こんにちは、株式会社アップリメイク代表取締役の齋藤直樹です。
隣の家で外壁塗装が始まると、「洗濯物は外に干していいのかな」「塗料や洗浄水が飛んできたらどうしよう」「臭いが家の中に入ってこないかな」と、いろいろ気になりますよね。
毎日の洗濯は止められませんし、小さなお子様がいるご家庭や、仕事着を毎日洗うご家庭ならなおさらです。
外壁塗装は、お住まいを守るために必要な工事ですが、隣家との距離が近い住宅地では、洗濯物、車、窓、ベランダ、植木、換気など、生活に関わる部分へ影響が出やすい工事でもあります。
結論からお伝えすると、隣の家で外壁塗装工事をしている間は、少なくとも高圧洗浄の日と塗装作業の日は、洗濯物の外干しを避けるのが安心です。
さらに安全を優先するなら、足場が組まれてから解体されるまでの期間は、室内干しやコインランドリーを中心に考えておくと、余計な心配がかなり減ります。
「毎日外干しできないのは困るな」と感じる方も多いと思います。
だからこそ大切なのは、工事の予定を早めに知ること、影響が大きい日を確認すること、そして気になることを我慢せずに穏やかに伝えることです。
この記事では、隣の家の外壁塗装中に洗濯物をどうすればよいのか、塗料の飛散や臭いはどのくらい気にするべきなのか、車やカーテン、賃貸物件では何に注意すればよいのかを、塗装の現場目線でわかりやすくお伝えします。
あわせて、ご自身が外壁塗装を依頼する側になったときに、ご近所へ迷惑をかけないための考え方もお話しします。
この記事でわかること
- 隣の家の外壁塗装中に洗濯物を外干ししてよいかの判断基準
- 高圧洗浄や塗料の飛散が洗濯物へ与える具体的な影響
- 塗料の臭いが気になるときの室内対策と換気の考え方
- 車、植木、ベランダ、カーテンなどを守るための注意点
- 賃貸やマンションで外壁工事がある場合の確認ポイント
- 近隣トラブルを避けるために、業者へ確認しておきたいこと
隣の家の外壁塗装中は、洗濯物の外干しを控えるのが基本です
隣の家の外壁塗装が始まったとき、まず知っておきたいのは「塗装工事中は、塗っている日だけ気をつければよいわけではない」ということです。
外壁塗装には、足場の組立、高圧洗浄、下地処理、養生、塗装、乾燥、検査、足場解体など、いくつもの工程があります。
その中には、塗料を使わない日でも、洗濯物へ汚れやホコリが付く可能性がある工程があります。
特に注意したいのは、高圧洗浄の日、外壁を削ったり補修したりする日、塗料を塗る日、足場を組む日と解体する日です。
「今日は塗装していないから大丈夫」と思って外干ししたら、洗浄水や粉じんで汚れてしまった、ということも考えられます。
そのため、隣家の工事であっても、できれば工程表を確認し、洗濯物を外に干しにくい日を事前に把握しておくのが安心ですよ。
洗濯物の外干しを避けたいタイミング
- 高圧洗浄の日:カビ、コケ、泥、古い塗膜を含んだ汚水が飛ぶ可能性があります。
- 下地処理の日:古い塗膜の粉、外壁材の粉じん、シーリング撤去の細かいゴミが舞うことがあります。
- 塗装作業の日:ローラー工法でも、細かな塗料の飛沫が風に乗る可能性があります。
- 足場組立・解体の日:金属音、ホコリ、部材の搬入出による汚れに注意が必要です。
- 強風の日:飛散防止ネットがあっても、風向きによっては影響範囲が広がります。
外壁塗装の近隣トラブル全般については、外壁塗装でうるさい客にならないための近隣トラブル回避術でも詳しく解説しています。
ご自身が工事を依頼する立場になったときにも役立つ内容ですので、あわせて確認しておくと安心かなと思います。
高圧洗浄が隣家の洗濯物に与える影響
隣家の外壁塗装工事で、最初の大きな作業になるのが高圧洗浄です。
高圧洗浄は、新しい塗料をしっかり密着させるために、外壁に付いたカビ、コケ、ホコリ、古い塗膜などを強い水圧で洗い流す工程です。
この作業は塗装を長持ちさせるためにとても大切ですが、近隣の洗濯物にとってはかなり注意が必要な工程です。
理由は、高圧洗浄で飛ぶ水が、ただのきれいな水ではないからです。
外壁に付いていたカビ、コケ、砂ぼこり、排気ガス汚れ、古い塗膜の粉などが混ざった水が、細かな霧のようになって飛ぶことがあります。
それが洗濯物に付くと、せっかく洗った衣類が汚れるだけでなく、におい残りやシミの原因になることもあります。
