
こんにちは、株式会社アップリメイク代表取締役の齋藤直樹です。
マンションの壁や共用廊下、階段、バルコニーの裏側を見たときに、コンクリートが欠けていたり、茶色いサビ汁が流れていたりすると、「このまま放置して大丈夫なのかな」と不安になりますよね。
特に、コンクリートの内側にある鉄筋が見えている場合や、頭上からコンクリート片が落ちる可能性がある場合は、見た目だけの問題ではありません。
入居者様や通行人の安全に関わることもあるため、まずは落下のおそれがある場所へ人を近づけないようにし、管理会社や管理組合、建物のオーナー様へ速やかに報告することが大切です。
ただし、ひび割れや欠けがあるからといって、すべてのマンションがすぐに危険な状態というわけではありません。
ひび割れの幅だけではなく、発生している場所、深さ、方向、長さ、漏水の有無、サビ汁や浮きの有無、以前より広がっているかどうかなどを確認したうえで、補修の必要性と優先順位を判断します。
「0.3mm未満なら安全」「0.3mm以上なら危険」と数字だけで分けるのではなく、なぜひび割れが発生したのかまで確認することが重要ですよ。
私は亡き父が1973年に創業した塗装店で、職人として塗装や下地処理の技術を学びました。
現在も、生まれ育った静岡に幸せと笑顔を広げたいという想いを持ち、建物の状態とお客様の将来計画に合った工事をご提案しています。
この記事では、掛川市でマンションのコンクリート爆裂やひび割れにお悩みのオーナー様、管理組合様、管理会社様へ向けて、爆裂が起きる仕組み、調査方法、補修工法、費用の考え方、見積書の確認ポイントを詳しく解説します。
部分補修で対応できるのか、外壁塗装や防水工事と一緒に行った方がよいのか、そしてどのような業者へ相談すればよいのかまでお伝えしますので、判断材料としてお役立てください。
記事のポイント
- コンクリート爆裂を見つけた直後に行うべき安全確保
- ひび割れと爆裂が発生する仕組みと危険度の判断材料
- シール工法・樹脂注入・断面修復などの使い分け
- 補修費用を左右する仮設・数量・仕上げ・高所作業の条件
- 管理組合やオーナーが見積書で確認したい項目
- 火災保険・地震保険を検討するときの注意点
掛川市のマンションでコンクリート爆裂を見つけたら最初にすること
まずはコンクリート片が落ちる範囲へ人を近づけない
コンクリート爆裂を見つけたときに最優先したいのは、補修費用を調べることではなく、入居者様や通行人の安全を確保することです。
共用廊下、階段、エントランス、駐車場、駐輪場、バルコニーの裏側など、人が通る場所の上部に浮きや剥がれがある場合は、落下事故につながるおそれがあります。
危険が疑われる部分を手で触ったり、棒で突いたり、入居者様自身ではがしたりしないでください。
見えている部分よりも広い範囲でコンクリートが浮いていることがあり、刺激を加えたことで一気に落下する可能性があるためです。
管理用のカラーコーンやロープなどが用意できる場合は、人が真下を通らないように一時的な立入制限を行います。
そのうえで、管理会社、管理組合の理事長、建物のオーナー様など、修繕の判断を行う立場の方へ連絡してください。
落下のおそれが高い場合は、専門業者による応急的な撤去や養生を先に行い、本補修は調査結果と見積もりを確認してから進める流れになることもあります。
早めの現地確認が必要な主なサイン:
- 頭上や人の通路にあるコンクリートが浮いている
- コンクリートがすでに落下し、周囲にも亀裂が残っている
- 鉄筋が露出し、茶色いサビが広がっている
- ひび割れから継続的に水やサビ汁が出ている
- 柱、梁、階段、バルコニーなど重要な部位に大きな欠損がある
- 地震や強い衝撃のあとに、ひび割れが急に増えた
写真を撮影するときも、危険な場所へ無理に近づく必要はありません。
安全な位置から、建物全体の中での場所がわかる写真と、可能な範囲で劣化部分がわかる写真を撮っておくと、管理会社や補修業者へ状況を伝えやすくなります。
コンクリート爆裂とは鉄筋の腐食などで表面が押し出される現象
コンクリート爆裂とは、コンクリート内部の鉄筋が腐食して膨張することなどにより、表面のコンクリートにひび割れ、浮き、剥離、欠損が生じる現象です。
鉄筋コンクリートは、鉄筋が引っ張る力を受け持ち、コンクリートが圧縮する力を受け持つことで、建物を支えています。
本来、鉄筋は強いアルカリ性を持つコンクリートに包まれ、腐食しにくい状態に保たれています。
しかし、時間の経過とともに大気中の二酸化炭素がコンクリート内部へ入り込み、アルカリ性が低下する「中性化」が進むことがあります。
中性化が鉄筋付近まで達し、そこへ水分と酸素が供給されると、鉄筋が腐食しやすくなります。
また、ひび割れ、防水層の劣化、施工時のかぶり厚さ不足、塩分の影響など、複数の条件が腐食を進めることもあります。
鉄筋が腐食すると周囲へ膨張圧がかかり、鉄筋に沿ったひび割れやコンクリートの浮きが発生します。
さらに進行すると、表面が押し出されるようにはがれ、鉄筋が露出することがあります。
ただし、コンクリートが欠けている原因は鉄筋腐食だけとは限りません。
物の衝突、施工時の欠陥、凍結融解、地震、地盤や建物の動き、以前の補修材の剥離など、別の原因も考えられます。
補修方法を決める前に、「爆裂らしく見えるから鉄筋のサビが原因」と決めつけず、周囲の状況まで確認することが大切です。
ひび割れの幅だけでは補修の必要性を決められない

