外壁塗装に補助金・助成金は使える?静岡県・市町別に確認すべきポイント

2026年度版 外壁塗装の補助金・助成金 絶対に知るべき真実と防衛策

こんにちは、株式会社アップリメイク代表取締役の齋藤直樹です。

外壁塗装や外壁リフォームを検討する際、「少しでも費用を抑えたい」「自分たちの家は外壁塗装の補助金や助成金の対象になるのだろうか」とお悩みではありませんか?

お住まいのメンテナンスは数百万円規模の大きな投資となるため、活用できる公的な支援制度がないか気になるのは当然のことです。

実は、2026年現在の住宅市場において、国や自治体は「カーボンニュートラル」の実現に向けて、かつてない規模の予算を省エネ関連に投じています。

しかし、その制度の仕組みは複雑化しており、正しい知識を持たないまま進めてしまうと、本来もらえるはずの補助金が受け取れなかったり、悪質な業者の甘い罠にはまってしまったりするケースが後を絶ちません。

この記事では、静岡県・各市町で利用できる制度の実態や、申請前に絶対に確認すべきポイントについて、長年地元で塗装に携わってきた専門家の視点から余すところなく解説します。

正しい知識を身につけ、大切なお住まいの資産価値を賢く守り抜きましょう。

記事のポイント

  • 2026年度の外壁補助金・助成金の最新事情と、国・地方自治体の制度の根本的な違い
  • 外壁塗装単体では国の補助金が下りない理由と、審査を通過する「複合改修」のコツ
  • 静岡の市町村で外壁助成金を受け取るための必須条件と、予算上限に関する注意点
  • 悪徳業者の「助成金で実質無料になる」という手口を見抜くポイントと正しい対策

外壁塗装に補助金・助成金は使える?

「外壁塗装で補助金や助成金が使えるのか?」

これは、日々の無料診断の現場でお客様から最も多く寄せられるご質問の一つです。

結論から申し上げますと、「使える制度は存在しますが、単に好きな色で塗り替えるだけの工事では、支援を受けることは非常に厳しい」というのが現状です。

ここでは、最新の補助金事情と国・自治体の制度の違いを深く掘り下げて整理していきましょう。

外壁補助金2026年度の最新事情

2026年現在の日本の住宅市場は、まさに歴史的な転換点に立たされています。

世界的なインフレーションに伴う建築資材の異常な価格高騰、地政学的リスクを背景とした恒常的なエネルギーコストの上昇、そして何より国策として掲げられる「2050年のカーボンニュートラル実現」という巨大な圧力が、これからの住まいづくりとリフォームに根本的なパラダイムシフトを要求しているのです。

このようなマクロ経済的背景の中、住宅のメンテナンスを検討される皆様は、単に外観を綺麗にするだけでなく、数十年先までを見据えた強靭な「ライフサイクルコスト(LCC)」の設計を迫られています。

この国家的課題に対応するため、国土交通省、環境省、経済産業省の3省は異例の強力な連携を果たし、住宅の省エネ性能向上に向けた過去最大規模の予算を投じる「住宅省エネ2026キャンペーン」を展開しています。

この巨大な外壁補助金2026年度の制度設計において、皆様に最も知っておいていただきたい残酷な事実があります。

それは、かつてのように「古くなった設備を新しくする」「汚れた外壁を綺麗に塗り直す」といった、原状回復や美観向上のみを目的とした単なる修繕工事に対しては、国からの支援が事実上完全に打ち切られているという点です。

現代における補助金制度は、住宅という資産の「熱効率」を抜本的に改善し、国家全体のエネルギー消費量を削減するための戦略的投資として位置付けられています。

つまり、国が求めているのは「お化粧直し」ではなく、お住まいの「体質改善」なのです。

この大前提を理解していないと、いざ見積もりを取った際に「思っていた補助金が使えない」という事態に陥ってしまいます。

次項では、その具体的な違いを明らかにします。

国と静岡県・市町村の制度の違い

徹底した省エネ化を目的とする国の制度と、地域経済の活性化を目的とする市区町村の制度の比較

補助金や助成金を利用する上で、まず明確に理解すべきは、その財源が「国」なのか、それとも私たちが暮らす「地方自治体(各市区町村)」なのかという点です。

両者は管轄が違うだけでなく、制度の目的や要求されるハードルが全く異なります。

国の制度は、前述の通り「カーボンニュートラルの達成」という明確な国家目標があるため、数百億から数千億円単位という圧倒的な予算規模を誇ります。

しかしその分、審査のハードルは極めて高く設定されています。

例えば、外壁に規定の厚みの断熱材を充填したり、家中の窓を最高等級の断熱窓に交換したりといった、厳しい省エネ基準をクリアしなければ、国の外壁リフォーム補助金からの支援は1円も下りません。

