こんにちは、株式会社アップリメイク代表取締役の齋藤直樹です。
「外壁の汚れやひび割れが気になってきたけれど、屋根も一緒に工事した方がいいのかな?」と迷っていませんか。
屋根にはカバー工法、外壁には塗装を提案されたものの、「全部まとめたら、いくらになるのだろう」「別々に工事した方が、今の負担は少ないのでは?」と不安になる方も多いですよね。
屋根と外壁の工事は、どちらも決して安い買い物ではありません。
だからこそ、単に「同時施工の方がお得ですよ」と言われただけでは、すぐには決められないと思います。
先に結論をお伝えすると、屋根と外壁の両方が近い時期にメンテナンスを必要としているのであれば、同時施工によって足場代を1回分にまとめられる可能性があります。
一方で、屋根か外壁のどちらかがまだ健全な場合や、雨漏りや下地腐朽が進んでいる場合は、無理に同じ工事内容へまとめるべきではありません。
大切なのは、「一緒に工事するかどうか」だけでなく、屋根は塗装・カバー工法・葺き替えのどれが合うのか、外壁は塗装で守れるのか、それともカバー工法や張り替えが必要なのかを見極めることです。
この記事では、屋根カバー工法と外壁塗装を同時に行う場合の費用相場、足場代をまとめられる仕組み、見積書の見方、カバー工法の注意点まで詳しくお伝えします。
工事を同時に行った方がよい住宅と、急いでまとめない方がよい住宅の違いも解説します。
最後までお読みいただければ、ご自宅に必要な工事を考えるときに、「金額だけで決めて失敗する」というリスクを減らせるかなと思います。
ご家族の今後の暮らしや資金計画まで考えながら、納得できるリフォーム計画を立てるための参考にしてください。
記事のポイント
- 屋根と外壁を同時にリフォームして足場代を1回分にまとめられる仕組み
- 坪数別で見る外壁塗装と屋根カバー工法の総額費用相場
- 同時施工が向いている住宅と工事を分けた方がよい住宅の判断基準
- 屋根カバー工法を選ぶ前に確認したい下地・雨漏り・アスベストの注意点
- 見積書で確認したいルーフィング・塗料・数量・保証範囲
- 重量増加や内部結露を防ぐために必要な構造確認と通気計画
- 将来のメンテナンス費用を抑える屋根材と外壁塗料の組み合わせ方
屋根と外壁の同時施工が費用面で有利になりやすい理由
外装リフォームでは、屋根と外壁のメンテナンス時期をできるだけ近づけることが、長期的な費用を考えるうえで大切です。
ただし、「同時施工なら誰でも必ず安くなる」というわけではありません。
屋根と外壁の両方に工事が必要であり、それぞれの施工時期が近い場合に、足場や現場管理などの共通費用をまとめやすくなるという考え方です。
まずは、同時施工によって何を節約できるのかを見ていきましょう。
足場代を1回分にまとめられる可能性がある
外壁塗装や屋根リフォームでは、高所で作業する職人の安全と施工品質を確保するため、一般的に仮設足場を設置します。
外壁塗装では、周囲への塗料や高圧洗浄水の飛散を抑えるため、足場の外側にメッシュシートも設置します。
屋根工事でも、材料の運搬、屋根の端部での作業、棟板金や役物の施工などを安全に行うため、建物の周囲に足場が必要になるケースがほとんどです。
足場代には、足場材そのものだけでなく、資材の運搬費、組み立てと解体を行う職人の人件費、飛散防止シート、現場条件に応じた安全設備などが含まれます。
一般的な2階建て住宅では、足場代は約15万円~30万円程度が一つの目安です。
平米単価で計算する場合は、飛散防止シートを含めて約600円~900円/㎡程度が目安になりますが、敷地の広さや建物の高さ、道路との距離、資材を運び込める場所の有無によって変わります。
例えば、築10年から15年ほどで外壁塗装だけを行い、その数年後に屋根カバー工法を行うと、それぞれの工事で足場が必要になります。
1回目に15万円~30万円、2回目にも15万円~30万円かかるとすれば、足場に支払う金額は合計で約30万円~60万円です。
屋根と外壁を同時に施工できれば、建物の周囲に設置する足場を共用できるため、将来もう一度必要になるはずだった足場代を減らせる可能性があります。
ただし、同時施工だからといって、単純に工事費全体から足場代が丸ごと値引きされるわけではありません。
屋根の勾配が急で屋根面にも専用足場が必要な場合や、外壁と屋根で安全設備が異なる場合は、追加の足場費用がかかることがあります。
見積書では、「足場が無料になっているか」ではなく、別々に工事した場合と比べて共通化できる範囲がどこなのかを確認するのがポイントです。
屋根カバー工法の坪数別費用や足場代の考え方については、坪数別の屋根カバー工法の費用相場と内訳でも詳しく解説しています。
足場を一度にまとめるメリットは、費用だけではありません。
足場がある期間は、窓を開けにくい、洗濯物を外に干しにくい、室内が少し暗く感じるなど、普段の暮らしに影響が出ることがあります。
足場の設置・解体時には金属音が発生し、高圧洗浄や屋根材を固定する作業では音や振動が伝わる場合もあります。
工事を別々に行えば、こうした生活上の負担も二度経験することになります。
屋根と外壁の両方に工事が必要であれば、一度の工事期間にまとめることで、ご家族やご近所への負担を抑えやすくなります。
同時施工の大きなメリットは足場を共用できること
