こんにちは、株式会社アップリメイク代表取締役の齋藤直樹です。
外壁塗装の工事が近くで始まってから、「車を触るとザラザラする」「洗車してもボディのブツブツが取れない」と感じると、かなり不安になりますよね。
大切に乗っている車ほど、「これって傷なの?」「自分で落としていいの?」「誰に言えばいいの?」と焦ってしまうかなと思います。
結論からお伝えすると、外壁塗装のあとに車がザラザラ・ブツブツしている場合、塗料の細かな飛沫である「塗料ミスト」や「オーバーミスト」が付着している可能性があります。
塗料ミストは、普通の砂ぼこりとは違います。
水で流せば取れる汚れではなく、時間が経つほど硬くなり、車のボディやガラスに固着してしまうことがあります。
だからこそ、気づいたときに大事なのは、慌ててこすらないことです。
強くこすったり、シンナーやコンパウンドを自己判断で使ったりすると、塗料ミストだけでなく車の塗装面まで傷めてしまうおそれがあります。
外壁塗装は、住まいを美しくするだけでなく、雨や紫外線から建物を守る大切なメンテナンスです。
ただし、工事のやり方や養生、近隣への配慮が不十分だと、車、植木、窓、隣家の外壁などへ塗料が飛んでしまうトラブルにつながることがあります。
この記事では、塗装職人からこの仕事を始めた私の視点で、外壁塗装で車がザラザラになる原因、被害に気づいたときの正しい対処法、ミスト除去の費用目安、業者との話し合い方、そして工事前にできる予防策まで詳しく解説します。
「今まさに車がザラザラして困っている方」も、「これから外壁塗装をするので近隣トラブルを避けたい方」も、この記事を読めば次に何をすればいいかが分かるはずですよ。
この記事でわかること
- 車がザラザラになる塗料ミストの正体と見分け方
- 車に塗料が付着したときに絶対やってはいけない行動
- 隣家や塗装業者とトラブルにしないための初期対応
- ミスト除去にかかる費用の目安と見積書の確認ポイント
- 外壁塗装前に車を守るための予防策と業者選びの基準
外壁塗装で車がザラザラになる原因とは?
外壁塗装の近くに停めていた車がザラザラする場合、まず疑うべきなのは塗料ミストの付着です。
ただ、車のザラザラには鉄粉、花粉、黄砂、樹液、道路工事の粉じんなど、別の原因もあります。
そのため、「近くで塗装工事をしていたから絶対に塗料だ」と決めつけるのではなく、工事の時期、風向き、車を停めていた場所、付着している範囲を落ち着いて確認することが大切です。
車がザラザラ・ブツブツする主な理由
駐車していた車のボディを触ったとき、まるで細かな砂をかぶったようにザラザラしていたり、表面に小さなブツブツを感じたりする場合、その原因は外壁塗装工事で飛散した塗料のミストである可能性があります。
この現象は、塗装業界では「塗料ミスト付着」「オーバーミスト」などと呼ばれます。
外壁塗装では、塗料を外壁に塗る作業の中で、目に見えにくいほど細かな塗料の粒が空気中に舞うことがあります。
その粒が風に乗って車まで届き、ボディ、ガラス、ヘッドライト、ミラー、ワイパー周辺、樹脂パーツなどに付着すると、洗車では落ちにくいザラザラ感になります。
多くの方が誤解しやすいのですが、塗料が飛ぶのは吹き付け塗装のときだけではありません。
現在の戸建て塗装ではローラー塗装が多く使われますが、ローラーを転がすときの動きや塗料の含み具合、風の強さ、作業場所の高さによっては、ローラー塗装でも細かな飛沫が飛ぶことがあります。
もちろん、吹き付け塗装は塗料を霧状にして施工するため、より広い範囲にミストが広がりやすい工法です。
どちらの工法でも、現場の養生、飛散防止シート、作業日の風の見極め、車への養生カバーなどが不十分だと、車への付着リスクは高くなります。
付着した直後の塗料はまだ柔らかい場合がありますが、時間が経つと乾燥して硬くなります。
硬くなった塗料ミストは、ボディの表面に小さな粒として残り、手で触るとザラザラした不快な感触になるのです。
塗料ミストかどうかを安全に確認する方法
車がザラザラしていると、つい指でこすったり、爪でカリカリしたくなるかもしれません。
でも、それはやめてください。
車の塗装面は思っている以上に繊細です。
硬くなった塗料ミストを無理に動かすと、ミストの粒が紙やすりのように働き、クリア層に細かな傷を入れてしまうことがあります。
確認するときは、まず明るい場所で車を斜めから見てください。
ボンネットや屋根、トランクのように上を向いている面は、ミストが付着しやすい場所です。
透明や半透明のミストは正面から見ると分かりにくいですが、太陽光やライトを斜めから当てると、小さな点や白っぽいくすみとして見えることがあります。