特にタオル、シーツ、子ども服、作業着、白いシャツなどは汚れが目立ちやすいため、少しでも飛散リスクがある日は外干しを避けた方が無難です。
業者は通常、足場全体にメッシュシートや飛散防止ネットを張ります。
それでも、風が強い日や隣家との距離が近い場合は、シートの隙間からミスト状の洗浄水が回り込む可能性があります。
ベランダ同士が近い家、境界ブロックを挟んですぐ隣に建物がある家、道路幅が狭い住宅地では、思ったより影響を受けやすいです。
高圧洗浄の日は、洗濯物だけでなく、窓、網戸、ベランダの床、植木、物干し竿、自転車、車にも注意してください。
外に置いてあるものは、可能な範囲で室内や物置へ移動しておくと安心です。
高圧洗浄の日は「窓」と「洗濯物」をセットで考えましょう
高圧洗浄の日は、洗濯物を外に干さないだけでなく、窓を閉めておくことも大切です。
少しだけなら大丈夫かなと思って窓を開けていると、風向きによっては細かな水しぶきが室内へ入ることがあります。
事前に洗浄日がわかっている場合は、その日の朝から窓を閉め、ベランダや庭に置いてあるものも確認しておきましょう。
塗料の飛散距離はどのくらい?風向きによっては数メートル先も注意です
「塗料が飛んできて、うちの洗濯物や車に付かないかな」という心配は、とても自然なことです。
塗料の飛散は、塗装方法、塗料の粘度、作業場所の高さ、足場の位置、当日の風向きや風の強さによって大きく変わります。
外壁塗装には、塗料を霧状にして吹き付ける工法と、ローラーや刷毛で塗る工法があります。
吹き付け工法は作業効率がよい反面、塗料が細かく広がりやすく、飛散対策をより厳重にする必要があります。
一方で、現在の戸建て塗装ではローラー工法が多く使われます。
ローラー工法は吹き付けより飛散が少ないですが、まったく飛ばないわけではありません。
ローラーを転がすとき、端部を塗るとき、風が強いときには、細かな塗料の飛沫が外へ出る可能性があります。
特に注意したいのは、風の通り道になっている場所です。
隣家との間が細い通路になっている場合、風が抜けやすく、飛散防止ネットをしていても塗料のにおいや細かな飛沫が流れてくることがあります。
また、二階や三階の高い場所で作業している場合は、地上よりも風の影響を受けやすいです。
そのため、塗装作業がある日は、飛散防止ネットが張られていても洗濯物は外に干さない方が安心です。
「ネットがあるから絶対に大丈夫」と考えるより、「ネットがあっても念のため外干しは避ける」と考えた方が、後悔しにくいですよ。
◆齋藤のワンポイントアドバイス
塗料の飛散対策で大切なのは、ネットを張ることだけではありません。
どの日にどの面を塗るのか、風向きはどうか、隣家の車や洗濯物の位置はどうかを見ながら、現場で細かく判断することが大切です。
私たちアップリメイクでも、工事前の近隣挨拶と工程表のご案内を大切にしています。
「この日は外干しを避けた方がよいですよ」と事前に伝えられるだけで、ご近所の不安はかなり減るんです。
隣の家の塗装の臭いが気になる場合
外壁塗装中は、塗料特有の臭いも気になります。
洗濯物が汚れる心配とは別に、「洗濯物に臭いが移らないかな」「室内に臭いが入ってこないかな」と不安になりますよね。
塗料の臭いは、使う塗料の種類によってかなり違います。
一般的に、シンナーなどの溶剤を含む溶剤系塗料は臭いが強く感じられやすいです。
一方、水を主成分とする水性塗料は、溶剤系塗料に比べると臭いが少ない傾向があります。
ただし、水性塗料でも完全に無臭ではありません。
外壁に塗料を塗る以上、独特の臭いは多少出ます。
また、外壁だけでなく、鉄部、付帯部、屋根などに使う塗料によっては、部分的に臭いを強く感じることもあります。
臭いは風向きに大きく左右されます。
自宅が風下にある日は、窓を閉めていても換気口やサッシの隙間から臭いを感じることがあります。
臭いに敏感な方、小さなお子様、ペット、妊娠中の方、呼吸器系に不安がある方がいるご家庭では、事前に工事日程を確認しておくと安心です。
臭いが心配なときに確認したいこと
- 塗装作業は何日ごろ行われるのか
- 水性塗料か溶剤系塗料か
- 屋根や鉄部など、臭いが出やすい作業日はあるか
- 自宅側の面を塗る日はいつか
- 換気しやすい時間帯を教えてもらえるか