屋根と外壁を別々に工事すると、それぞれのタイミングで約15万円~30万円程度の足場代が必要になる可能性があります。
両方の工事時期が近い場合は、一度の足場で施工できないか確認してみてください。
ただし、急勾配屋根用の屋根足場や特殊な安全設備は別途必要になることがあります。
塗装以外の付帯工事も一緒に確認できる
外装リフォームで見落とされやすいのが、雨樋、破風板、鼻隠し、軒天、水切り、幕板、ベランダ防水などの付帯部分です。
外壁だけを塗り替えても、雨樋の割れや金具の緩み、ベランダ防水の劣化を放置すれば、数年後に再び足場が必要になる可能性があります。
屋根と外壁を同時に点検すると、建物の上から下まで一度に状態を確認できます。
その結果、今すぐ必要な工事と、数年後でも問題のない工事を分けやすくなります。
例えば、雨樋の一部に変形があるだけなら、必ずしも全交換が必要とは限りません。
部分交換や金具の調整で対応できる場合もあります。
一方、雨樋全体が紫外線で硬化し、継ぎ目や支持金具にも広く不具合が出ている場合は、足場があるうちに全交換を検討した方が長期的な負担を抑えられることがあります。
一般的な2階建て、延床面積30坪程度の住宅で雨樋を全交換する場合は、約20万円~40万円程度が一つの目安です。
雨樋工事だけを後から行い、新たに足場が必要になると、工事内容によっては足場代を含めて約30万円~60万円程度になる場合があります。
ただし、建物の形、雨樋の長さ、使用製品、集水器や竪樋の数によって金額は変わります。
屋根と外壁の見積もりを依頼するときは、付帯部分についても「今直す必要があるのか」「次回まで待てるのか」を説明してもらいましょう。
将来の点検時期を近づけやすくなる
屋根と外壁を同時に施工するもう一つのメリットは、将来の点検やメンテナンス時期を近づけやすいことです。
住宅は、一度工事をすれば、その後何もしなくてよいわけではありません。
屋根材、塗膜、シーリング、防水層、板金部分には、それぞれ異なる劣化の進み方があります。
そのため、屋根材と外壁塗料の耐久性を完全に同じ年数へそろえるというより、次回の点検時期が大きくずれないように組み合わせることが大切です。
例えば、屋根に20年前後の耐久性が期待される金属屋根材を使い、外壁には耐用年数10年前後の塗料を使った場合、外壁のためだけに早い時期に足場が必要になる可能性があります。
これから長く住み続ける予定であれば、外壁にもフッ素系や無機系など、比較的耐久性の高い塗料を組み合わせる方法があります。
反対に、10年後に建て替えや大規模な間取り変更を予定しているなら、最も高価な仕様を選ぶことが正解とは限りません。
屋根と外壁の素材を選ぶときは、次の点を業者へ伝えてください。
- 現在の住宅に、あと何年ほど住む予定なのか
- 将来、建て替えや売却、二世帯化を考えているか
- お子様の進学やご退職など、大きな支出予定があるか
- 初期費用と将来の塗り替え回数のどちらを重視するか
- 断熱性、遮熱性、汚れにくさなど、特に改善したい悩みは何か
こうした情報まで共有すると、単に高耐久な材料を勧めるのではなく、ご家族にとって無理のない組み合わせを考えやすくなります。
◆齋藤のワンポイントアドバイス
材料の耐久年数だけを見て、屋根と外壁の仕様を決めるのはおすすめしません。
同じ20年という表示があっても、海に近い地域、日当たりの強い面、台風の影響を受けやすい場所では、劣化の進み方が変わるからです。
私たちアップリメイクでは、建物の状態だけでなく、ご家族の今後の暮らしや資金計画も伺いながらプランをご提案しています。
今いちばん高い材料を選ぶことより、必要な性能にきちんとお金をかけ、不要な工事を増やさないことの方が大切ですよ。
同時施工が向いている住宅と分けた方がよい住宅
足場代をまとめられると聞くと、「屋根と外壁は必ず一緒に工事した方がよい」と感じるかもしれません。
しかし、まだ使える部分まで早く工事してしまえば、かえって無駄な出費になることもあります。
同時施工を検討するときは、金額だけでなく、屋根と外壁それぞれの劣化状態を見て判断してください。
同時施工を検討しやすいケース
次のような場合は、屋根と外壁を同時に工事するメリットが出やすいです。
- 屋根と外壁の両方に明確な劣化症状が出ている
- 外壁塗装と屋根工事の実施時期が数年以内に重なりそう
- 屋根が塗装できない状態で、カバー工法を検討している
- 外壁塗装と同時に雨樋や防水工事も必要になっている
- 今後15年から20年以上住み続ける予定がある
- 工事による生活上の負担を一度にまとめたい
例えば、外壁にチョーキングやシーリングのひび割れがあり、屋根にも色あせ、反り、割れが見られる場合は、同時に詳しい診断を受ける価値があります。
ただし、見た目だけでは屋根の下地や外壁内部の状態までは分かりません。
屋根裏、野地板、防水シート、外壁の浮きなどを確認したうえで、塗装でよいのか、カバー工法が必要なのかを決める必要があります。
無理に同時施工しない方がよいケース
次のような場合は、足場代を節約するためだけに工事範囲を広げない方がよいことがあります。
- 屋根か外壁のどちらかが、まだ十分に健全な状態
- 雨漏りの原因が特定できておらず、先に調査が必要
- 野地板や柱、下地材に腐朽があり、カバー工法を選べない
- 近い将来に増築、建て替え、太陽光パネルの設置・撤去を予定している