手触りを確認する場合は、素手で強くこすらず、薄いビニール袋を手にかぶせて軽くなでる方法があります。
ビニール越しに触ると、細かなザラつきが分かりやすくなります。
ただし、この確認もあくまで軽く触れる程度にしてください。
もし広範囲にザラザラしている、塗料の色が分かる粒が付いている、ガラスにも点状の付着があるという場合は、自己判断で落とそうとせず、証拠を残してから専門業者に見てもらうのが安全です。
車に塗料付着したミストの正体
車に付着する塗装ミストは、外壁塗装で使われる塗料や下塗り材そのものです。
外壁塗装では、下塗り、中塗り、上塗りという工程があり、使う材料も工程によって違います。
そのため、車に付いたミストが白っぽい粒なのか、透明っぽい粒なのか、外壁と同じ色の粒なのかによって、どの工程で飛んだ可能性があるかも変わります。
1. シーラー・プライマーなどの下塗り材
シーラーやプライマーは、外壁材と塗料を密着させるために使う下塗り材です。
接着剤のような役割を持つ大切な材料で、外壁塗装の耐久性を左右します。
ただし、透明や半透明のものも多いため、車に付着してもすぐには気づきにくいのが厄介なところです。
見た目では分かりにくいのに、触るとザラザラする場合は、下塗り材のミストが付着している可能性があります。
2. クリアー塗料
クリアー塗料は、サイディングの柄やデザインを活かしたまま保護するために使う透明な仕上げ材です。
透明なので、付着しても「色が付いた」というより、「なんとなくくすんだ」「光の当たり方で点々が見える」「洗車しても手触りだけ残る」という気づき方になりやすいです。
車の色が濃い場合は、透明なミストでも光の反射で目立つことがあります。
3. 中塗り・上塗り塗料
中塗り・上塗りは、外壁の色や耐候性をつくる仕上げの工程です。
シリコン、フッ素、無機、ラジカル制御形塗料など、塗料の種類はさまざまです。
色付きの塗料が車に付着した場合は、白い車に濃色の塗料、黒い車に淡色の塗料など、色の差があるほど見つけやすくなります。
一方で、車と外壁の色が近い場合や付着量が少ない場合は、見た目では分かりにくいこともあります。
近年の外壁塗料は、耐久性や密着性を高めたものが多くなっています。
本来は住まいを長く守るための性能ですが、車に付着して硬化してしまうと、その性能が逆に除去の難しさにつながります。
だからこそ、気づいた時点で早めに正しい対応をすることが重要です。
塗料ミストの飛散距離は風と環境で変わる
「工事現場から少し離れているから大丈夫」と思う方もいますが、塗料ミストの飛散距離は現場条件によって大きく変わります。
一般的には、工事中の建物のすぐ隣や向かいに停めている車は特に注意が必要です。
ただし、風が強い日、建物が高い場所、周囲に風の通り道がある立地、道路沿いで風が抜けやすい場所では、数十メートル先まで細かなミストが運ばれる可能性もあります。
ここで大切なのは、「何メートルなら絶対安全」と言い切れないことです。
塗装現場では、足場にメッシュシートを張って飛散を抑えます。
しかし、メッシュシートは完全密閉ではありません。
作業性や通気性も必要なため、風の巻き込み、シートの重なり部分、足場の隙間、屋根付近の開口部などから細かなミストが外へ出ることがあります。
特に静岡は、地域や季節によって風の影響を受けやすい場所があります。
沿岸部、川沿い、開けた住宅地、高台などでは、体感以上に風が流れていることもあるんですよ。
私たちのような地元密着の塗装店にとって、こうした地域特性を踏まえて作業日を判断することは、とても大切な仕事です。
風が強い日に無理に塗装を進めれば、仕上がりの品質にも、近隣への配慮にも影響します。
外壁塗装は、早く終わらせればよい工事ではありません。
住まいを守る工事であると同時に、近隣の暮らしにも配慮しながら進める工事です。
ボディ以外にもミストが付く場所
塗料ミストの被害というと、ボンネットや屋根のザラザラをイメージしやすいですが、実際には車のさまざまな場所に付着します。
たとえば、フロントガラス、サイドガラス、リアガラス、ヘッドライト、テールランプ、ドアミラー、モール、ワイパー周辺、ナンバープレート、ホイールなどです。
ガラスにミストが付くと、ワイパーを動かしたときに引っかかりを感じたり、夜間に対向車のライトがギラついて見えたりすることがあります。
ヘッドライトに付着すると、透明感が落ちたように見える場合もあります。
樹脂パーツやゴム部分は、ボディ塗装面とは素材が違うため、除去方法も変わります。
ボディは磨けばよい、ガラスは削ればよい、という単純な話ではありません。
素材ごとに適した方法で処理しないと、白化、曇り、傷、コーティング剥がれの原因になることがあります。