コンクリートのひび割れを調べるときは、クラックスケールと呼ばれる道具を使って幅を測ることがあります。
0.3mmという数字が一つの参考として使われることはありますが、それだけで構造上の安全性や補修工法を決めることはできません。
同じ0.3mmのひび割れでも、表面の仕上げ材だけに発生しているものと、柱や梁の内部まで続いているものでは意味が異なります。
乾燥収縮によって発生したひび割れと、建物の動きによって現在も広がっているひび割れでも、対応は変わります。
また、雨が直接当たる外壁と、屋内で水掛かりのない部分では、鉄筋腐食や漏水への影響も同じではありません。
ひび割れ調査で確認したいポイント:
- ひび割れの幅、長さ、深さ
- 縦、横、斜めなど、ひび割れが伸びている方向
- 柱、梁、壁、床、階段など、発生している部位
- 雨天時に水が入っているか
- サビ汁、白い結晶、塗膜の膨れが出ているか
- 以前より幅や長さが増えているか
- 建具が閉まりにくい、床が傾くなど別の変化があるか
- 同じ位置の内側にもひび割れや漏水跡があるか
ご自身で確認できる範囲の外壁ひび割れについては、「外壁のひび割れを自分で補修できる範囲と危険サイン」でも詳しく解説しています。
ただし、マンションの共用部分は個人の判断で補修せず、管理組合や管理会社を通して対応してください。
細いひび割れでも経過観察が必要な場合がある
髪の毛のように細いヘアークラックは、直ちに建物の耐震性を大きく低下させるとは限りません。
塗膜や仕上げ材だけに発生している場合は、緊急工事をせず、次回点検まで経過を観察できることもあります。
一方で、細いひび割れでも雨水が繰り返し入り込んでいる場合や、長く連続している場合、過去より広がっている場合は注意が必要です。
表面から見える幅が細くても、内部の状態までは目視だけでわからないためです。
ひび割れの端に日付を書いたテープを貼る、同じ位置から定期的に写真を撮る、クラックスケールで幅を記録するといった方法は、進行性を確認する参考になります。
ただし、共用部へ勝手に印を付けるのではなく、管理会社や管理組合の了承を得て行いましょう。
コンクリート爆裂とひび割れを調べる主な方法
目視調査とクラックスケールによる確認
最初に行うのは、建物全体を見ながら劣化の位置と範囲を確認する目視調査です。
爆裂している1箇所だけを見るのではなく、その上下左右、同じ階、雨水が流れてくる場所、屋上やバルコニーの防水状態まで確認します。
ひび割れの幅はクラックスケールで測り、長さや方向、漏水跡、サビ汁、塗膜の浮きなどを写真とともに記録します。
部分的な補修で済むのか、同じ原因による劣化がほかにも広がっているのかを見極めるためには、建物全体を見る視点が欠かせません。
打診調査で表面から見えない浮きを探す
打診調査は、専用の打診棒やハンマーなどで表面を軽くたたき、音の違いからコンクリートや仕上げ材の浮きを探す方法です。
見た目には異常がない部分でも、内部で浮いていると音が変わることがあります。
ただし、打診結果の判断には経験が必要であり、仕上げ材や下地の構成によっても音が異なります。
高所や落下のおそれがある場所は、居住者様が自分でたたかず、専門業者へ依頼してください。
30倍スコープは塗膜表面の状態を確認する補助手段
アップリメイクでは、外壁塗装の診断において30倍の専用スコープを使用し、塗膜表面のひび割れ、劣化、成分の状態などを確認することがあります。
ただし、30倍スコープだけでコンクリート内部の鉄筋腐食や、ひび割れの深さ、建物の構造安全性まで断定できるわけではありません。
コンクリート爆裂の調査では、目視、打診、ひび割れ幅の測定、図面や修繕履歴の確認などを組み合わせて判断します。
必要に応じて、より専門的な調査や構造に詳しい専門家の意見が必要になる場合もあります。
ドローン調査は高所の候補箇所を探すときに役立つ
高層部の外壁や屋上付近など、地上から見えにくい場所では、ドローンや高所カメラが調査の補助として役立つことがあります。
足場を組む前に広い範囲を撮影できるため、ひび割れ、剥離、サビ汁などが疑われる場所を探しやすくなります。
一方で、ドローン画像だけでは、ひび割れの正確な深さや内部の鉄筋腐食、表面の浮きまで確認できないことがあります。
撮影で異常が疑われた部分については、接近しての目視、打診、測定などを追加する必要があります。
マンションの立地、電線、近隣建物、風、飛行条件などによってはドローンを使用できないため、現地の条件に合わせて調査方法を選びます。
爆裂部分だけでなく水の侵入経路も確認する
爆裂した部分をきれいに直しても、雨水が入り続けていれば、別の場所で劣化が進む可能性があります。
外壁のひび割れだけでなく、屋上防水、バルコニー防水、笠木、外壁目地、サッシ周り、排水口、配管貫通部なども確認したいところです。
RC造マンションの外壁塗装や防水工事を含めた費用の考え方は、「RC造マンションの塗り替え料金と業者選び」も参考になります。
場所は異なっても、RC造マンションで費用を左右する下地補修、防水、仮設工事の考え方には共通する部分があります。
コンクリートの状態に応じた主な補修方法

表面被覆工法は細かなひび割れへの水の侵入を抑える方法
表面被覆工法は、コンクリート表面へ塗材や防水性のある材料を施工し、水分や二酸化炭素などが入り込みにくい状態をつくる方法です。