- 一度に工事すると、家計への負担が大きくなりすぎる
- 屋根と外壁で、必要な工事時期が大きく離れている
例えば、屋根はカバー工法が必要でも、外壁塗装を数年前に行ったばかりなら、外壁をもう一度塗る必要はありません。
反対に、外壁のシーリングが大きく破断していても、瓦屋根が健全であれば、屋根を無理に葺き替える必要はないでしょう。
同時施工の目的は、必要な工事を効率よくまとめることです。
不要な工事まで増やすことではありません。
「足場代がもったいないから」という理由だけで工事を増やさない
足場を共用できることは大きなメリットですが、まだ十分に使える屋根や外壁を予定より早く工事すると、材料の残存寿命を捨てることになります。
現地診断を受け、「今必要な工事」「数年後でよい工事」「点検だけ続ければよい部分」を分けてもらいましょう。
外壁塗装と屋根カバー工法を同時施工する費用相場
ここからは、「結局、全部でいくらぐらいかかるの?」という疑問にお答えします。
外壁塗装と屋根カバー工法を同時に行う場合、一般的な30坪前後の住宅では、総額150万円~220万円程度が一つの目安になります。
ただし、これは外壁と屋根をどちらも塗装する場合の金額ではありません。
既存屋根の上に防水シートと新しい金属屋根材を施工する「屋根カバー工法」と、外壁塗装を組み合わせた場合の目安です。
屋根も塗装で対応できる場合は、カバー工法より費用を抑えられる可能性があります。
反対に、屋根下地の補修、太陽光パネルの脱着、急勾配用の屋根足場、外壁の大規模補修が必要であれば、表の金額を上回ることがあります。
坪数別で見るセット工事の総額目安
以下は、一般的な形状の2階建て住宅で、外壁塗装と断熱材一体型の金属屋根によるカバー工法を行う場合の目安です。
足場代を含んでいますが、特殊な下地補修、雨漏り修理、太陽光パネルの脱着、ベランダ防水、雨樋全交換などは別途になる場合があります。
| 坪数(延床面積) | 外壁塗装のみの相場 | 屋根カバーのみの相場 | 同時施工の総額目安 |
|---|---|---|---|
| 20坪 | 約60万~90万円 | 約70万~100万円 | 約110万~160万円 |
| 30坪 | 約80万~120万円 | 約90万~130万円 | 約150万~220万円 |
| 40坪 | 約100万~140万円 | 約110万~160万円 | 約180万~270万円 |
| 50坪 | 約120万~160万円 | 約130万~190万円 | 約220万~320万円 |
坪数が大きくなると、外壁面積、屋根面積、足場面積、使用する塗料や屋根材の数量が増えるため、総額も高くなります。
ただし、延床面積だけで正確な費用は出せません。
同じ30坪でも、真四角に近い総2階建てと、出窓やベランダ、入り組んだ壁が多い住宅では、外壁面積が異なります。
屋根も、切妻、寄棟、片流れ、複雑な形状では面積や板金部材の数量が変わります。
3階建てでは、2階建てよりも足場材の量や安全設備が増え、資材の上げ下ろしにも手間がかかります。
そのため、同じ延床面積でも、足場を含む工事費が数万円から20万円程度高くなることがあります。
また、屋根の勾配が急な場合は、建物外周の足場とは別に屋根足場が必要です。
敷地が狭い住宅、隣家との距離が近い住宅、道路使用許可や警備員の配置が必要な現場でも費用が変わります。
正確な費用を知るには、図面だけでなく、現地で実際の施工面積、劣化状況、足場条件を確認してもらう必要があります。
屋根カバー工法単体の価格や、屋根材別の費用については、屋根カバー工法の費用相場・平米単価・内訳も参考にしてください。
費用が高くなりやすい条件
次の条件がある住宅では、表の相場よりも費用が高くなる可能性があります。
- 屋根の勾配が急で、屋根足場が必要
- 屋根や外壁の形状が複雑
- 3階建て、狭小地、道路沿いなど、足場の施工条件が厳しい
- 野地板や外壁下地に腐朽、浮き、雨漏りがある
- 太陽光パネル、アンテナ、設備機器の脱着が必要
- 外壁のシーリング量が多い
- 雨樋、破風板、軒天などの交換工事が必要
- 高耐久塗料や高機能な屋根材を選ぶ
- アスベスト含有の可能性があり、事前調査や適切な作業管理が必要
安い見積もりを選んだつもりでも、契約後に「下地補修は別料金です」「太陽光パネルの脱着は入っていません」と追加されれば、最終的な支払額が高くなることがあります。
相見積もりでは、最初の合計金額だけでなく、どこまでが見積もりに含まれているかをそろえて比較してください。
見積書に記載される主な内訳
信頼できる見積書には、工事内容、数量、単位、単価、使用材料ができるだけ具体的に記載されています。
一部の細かな補修や諸経費で「一式」表記を使うことはありますが、主要な工事まで「外壁塗装一式」「屋根カバー一式」だけで済ませている見積書では、内容を比較できません。
外壁塗装と屋根カバー工法を同時に行う場合は、次の項目を確認してください。
仮設足場・飛散防止シート
一般的な単価の目安は、約600円~900円/㎡です。
足場面積、建物の高さ、狭小地対応、屋根足場の有無を確認しましょう。
高圧洗浄・下地処理
外壁塗装前には、汚れ、コケ、古く弱った塗膜を落とします。
高圧洗浄やバイオ洗浄は約100円~300円/㎡が一つの目安ですが、洗浄方法や薬剤の使用範囲で変わります。