被害範囲を確認するときは、ボディだけでなく、ガラスや樹脂部分まで含めて記録しておくと後の話し合いがスムーズです。
塗装ミストを放置する危険性
「少しザラザラするだけだから、そのうち取れるかな」と思って放置するのはおすすめできません。
塗料ミストは、時間が経つほど乾燥と固着が進みます。
さらに、太陽光、雨、湿気、洗車時の摩擦などが重なることで、除去しにくくなる場合があります。
塗装ミストを放置する主なリスク
1. 除去作業が難しくなり、費用が高くなりやすい
付着したばかりのミストと、数週間以上経って硬くなったミストでは、除去の難しさが変わります。
時間が経つほど作業に手間がかかり、研磨や再コーティングが必要になる可能性も高くなります。
2. 車のクリア層に細かな傷が入ることがある
ミストを無理に落とそうとして、爪、タオル、スポンジ、鉄粉除去粘土、コンパウンドなどを自己判断で使うと、車の表面にあるクリア層を傷つけることがあります。
クリア層は車のツヤや塗装を守る大切な層です。
ここに傷が入ると、光の当たり方で白っぽく曇って見えたり、洗車傷のような細かな線が目立ったりします。
3. ガラスや樹脂パーツの不具合につながることがある
ガラスに付着したミストを放置すると、視界の悪さやワイパーのビビりにつながる場合があります。
樹脂パーツやゴム部分は、強い溶剤や研磨に弱いものもあります。
自己流で処理すると、ボディ以上に取り返しがつきにくい状態になるかもしれません。
4. 売却時の査定に影響する可能性がある
塗装面の傷、ツヤの低下、再塗装の履歴、コーティングの状態は、車の査定で見られることがあります。
将来的に売却を考えている場合、早めに適切な対処をしておくことは資産価値を守る意味でも大切です。
塗装ミストに気づいたら、まずは触りすぎないこと。
そして、証拠を残して、工事を行っている業者へ冷静に連絡すること。
この順番を間違えないだけで、解決までの流れはかなり変わります。
外壁塗装で車がザラザラになった時の対処法
車に塗料ミストが付いたかもしれないと感じたら、まずは初動が大切です。
感情的になるのも当然です。
でも、最初の対応を間違えると、車の状態が悪くなったり、隣家や業者との話し合いがこじれたりすることがあります。
ここでは、被害に気づいた直後から解決までの流れを、順番に解説します。
まず絶対にやってはいけないこと
車がザラザラしていると、まず洗車したくなる方が多いです。
気持ちは分かります。
でも、塗料ミストの可能性がある場合は、いきなり洗車機に入れたり、スポンジでゴシゴシ洗ったりしないでください。
特に避けたい行動は次のとおりです。
- 洗車機に入れる
- 乾いたタオルで強くこする
- 爪で削る
- 鉄粉除去粘土を自己判断で使う
- コンパウンドで磨く
- シンナー、ラッカー薄め液、強い溶剤を使う
- 高圧洗浄機を近距離から当てる
これらの行動は、塗料ミストを落とすどころか、車の塗装面を傷つける原因になることがあります。
特にシンナーなどの溶剤は危険です。
外壁塗料の種類によっては落ちる場合があるように感じるかもしれませんが、同時に車側の塗装や樹脂パーツを傷めるおそれがあります。
「少しだけなら大丈夫かな」と思っても、自己判断で試すのはやめた方が安全です。
隣家とのトラブルを避ける初期対応
愛車に塗装ミストが付着していると気づいたとき、隣家の工事が原因だと思うと、どうしても隣の方に言いたくなるかもしれません。
ただ、最初に強い口調で隣家へ伝えてしまうと、近所付き合いにしこりが残ることがあります。
まず連絡すべき相手は、隣家の住人ではなく、工事を行っている塗装業者です。
工事中の飛散対策や現場管理は、基本的に施工業者が責任を持って行うものです。
隣家の方は工事を依頼した発注者であり、塗料を飛ばした本人ではありません。
もちろん、後から隣家の方へ事情を共有する場面はあるかもしれませんが、最初は業者へ冷静に連絡するのが円満解決につながります。
現場に職人さんがいる場合は、作業の手を止めすぎないように配慮しつつ、現場責任者へつないでもらいましょう。
工事看板や挨拶チラシに会社名、担当者名、電話番号が書かれている場合は、そこへ連絡します。
伝える内容は、次のようにシンプルで大丈夫です。
- 自分の名前と住所
- 車の保管場所
- いつ頃からザラザラに気づいたか
- 外壁塗装の塗料ミストと思われる付着があること
- 一度、現場責任者に車の状態を確認してほしいこと
この時点では、断定しすぎないことも大切です。
「そちらの工事のせいで絶対に汚された」と言うより、「工事後に車がザラザラしており、塗料ミストの可能性があるので確認してほしい」と伝える方が、話し合いが進みやすくなります。