お隣の方に直接聞きづらい場合は、現場責任者に「洗濯物と臭いのことで確認したいのですが、今日と明日はどんな作業ですか」と穏やかに聞いてみるのがおすすめです。
責任ある業者であれば、作業内容や注意点を説明してくれるはずです。
塗装の匂いは有害なのか、過度に怖がりすぎず長時間吸い込まないことが大切です
「塗料の臭いは体に悪いのでは」と感じる方もいると思います。
特に、小さなお子様、ペット、妊娠中の方、アレルギー体質の方がいるご家庭では、かなり気になりますよね。
現在の建築用塗料は、以前に比べて安全性や環境への配慮が進んでいます。
ただし、臭いがある以上、長時間わざわざ吸い込む必要はありません。
塗料に含まれる成分や揮発する物質によって、頭痛、吐き気、目や喉の違和感を覚える方もいます。
これは体質やその日の体調によって感じ方が変わります。
大人が平気でも、子どもやペットは影響を受けやすいことがあります。
そのため、臭いを強く感じる日は窓を閉め、換気のタイミングを作業後にずらすなど、無理をしないことが大切です。
体調が悪くなった場合は、我慢せず、臭いの少ない部屋へ移動する、外出する、必要に応じて医師に相談するなど、安全を優先してください。
特に配慮したいご家庭
妊娠中の方、乳幼児、呼吸器系に疾患のある方、化学物質に敏感な方、室内飼いのペットがいるご家庭は、臭いが強い日を事前に把握しておくと安心です。
「このくらい我慢しないと」と考えすぎる必要はありません。
体調に不安がある場合は、事前にかかりつけの医師へ相談しておくのも一つの方法です。
また、もし臭いがかなり強く、生活に支障が出ている場合は、施工業者やお隣の方へ早めに伝えましょう。
伝えるときは、責める口調ではなく、「臭いで少し体調が悪くなってしまったので、作業予定と換気できる時間を教えていただけますか」と言うと、話が進みやすいです。
外壁塗装は何日で乾く?洗濯物は乾燥時間だけで判断しない方が安心です
「塗料が乾けば、もう洗濯物を外に干しても大丈夫なのでは」と思う方も多いです。
たしかに、塗料にはそれぞれ乾燥時間があります。
しかし、洗濯物を干せるかどうかは、塗料の乾燥時間だけで判断しない方が安心です。
外壁塗装では、下塗り、中塗り、上塗りという重ね塗りを行います。
アップリメイクでは、建物を長く守るため、外壁塗装は合計4回塗りを標準としています。
一部プランや仕様によって異なる場合はありますが、下地を整え、塗膜に必要な厚みを持たせるために、工程数と乾燥時間を大切にしています。
塗料は表面が乾いたように見えても、内部までしっかり乾燥していないことがあります。
また、乾燥している面とは別の面で塗装作業が続いていることもあります。
つまり、「昨日塗った面が乾いたから、今日から外干しして大丈夫」とは言い切れません。
洗濯物の外干しを再開するなら、塗装作業が完全に終わり、足場解体や清掃が終わったあとがもっとも安心です。
最低限の判断としては、施工業者に「洗濯物を外に干してもよい日はいつからですか」と確認してください。
天候や工程の遅れで予定が変わることもあるため、最初にもらった工程表だけでなく、直前の確認が大切です。
外干し再開の目安
- 最も安心:足場解体と清掃が終わってから外干しを再開する。
- 最低限確認:塗装作業、高圧洗浄、下地処理が終わっているか業者に聞く。
- 避けたい判断:見た目だけで「もう乾いていそう」と自己判断する。
- 注意点:雨や湿度、気温、風の強さで乾燥や工程は変わる。
隣の家の外壁塗装中に洗濯物を守る具体的な対策
ここからは、実際に隣の家で外壁塗装が始まったとき、あなたの洗濯物や暮らしを守るためにできる対策をお伝えします。
ポイントは、外干しできない期間を「困った期間」にしないことです。
前もって洗濯の計画を立てておけば、工事中のストレスはかなり減らせます。
急に外干しできなくなると大変ですが、工程表を見て準備できれば、部屋干し、浴室乾燥、除湿機、コインランドリーを組み合わせて乗り切れます。
大切なのは、「今日は大丈夫かな」と毎朝迷う状態をなくすことです。
業者に確認する日、洗濯物を外に出さない日、まとめ洗いする日を決めておくと、気持ちもラクですよ。
まずは工事日程と影響が出やすい日を確認しましょう
隣の家の外壁塗装が始まるとき、多くの場合、施主であるお隣の方や施工業者が工事前の挨拶に来ます。
そのときに遠慮せず確認しておきたいのが、工事期間、作業時間、高圧洗浄の日、塗装の日、足場組立と解体の日です。