屋根カバー工法では、既存屋根の種類、劣化状態、アスベスト含有の可能性によって、洗浄を行わない判断をすることもあります。
「屋根も必ず高圧洗浄する」と決めつけず、なぜその工程が必要なのかを確認してください。
既存棟板金・雪止めなどの撤去
屋根カバー工法では、既存の棟板金、貫板、雪止めなど、新しい屋根材の施工に支障がある部材を撤去します。
撤去範囲と処分費が見積もりに含まれているかを確認しましょう。
新しい防水シートの施工
屋根カバー工法では、新しい屋根材よりも、その下に施工する防水シートが雨漏り防止の要になります。
防水シートには、アスファルトルーフィング、改質アスファルトルーフィング、粘着層付きタイプなどがあります。
粘着層付きの製品は、既存屋根の状態や工法によって有効な選択肢になりますが、すべての住宅で同じ製品が最適とは限りません。
見積書では、単に「ルーフィング一式」ではなく、メーカー名、製品名、施工方法、耐久性の考え方を確認してください。
防水シートの施工費は、製品や施工条件によって異なりますが、約800円~1,500円/㎡程度が目安になる場合があります。
新しい屋根材と役物板金
屋根材本体だけでなく、棟、軒先、ケラバ、谷、壁との取り合いなどに使用する役物板金が必要です。
雨漏りは、広い屋根面よりも、こうした端部や接合部分から起こることがあります。
屋根材本体の価格だけが安くても、役物や雨仕舞いの工事が省かれていれば安心できません。
屋根材のメーカー、製品名、色、厚み、保証条件とともに、棟や谷の施工方法まで説明してもらいましょう。
外壁塗装とシーリング
外壁塗装では、塗料のメーカー名、製品名、塗装回数、使用予定缶数を確認します。
アップリメイクでは、下地の状態に応じて下塗りを重ねる4回塗りを標準としていますが、クリヤー塗装など一部の仕様では工程数が異なります。
外壁塗装の単価は、シリコングレードで約1,500円~2,500円/㎡が一つの目安です。
ただし、塗料代だけでなく、下塗り、中塗り、上塗り、必要な下地処理を含んでいるかを確認してください。
窯業系サイディングでは、目地や窓まわりのシーリング工事も重要です。
既存シーリングを撤去して入れ替える「打ち替え」なのか、上から増し打ちするのか、場所ごとの施工方法を確認しましょう。
付帯部・防水・廃材処理・諸経費
雨樋、破風板、鼻隠し、軒天、水切りなどの付帯部塗装や補修も確認します。
ベランダや屋上の防水工事を同時に行う場合は、防水工法、施工範囲、保証条件、将来必要になるトップコートの時期も聞いておくと安心です。
廃材処理費、現場管理費、運搬費、駐車場代、交通誘導員などが別途になっていないかも確認してください。
「オリジナル塗料」という名前だけで良し悪しを判断しない
オリジナルブランドの塗料だから、すべて問題があるわけではありません。
ただし、実際の製造会社、製品仕様、試験結果、標準塗布量、耐候性の根拠が分からない場合は慎重に判断してください。
大切なのは、塗料の呼び名ではなく、「どの会社が製造し、どのような仕様で、何缶使用し、どの保証が適用されるのか」が確認できることです。
屋根カバー工法が選ばれる理由と正しい仕組み
屋根カバー工法とは、既存の屋根材を基本的に残し、その上に新しい防水シートと軽量な屋根材を施工する方法です。
既存屋根をすべて撤去する葺き替え工事と比べて、解体する範囲や廃材の量を抑えやすいため、工期や費用を抑えられる可能性があります。
ただし、既存屋根を残す以上、どの屋根にも施工できるわけではありません。
野地板の腐朽、雨漏り、屋根の重なり、固定強度などを事前に確認する必要があります。
塗装では直せない屋根に有効な場合がある
屋根塗装は、今ある屋根材そのものを新しくする工事ではありません。
表面の塗膜をつくり直し、防水性や美観を回復させる工事です。
そのため、屋根材自体が大きく割れている、層状に剥がれている、反りが強い、下地が傷んでいる場合は、塗料を塗っても根本的な解決になりません。
特に、一部の初期ノンアスベストスレートには、経年により表面が層状に剥離しやすく、塗装による維持が難しい製品があります。
パミールやコロニアルNEOなどの名称が知られていますが、製品名だけで判断せず、製造時期、屋根材の形状、現在の劣化状態を確認する必要があります。
塗装できない屋根であっても、野地板や屋根構造が健全なら、カバー工法で新しい防水層と屋根材を設けられる場合があります。
一方、下地まで腐朽している場合は、カバー工法ではなく、既存屋根を撤去して下地を直す葺き替え工事が必要です。
アスベスト含有屋根で検討されることが多い
2004年頃までに製造された住宅屋根用化粧スレートには、製品によってアスベストが含まれている可能性があります。
ただし、「2004年以前の屋根なら必ずアスベスト入り」という意味ではありません。
建築時期、屋根材の商品名、メーカー資料、石綿含有建材データベースなどを確認し、必要に応じて有資格者による事前調査を行います。
石綿を含む建材は、存在しているだけで直ちに健康被害が発生するわけではありません。
切断、研磨、破砕などによって繊維が飛散し、それを吸い込むことが問題になります。
屋根カバー工法は、既存屋根を全面撤去する葺き替え工事と比べて、屋根材を破砕する範囲を抑えやすい方法です。
そのため、石綿の飛散リスクや廃材量を抑える選択肢として検討されます。