細かなひび割れが広い範囲に発生している場合や、外壁全体の保護性能を回復させたい場合に検討されます。
ただし、内部で鉄筋腐食が進み、コンクリートがすでに浮いている部分へ、そのまま塗料をかぶせても根本的な補修にはなりません。
浮きや爆裂がある部分は先に除去・補修し、その後に外壁全体の保護仕上げを行う必要があります。
シール工法は表面的な細いひび割れに用いられる
シール工法は、ひび割れの表面へ補修材を塗布し、水の侵入を抑える比較的簡易な方法です。
主に、動きが少なく、幅が細く、構造的な補強を必要としないと判断されたひび割れに使われます。
ひび割れの原因や動きを確認せずに表面だけをふさぐと、再び同じ位置が割れたり、別の場所へひび割れが伸びたりすることがあります。
材料の種類によって、上から塗装できるものと、塗装との相性が悪いものがあるため、将来の外壁塗装まで考えて選定する必要があります。
エポキシ樹脂注入工法はひび割れ内部へ材料を充填する
エポキシ樹脂注入工法は、ひび割れに沿って注入口を設置し、樹脂を低い圧力で内部へ注入する方法です。
表面をふさぐだけではなく、ひび割れ内部へ材料を行き渡らせ、接着や一体化を図る目的で使われます。
ひび割れの幅、深さ、乾燥状態、水分の有無、動きの有無によって、使用する樹脂や注入方法は変わります。
漏水しているひび割れや、現在も動いているひび割れでは、一般的なエポキシ樹脂注入がそのまま適用できない場合もあります。
「0.3mm以上なら必ず樹脂注入」と機械的に決めるのではなく、現場条件に合わせて選ぶことが大切です。
Uカットシール材充填工法は動きが予想されるひび割れで検討する
Uカットシール材充填工法は、ひび割れに沿って溝を設け、プライマーやシーリング材、補修材などを施工する方法です。
ひび割れに動きが予想される場合や、表面から一定の幅と深さを確保して防水性を持たせたい場合に検討されます。
一方で、コンクリートを削る工程があるため、どのひび割れにも行えばよいわけではありません。
ひび割れの位置、幅、原因、仕上げ方法を確認し、樹脂注入とどちらが適しているかを判断します。
爆裂部分ははつり・鉄筋処理・断面修復を行う
鉄筋腐食による爆裂が起きている場合は、浮いた部分や脆くなったコンクリートを除去する「はつり」を行います。
表面だけを少し削るのではなく、補修材が健全な下地へしっかり付着できる範囲まで確認することが重要です。
鉄筋が露出した場合は、サビや付着物を落とし、鉄筋の状態を確認します。
腐食によって鉄筋の断面が大きく失われている場合は、単純な防錆処理と埋め戻しだけでは対応できない可能性があります。
そのような場合は、補強の必要性を含めて、構造に詳しい専門家へ確認することが必要です。
鉄筋の処理後は、防錆材や適切な下地材を施工し、既存コンクリートとの付着性を考慮したポリマーセメントモルタルなどで断面を復旧します。
材料は厚く付ければよいわけではなく、1回に施工できる厚さ、下地の湿潤状態、気温、養生時間など、製品ごとの施工条件を守らなければなりません。
断面修復後は、周囲の模様や凹凸に合わせた肌合わせを行い、必要に応じて外壁塗装や保護仕上げを施工します。
◆齋藤のワンポイントアドバイス
爆裂補修では、完成後に見えなくなる下地処理がとても大切です。
見えている穴だけをモルタルで埋めれば、工事直後はきれいに見えるかもしれません。
しかし、周囲に浮いたコンクリートが残っていたり、鉄筋の腐食原因へ手を付けていなかったりすると、再び不具合が出る可能性があります。
見積書を見るときは、仕上げの材料名だけでなく、はつり、鉄筋処理、防錆、断面修復、模様合わせ、塗装まで工程が書かれているかを確認してください。
見えない部分にどこまで手間をかけるか。
ここに、補修工事を行う会社の考え方が表れるかなと思います。
部分補修をしても周囲の点検は続ける
断面修復を行った部分は、劣化したコンクリートを取り除き、新しい補修材で復旧します。
ただし、補修した場所の周囲にある既存コンクリートまで、新築時の状態に戻るわけではありません。
周囲でも中性化や水分の影響が進んでいれば、将来、別の位置で鉄筋腐食や浮きが発生する可能性があります。
そのため、部分補修をして終わりではなく、外壁全体の保護塗装や定期点検を含めて、今後の修繕計画を考えることが大切です。
補修箇所が多数ある場合は、目に見える部分を一つずつ直し続けるより、外壁改修工事としてまとめた方が合理的なこともあります。
マンションのコンクリート爆裂補修費用と見積もりの考え方
費用は補修部分の大きさだけでは決まらない
コンクリート爆裂の補修費用は、欠けている部分の縦横寸法だけで決まるものではありません。
はつりを行った結果、見た目より広い範囲で浮きや鉄筋腐食が確認されることもあります。
また、地上から作業できる場所と、足場、ゴンドラ、高所作業車などが必要な場所では、仮設費が大きく変わります。
補修費用を左右する主な条件:
- 爆裂や浮きの箇所数
- 1箇所あたりの面積と深さ
- 鉄筋が露出しているか
- 鉄筋の腐食がどこまで進んでいるか
- 柱、梁、壁、床など施工する部位
- 足場や高所作業車が必要か
- 共用廊下や駐車場の通行規制が必要か
- 既存外壁の模様や色を再現する必要があるか
- 塗装や防水工事を同時に行うか
- 少量工事に伴う出張費や最低施工費
同じ「1箇所」でも、地上にある小さな欠けと、5階のバルコニー裏にある鉄筋露出では、必要な費用がまったく違います。