特に洗濯物に関係するのは、高圧洗浄の日と塗装の日です。
ただし、実際の現場では雨や風で工程がずれることがあります。
最初にもらった予定表だけでなく、気になる日は前日または当日の朝にもう一度確認できると安心です。
聞き方は難しく考えなくて大丈夫です。
「洗濯物を外に干す日を調整したいので、高圧洗浄と塗装の日を教えていただけますか」と伝えれば、角が立ちにくいです。
外壁塗装前の近所挨拶や伝え方については、外壁塗装前の近所挨拶完全ガイドでも詳しく紹介しています。
自分が施主になる側でも、隣家の工事を受ける側でも、知っておくとかなり役立ちます。
業者に確認するときの言い方例
「洗濯物の外干しを調整したいので、特に避けた方がよい日を教えていただけますか。」
「高圧洗浄の日と塗装の日だけでも、前日に教えてもらえると助かります。」
「小さい子どもがいるので、臭いが強くなりそうな日を知っておきたいです。」
「車を停めている場所が近いのですが、カバーなどの対策は必要ですか。」
工事期間中の洗濯物は、室内干しを基本に考えると安心です
隣の家の外壁塗装中は、室内干しを基本に考えるのが一番安心です。
外干しできる日を探すより、最初から室内干し中心の生活に切り替えた方が、塗料や汚水の心配をしなくて済みます。
ただ、室内干しは乾きにくい、臭いが残りやすい、部屋が湿っぽくなるという悩みがありますよね。
そこで、除湿機、サーキュレーター、浴室乾燥機、部屋干し用洗剤を組み合わせるのがおすすめです。
特に、洗濯物の間隔を空けて、空気の通り道を作るだけでも乾き方はかなり変わります。
厚手のタオルやパーカーは、乾きにくい部分が重ならないように干すとよいです。
工事期間が10日から2週間ほどになる場合は、すべてを室内干しで乗り切るより、コインランドリーも計画的に使う方が現実的です。
シーツや毛布、家族分のタオルなど大きなものは、コインランドリーで一気に乾燥まで済ませると負担が減ります。
室内干しで失敗しにくい工夫
- 洗濯物同士の間隔を空ける。
- 厚手の衣類は裏返して干す。
- サーキュレーターで空気を動かす。
- 除湿機を併用して湿気を逃がす。
- 部屋干し用洗剤を使い、洗濯槽の汚れにも注意する。
- 大物は無理せずコインランドリーを使う。
外壁塗装中は、いつも通りに洗濯できないだけで、想像以上に生活のリズムが乱れます。
無理に外干しして後悔するより、少し面倒でも室内干しに切り替える方が、結果的にはラクかなと思います。
隣の家との距離が近い場合は、通常より慎重に対応しましょう
静岡市内をはじめ、住宅が密集している地域では、隣家との距離がとても近いケースがあります。
境界から外壁までの距離が短い場合、足場、養生、作業スペース、塗料の飛散、洗浄水、臭い、視線の問題が起きやすくなります。
隣家との距離が近いほど、「飛散防止ネットがあるから大丈夫」と油断しない方が安心です。
ベランダが向かい合っている場合や、物干し場が工事面のすぐ近くにある場合は、洗濯物を外に干すリスクは高くなります。
また、職人さんが足場を歩くことで、普段は見えない高さから窓やベランダが見えることもあります。
職人さんが家の中をのぞくわけではありませんが、住んでいる側としては落ち着かないですよね。
距離が近い場合は、洗濯物だけでなく、カーテン、窓の施錠、ベランダの荷物、植木、車の位置もあわせて確認してください。
◆齋藤のワンポイントアドバイス
隣家との距離が近い現場ほど、技術だけでなく気配りが大切です。
作業が上手でも、近隣説明が足りなければ不安や不満につながります。
アップリメイクでは、着工前に工程表をご提出し、近隣へのご挨拶も大切な工程の一つとして考えています。
工事品質は、塗り終わった外壁の美しさだけでなく、工事中の安心感まで含めて決まるものだと思っています。
家の前が工事中で車を出し入れしにくいときの対策
隣家の外壁塗装中は、作業車両や足場材の搬入車が自宅前に停まることがあります。
普段ならスムーズに車を出せる場所でも、工事中は一時的に通りにくくなることがあります。
足場の組立日や解体日は、特に大型車両が入ることが多いため注意が必要です。
まず確認しておきたいのは、作業車がどこに停まる予定か、何時ごろ車両の出入りが多いか、自分の車の出し入れに影響があるかです。