ただし、「カバー工法なら石綿対策は何も必要ない」「飛散リスクはゼロ」とは言い切れません。
改修工事では事前調査が必要であり、棟板金や役物の撤去、固定作業など、既存屋根へ触れる工程もあります。
石綿含有が確認された場合は、作業計画、掲示、記録、作業方法など、関係法令に沿った対応が必要です。
撤去した石綿含有スレートは、一般に「石綿含有産業廃棄物」として、他の廃棄物と分け、飛散を防ぎながら適正に処理します。
吹付け石綿などに該当する「廃石綿等」と、住宅屋根用化粧スレートなどの石綿含有成形板では、廃棄物の区分や求められる処理方法が異なります。
見積もりを比較するときは、「アスベストだから高い」といった曖昧な説明ではなく、どの建材に含有可能性があり、どの工程と処分費が増えるのかを確認してください。
屋根カバー工法に向いていない住宅
次のような状態では、屋根カバー工法を選べない、または慎重な検討が必要です。
- 野地板が腐朽し、新しい屋根材を固定するビスが効かない
- 広い範囲で雨漏りしており、原因や被害範囲が分からない
- すでに一度カバー工法を行っている
- 日本瓦、セメント瓦、モニエル瓦など、凹凸の大きい屋根
- 建物の構造や耐震性に不安がある
- 屋根面の不陸や変形が大きい
- メーカーの施工基準を満たせない
カバー工法は、表面を新しく覆う工事です。
内部の腐朽や雨漏り原因まで自動的に直るわけではありません。
工事後に見えなくなる部分だからこそ、施工前の診断が重要になります。
外壁カバー工法とダブルカバー工法
屋根だけでなく、外壁にも新しい外装材を重ね張りする方法があります。
屋根と外壁の両方をカバー工法で施工する方法は、一般にダブルカバー工法と呼ばれることがあります。
ただし、今回の記事で中心となる「屋根カバー工法と外壁塗装」の組み合わせより、工事費は大きくなります。
外壁塗装と外壁カバー工法は、目的も費用も異なるため、混同しないようにしてください。
外壁カバー工法の仕組み
外壁カバー工法では、現在の外壁の上に胴縁を設置し、通気層を確保したうえで、新しい金属系または樹脂系のサイディングを施工します。
既存外壁を全面撤去する張り替え工事と比べて、廃材を抑えやすいことがメリットです。
外観を大きく変えられるほか、断熱材一体型の外壁材を使うことで、断熱性や遮音性の向上が期待できる場合もあります。
ただし、性能の向上幅は、既存壁の構造、断熱材、窓、気密性、施工方法によって変わります。
外壁材を重ねれば、すべての住宅で室温が大きく改善するわけではありません。
外壁カバー工法の仕組み、費用、向いている住宅については、外壁カバー工法とは?向いている家と失敗しない進め方でも詳しく解説しています。
樹脂サイディングのメリットと注意点
外壁カバー工法で使われる材料の一つが、樹脂サイディングです。
樹脂サイディングは軽量で、顔料が材料自体に練り込まれている製品が多く、表面の小さな傷が目立ちにくいという特徴があります。
部材を重ねて施工するオープンジョイント工法に対応した製品では、一般的なサイディングの目地部分にシーリングを多用しない施工が可能です。
ただし、住宅全体からシーリングが一切なくなるわけではありません。
窓まわり、設備配管、他部材との取り合いなどでは、防水処理やシーリングが必要になる場合があります。
樹脂サイディングには、サビにくい、塩害の影響を受けにくい、凍害に強いといったメリットがあります。
その一方で、国内では金属サイディングより製品や色柄の選択肢が限られる場合があり、施工経験のある業者も地域によって差があります。
材料費だけでなく、専用部材、下地、通気層、開口部の納まりを含めた総額で比較してください。
外壁カバー工法の費用目安と適用条件
30坪前後の住宅で外壁カバー工法を行う場合、約150万円~250万円程度が一つの目安です。
ただし、使用する外壁材、既存外壁の形状、開口部の数、下地補修、付帯部の納まりによって大きく変わります。
既存外壁が水分を含んで大きく変形している場合や、下地の腐朽が進んでいる場合は、重ね張りではなく張り替えが必要になることがあります。
カバー工法の重量増加と耐震性への影響
屋根や外壁を重ね張りすると、「家が重くなって地震に弱くならないの?」と心配になりますよね。
その心配は、きちんと確認するべき大切な視点です。
カバー工法を行えば、建物の重量は施工前より増えます。
「軽い材料だから影響は一切ない」と断定するのは適切ではありません。
一方、カバー工法に使われる金属屋根や金属サイディング、樹脂サイディングは、瓦や窯業系外壁材などと比べて軽量な製品が多くあります。
適切な材料を選び、建物の構造、築年数、劣化状態を確認したうえで施工すれば、重量増加の影響を抑えることができます。
材料の重さだけで安全性を判断しない
金属屋根材は、製品によって異なりますが、1㎡あたり数kg程度の軽量なものが多くあります。
金属サイディングや樹脂サイディングも、比較的軽量な外壁材です。
ただし、建物全体で何kg増えるかは、屋根面積、外壁面積、胴縁、断熱材、役物、下地補強の量によって変わります。
また、耐震性は建物の総重量だけで決まるものではありません。
基礎、柱、梁、耐力壁の配置、接合金物、劣化、地盤、屋根の重心なども関係します。
特に、旧耐震基準の住宅、増改築を繰り返している住宅、シロアリ被害や腐朽がある住宅では、外装材の重さだけを見て判断しないでください。