インターネット上の単価だけで予算を確定せず、現地調査後の数量と仮設計画を確認してください。
ひび割れ補修の参考価格帯
ひび割れ補修は、幅、深さ、工法、施工量、高さなどによって金額が変わります。
原文でご案内していた価格帯を、比較のための参考情報として以下に掲載します。
ただし、これはアップリメイクの確定価格表ではなく、現地の数量、使用材料、施工環境、最低施工費などによって大きく変わる点にご注意ください。
| 補修工法 | 主な対象 | 参考価格帯 | 確認したい点 |
|---|---|---|---|
| 表面シール工法 | 動きが少ない細いひび割れ | 800円~1,500円程度/m | 少量工事では別途最低施工費が必要になることがあります |
| Uカットシール材充填工法 | 動きや防水性を考慮するひび割れ | 5,000円~10,000円程度/m | 仕上げ復旧や模様合わせを含むか確認します |
| エポキシ樹脂注入工法 | 内部への注入が必要なひび割れ | 10,000円~25,000円程度/m | 注入口の数、樹脂の種類、漏水の有無で変動します |
| 爆裂部の断面修復 | 浮き、欠損、鉄筋露出 | 30,000円~70,000円程度/箇所 | はつり範囲、高所作業、仕上げ復旧で大きく変動します |
例えば、短いひび割れが1本だけある場合でも、職人の移動、材料準備、養生、清掃などが必要です。
単純に「1mの単価×0.5m」で工事できるとは限らず、少量工事では最低施工費や出張費が設定されることがあります。
反対に、同じ工法を数十メートルまとめて施工する場合は、準備作業を共通化できるため、1mあたりの実質費用が下がることもあります。
足場費用は戸建ての相場をそのまま当てはめない
原文では、一般的な30坪程度の2階建て住宅における足場費用として、15万円から30万円程度という目安をご案内していました。
ただし、マンションの足場費用は、戸建て住宅の金額をそのまま当てはめることはできません。
建物の高さ、外周の長さ、道路使用、敷地の広さ、駐車場、架空線、エントランスの動線、資材置き場などによって大きく変わります。
中高層マンションでは、足場だけで数十万円を大きく超えることも珍しくありません。
補修箇所が少ない場合は、高所作業車やロープアクセスなど、足場以外の方法を検討できることもあります。
ただし、作業範囲、建物形状、安全性、周辺環境によって使用できる方法が異なるため、価格だけで選ばないことが大切です。
外壁塗装や防水工事と同時に行うと足場を共用できる
外壁塗装、シーリング、防水工事にも足場が必要な場合は、爆裂補修と同時に行うことで、足場を別々に設置する費用を避けられる可能性があります。
例えば、今は爆裂補修だけを行い、数年後に外壁塗装を行うと、それぞれの工事で足場が必要になることがあります。
一方で、外壁塗装の時期がまだ先なのに、足場代を惜しむためだけに不要な全面工事を急ぐ必要はありません。
補修の緊急度、塗膜の残存状態、屋上やバルコニー防水の劣化、今後の保有計画、修繕積立金などを踏まえて判断します。
アパート・マンションの外壁塗装、防水、カラー計画を含めた考え方は、「アパート・マンション塗装の総合案内」でもご確認いただけます。
打ち放しコンクリート補修の単価と仕上がりの注意点
打ち放しは強度回復と見た目の復元を分けて考える
打ち放しコンクリートは、コンクリートそのものの色、型枠の跡、気泡、目地などを意匠として見せる仕上げです。
そのため、爆裂や欠けを補修したあとに、灰色のモルタルを塗っただけでは、補修箇所が継ぎ接ぎのように目立つことがあります。
打ち放し補修では、最初に必要な断面修復を行い、その後に色、濃淡、型枠模様、気泡などを周囲へ近づける化粧補修を行います。
強度や防水性を回復させる工程と、美観を整える工程は目的が異なるため、見積書でも分けて確認するとわかりやすいですよ。
色合わせの難易度で費用が変わる
部分的な色合わせを伴う打ち放し補修では、1箇所あたり25,000円から40,000円程度が参考として示されることがあります。
壁面全体へ化粧補修を行う場合は、1㎡あたり2,500円から4,500円程度が一つの参考帯です。
さらに、浸透性撥水剤などの保護材を施工する場合は、1㎡あたり1,000円から2,000円程度が加算されることがあります。
これらも施工面積、下地の状態、模様の再現方法、使用材料、養生、高さによって変わるため、実際の見積金額を保証するものではありません。
特に小面積の補修は、平米単価だけで計算するのではなく、調色や試し塗りにかかる職人の手間を含めた箇所単価になることがあります。
打ち放し補修で見積書に記載してほしい内容:
- 浮きや脆弱部分のはつり範囲
- 鉄筋処理と防錆工程
- 断面修復に使用する材料
- 周囲との段差をなくす下地調整
- 色合わせや模様合わせの方法
- 撥水剤や保護仕上げの製品名と施工範囲
- 補修跡の見え方に関する事前説明
「補修跡が絶対にわからなくなる」と約束する業者には注意した方がよいかもしれません。
既存コンクリートは紫外線、雨、汚れ、経年変化によって色が変わっており、新しい補修材と完全に同じ状態へ戻すことは難しいためです。
どの程度まで目立ちにくくできるのか、試験施工や過去の写真を見ながら、完成イメージを共有しておくと安心です。
コンクリートの欠け・土間・駐車場補修の費用