毎朝決まった時間に車を出す方、仕事で車を頻繁に使う方、送迎がある方は、事前に伝えておくと配慮してもらいやすくなります。
「朝8時には必ず車を出します」「午後3時ごろに送迎で車を使います」と具体的に伝えるのがポイントです。
ただ「車を出すかもしれません」と言うより、時間がわかる方が現場側も調整しやすいです。
車の出し入れで確認したいこと
- 作業車両の駐車位置
- 足場材の搬入・搬出予定日
- 大型車が入る時間帯
- 自分の車を出す必要がある時間
- 緊急時に連絡できる現場責任者の連絡先
もし明らかに通行の妨げになる停め方が続く場合は、いきなり強い口調で注意するより、まずは現場責任者へ相談してみてください。
それでも改善されない場合は、施主であるお隣の方へ穏やかに伝えるのがよいです。
車両の問題は感情的になりやすいところですが、最初は「困っていることを共有する」くらいの温度感で話すと、トラブルになりにくいですよ。
隣の家の車や自分の車へ塗料が飛ぶリスク
洗濯物と同じくらい心配されるのが、車への塗料飛散です。
車のボディに外壁用の塗料が付いてしまうと、簡単には落とせないことがあります。
無理にこすると傷が付く可能性もあり、場合によっては専門業者による処置や補修が必要になります。
そのため、外壁塗装中に工事面の近くへ車を停めている場合は、必ず対策を確認してください。
信頼できる業者であれば、車の位置を確認し、必要に応じてカーシートで養生します。
ただし、カーシートをかける場合も、所有者の許可を得るのが基本です。
勝手に車へカバーをかけると、別のトラブルになることもあるためです。
もし、工事面に近い場所へ車を停めているのに、業者から何の説明もない場合は、早めに確認してください。
「この位置に車を停めていますが、塗料の飛散は大丈夫でしょうか。必要ならカバーをお願いできますか」と聞けば大丈夫です。
車に塗料が付いたかもしれないときの注意
車に塗料のようなものが付いていると気づいた場合は、すぐに強くこすらないでください。
まずは写真を撮り、付着している場所や日時がわかるように記録します。
そのうえで、施工業者や現場責任者へ連絡し、対応を相談してください。
自己判断で落とそうとして傷が付くと、原因の確認が難しくなることがあります。
高級車、濃色車、新車、コーティング施工済みの車は、わずかな塗料ミストでも気になりやすいです。
心配な場合は、工事期間中だけ別の場所へ駐車するのも一つの方法です。
費用や手間はかかりますが、大切な車を守るという意味では安心材料になります。
塗料の臭いが家の中に入るのを防ぐ方法
塗料の臭いが家の中に入るのを完全にゼロにするのは難しいですが、影響を減らすことはできます。
基本は、塗装作業中に窓を閉めることです。
特に自宅側の面を塗っている日、風下になっている日、臭いを強く感じる日は、窓を開けない方がよいです。
また、意外と見落としやすいのが換気扇と24時間換気です。
キッチンや浴室の換気扇は、室内の空気を外へ出す一方で、給気口などから外気を取り込みます。
そのため、外の臭いを室内へ引き込みやすくなる場合があります。
24時間換気も同じで、給気口が工事面に近い場合は臭いが入りやすくなることがあります。
工事期間中に一時停止できるかどうか、給気口を閉じられるかどうかは住宅の仕様によって違います。
無理に止めると室内環境に影響が出る場合もあるため、説明書を確認し、必要に応じて住宅会社や管理会社へ確認してください。
臭いを減らすための室内対策
- 塗装作業中は窓を閉める。
- 給気口の位置を確認する。
- 換気扇の使用を必要最小限にする。
- 臭いが強い日は洗濯物の室内干し場所も工事面から離す。
- 空気清浄機やサーキュレーターを使い、室内の空気を循環させる。
- 換気は作業終了後や臭いが弱い時間帯に短時間で行う。
どうしても換気したい場合は、職人さんが作業していない昼休みや、その日の作業が終わった夕方以降が比較的安心です。
ただし、塗ったばかりの面が近い場合は、作業終了後もしばらく臭いを感じることがあります。
その場合は、工事面とは反対側の窓を短時間だけ開けるなど、様子を見ながら換気してください。
外壁塗装中はカーテンを閉めるべき?プライバシーと防犯のためにおすすめです
隣の家に足場が組まれると、普段とは違う高さに職人さんが立つことになります。