必要に応じて、建築士や施工管理技士などに構造面の確認を依頼しましょう。
カバー工法の提案を受けたときは、次の質問をしてみてください。
- 使用する屋根材・外壁材は1㎡あたり何kgか
- 住宅全体で、どの程度の重量増加を見込んでいるか
- 野地板や外壁下地の固定強度をどのように確認するか
- 既存住宅の耐震性や劣化状態を確認したか
- メーカーの施工基準を満たしているか
こうした質問に対して、「軽いから大丈夫です」だけで終わらず、建物の状態に合わせて説明してくれる業者を選ぶことが大切です。
内部結露や構造腐朽を防ぐための施工方法
カバー工法で重量と同じくらい注意したいのが、内部の劣化を見逃すことと、湿気の逃げ道をふさいでしまうことです。
新しい屋根材や外壁材を施工すると、既存部分は見えなくなります。
施工前に雨漏りや腐朽を見落とすと、外観はきれいになっても、内部で劣化が続く可能性があります。
屋根カバー工法では野地板と雨漏り履歴を確認する
屋根材の下には、防水シートと野地板があります。
野地板が腐朽していると、新しい屋根材を固定するビスが十分に効きません。
固定力が不足すれば、強風時の安全性にも関わります。
屋根カバー工法を行う前は、屋根表面を見るだけでなく、小屋裏から雨染み、カビ、野地板の変色、釘のサビなどを確認することが重要です。
必要に応じて、屋根の一部を確認したり、含水率を測定したりする方法もあります。
屋根カバー工法で起こりうる結露や雨漏り、防水シートの確認点については、屋根カバー工法で結露・雨漏りが起きる原因と対策もご覧ください。
外壁カバー工法では通気層が重要
外壁カバー工法では、既存外壁と新しい外壁材の間に胴縁を設置し、通気層をつくる方法が一般的です。
通気層は、壁内に入った湿気や雨水を外へ逃がす役割を持っています。
空気の入口と出口が確保され、下から上へ空気が流れるように施工されていることが重要です。
既存外壁に新しい外壁材を直接取り付けたり、通気層の出口をふさいだりすると、湿気がこもる原因になります。
ただし、通気層を設ければ、どの住宅でも内部結露を完全に防げるわけではありません。
室内側の気密、防湿層、断熱材、換気設備など、住宅全体の湿気の動きを考える必要があります。
見積書では、胴縁の材質、厚み、取り付け間隔、空気の入口と出口、窓まわりの防水処理を確認してください。
◆齋藤のワンポイントアドバイス
カバー工法は、傷んだ部分を見えなくするための工事ではありません。
今ある下地が新しい外装材を支えられるかを確認してから行う工事です。
私たちアップリメイクでは、必要に応じて小屋裏の雨漏り跡や野地板の状態、外壁の浮きや下地の状態を確認します。
カバー工法に向かない状態であれば、見た目のよい提案を優先せず、部分補修や張り替え、葺き替えをご提案します。
屋根材と外壁塗料の選び方
屋根と外壁を同時に施工する場合は、それぞれの耐久性だけでなく、住まい方や次回の点検時期まで考えて材料を選びましょう。
屋根材は表面材だけでなく防水シートも比較する
金属屋根には、ガルバリウム鋼板、SGL鋼板、石粒付き金属屋根など、さまざまな製品があります。
SGL鋼板は、従来のガルバリウム鋼板より耐食性を高めた製品として使われています。
ただし、海岸からの距離、傷の有無、切断面、施工方法、メーカー保証条件によって耐久性は変わります。
「SGLだから何もしなくても永久に持つ」というものではありません。
石粒付き金属屋根も、表面の石粒によって落ち着いた質感があり、製品によっては再塗装の負担を抑えやすい特徴があります。
一方で、石粒の脱落、板金部、棟、シーリングなどは点検が必要です。
屋根材を選ぶときは、本体保証だけでなく、塗膜保証、穴あき保証、施工保証の違いを確認してください。
外壁塗料は住宅の残り使用年数で選ぶ
外壁塗料には、シリコン、ラジカル制御型、フッ素、無機などがあります。
耐久年数の表示は、塗料選びの参考になりますが、実際の耐久性を保証する年数ではありません。
下地の種類、日当たり、海風、塗布量、乾燥時間、施工品質によって変わります。
今後10年前後で建て替えを予定している住宅に、20年以上を想定した高価格帯の塗料を使っても、費用を回収しにくいかもしれません。
反対に、これから長く住み続ける住宅では、塗り替え回数を抑えやすい高耐久塗料が合う場合があります。
塗料選びでは、「何年持つか」だけでなく、次の項目を比べてください。
- 下地との相性
- 汚れにくさ
- ひび割れへの追従性
- 透湿性
- 艶の有無と仕上がり
- メーカーの標準塗布量
- 工事保証の対象と免責事項
外壁塗装と屋根カバー工法のよくある質問
Q1. カバー工法をした屋根に、数十年後もう一度カバー工法を重ねられますか?
A. 原則として、二度目のカバー工法は想定しない方がよいでしょう。
屋根材が三重になると重量が増えるほか、新しい屋根材を固定するビスの長さや下地への固定力、端部の納まりに問題が出る可能性があります。
最初のカバー工法で施工した屋根が寿命を迎えた場合は、既存屋根を撤去して葺き替える方法が基本的な選択肢になります。
ただし、実際の判断は屋根構造、使用製品、下地状態によって異なります。
カバー工法を行う段階で、将来の撤去方法や処分費についても説明を受けておくと安心です。
Q2. 瓦屋根をカバー工法で平らな金属屋根に変えられますか?