誠実な業者であれば、現場責任者や担当者が確認に来て、状況確認、謝罪、今後の対応について説明してくれるはずです。
車を汚された場合の証拠の残し方
塗装業者へ連絡する前後で、必ずやっておきたいのが証拠の記録です。
証拠というと大げさに聞こえるかもしれませんが、これは相手を責めるためではなく、事実を正確に共有するためのものです。
塗料ミストは写真に写りにくいことがあります。
だからこそ、できるだけ複数の角度、複数の距離、複数の場所から撮影しておくことが大切です。
証拠写真撮影のポイント
1. 車全体とナンバープレートを撮る
まず、被害に遭った車がどの車なのか分かるように、前後左右から全体写真を撮ります。
ナンバープレートが写る写真も残しておくと、後から確認しやすくなります。
2. ザラザラしている箇所を広く撮る
ボンネット、屋根、トランク、ドア、フェンダー、ガラスなど、違和感のある場所を撮影します。
「どこに付いているか」を伝える写真です。
3. ミストの粒が分かるように接写する
スマートフォンのピントを合わせながら、できる範囲で近くから撮影します。
光の角度を変えると、透明なミストや細かな粒が写りやすくなる場合があります。
4. 工事現場と車の位置関係を撮る
工事中の建物、足場、養生シート、車の停車位置が分かる写真を残します。
一枚に収まらない場合は、少し引いた写真と、位置関係が分かる写真を複数枚撮ってください。
5. 日時が分かる形で記録する
スマートフォンの写真には撮影日時が残ることが多いですが、念のためメモにも気づいた日時、天候、風の強さ、工事内容が分かる範囲で書いておくと安心です。
動画で記録するのも有効です。
たとえば、ボディを軽くなでながら「ボンネット全体にザラザラがあります」「ガラスにも点状の付着があります」と声で説明すると、写真だけでは伝わりにくい感触を残せます。
ただし、動画を撮るときも強くこすらないでください。
あくまで軽く触れて状態を伝える程度にしましょう。
業者とのトラブルを円満に解決する方法
証拠を残して業者へ連絡したら、次は具体的な話し合いです。
この段階で大切なのは、感情的に責めることではなく、「車を元の状態に戻すために何をするか」を決めることです。
塗料ミストのトラブルでは、業者が状況を認めるか、保険で対応できるか、修理業者を誰が選ぶか、代車費用をどうするかなど、確認すべき点がいくつかあります。
1. まず現車確認をしてもらう
電話だけで話を終わらせず、必ず車の状態を業者に直接確認してもらいましょう。
可能であれば、現場責任者、工事担当者、車の所有者が同じ場で確認できると話が早いです。
その場で「どの部分に付いているか」「工事内容と時期が合うか」「他にも被害車両がないか」を確認します。
2. 原状回復の範囲を確認する
基本的な考え方は、塗料ミストが付く前の状態に戻すことです。
ただし、元からあった洗車傷、経年劣化、既存のコーティング状態などもあるため、どこまでが今回の被害なのかを冷静に確認する必要があります。
ミスト除去だけで済むのか、研磨が必要なのか、コーティングの再施工まで必要なのか、専門店の見積もりをもとに判断しましょう。
3. 業者の保険対応を確認する
工事業者が請負業者賠償責任保険などの賠償保険に加入している場合、保険で対応できることがあります。
ただし、保険の種類や契約内容によって、補償される範囲は変わります。
「保険で対応できますか」「保険会社の確認はいつ頃になりますか」「代車やコーティング再施工は対象になりますか」と具体的に確認しましょう。
4. 修理業者は納得できるところを選ぶ
塗装業者が提携している板金工場やカーケア店を案内してくることがあります。
もちろん信頼できるお店であれば問題ありません。
ただ、ディーラーでコーティングを施工している場合や、普段からお願いしている専門店がある場合は、そこで見積もりを取りたいと伝えても大丈夫です。
大切な車を預けるわけですから、作業内容に納得できる専門業者を選ぶことが大切です。
5. 口約束で終わらせない
「あとで直します」「費用は見ます」といった口約束だけでは、後から認識違いが起きることがあります。
話し合った内容は、日付、担当者名、約束した内容、次の連絡予定までメモしておきましょう。
合意した内容は、メールや書面で残しておくと安心です。
◆齋藤のワンポイントアドバイス
塗装工事で大切なのは、塗る技術だけではありません。
近隣へのご挨拶、工程表の共有、飛散防止シート、車カバー、現場清掃、万が一のときの対応まで含めて、はじめて「安心して任せられる工事」になるんです。