要件を満たせば100万円単位の高額補助も狙えますが、工事全体の規模も大きくなる傾向があります。

一方で、私たちが拠点とする静岡市をはじめ、浜松市、藤枝市、焼津市など各地方自治体が独自に財源を確保して展開している外壁塗装の助成金の制度には、国とは異なる2つの大きな行政目的があります。

第一に「地域経済の循環と活性化」であり、第二に「ヒートアイランド現象の緩和」です。

そのため、国の基準ほど大掛かりな断熱改修(壁を壊して断熱材を入れる等)は求められませんが、「その市町村内に本社を置く地元の施工業者を使うこと」や、「日射反射率の高い特定の遮熱塗料を使用すること」が絶対条件として指定されるケースが大半です。

項目 国の制度(住宅省エネキャンペーン等) 地方自治体の制度(市区町村)
主な目的 徹底した省エネ化・脱炭素社会の実現 地域経済の活性化・ヒートアイランド対策
予算規模と補助額 圧倒的に大きい(数十万〜100万円超も可能) 比較的小さい(工事費の10〜20%、上限10〜20万程度)
業者指定の有無 国に事前登録された「補助事業者」であること 原則として「その市区町村内に本店がある地元業者」
外壁工事の要件 規定厚みの本格的な断熱材の施工が必須 指定された遮熱塗料・断熱塗料での塗装で対象になる事も

【補足】助成金と補助金の違いについて

日常的には混同されがちですが、住宅リフォームの分野では、「助成金」は要件を満たせば比較的受給しやすい(自治体発信が多い)のに対し、「補助金」は予算上限や高い審査基準が設けられ、採択されない可能性もある(国発信が多い)傾向にあります。

ただし、一般的には同じ意味合いで検索・相談されることがほとんどです。

国の外壁リフォーム補助金制度

国の巨大な予算枠である「みらいエコ住宅2026事業」などを活用し、外壁リフォーム補助金を獲得するためには、制度の内部構造を正確に把握しなければなりません。

なぜ普通の塗装ではダメなのか、その熱力学的な理由と、壁を突破する解決策を紐解きます。

外壁塗装単体では対象外の理由

外壁のリフォームを検討するお客様が最も陥りやすい罠であり、同時に悪徳業者が意図的に隠蔽する事実があります。

それは、「単なる外壁塗装工事に対しては、どれほど最先端で高価な遮熱塗料や断熱塗料を使っても、国の補助金は1円も支払われない」という厳酷な制度的現実です。

市場には「塗るだけで冬は暖かく、夏は涼しい」と謳う高性能な塗料が多数流通しています。

私たちアップリメイクでも「ガイナ(GAINA)」などの素晴らしい断熱塗料を取り扱っており、その省エネ効果や快適性の向上は確かな実証データに基づいています。

しかし、国の補助金制度(みらいエコ住宅事業など)が「躯体の断熱改修」として公式に認めるハードルは、これら塗料の物理的限界を遥かに超えたところに設定されているのです。

国の基準を満たすためには、熱伝導率0.052W/(m・K)以下のJIS規格に適合した本格的な断熱材(グラスウール、ロックウールなど)を、指定された「体積および厚み以上」で壁の内部や外側に施工しなければなりません。

一般的なローラーや吹き付けによる外壁塗装で形成される塗膜の厚みは、わずか「0.5ミリから1ミリ程度」に過ぎません。

対照的に、国の要求する断熱材の厚みは「50ミリから100ミリ」という圧倒的なボリュームです。

国家予算を投じる以上、気休め程度の反射効果ではなく、冬場の暖房熱を外に逃がさず、夏場の外熱を室内に侵入させない「根本的な熱貫流の遮断」を物理的に証明できなければならないのです。

この圧倒的な厚みの差を塗料だけで埋めることは不可能であるため、外壁塗装の補助金の枠組みにおいて、塗装工事単体での申請は「要件不適合」として完全に弾かれるように設計されています。