A. 日本瓦、セメント瓦、モニエル瓦など、厚みと凹凸の大きい屋根には、一般的なカバー工法をそのまま施工できません。
既存瓦を撤去し、野地板や防水シートを確認したうえで、軽量な金属屋根などへ葺き替える方法が基本になります。
瓦を撤去して軽量屋根へ変更すると、屋根部分の重量を減らせる可能性があります。
ただし、耐震性は屋根重量だけで決まらないため、建物全体の状態も確認してください。
Q3. 工事中も普段通り生活できますか?
A. 基本的には、引っ越しをせずに生活しながら工事できます。
外壁塗装と屋根カバー工法の主な作業は屋外で行います。
ただし、施工前の小屋裏確認、雨漏り調査、窓や設備の確認などで、事前に室内へ入らせていただく場合があります。
工事中は、足場の設置・解体音、高圧洗浄の音、屋根材を固定する音や振動が発生します。
塗装中は窓を開けられない時間帯があり、洗濯物を外へ干せない日もあります。
小さなお子様、在宅勤務をされている方、音に敏感なペットがいる場合は、事前に工程表を確認しておくと安心ですよ。
アップリメイクでは、施工中のお茶出しやご祝儀などのお心遣いは必要ありません。
Q4. 工期はどのくらいですか?
A. 建物の大きさや天候にもよりますが、外壁塗装と屋根カバー工法を同時に行う場合、2週間から1か月程度が目安になることがあります。
高圧洗浄後の乾燥、シーリングの硬化、塗料の乾燥時間、屋根板金の加工などが必要なため、単純に職人の人数を増やせば短縮できるものではありません。
雨天や強風時には、安全と品質を守るために作業を中止する場合があります。
契約前に、おおよその工程と、天候で延びた場合の連絡方法を確認してください。
Q5. 太陽光パネルが載っていても屋根カバー工法はできますか?
A. 施工できる場合はありますが、太陽光パネルの脱着が必要になることがあります。
パネルを一時的に撤去し、新しい屋根を施工した後に再設置する場合は、脱着費用、電気工事、架台や配線の確認が必要です。
パネルの年式やメーカーによっては、再設置後の保証に影響する可能性もあります。
屋根業者だけで判断せず、太陽光設備に対応できる電気工事業者と連携できるかを確認しましょう。
Q6. 見積書のどこを一番注意して見ればよいですか?
A. 合計金額だけでなく、数量、使用材料、工程、保証範囲を確認してください。
外壁面積と屋根面積が㎡で記載されているか、塗料と屋根材のメーカー名・製品名が分かるか、防水シートの種類が記載されているかが重要です。
また、下地補修、シーリング、役物板金、廃材処理、太陽光パネル、付帯部工事が含まれているかを確認します。
「今だけ足場代無料」「今日契約すれば大幅値引き」と契約を急かされた場合は、その場で決めず、いったん持ち帰りましょう。
相見積もりの取り方や見積書の確認点は、外壁塗装の相見積もりで危険な業者を見抜く方法でも詳しくお伝えしています。
Q7. 屋根と外壁を同時に工事すると、必ず保証期間も同じになりますか?
A. いいえ、工事保証や製品保証は、工事内容と使用材料ごとに異なります。
外壁塗装の塗膜保証、屋根材のメーカー保証、防水工事の保証、施工会社の工事保証は、それぞれ対象と免責事項が違います。
例えば、屋根材本体は保証対象でも、台風などの自然災害、下地の既存不具合、定期点検を受けていない場合は対象外になることがあります。
保証年数の長さだけでなく、「何が起きたときに、どの範囲を直してもらえるのか」を書面で確認してください。
ハウスメーカー住宅の屋根・外壁リフォーム
積水ハウス、大和ハウス、ヘーベルハウスなどのハウスメーカーで建てた住宅でも、地域の専門業者へ屋根や外壁の工事を相談することは可能です。
ただし、ハウスメーカー住宅には、独自の外壁材、防水仕様、部材、保証制度が採用されていることがあります。
一般住宅と同じ方法で施工せず、図面、仕様書、過去の点検記録を確認することが大切です。
ベルバーンは外壁材だけでなく目地と防水も確認する
積水ハウスの木造住宅シャーウッドで使われる陶版外壁「ベルバーン」は、焼き物の特性を生かした耐久性の高い外壁材です。
外壁材そのものは、一般的な塗装外壁とは異なり、定期的な全面塗装を前提としていない仕様があります。
一方で、パネルの目地、開口部、防水部分、付帯部は点検が必要です。
現在の積水ハウスでは、対象仕様に30年耐久のシーリング材が案内されていますが、すべての建築年代、住宅、補修履歴に同じ仕様が使われているわけではありません。
築年数だけで「10年で必ず交換」「30年間は何もしなくてよい」と決めつけず、建築時の仕様と現在の状態を確認してください。
シーリングにひび割れ、剥離、硬化が見られる場合は、雨水の侵入を防ぐための補修を検討します。
防水工事は保証の条件まで確認する
ハウスメーカー住宅では、バルコニーや陸屋根に塩ビシート防水、ウレタン防水などが使われていることがあります。
外壁塗装のために足場を設置するなら、防水層の状態も同時に点検しておくと、将来の足場費用を抑えやすくなります。
アップリメイクでは、塩ビシート防水の重ね張りやウレタン防水にも対応しています。
全面防水工事で保証書を発行する場合でも、定期点検や数年ごとのトップコート施工が免責条件に含まれることがあります。
保証年数だけを見るのではなく、保証を継続するために必要なメンテナンスも確認してください。