私たちアップリメイクでは、工事着工前にご近隣へご挨拶に伺い、工事内容や期間、車への配慮についてもできるだけ丁寧にお伝えしています。
こうした考え方は、私たちが大切にしている企業理念ともつながっています。
静岡で外壁塗装を検討していて、「近隣トラブルが心配」「車や植木への飛散が不安」という方は、まずは無料診断でご相談ください。
工事を急がせるのではなく、今の住まいの状態と、必要な工事の優先順位から一緒に考えていきます。
損害賠償を請求する際の流れ
※このセクションでは法律に関わる一般的な流れに触れます。実際の判断や手続きは、弁護士、司法書士、消費生活センターなどの専門窓口にご相談ください。
業者が誠実に対応してくれれば、話し合いと保険対応で解決することが多いです。
しかし、なかには「うちの工事ではない」と確認すらしてくれない、連絡しても返事がない、見積もりを出しても対応しないというケースもあります。
その場合は、損害賠償請求を視野に入れることになります。
とはいえ、いきなり裁判という話ではありません。
段階を踏んで、できるだけ冷静に進めることが大切です。
1. まずは第三者に相談する
業者との話し合いが進まない場合は、消費生活センター、住まいるダイヤル、弁護士などに相談する方法があります。
外壁塗装に関するトラブルでは、写真、契約書、見積書、工事案内、やり取りのメモがあると相談しやすくなります。
相談する前に、感情ではなく事実を時系列でまとめておくと、相手も状況を把握しやすいです。
2. 修理見積書を取得する
損害額を示すためには、専門業者の見積書が必要になります。
見積書には、ミスト除去、研磨、コーティング再施工、ガラス処理、代車費用など、必要な項目が分かるように書いてもらいましょう。
「一式」だけの見積もりだと、相手や保険会社に説明しにくいことがあります。
3. 書面で請求する
口頭で何度伝えても対応がない場合は、書面で請求内容を伝えます。
内容証明郵便を使う場合もありますが、内容や表現を間違えるとこじれることもあるため、不安な場合は法律専門家に相談してから進めるのが安心です。
4. 示談交渉を行う
相手が対応の意思を示した場合は、支払い範囲、修理方法、支払い時期、代車費用などを話し合います。
合意できたら、示談書や合意書として書面に残しておくと安心です。
5. 簡易な裁判手続きや通常訴訟を検討する
話し合いで解決できない場合、請求額によっては少額訴訟などの手続きを検討することがあります。
ただし、裁判手続きには手間も時間もかかります。
証拠の内容や請求額、相手の対応によって適した方法が変わるため、必ず専門家に相談してください。
ここまで読むと不安になるかもしれませんが、最初から法的トラブルになるケースばかりではありません。
信頼できる塗装業者であれば、工事前の予防を徹底し、万が一のときも逃げずに対応します。
だからこそ、これから外壁塗装を依頼する方は、価格だけでなく「トラブルを起こさない体制」と「起きたときの誠実さ」まで見て業者を選んでほしいです。
ミスト除去の値段と費用の内訳
※ここで紹介する費用は一般的な目安です。実際の金額は、車種、被害範囲、付着した塗料の種類、コーティングの有無、依頼先によって大きく変わります。必ず現車確認のうえで正式な見積もりを取ってください。
塗料ミストの除去費用は、軽度なら数万円で済むこともありますが、ボディ全体に付着している場合は10万円から30万円程度、車種や状態によってはそれ以上かかることもあります。
「ザラザラを取るだけなのに、なぜそんなに高いの?」と思うかもしれません。
理由は、塗料ミスト除去が単なる洗車ではないからです。
ボディに付いた細かな塗料の粒を除去し、その作業で生じる細かな傷を研磨で整え、必要に応じてコーティングを再施工するという、かなり手間のかかる作業になります。
| 作業工程 | 内容 | 費用目安 |
|---|---|---|
| ミスト除去作業 | 専用の粘土、溶剤、道具を使い、ボディやガラスに付着した塗料ミストを慎重に取り除く作業です。塗料の種類や付着量によって手間が大きく変わります。 | 3万円〜10万円以上 |
| 研磨作業 | ミスト除去後の細かな傷やくすみを、ポリッシャーとコンパウンドで整える作業です。塗装面の状態を見ながら慎重に磨く必要があります。 | 5万円〜15万円以上 |
| コーティング再施工 | 既存のコーティングが落ちたり、研磨で保護層が薄くなったりした場合に、再度コーティングを施工します。ガラスコーティングの種類によって費用が変わります。 | 5万円〜20万円以上 |
| ガラス・樹脂パーツ処理 | ガラス、ヘッドライト、未塗装樹脂、メッキ部分など、ボディ以外の付着を素材に合わせて処理します。 | 状態により変動 |