コンクリートの欠けは場所と原因で補修方法が変わる

階段の角、バルコニーの先端、玄関周り、車止め、基礎などに発生したコンクリートの欠けは、場所によって危険性が異なります。
人がつまずく場所や、手すりの根元、頭上にある場所では、安全面を優先して早めに対応した方がよいでしょう。
数センチ程度の小さな欠けで、鉄筋が露出しておらず、周囲にも浮きがない場合は、部分的な成形補修で対応できることがあります。
原文でご案内していた参考帯では、1箇所あたり15,000円から30,000円程度です。
ただし、角をまっすぐ復元するための型枠、周囲の切り込み、プライマー、材料の積層、養生、模様合わせなどが必要になると、費用は変わります。
鉄筋が露出している場合は、単なる角欠けではなく、鉄筋処理を伴う断面修復として見積もる必要があります。
複数の欠けはまとめて施工すると効率がよいことがある
マンション全体に小さな欠けが点在している場合は、1箇所ずつ別の日に直すより、数量を確認してまとめて施工した方が効率的です。
養生、材料準備、職人の移動、清掃などを共通化できるため、1箇所あたりの費用を抑えられる場合があります。
原文では、職人1名が1日作業する常用単価として、35,000円から50,000円程度をご案内していました。
実際には、専門性、作業時間、交通費、材料費、現場管理費、駐車料金などが別途必要になることがあります。
常用で依頼する場合も、「1日で何箇所まで施工する想定なのか」「材料費と仕上げ復旧は含まれるのか」を確認してください。
土間コンクリート補修の費用構成
土間コンクリートの補修費用は、主に撤去・はつり、廃材処分、路盤調整、鉄筋やメッシュ、型枠、生コンクリート、仕上げ、養生、諸経費で構成されます。
表面が少し荒れているだけなのか、地盤沈下や路盤不足によって大きく割れているのかで、工事内容は変わります。
既存土間が沈んでいる場合に、上から薄く材料を塗るだけでは、再び割れたり、はがれたりする可能性があります。
反対に、下地が健全で表面だけが摩耗している場合は、全面撤去をせず、表面補修で対応できることもあります。
土間コンクリートの見積書で確認したい項目:
- 撤去する範囲と厚さ
- 廃材の運搬・処分費
- 路盤材の追加と転圧
- ワイヤーメッシュや鉄筋の有無
- コンクリートの厚さと仕様
- 水勾配と排水方向
- 伸縮目地やひび割れ誘発目地
- 車両を乗せられるまでの養生期間
表面補修で費用を抑えられる条件

下地が安定しており、表面の摩耗や小さな欠損が中心であれば、樹脂モルタルなどを使った薄塗り補修を検討できることがあります。
原文で示していた参考帯は、1㎡あたり2,500円から6,000円程度です。
一方、既存コンクリートを撤去して打ち直す工事は、1㎡あたり10,000円以上になることがあります。
ただし、小面積では機械や職人の準備費が割高になるため、平米単価だけで総額を計算できない場合があります。
薄塗り補修は、すべての割れを根本的に止める工法ではありません。
地盤の沈下、路盤不足、コンクリート厚の不足、車両荷重、排水不良などが原因の場合は、表面をきれいにしても再発する可能性があります。
安く済ませるために薄塗りを選ぶのではなく、薄塗りで対応できる状態かどうかを先に確認してください。
駐車場の部分打ち替えで全面撤去を避けられる場合がある
駐車場全体が傷んでいるわけではなく、タイヤが通る部分や排水口周辺だけが沈んでいる場合は、傷んだ部分だけを切断・撤去して打ち直す方法があります。
健全な部分を残せれば、全面撤去より工事費を抑えられる可能性があります。
ただし、新旧コンクリートの境目には色の違いや継ぎ目が残りやすく、見た目を完全に一体化させることは難しい場合があります。
また、部分補修の境目へ荷重が集中すると再び割れることがあるため、補強方法、打ち継ぎ位置、目地の位置を検討します。
原文にあった「必ず4割から6割削減できる」という断定はできません。
撤去範囲、重機の搬入、残土処分、コンクリート車の停車場所などによっては、部分補修でも費用が高くなるためです。
マンション基礎のひび割れを補修するときの注意点

基礎のひび割れは表面だけを見て判断しない
マンションの基礎は、建物から伝わる力を地盤へ伝える重要な部分です。
ただし、外から見えている部分が、構造体そのものではなく、表面の仕上げモルタルである場合もあります。
仕上げ材だけが割れているのか、基礎コンクリートまでひび割れが続いているのかによって、対応は大きく変わります。
ひび割れ幅だけでなく、建物の傾き、床の不陸、建具の動き、不同沈下の兆候、周辺地盤、排水状態なども確認します。
斜め方向へ大きく伸びるひび割れ、複数箇所で同じ方向に発生するひび割れ、短期間で広がっているひび割れなどは、より慎重な調査が必要です。
構造に関わる可能性がある場合は、塗装や左官の範囲だけで判断せず、建築士や構造に詳しい専門家への確認を検討します。
補修業者に原因と再発可能性を説明してもらう
基礎のひび割れ補修を依頼するときは、「何を埋めるか」だけでなく、「なぜこの工法を選ぶのか」を説明してもらいましょう。
原因を完全に特定できない場合でも、考えられる原因、現時点で確認できた範囲、追加調査が必要な条件を説明できる業者は信頼しやすいと思います。
反対に、現地を十分に見ず、「この材料を入れれば絶対に直る」「今すぐ工事しないと倒壊する」と不安を煽る業者には注意してください。
