色とのバランスはもちろん、周囲の街並みとの調和も考慮すると、より満足度の高い仕上がりになります。

プロは知っている!色の「面積効果」という錯覚

色選びでよくある失敗が「面積効果」によるものです。これは、同じ色でも、小さな面積で見ると暗く落ち着いて見え、大きな面積で見ると明るく鮮やかに見えるという目の錯覚です。

A5サイズの色見本帳で「このくらいの色がちょうど良い」と思って選んだ色が、実際に壁一面に塗られると「想像していたより、ずっと派手になってしまった…」と感じるのは、このためです。

色見本は必ず屋外の太陽光の下で、できればA4サイズ以上の大きな塗り板サンプルで確認することをおすすめします。私たちアップリメイクでは、ご自宅の写真を使って仕上がりイメージをリアルに確認できる無料のカラーシミュレーションをご用意しておりますので、ぜひご活用ください。

契約前に知りたい塗装工事のトラブル

大変残念なことですが、外壁塗装業界には一部に心無い業者が存在し、お客様との間でのトラブルが後を絶ちません。特に、無機塗料のような高価な工事では、被害額も大きくなりがちです。契約書にサインする前に、よくあるトラブルのパターンを知っておくことが、ご自身と大切な財産を守るための最大の武器となります。

以下に挙げるような営業トークや見積書には、特に注意してください。

高額な請求書を見て、頭を抱えて悩む施主

要注意!悪徳業者が使いがちな危険な営業トーク

「今ご契約いただければ、キャンペーンで半額にします!」
これは最も典型的な手口です。契約を急がせ、他社と比較検討する時間を与えないのが目的です。そもそも最初の価格が不当に高く設定されているか、契約後に材料を薄める・工程を省くなどの手抜き工事に繋がる可能性が極めて高いと考えられます。

「モニター価格なので、足場代を無料サービスします」
外壁塗装において足場は必須であり、30坪の住宅でも15万円以上の費用がかかります。これを「無料」にするということは、その費用が見積もりの他の項目に気づかれないように上乗せされていると考えるのが自然です。透明性のない見積もりと言えます。

「見積もりは『工事一式』で分かりやすくしています」
使用する塗料のメーカー名や製品名、塗装面積(㎡)、単価、工程(例:下塗り、中塗り、上塗り)などが詳細に記載されていない「一式見積もり」は非常に危険です。後から「これは別料金です」と高額な追加請求をされたり、打ち合わせと違う安価な塗料を使われたりする温床となります。

「弊社オリジナルの最高級無機塗料です」
どこのメーカーかも分からない「自社開発のオリジナル塗料」を強く勧めてくる場合は、特に警戒が必要です。客観的な品質データが乏しく、単に価格を高く見せるためのセールストークである可能性があります。

これらの悪質なトラブルを避けるためには、最低でも3社から相見積もりを取ること、そして見積書の内容を詳細に比較検討することが何よりも重要です。

私たちアップリメイクでは、誰が見ても明瞭で、ごまかしの一切ない詳細な見積書のご提出を創業以来の信条としています。ご不明な点は、お客様が100%ご納得いただけるまで、何度でも丁寧にご説明いたします。

安心できる業者選びの第一歩として、ぜひ私たちの豊富な施工事例と、そこに寄せられたお客様の生の声もご覧ください。

外壁塗装の無機塗料に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 無機塗料なら本当に20年以上メンテナンスは不要ですか?

A. 塗料自体の「期待耐用年数」は20年以上ですが、お住まい全体の「メンテナンスが全く不要」というわけではありません。特に注意が必要なのが、外壁のパネル間やサッシ周りを埋めている「シーリング(コーキング)」です。このシーリング部分は、塗料よりも早く劣化が進む(約10年~15年が目安)ことが一般的です。

そのため、塗膜は健全でもシーリングの補修(打ち替え)が必要になるケースがあります。また、台風などの自然災害で物理的な損傷を受けることも考えられます。10年を目安に、専門家による定期的な点検を受けることをお勧めします。

Q2. 無機塗料のひび割れが心配です。良い対策はありますか?

A. はい、ご安心ください。その点は多くのメーカーが課題として認識しており、近年では技術開発が大きく進んでいます。従来の無機塗料の弱点であった「硬さ」を克服するため、柔軟性(弾性)を持つ有機樹脂の配合を工夫した「弾性無機塗料」や「無機ハイブリッド塗料」が主流になっています。

これらの塗料は、建物の微細な動きや振動に追従し、ひび割れのリスクを大幅に低減させます。特に、ひび割れが起こりやすいモルタル壁のお住まいや、築年数が経過したお住まいには、こうした柔軟性のある無機塗料を選ぶのが賢明です。お住まいの壁材に最適な塗料を、事前の診断でしっかりと見極めます。

Q3. なぜ業者によって無機塗料の見積もり価格が大きく違うのですか?