| 代車費用 | 修理期間中に車が使えない場合の代車費用です。保険対応の範囲に含まれるかどうかは確認が必要です。 | 日数により変動 |
見積もりを見るときは、金額だけで判断しないでください。
安く見えても、ミスト除去だけで研磨やコーティング再施工が含まれていない場合があります。
反対に、高く見えても、ガラス、樹脂パーツ、コーティング、代車まで含まれている場合もあります。
「一式」だけの見積もりには注意
見積書に「塗料ミスト除去 一式 〇〇円」とだけ書かれている場合は、作業内容を必ず確認しましょう。
どの範囲を施工するのか、研磨は含まれるのか、コーティングは再施工するのか、ガラスや樹脂パーツは対象か、代車費用は含まれるのか。
ここが曖昧なまま進めると、後から「そこは別料金です」と言われたり、十分な原状回復にならなかったりすることがあります。
もし外壁塗装業者の工事が原因であることが確認できれば、費用は業者側の保険や負担で対応するのが基本的な考え方です。
ただし、保険の適用可否や補償範囲はケースによって変わるため、自己負担の有無、支払い方法、修理先、代車の扱いまで早めに確認しましょう。
予防策としての車カバーの有効性
ここまで、塗料ミストが付いてしまった場合の対応をお伝えしました。
ただ、本当に大切なのは、そもそも被害を起こさないことです。
車を守る予防策として有効なのが、工事期間中に車全体を専用カバーで覆うことです。
外壁塗装工事では、足場のメッシュシート、窓や床の養生、植木や設備の保護など、いくつもの飛散防止対策を行います。
その中でも、近くに停めている車へのカバーは、かなり分かりやすく効果的な対策です。
1. 工事前に業者へ車カバーの有無を確認する
自宅の外壁塗装を依頼する場合は、契約前や着工前の打ち合わせで、「近隣の車にはどのように配慮しますか?」と確認してください。
優良な業者であれば、近隣挨拶の際に車の位置を確認し、必要に応じて養生カバーを提案します。
もし説明がない場合は、こちらから確認して大丈夫です。
2. 近隣で工事が始まった場合は早めに相談する
隣家や近くの建物で外壁塗装が始まった場合、自分の車が工事現場に近いと感じたら、早めに業者へ声をかけましょう。
「車が近いので、工事中にカバーをかけてもらえますか」と伝えるだけでも、トラブル予防になります。
きちんとした業者なら、嫌な顔をせず対応してくれるはずです。
3. 自分でカバーを用意する場合は傷に注意する
市販の車カバーを使うのも一つの方法ですが、選び方には注意が必要です。
サイズが合わないカバーや、裏地が硬いカバーは、風でバタついたときにボディをこすって傷をつけることがあります。
車体に合ったサイズ、柔らかい裏地、しっかり固定できる構造のものを選んでください。
また、車が汚れた状態でカバーをかけると、砂ぼこりを巻き込んで傷になる場合があります。
可能であれば、業者に養生用のカバーを依頼する方が安心です。
4. どうしても心配なら一時的に駐車場所を変える
高級車、コーティング施工済みの車、黒や濃色の車、新車など、どうしてもミストや傷が心配な場合は、工事期間中だけ車を離れた場所に移動する方法もあります。
月極駐車場やコインパーキングの費用がかかる場合もありますが、車を確実に守るという意味では有効です。
自宅の工事で駐車場移動が必要になる場合は、その費用や手配についても見積もり段階で相談しておきましょう。
外壁塗装で車トラブルを防ぐ業者選びのポイント
車の塗料ミスト被害は、起きてからの対応も大切ですが、そもそも業者選びの段階でかなり防げます。
外壁塗装は、塗料のグレードや金額だけで比較されがちです。
でも、実際の現場では、近隣への配慮、職人の作業姿勢、現場管理、見積書の明確さ、工程表、保証、アフターフォローまで含めて品質です。
ここでは、車トラブルを避けるために見ておきたいポイントをお伝えします。
近隣挨拶を工事前に行うか
外壁塗装では、足場の組み立て、高圧洗浄、養生、塗装、足場解体など、近隣に影響する工程がいくつもあります。
音、車の出入り、洗浄水、塗料のにおい、塗料ミストなど、住んでいる方にとって気になることは多いです。
そのため、工事前に近隣へ挨拶し、工事期間や注意点を伝えることはとても大切です。
車が近くにある場合は、このタイミングで「カバーをかけるか」「移動が必要か」「どの時間帯に作業するか」を確認できます。
近隣挨拶を軽く考える業者は、現場管理も雑になりやすい傾向があります。
契約前に「近隣挨拶は誰が、いつ、どの範囲まで行いますか?」と聞いてみるとよいですよ。
飛散防止の方法を具体的に説明できるか
「ちゃんと養生します」とだけ言われても、具体的な内容が分からないと不安ですよね。