建物の安全に関わる可能性があるからこそ、わからないことをわからないまま断定しない姿勢が大切です。
保証は年数だけでなく対象範囲を確認する
補修工事の保証を見るときは、「10年保証」という年数だけで判断しないでください。
どの工事が対象なのか、材料の不具合と施工不良のどちらを保証するのか、地震や建物の動きによる再発は対象になるのかなど、保証条件を確認する必要があります。
アップリメイクでは、工事内容に応じて最長10年の自社施工保証をご用意しています。
ただし、すべての部分補修が一律に10年保証になるわけではなく、対象工事、材料、下地状態、保証範囲によって期間や条件が異なります。
正式な保証内容は、お見積書や契約書、保証書で個別にご確認ください。
コンクリート爆裂補修の見積書で確認したい項目
「一式」があるだけで悪い見積もりとは限らない
見積書に「一式」と書かれているだけで、その業者が必ず悪いとは限りません。
養生、清掃、現場管理など、数量化しにくい項目が一式で記載されることはあります。
問題なのは、工事の中心となる爆裂箇所数、ひび割れ延長、施工範囲、使用材料、工程まで、すべて一式で済まされている場合です。
何を何箇所、どの工法で直すのかがわからなければ、別の業者の見積もりと比較できません。
工事が始まったあとに、「そこは見積もりに入っていない」と追加費用が発生する原因にもなります。
見積書で確認したい主な内容:
- 調査時点で確認できた爆裂箇所数
- ひび割れ補修の予定延長
- はつり、鉄筋処理、防錆、断面修復の工程
- 使用する補修材、シーリング材、樹脂の製品名
- 模様合わせと塗装の施工範囲
- 足場、高所作業車、養生などの仮設方法
- 廃材処分、清掃、住民対応の費用
- 着工後に数量が増えた場合の精算方法
- 保証期間と保証対象
想定数量と実数精算の方法を確認する
外壁の浮きや爆裂は、足場を設置して全面打診を行ったあとに、地上調査では見つからなかった箇所が確認されることがあります。
そのため、マンション修繕では、事前調査で想定数量を設定し、施工時に実際の数量を計測して増減精算する契約方法が使われることがあります。
この方法自体が悪いわけではありませんが、単価と計測方法が不明確だと、完成時に予算が大きく増える可能性があります。
見積書には、想定している数量、単価、増減した場合の計算方法、追加工事を行う前の承認手順を書いてもらうと安心です。
相見積もりは合計金額だけで比べない
アップリメイクでは、塗り替えや改修工事で後悔しないために、3社以上から見積もりを取ることをおすすめしています。
ただし、最も安い会社を選ぶためだけに相見積もりを行うのではありません。
調査範囲、補修数量、工法、材料、仮設、安全対策、保証が同じ条件になっているかを比べてください。
A社は爆裂部だけ、B社は外壁全体の浮きまで含めている場合、合計金額だけを比較しても正しい判断はできません。
見積書の条件が違うときは、それぞれの業者へ質問し、なぜ工事範囲が違うのか説明を受けることが大切です。
火災保険や地震保険で補修できる可能性はある?
経年劣化による爆裂は保険適用を前提にしない
コンクリート爆裂が見つかったとき、「火災保険で直せます」と営業されることがあるかもしれません。
しかし、長年の中性化、雨水の浸入、鉄筋腐食など、時間をかけて進んだ経年劣化は、一般的に火災保険で当然に補償されるものではありません。
台風、飛来物、自動車の衝突など、契約で補償されている突発的な事故が原因の場合は、保険会社の調査によって補償対象と判断される可能性があります。
補償内容、免責金額、事故日、原因、契約時期などによって判断が変わるため、工事業者だけで適用を確定することはできません。
「保険金が必ず下りるから自己負担はありません」と説明し、その場で工事契約を迫る業者には注意してください。
地震による損害は地震保険の基準で判断される
地震のあとにひび割れや欠損が発生した場合でも、補修費用がそのまま全額支払われるとは限りません。
地震保険では、主要構造部の損害状況などに基づいて、保険会社が損害の程度を認定します。
以前からあったひび割れなのか、地震によって新しく発生した損傷なのかも確認されます。
地震後に変化を見つけた場合は、以前の点検写真や修繕履歴が重要な資料になることがあります。
施工業者は写真と見積書の作成を行い、適用判断は保険会社が行う
保険会社へ相談するときは、損傷箇所の写真、建物全体の写真、発生日や発見日、原因として考えられる出来事、修理見積書などを求められることがあります。
施工業者は、工事に必要な写真や見積書などを作成できる場合があります。
ただし、保険金の請求手続きや補償対象の最終判断は、契約者様と保険会社との間で行われます。
アップリメイクへご相談いただく場合も、保険適用をお約束するのではなく、確認できた建物の状態と必要な工事内容をもとにご説明します。
掛川市でコンクリート補修業者を選ぶポイント

塗装だけでなく下地補修と防水まで見られるか
コンクリート爆裂は、表面を塗り直すだけでは解決できないことがあります。
はつり、左官、鉄筋処理、防錆、ひび割れ補修、防水、塗装など、複数の工種が関係します。
相談する業者が、塗料を塗ることだけではなく、爆裂が起きた原因や水の侵入経路まで確認できるかを見てください。
自社ですべての作業を行うかどうかだけでなく、必要な専門職種と連携しながら、誰が全体の品質と工程に責任を持つのかも重要です。