A. いくつか理由がありますが、大きく分けて3つ考えられます。1つ目は「使用する塗料のグレードの違い」です。同じ無機塗料という名称でも、メーカーや製品によって性能や価格は様々です。2つ目は「会社の規模や利益率の違い」です。3つ目は、最も重要ですが「施工品質に対する考え方の違い」です。

例えば、見えない部分である下地処理にどれだけ時間をかけるか、メーカー規定の塗布量や乾燥時間を守るか、雨樋などの付帯部にどんな塗料を使うかなど、丁寧な仕事は価格に反映されます。単純な価格比較だけでなく、工事内容や保証体制を詳細に確認することが、適正価格を見極める鍵となります。

Q4. 訪問販売で「当社オリジナルの無機塗料」を勧められました。契約しても大丈夫でしょうか?

A. 非常に慎重な判断が必要です。「オリジナル塗料」と聞くと、特別で高性能なイメージを持つかもしれませんが、その実態が不明確なケースが少なくありません。どのメーカーが製造し、どのような成分で構成され、第三者機関による客観的な性能データがあるのかを確認することが重要です。

大手メーカーの製品は、長年の研究開発と厳しい品質管理、そして全国での豊富な実績に裏打ちされた安心感があります。もしオリジナル塗料を検討される場合は、性能試験報告書などの明確なエビデンスを提示してもらい、その場で契約を急かすような場合は、一度お断りすることをお勧めします。

Q5. 屋根も一緒に塗装した方が良いのでしょうか?

A. はい、強くお勧めします。屋根は外壁以上に紫外線や雨風にさらされるため、劣化の進行が早い場合が多いです。外壁塗装の際には必ず足場を設置しますが、この足場代は工事費の中でも大きな割合を占めます。

もし外壁と屋根を別々のタイミングで工事すると、その都度足場代がかかってしまい、総額で数十万円の無駄な費用が発生してしまいます。屋根の劣化状況にもよりますが、足場を組むこの機会に一緒にメンテナンスを行うことで、トータルのコストを大幅に抑えることができ、効率的です。

外壁塗装における無機塗料の相場を知り後悔なく

外壁塗装専門店のショールームで、スタッフに相談しながら塗料の色や質感を確認する顧客

ここまで、外壁塗装における無機塗料の相場から、特徴、選び方のポイントまで詳しく解説してきました。

結論として、無機塗料は初期費用こそ他の塗料より高価ですが、その圧倒的な耐用年数と、汚れを寄せ付けない優れた性能により、長期的な視点で見れば非常に合理的で、価値のある選択肢です。

大切なお住まいの美観を長期間維持し、将来のメンテナンスにかかる手間と費用を大きく削減できることは、何物にも代えがたいメリットと言えるでしょう。

ただし、繰り返しになりますが、その素晴らしい性能を100%引き出すためには、お住まいの状態を正確に診断し、正しい知識と技術で、誠実に施工できる業者を選ぶことが絶対条件です。今回お伝えした相場やメリット・デメリット、業者選びのポイントを参考に、ぜひ複数の業者を比較検討し、心から納得できる塗装工事を実現してください。

静岡での外壁塗装は、私たちアップリメイクに安心してお任せください

私たちアップリメイクは、1973年に創業して以来、この愛する静岡の地で塗装工事を手掛け、施工実績は4,140件(令和6年1月末現在)を超えました。私たちは派手な宣伝はできませんが、「仕事の丁寧さ」と「お客様への誠実さ」だけは、どこにも負けない自信があります。

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そんな方は、ぜひお気軽に私たちの「無料お住まい診断」をご利用ください。一級建築塗装技能士の資格を持つプロの診断員が、お客様のお住まいを隅々まで丁寧にチェックし、写真付きの分かりやすい診断報告書を作成いたします。

もちろん、診断したからといって、しつこい営業は一切いたしませんのでご安心ください。皆様からのご連絡を、職人一同、心よりお待ちしております。

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  • この記事を書いた人

齋藤直樹

(株)アップリメイク代表取締役で元職人、塗装という仕事が大好きです。人生の大きな挫折と数多くの出会いを経て今は大好きな地元・静岡で、お客様の笑顔のために仕事ができることに何よりの誇りを感じています。

▼保有資格▼
1級建築塗装技能士・2級建築施工管理技士・有機溶剤作業主任者・高所作業主任者・2級カラーコーディネーター・光触媒施工技能士・乙4類危険物取扱者・ゴンドラ特別教育・職長・安全衛生責任者・第2種酸素欠乏危険作業主任者・宅地建物取引主任者・2級ファイナンシャルプランニング技能士・AFP