確認したいのは、足場のメッシュシート、車カバー、植木や玄関周りの養生、エアコン室外機や給湯器周りの保護、風の強い日の作業判断などです。
特に車が近い現場では、車カバーを使うのか、作業中だけ移動をお願いするのか、風が強い日は塗装を止めるのかまで確認しましょう。
経験のある業者ほど、「この距離ならカバーをかけます」「この風向きなら今日は上塗りを避けます」のように、現場に合わせた説明ができます。
逆に、どんな現場でも同じような説明しかしない業者は注意が必要です。
見積書が「一式」だらけになっていないか
外壁塗装の見積書でよくある不安が、「外壁塗装工事 一式 〇〇円」という大ざっぱな表記です。
これでは、どの塗料をどれだけ使うのか、下地処理は含まれているのか、養生や飛散防止はどこまで行うのかが分かりません。
見積書には、足場、メッシュシート、高圧洗浄、下地処理、シーリング、養生、下塗り、中塗り、上塗り、付帯部塗装、清掃などが分かりやすく記載されているのが理想です。
アップリメイクでは、お客様に判断していただきやすいように、工事内容、塗料、機能、耐久年数、保証年数などをできるだけ明確にしたご提案を大切にしています。
費用の目安を事前に知っておきたい方は、外壁塗装・屋根塗装の料金プランも参考にしてください。
ただし、実際の金額は建物の大きさ、劣化状態、屋根や外壁の素材、足場条件によって変わります。
正確な費用は、現地調査のうえで確認するのが一番です。
保証や万一の対応を確認できるか
工事は人が行うものです。
どれだけ注意していても、絶対にトラブルが起きないと言い切ることはできません。
だからこそ、万一のときに逃げずに対応する会社かどうかが重要です。
確認したいのは、工事保証書の有無、アフターフォロー、現場管理者の連絡先、万が一の事故時の対応、保険加入の有無などです。
保証書がない、連絡先が曖昧、工事後の点検について説明がない、質問すると嫌な顔をする。
こうした業者は、価格が安くても慎重に判断した方がよいかなと思います。
職人の技術と現場管理にこだわっているか
外壁塗装は、良い塗料を選べば自動的に長持ちする工事ではありません。
下地処理、塗布量、乾燥時間、塗り回数、天候判断、養生、清掃。
この一つひとつを守って、はじめて塗料の性能が活きます。
アップリメイクは、職人直営の屋根・外壁塗装リフォーム専門店として、職人の技術と人間性を大切にしてきました。
亡き父が1973年に創業し、2005年に法人化してからも、地元静岡で「お客様の幸せを第一に施工品質を考える」という考えを大切にしています。
施工実績は6000件以上(2026年4月末時点)となりましたが、数字以上に大切なのは、一軒一軒のお客様に「頼んでよかった」と感じていただくことです。
車への飛散防止も、まさにその一つ。
塗る場所だけでなく、塗ってはいけない場所を守る。
これも職人の大切な技術です。
外壁塗装で車がザラザラになった際のよくある質問(FAQ)
Q1. 塗装業者に被害を伝えても、全く対応してくれない場合はどうすればいいですか?
A. まずは、連絡した日時、担当者名、話した内容をメモしておきましょう。
そのうえで、写真や動画、修理見積書などをそろえ、改めて書面やメールで対応を求めます。
それでも動かない場合は、消費生活センター、住まいるダイヤル、弁護士などの第三者窓口へ相談してください。
隣家の工事であれば、隣家の方にも「業者へ連絡しているが対応が進まない」という事実を冷静に共有する方法もあります。
ただし、隣家を責める形にすると近所付き合いが悪くなりやすいため、あくまで施工業者への対応依頼として伝えるのがよいです。
Q2. 費用を抑えたいので、自分でミストを除去することはできますか?
A. 基本的にはおすすめしません。
市販の鉄粉除去粘土やコンパウンドは、正しく使えば便利な道具ですが、塗料ミスト被害では状態判断が難しいです。
付着した塗料の種類、車の塗装状態、コーティングの有無によって適した処理が変わります。
自己判断で作業すると、ミストは取れてもボディに細かな傷が大量に入ることがあります。
特にシンナーやラッカー薄め液などの強い溶剤は、車の塗装や樹脂パーツを傷めるおそれがあるため使わないでください。
Q3. 車の修理にはどのくらいの期間がかかりますか?
A. 被害の範囲や専門業者の混雑状況によりますが、軽度であれば数日、全体にミストが付着している場合は1週間前後かかることがあります。
研磨やコーティング再施工まで行う場合は、乾燥や定着時間も必要です。
通勤や送迎で車を使う方は、代車の有無と費用負担を早めに確認しておきましょう。
Q4. 業者の損害保険で必ず補償されますか?