マンション特有の住民対応と安全管理ができるか
マンション工事では、戸建て住宅以上に入居者様への配慮が必要です。
はつり作業では騒音と粉じんが発生し、共用廊下や階段で作業する場合は通行制限が必要になることもあります。
駐車場や駐輪場の移動、洗濯物を干せない日、窓を開けられない時間など、生活への影響を事前に案内しなければなりません。
見積もりの段階で、掲示物、工程表、入居者様への案内、作業時間、安全通路などをどのように対応するか確認してください。
地元で継続して対応できる会社か
コンクリート補修は、工事完了時にきれいであれば終わりではありません。
数年後に別の場所でひび割れや浮きが発生したとき、建物の修繕履歴を把握している会社へ相談できると話が早くなります。
会社の所在地、創業年、建設業許可、資格者、保証書、施工後の点検体制なども確認しましょう。
アップリメイクは、亡き父が1973年に創業し、2005年に法人化した、静岡の屋根・外壁塗装リフォーム専門店です。
2026年4月末時点の会社全体の施工実績は6,000件以上となっています。
ただし、この件数は戸建て、集合住宅、塗装、防水、リフォームなどを含む会社全体の実績であり、掛川市のコンクリート爆裂補修だけの件数ではありません。
掛川市はアップリメイクの対応エリアに含まれていますが、建物の規模、工事内容、現場条件によって対応方法を確認させていただきます。
資格の名称だけでなく誰が現場を確認するか
資格は、知識や技能を確認する一つの判断材料です。
一級建築塗装技能士や建築施工管理技士などの資格者が在籍しているかだけでなく、実際の調査、工法選定、現場管理を誰が担当するのか確認してください。
コンクリートの構造に関わる可能性がある場合は、必要に応じて建築士や構造に詳しい専門家と連携できるかも大切です。
アップリメイクには、一級建築塗装技能士、二級建築施工管理技士などの資格者が在籍しています。
塗装、防水、下地補修の範囲を超える構造的な判断が必要な場合は、確認できる範囲と専門家へつなぐべき範囲を分けてご説明します。
補修業者を選ぶときのチェックポイント:
- 爆裂の表面だけでなく周囲の浮きや漏水原因も調べるか
- 見積書に数量、工法、材料、仮設方法が書かれているか
- 施工前後の写真を提出してもらえるか
- マンションの入居者対応と安全管理ができるか
- 追加数量が出た場合の手順が決まっているか
- 保証の対象と対象外を書面で確認できるか
- 不明な点を無理に断定せず説明してくれるか
アップリメイクへご相談いただいた場合の流れ
1.写真や建物情報をお聞きします
お問い合わせ時には、建物の所在地、階数、構造、築年数、爆裂やひび割れがある場所、管理組合や管理会社の有無などをお聞きします。
安全に撮影できる場合は、劣化部分と周囲の状況がわかる写真をお送りいただくと、緊急性を判断する参考になります。
2.現地で劣化範囲と周辺状況を確認します
現地では、見えている爆裂部分だけでなく、周囲のひび割れ、浮き、サビ汁、水掛かり、防水層などを確認します。
高所や調査範囲によっては、足場などを設けなければ全面的な確認ができない場合があります。
その場合は、事前調査で確認できた範囲と、着工後に追加確認が必要な範囲を分けてご説明します。
3.緊急対応と本補修を分けてご提案します
落下のおそれがある場合は、先に立入制限、養生、危険部分の除去など、応急的な安全対策をご提案することがあります。
本補修については、管理組合様やオーナー様が内容を検討できるよう、工法、数量、費用、工期を記載した見積書をご提出します。
4.複数の修繕方法を比較できるようにします
状態によっては、緊急部分だけを直す案、同じ症状がある範囲をまとめて直す案、外壁塗装や防水工事と同時に行う案など、複数の選択肢を提示できます。
最も高耐久な案が、すべてのお客様にとって最良とは限りません。
今後何年保有する予定なのか、修繕積立金や予算をどう考えているのか、次回の大規模修繕はいつなのかによって、優先順位が変わるためです。
5.施工中と施工後の状態を写真でご報告します
断面修復は、鉄筋処理や防錆など、完成後には見えなくなる工程が多い工事です。
そのため、はつり後、鉄筋処理後、補修材施工中、完成後など、重要な工程を写真で残すことが大切です。
工事内容に応じて、施工写真や完了報告の方法をご案内します。
マンションのコンクリート爆裂補修に関するよくある質問
Q1.共用廊下で爆裂を見つけましたが、住民個人でも相談できますか?
A.ご相談は可能です。
ただし、共用廊下や階段、外壁、バルコニーの外側などは共用部分であることが多く、個人の判断で工事を発注できない場合があります。
まずは管理会社や管理組合へ報告し、必要に応じて現地調査の進め方をご相談ください。
落下のおそれがある場合は、工事の合意形成より先に、安全な通路の確保や立入制限が必要になることもあります。
Q2.0.3mm未満のひび割れなら放置しても大丈夫ですか?
A.幅が細いという理由だけで、放置してよいとは言い切れません。
表面だけの細いひび割れで、雨水の侵入や進行性がない場合は、経過観察できることがあります。
一方で、雨が当たる場所、長く連続しているひび割れ、サビ汁が出ている場所、以前より広がっている場所は、細くても点検した方が安心です。
幅、位置、深さ、原因、水掛かりを合わせて判断してください。
Q3.補修見積もりにドローン調査は必要ですか?