そのため、いつもなら見えない角度から室内が見えることがあります。
職人さんは作業に集中していますし、家の中をのぞくようなことはありません。
それでも、ふと目が合ったり、室内が見えてしまったりすると、住んでいる側も作業する側も気まずいものです。
外壁塗装中は、日中でもカーテンやブラインドを閉めておくのがおすすめです。
特に、リビング、寝室、洗面所、浴室、着替えをする部屋は注意しましょう。
レースカーテンだけでは、外の明るさや室内の照明の状態によって見えやすくなることがあります。
気になる部屋は、遮像カーテンやブラインドを使うと安心です。
また、足場がある期間は防犯面にも注意が必要です。
足場は作業のために必要なものですが、外部から高い場所へ上がりやすい状態にもなります。
外出時や就寝前は、普段以上に窓の施錠を確認してください。
足場がある期間の防犯チェック
- 二階や三階の窓も必ず施錠する。
- ベランダの窓を開けっぱなしにしない。
- カーテンを閉めて室内の様子を見えにくくする。
- 足場周辺に踏み台になるものを置かない。
- 不審な人を見かけたら、無理に対応せず業者や施主へ確認する。
少し閉塞感は出ますが、工事期間中だけの対策です。
プライバシーと防犯を守る意味でも、カーテンは閉めておく方が安心かなと思います。
賃貸で外壁工事があり、洗濯できない場合の確認ポイント
アパートやマンションなどの賃貸物件で外壁工事が行われる場合は、戸建ての隣家工事とは少し対応が変わります。
賃貸の場合、工事を依頼しているのは入居者ではなく、大家さんや管理会社であることが多いです。
そのため、まず確認すべきなのは、管理会社や大家さんから配布されるお知らせです。
掲示板、ポスト投函、メール、アプリ通知などで、工事期間、作業時間、洗濯物を干せない期間、ベランダに置いてはいけないものなどが案内されます。
特にベランダ使用禁止期間は必ず確認してください。
「この日だけなら大丈夫」と自己判断で洗濯物を干すと、塗料や汚水で汚れるだけでなく、工事の妨げになることがあります。
足場に近い場所へ物を置いていると、破損や紛失の原因になることもあります。
賃貸では、入居者の判断だけで施工業者へ強く変更を求めるのが難しい場合もあります。
困ったときは、まず管理会社へ相談しましょう。
長期間洗濯物が干せない場合、コインランドリー代の扱いなどは物件や契約内容によって変わります。
必ず補償されるとは限らないため、気になる場合は早めに確認しておくとよいです。
賃貸で確認したいこと
- 外干し禁止期間はいつからいつまでか。
- ベランダに置いてある荷物はいつまでに片付けるのか。
- 工事中に窓を開けられない日はあるか。
- エアコンや換気扇の使用に制限はあるか。
- 困ったときの連絡先は管理会社か施工業者か。
- コインランドリー代などの補償があるか。
アパートやマンションの塗装では、入居者への告知不足がトラブルにつながることがあります。
オーナー様や管理会社様向けの内容になりますが、集合住宅の工事で注意すべきポイントはアパート塗装の入居者告知とトラブル回避のコツでも解説しています。
入居者側としても、どんな情報が事前に案内されるべきかを知る参考になります。
洗濯物に塗料や汚れが付いたかもしれないときの対応
どれだけ気をつけていても、洗濯物に塗料や汚水が付いたかもしれない、という場面が起こることがあります。
そのときに大切なのは、慌てて洗ったり、捨てたりしないことです。
まずは状態を記録してください。
洗濯物全体、汚れのアップ、干していた場所、隣家の工事との位置関係がわかる写真を撮ります。
日付と時間もメモしておくとよいです。
そのうえで、施工業者の現場責任者へ連絡します。
いきなり感情的に責めるより、「工事中に干していた洗濯物に塗料のようなものが付いているため、確認していただけますか」と伝えた方が、話し合いが進みやすいです。
施工業者が保険に加入している場合、状況に応じてクリーニングや弁償の相談になることがあります。
ただし、保険の有無や対応範囲は業者によって違います。
だからこそ、証拠となる写真や現物を残しておくことが大切です。
洗濯物が汚れたときに避けたい行動
- すぐに洗濯機で洗ってしまう。
- 汚れた洗濯物を捨ててしまう。
- 塗料を爪やブラシで強くこする。
- 証拠写真を撮らずに口頭だけで伝える。