A. 必ずとは言い切れません。
業者が加入している保険の種類、契約内容、事故状況、因果関係の確認によって判断が変わります。
そのため、まずは業者に保険対応の可否を確認し、保険会社の判断に必要な写真、見積書、状況メモを用意しましょう。
保険で対応できないと言われた場合でも、すぐに諦める必要はありません。
業者側の責任が認められる内容であれば、直接負担を話し合うことになります。
Q5. 修理期間中の代車は用意してもらえますか?
A. 代車が用意されるかどうかは、修理先や保険の内容、業者との話し合いによります。
車が生活に欠かせない方は、最初の話し合いで「修理期間中に代車が必要です」とはっきり伝えてください。
代車費用が補償対象になるかどうかも、必ず確認しておきましょう。
Q6. 隣の家の外壁塗装で車が汚れた場合、隣人に請求すればいいですか?
A. 最初から隣人へ強く請求するのは避けた方がよいです。
工事の飛散対策や現場管理は施工業者が行うため、まずは塗装業者へ連絡しましょう。
隣人には、必要に応じて「業者さんに確認をお願いしています」と共有するくらいがよいです。
近所付き合いを守りながら解決するためにも、感情的な言い方は避けて、事実ベースで進めてください。
Q7. 外壁塗装前に、車の所有者として確認しておくことはありますか?
A. 自宅の外壁塗装をする場合は、工事前に車の駐車位置、カバーの有無、作業中の移動が必要な日、近隣車両への対応を確認しておきましょう。
近隣で工事が始まる場合は、挨拶チラシや工事看板で業者名と連絡先を確認し、自分の車が近い場合は早めに相談すると安心です。
「言わなくても分かってくれるだろう」ではなく、気になることは先に伝える。
これだけでトラブルはかなり防げます。
外壁塗装で車がザラザラになっても、慌てず順番に対応しましょう
今回は、外壁塗装で車がザラザラになってしまう原因と、塗料ミストが付着したときの正しい対処法を解説しました。
大切な車が突然ザラザラになっていたら、ショックです。
腹が立つのも当然ですし、不安になるのも無理はありません。
ただ、最初にやるべきことは、こすることでも、強い薬剤を使うことでも、いきなり怒鳴り込むことでもありません。
まずは触りすぎず、写真と動画で記録する。
工事現場と車の位置関係を残す。
施工業者へ冷静に連絡し、現車確認を依頼する。
専門業者の見積もりを取り、除去、研磨、コーティング再施工、代車の必要性まで確認する。
この順番で進めれば、感情的なトラブルに発展するリスクを抑えながら、車を元の状態へ戻す道筋が見えてきます。
そして、これから外壁塗装を考えている方に覚えておいてほしいのは、外壁塗装は「塗る技術」だけで選ぶものではないということです。
近隣への挨拶、車への養生、風の強い日の判断、見積書の分かりやすさ、施工中の報告、工事後の清掃、万が一の対応。
こうした細かな積み重ねが、安心できる工事につながります。
私たちアップリメイクは、静岡で生まれ育った屋根・外壁塗装リフォーム専門店として、職人直営の丁寧な仕事を大切にしてきました。
塗装は、家をきれいに見せるためだけのものではありません。
雨、紫外線、風、湿気から大切な住まいを守り、ご家族の暮らしを支えるための工事です。
だからこそ、工事中にご近所や車へ迷惑をかけない配慮も、施工品質の一部だと私は考えています。
◆最後に
私自身、塗装職人からこの道を歩んできました。
亡き父から教わった「お客様の幸せを第一に施工品質を考える事」という言葉は、今でも私の仕事の中心にあります。
外壁塗装は、決して安い買い物ではありません。
だからこそ、価格だけで決めるのではなく、どんな考えで工事をしている会社なのか、職人がどんな姿勢で現場に立っているのか、近隣への配慮まできちんとしてくれるのかを見てほしいです。
静岡で外壁塗装や屋根塗装をお考えの方は、実際の施工事例や、工事を終えた方のお客様の声もぜひ参考にしてください。
「うちの外壁はまだ大丈夫かな」「車への飛散が心配」「見積もりが適正か分からない」そんな小さな不安からで大丈夫です。
まずは住まいの状態を知ることから始めましょう。
診断や見積もりだけでも歓迎していますので、お気軽に無料診断をご利用ください。
お急ぎの方や、まず話だけ聞いてみたい方は、お問い合わせからご相談いただけます。
お電話の際は「齋藤社長のブログを見ました」とお伝えください。
あなたの大切な住まいと暮らしを守るために、私たちが心を込めて対応します。