A.地上から見えない高所の異常箇所を探すうえで、ドローンが役立つ場合はあります。
ただし、すべてのマンションで必要というわけではありません。
ドローン画像だけでは、打診による浮きの確認、ひび割れの深さ、鉄筋腐食の状態まで判断できないため、必要に応じて接近調査を追加します。
現場周辺の安全、飛行条件、建物形状などを確認して調査方法を選びます。
Q4.補修後に同じ場所が再び爆裂することはありますか?
A.適切なはつり、鉄筋処理、防錆、断面修復を行うことで、再発リスクを抑えることはできます。
ただし、建物の動き、水の侵入、周囲の中性化、塩分など、原因が残っている場合は、同じ場所や周辺で再び不具合が起きる可能性があります。
「絶対に再発しない」とは言い切れないため、原因への対策と定期点検を組み合わせることが大切です。
保証の有無だけでなく、保証対象と対象外の条件も確認してください。
Q5.見積もりに「一式」が多い業者には注意すべきですか?
A.工事の主要部分まで一式だけで書かれている場合は、詳しい説明を求めた方がよいでしょう。
養生や清掃などを一式で記載することはありますが、爆裂箇所数、ひび割れ延長、補修工法、材料、足場まで不明確では比較ができません。
着工後に数量が増えた場合の単価や承認手順も確認しておくと、追加費用のトラブルを防ぎやすくなります。
Q6.住民が生活したまま補修工事はできますか?
A.部分的な爆裂補修や外壁改修は、入居者様が生活したまま行えることが一般的です。
ただし、はつり作業の騒音、粉じん、通行制限、駐車場の移動、バルコニーの使用制限などが発生することがあります。
工事前に工程表と注意事項を配布し、生活への影響が大きい作業日を事前に知らせることが重要です。
Q7.爆裂部分だけ直すのと外壁塗装を一緒に行うのはどちらがよいですか?
A.外壁塗膜や防水層の状態、足場の必要性、補修箇所数、次回修繕時期によって変わります。
爆裂が少なく、外壁塗膜がまだ健全であれば、緊急部分だけを補修する選択肢があります。
一方で、外壁全体にひび割れや浮きが広がり、塗膜や防水も劣化している場合は、足場を共用してまとめて改修した方がよいことがあります。
足場代を節約するためだけに不要な全面工事を急がず、建物の状態と中長期の修繕計画から判断してください。
Q8.現地調査や見積もりだけでも相談できますか?
A.はい、まずは現在の状態と必要な工事を知るためのご相談でも構いません。
ただし、建物の規模、調査範囲、高所作業の有無、専門調査の内容によっては、通常の無料診断では対応できない調査が必要になる場合があります。
お問い合わせ時に建物の状況をお聞きし、無料で確認できる範囲と、別途調査費が必要になる範囲があれば事前にご案内します。
掛川市でマンションのコンクリート爆裂補修を検討している方へ
マンションのコンクリート爆裂は、単なる汚れや塗装の剥がれとは異なり、内部の鉄筋腐食やコンクリートの浮きが関係していることがあります。
特に、人が通る場所の上に浮きや欠損がある場合は、落下事故を防ぐための安全確保を優先してください。
一方で、ひび割れや欠けを見つけたからといって、すべてが建物全体の耐震性低下や倒壊へ直結するわけではありません。
不安を必要以上に大きくせず、発生位置、範囲、進行性、水の侵入、鉄筋腐食の有無を一つずつ確認することが大切です。
この記事の大切なポイント:
- 落下のおそれがある場合は安全確保を優先する:真下を立入禁止にし、管理会社や管理組合へ速やかに報告しましょう。
- ひび割れ幅だけで判断しない:位置、深さ、方向、進行性、漏水、サビ汁まで確認することが重要です。
- 爆裂は断面修復を基本に考える:浮いた部分のはつり、鉄筋処理、防錆、補修材による復旧を適切に行います。
- 水の侵入原因も確認する:外壁、目地、屋上、バルコニー、笠木などを合わせて点検しましょう。
- 見積書は数量と工程を確認する:一式の合計金額だけでなく、箇所数、工法、材料、仮設、追加時の単価を比べます。
- 保険適用を前提に契約しない:補償対象かどうかは、事故原因と契約内容をもとに保険会社が判断します。
- 部分補修後も点検を続ける:周囲の既存コンクリートで劣化が進んでいる可能性も考え、修繕履歴を残しましょう。
私たちアップリメイクは、「日本で一番幸せをつくっている会社でありたい」という理念のもと、地元静岡の建物と、そこで暮らす方々の安心を守る仕事に取り組んでいます。
職人直営の塗装・外装リフォーム専門店として、見た目をきれいにするだけではなく、下地処理、防水、補修工程を大切にしています。
ご相談をいただいたからといって、最初から全面改修を勧めるわけではありません。
緊急対応が必要な場所、経過観察できる場所、次回の大規模修繕と合わせた方がよい場所を分け、お客様の予算と建物の将来計画に合った方法をご提案します。
「爆裂なのかわからない」「管理組合へどのように説明すればよいかわからない」「他社の見積もりが妥当か見てほしい」という段階でも、お気軽にご相談ください。
まずは現状を正しく知ることが、不要な工事を避け、必要な補修を先延ばしにしないための第一歩です。
次に確認していただきたいページ:
- 実際の工事内容や仕上がりを確認したい方は「株式会社アップリメイクの施工事例」をご覧ください
- 工事後のお客様の感想を確認したい方は「株式会社アップリメイクのお客様の声」をご覧ください
- 建物の状態を相談したい方は「無料診断・お見積もりのご相談」をご利用ください
アップリメイクのアパート・マンション塗装、防水、外装改修について、
より詳しくは総合案内ページをご覧ください。