- 感情的に施主や職人さんを責める。
洗濯物の汚れは、生活に直接関わる問題です。
小さなことに見えても、当事者にとってはかなりストレスになります。
遠慮して泣き寝入りする必要はありませんが、最初の伝え方は穏やかに。
これが早く解決するコツです。
外壁塗装を依頼する側になったとき、ご近所に迷惑をかけないために
ここまでは、隣の家で外壁塗装が行われる場合の対策をお伝えしてきました。
ただ、この記事を読んでいる方の中には、「うちもそろそろ外壁塗装を考えないと」と感じている方もいるかもしれません。
その場合に大切なのは、自宅の工事がご近所の洗濯物や暮らしに影響する可能性を、事前に考えておくことです。
外壁塗装は、決して家の中だけで完結する工事ではありません。
足場、車両、音、臭い、洗浄水、塗料の飛散、作業員の出入りなど、周囲への配慮が必要です。
だからこそ、施工品質だけでなく、近隣対応まできちんとしてくれる業者を選ぶことが大切です。
アップリメイクは、1973年創業の屋根・外壁塗装リフォーム専門店として、静岡の地域に根差して仕事を続けてきました。
私自身も職人からキャリアをスタートし、亡き父から「お客様の幸せを第一に施工品質を考えること」を教わりました。
その考え方は、塗装の仕上がりだけでなく、工事中の近隣配慮にもつながっています。
工事前に工程表をご提出し、近隣へのご挨拶を行い、洗濯物や車、窓の開閉など、気をつけていただきたい点をできるだけわかりやすくお伝えします。
お客様だけでなく、ご近所の方にも安心していただける工事でなければ、本当によい塗装工事とは言えないと考えています。
業者選びで確認したい近隣対応
- 工事前に近隣挨拶をしてくれるか。
- 工程表を出してくれるか。
- 高圧洗浄日や塗装日を近隣へ伝えてくれるか。
- 車や植木の養生について説明があるか。
- 風の強い日などに作業内容を調整する判断ができるか。
- トラブル時の連絡先や責任者が明確か。
外壁塗装のよくある疑問については、外壁塗装・屋根塗装のよくあるご質問でもまとめています。
見積もりや工事内容、相見積もりの考え方を確認したい方は、あわせてご覧ください。
隣家の外壁塗装と洗濯物に関するよくある質問
Q1. 隣の家の業者さんから、工事前の挨拶がありませんでした。どうすればいいですか?
A. まずは冷静に、現場責任者かお隣の方へ確認しましょう。
「工事をされるのですね。洗濯物や車で気をつけた方がよい日はありますか」と穏やかに聞くのがおすすめです。
誠実な業者であれば、挨拶が漏れていたことをお詫びし、工事予定や注意点を説明してくれるはずです。
最初から強い言い方をすると、ご近所関係がこじれやすくなります。
あくまで情報確認という形で声をかけるとよいですよ。
Q2. 高圧洗浄の日だけ外干しを避ければ大丈夫ですか?
A. 高圧洗浄の日は必ず避けたいですが、それだけで十分とは言い切れません。
下地処理の日は粉じんが舞うことがありますし、塗装の日は塗料の飛散や臭いの影響があります。
足場組立や解体の日も、ホコリや金属粉が気になる場合があります。
最低限、高圧洗浄日と塗装日は外干しを避け、安全を重視するなら足場がある期間は室内干しを基本に考えるのが安心です。
Q3. 洗濯物に塗料が付いてしまった場合、どうすればいいですか?
A. まず写真を撮り、汚れた洗濯物は洗わずに保管してください。
汚れの状態、干していた場所、工事現場との位置関係がわかる写真を残しておくと、確認がしやすくなります。
そのうえで、施工業者の現場責任者へ連絡しましょう。
業者の保険加入状況や原因確認によって、クリーニングや補償の相談になる場合があります。
自己判断でこすったり捨てたりすると、対応が難しくなることがあるので注意してください。
Q4. 工事期間中、少しでも換気したい場合はいつがよいですか?
A. 比較的安心なのは、職人さんが作業していない昼休みや、その日の作業が終わった夕方以降です。
ただし、塗ったばかりの面が近い場合は、作業終了後でも臭いを感じることがあります。
換気するなら、工事面とは反対側の窓を短時間だけ開けるなど、様子を見ながら行いましょう。
確実なのは、朝の作業開始前に「今日はどの面を塗りますか。換気できそうな時間はありますか」と聞くことです。
Q5. 洗濯物が干せないのでコインランドリー代を請求できますか?