ハウスメーカー住宅の費用や依頼先の選び方については、ハウスメーカーの外壁塗装相場と後悔しない選び方も参考にしてください。
相見積もりで確認したい5つのポイント
外装リフォームには、すべての住宅に共通する定価がありません。
そのため、複数社の見積もりを比べることは、適正な工事内容を知るうえで役立ちます。
目安として2社から3社程度へ、できるだけ同じ条件で見積もりを依頼すると比較しやすくなります。
会社数を増やしすぎると、現地調査や説明への対応だけでも大きな負担になるため、地域性、資格、施工体制、口コミなどから候補を絞ってください。
1. 診断内容に根拠があるか
屋根の上を見ず、外壁にも触れず、短時間で見積もりを出す業者には注意が必要です。
屋根材の種類、割れ、反り、棟板金、雨漏り、外壁の浮き、シーリング、防水部分まで確認しているかを見ましょう。
2. 各社の施工面積が大きく違っていないか
同じ住宅を測っているのに、外壁面積や屋根面積が大きく異なる場合は、計測方法を確認してください。
窓などの開口部を差し引いているか、付帯部をどこまで含めているかによっても差が出ます。
3. 材料名と工程が具体的か
塗料、屋根材、防水シート、シーリング材のメーカー名と製品名を確認します。
塗装回数だけでなく、下塗り材の種類、下地処理、乾燥時間の考え方も聞いてください。
4. 安さの理由を説明できるか
他社より安いこと自体が問題ではありません。
自社施工、中間マージンの削減、仕入れ条件など、安くできる理由が明確なら、納得できる場合もあります。
一方、必要な下地処理、塗布量、材料、保証を減らしているなら、数年後に再工事が必要になる可能性があります。
5. 保証と工事後の対応を書面で確認できるか
口頭で「何かあれば直します」と言われても、担当者が変われば内容が分からなくなることがあります。
保証期間、対象部位、対象となる不具合、免責事項、点検時期を保証書で確認してください。
会社選びでは、金額や説明だけでなく、実際に工事を受けた方の感想や施工後の対応も参考になります。
アップリメイクへ寄せられた感想は、お客様の声からご確認いただけます。
屋根や外壁の仕上がり、色の組み合わせ、工事内容を確認したい方は、施工事例もご覧ください。
屋根と外壁の同時リフォームで後悔しないためのまとめ
屋根カバー工法と外壁塗装を同時に行う場合、最も分かりやすいメリットは、建物外周の足場を共用できることです。
一般的な住宅で約15万円~30万円程度かかる足場を、将来もう一度組む可能性を減らせます。
また、屋根、外壁、雨樋、防水、付帯部を一度に点検できるため、今後の修繕計画を立てやすくなります。
ただし、屋根と外壁のどちらかがまだ健全なら、足場代を惜しんで不要な工事まで行う必要はありません。
この記事の重要なポイントを、もう一度確認しておきましょう。
足場代の共用:屋根と外壁の工事時期が近ければ、足場を1回分にまとめられる可能性があります。
費用相場:30坪前後の住宅で、外壁塗装と屋根カバー工法を同時に行う場合は、約150万円~220万円程度が一つの目安です。
塗装とカバー工法の違い:屋根材自体が傷んでいる場合は、塗装では直せないことがあります。
アスベスト対策:カバー工法は既存屋根の撤去範囲を抑えやすい一方、事前調査と法令に沿った施工管理が必要です。
下地の確認:野地板や外壁下地が腐朽している場合は、カバー工法ではなく葺き替えや張り替えが必要になることがあります。
通気と防水:新しい外装材だけでなく、防水シート、通気層、役物板金、開口部の納まりが耐久性を左右します。
見積書の比較:合計金額ではなく、数量、材料名、工程、追加費用、保証範囲をそろえて比べることが大切です。
屋根や外壁は、地上から見ただけでは正確な状態を判断できません。
見た目には色あせだけに見えても、屋根材の下や壁の内部で雨水が回っていることがあります。
反対に、訪問業者から「すぐ工事しないと危険です」と言われても、実際には点検や部分補修で様子を見られる場合もあります。
まず必要なのは、すぐに契約することではありません。
現在の屋根と外壁がどのような状態で、何をいつまでに直す必要があるのかを知ることです。
アップリメイクでは、屋根、外壁、シーリング、防水、付帯部を確認し、撮影した写真をもとに状態をご説明しています。
必要に応じて、小屋裏の雨漏り跡や野地板の状態、30倍スコープを使った塗膜の確認なども行います。
すぐに工事が必要でなければ、そのことも正直にお伝えします。
「カバー工法と塗装のどちらが合うのか知りたい」「他社の見積もりが適正か見てほしい」「とりあえず現在の状態だけ確認したい」というご相談でも大丈夫ですよ。
アップリメイクは、1973年の創業以来、静岡で屋根・外壁塗装リフォームに携わってきました。
施工実績は2026年4月末時点で6,000件を超えていますが、実績の数だけでなく、一軒一軒のお住まいに必要な工事を考えることを大切にしています。
工事を勧めることよりも、あなたとご家族が、工事後も安心して暮らせることが第一です。
屋根と外壁を一緒に工事した方がよいのか、数年ずらしても問題ないのか。
ご自身だけで判断できずに迷っている方は、まずは無料診断をご利用ください。
無料診断の内容や申し込み後の流れは、外壁塗装・屋根リフォームの無料診断でもご確認いただけます。
大切なお住まいのことで少しでも気になることがあれば、私たちアップリメイクへお気軽にご相談ください。