A. 隣家の工事によるコインランドリー代を、必ず請求できるとは言い切れません。
一般的には、短期間の生活上の不便として扱われることも多いです。
ただし、長期間にわたって外干しできない、事前説明がまったくなかった、実際に洗濯物が汚れたなど、事情によって相談の余地がある場合もあります。
賃貸物件の場合は、まず管理会社や大家さんへ確認してください。
戸建ての隣家工事の場合は、施主や施工業者へ穏やかに相談するところから始めるのが現実的です。
Q6. 隣の家の外壁塗装中、布団は干しても大丈夫ですか?
A. 布団の外干しは、洗濯物以上に慎重に考えた方がよいです。
布団は面積が大きく、臭いや細かな汚れを吸いやすいからです。
高圧洗浄日、下地処理日、塗装日は避けてください。
どうしても湿気が気になる場合は、布団乾燥機を使う、室内で風を通す、工事が終わってから天日干しするなどの方法がおすすめです。
隣の家の外壁塗装で洗濯物を守るための最終チェック
隣の家で外壁塗装が行われると、洗濯物、臭い、車、窓、カーテン、ベランダなど、普段は気にしないことまで不安になります。
でも、事前にポイントを知っておけば、必要以上に怖がる必要はありません。
洗濯物については、高圧洗浄の日と塗装の日は外干しを避ける。
安全を優先するなら、足場がある期間は室内干しやコインランドリーを中心にする。
これが一番わかりやすい考え方です。
そして、工事中の不安を減らすうえで一番大切なのは、やはり事前のコミュニケーションです。
工事日程、作業時間、高圧洗浄日、塗装日、車の養生、臭いが出やすい日を確認しておくだけで、かなり安心できます。
隣家の外壁塗装中の最終チェックリスト
- 高圧洗浄日と塗装日を確認した。
- 足場組立・解体の日を確認した。
- 工事期間中の洗濯は室内干し中心で計画した。
- 必要に応じてコインランドリーを使う準備をした。
- 窓、換気扇、給気口の位置を確認した。
- 車や自転車、植木、ベランダの荷物を確認した。
- カーテンやブラインドでプライバシー対策をした。
- 困ったときの現場責任者の連絡先を確認した。
私たち株式会社アップリメイクは、静岡の屋根・外壁塗装リフォーム専門店として、職人直営の丁寧な施工と、近隣への配慮を大切にしています。
1973年の創業以来、地元静岡で塗装という仕事を通じて、お客様の住まいと暮らしを守ることに向き合ってきました。
2026年4月末時点で施工実績は6000件以上。
数字だけを誇りたいわけではありませんが、一件一件の現場で、お客様とご近所の方に安心していただくことを積み重ねてきた結果だと受け止めています。
外壁塗装は、安くないお金をかけて行う大切なリフォームです。
だからこそ、価格だけで決めるのではなく、見積書の内容、下地処理、塗布量、乾燥時間、職人の技術、近隣対応まで見てほしいと思っています。
アップリメイクでは、建物の状態を確認したうえで、お住まいに合った塗料や工法をご提案します。
とにかく長持ちさせたい方には、超高耐久無機プランや超高耐久フッ素プラン。
コストと性能のバランスを重視したい方には、高耐久シリコンプランやパーフェクトトッププラン。
暑さ対策や快適性を重視したい方には、遮熱断熱ガイナプランなど、目的に合わせた選択肢があります。
たとえば外壁塗装では、超高耐久無機プランが30坪で792,000円から、高耐久シリコンプランが30坪で638,000円からという目安があります。
ただし、実際の費用は建物の大きさ、劣化状況、外壁材、屋根の有無、足場条件、補修内容によって変わります。
正確な金額は、現地調査のうえで判断することが大切です。
「うちもそろそろ塗装時期かな」「外壁のひび割れやチョーキングが気になる」「近所に迷惑をかけずに工事できるか心配」という方は、まずは無料診断・お見積りからお気軽にご相談ください。
今すぐ工事を決めていなくても大丈夫です。
現状を知るだけでも、これからの住まいの守り方が見えてきます。
実際の仕上がりや工事の雰囲気を知りたい方は、施工事例をご覧ください。
ご依頼前に評判や対応の雰囲気を確認したい方は、お客様の声も参考になると思います。
外壁塗装は、ただ家をきれいにする工事ではありません。
大切な住まいを雨や紫外線から守り、ご家族の暮らしをこれからも安心して続けるためのメンテナンスです。
そして、工事中もご近所と気持ちよく過ごせることまで含めて、本当に満足できる塗装工事だと私は考えています。
洗濯物のこと、臭いのこと、車のこと、近隣挨拶のこと。
小さな不安でも、どうぞ遠慮なくご相談ください。
あなたの住まいと暮らしにとって、いちばん納得できる方法を一緒に考えていきましょう。