外壁塗装の塗膜の厚み約1ミリと、国の補助金対象となる断熱基準50ミリ以上の比較図

窓断熱や給湯器交換と同時施工が鍵

「それなら、塗装だけを考えていた我が家は、国の補助金は諦めるしかないのか?」とお思いかもしれません。

しかし、外壁塗装単体では厚い壁に阻まれても、国の支援メリットを間接的に最大限享受するための極めて戦略的なアプローチが存在します。

それは、外壁工事とセットで「先進的窓リノベ2026事業」や「給湯省エネ2026事業」を活用し、窓の断熱改修(内窓設置など)や高効率給湯器の交換を同時施工する複合改修です。

人間が室内で感じる「寒さ」や「暑さ」は、エアコンの温度だけでなく、壁や窓の表面温度が人体から熱を奪う「輻射冷却(冷輻射)」に大きく影響されます。

実は住宅における熱の流出入の過半数(冬季で約6割、夏季で約7割)は、壁ではなく「窓」などの開口部から発生しています。

したがって、外壁に断熱塗料を塗って壁の表面温度を改善しても、古い単板ガラスの窓から熱が逃げ続ける限り、省エネ効果は半減してしまいます。

外壁を綺麗にするタイミングでリビングの窓に内窓(二重サッシ)を設置することで、家全体が魔法瓶のように機能し、初めて劇的な相乗効果が発揮されるのです。

さらに、この複合改修には「経済的な相乗効果」という最大のメリットがあります。

外壁工事や、2階の窓の交換には必ず「足場」が必要となり、これだけで15万円〜30万円程度の費用が消えていきます。

将来、窓や給湯器のリフォームを別々のタイミングで行えば、その都度足場代や諸経費が二重に発生します。

補助金を活用した改修を行う上で、足場が存在するその数週間にすべての高断熱化工事を集中させることで、本来複数回支払うべき足場費用を完全に1回分に統合できます。

外壁塗装と窓の断熱(二重サッシ)を組み合わせることで国の高額補助の対象となるメリット

結果として、国から数十万円の補助金を受け取りつつ、生涯の住宅維持費を劇的に安く抑える最強の戦略となるのです。

※足場代を節約できる外壁と屋根の同時施工のメリットや具体的な費用相場について詳しく知りたい方は、こちらの外壁と屋根の同時塗装の相場は?坪数ごとの費用を解説も合わせてご覧ください。

◆斎藤のワンポイントアドバイス

足場が存在する数週間のタイミングは、お住まいにとって「10年に一度の絶好のメンテナンスチャンス」です。

私たちはお客様に、目先の塗装費用だけでなく、10年後、20年後のライフサイクルコストを計算した上で、補助金を活用した複合改修をご提案しています。

本当にお客様の将来の財産を守るご提案ができるのが、職人直営の本物のプロフェッショナルだと私は信じています。

静岡の市町村別外壁塗装助成金

国が求める本格的な断熱改修や内窓の設置までは予算的に踏み切れないけれど、どうしても外壁の塗り替えだけを行いたい。

そんな住宅所有者の方にとって、唯一にして最大の「本命」となるのが、全国の各市区町村が独自に展開している外壁助成金の制度です。

外壁助成金を受け取るための必須条件

地元の施工業者との契約、役所が指定する遮熱塗料・断熱塗料の使用、予算がなくなる前に早く動くことの3つの条件

各自治体が自らの財源を割いて助成金を支給する背景には、「地域経済の循環」という極めて重要な行政目的があります。

そのため、ほぼすべての自治体において「その市区町村内に本店または営業所を登記している、地元の施工業者と契約すること」が絶対条件として義務付けられています。

これは、皆様の税金を地元企業に還元し、地域を活性化させるためです。

したがって、他県からチラシを撒いて越境してくる訪問販売業者や、下請けに丸投げするような大手ハウスメーカーに依頼した場合、助成金の対象外となってしまうケースが大半ですので十分な注意が必要です。

また、都市部を中心に深刻化しているヒートアイランド現象の緩和を目的としているため、単に安いウレタン塗料やシリコン塗料で好きな色に塗り直すだけの工事では、役所の審査を通過することはできません。

「日射反射率○%以上の遮熱塗料、あるいは断熱塗料を使用すること」が厳しく限定されています。

自治体にもよりますが、これらの条件を満たせば、工事費用の10%〜20%を補助率とし、支給上限額を10万円〜20万円程度の範囲で設定しているケースが標準的です。

私たちアップリメイクは静岡市駿河区に本店、葵区に店舗を構える完全な地元密着企業であり、遮熱・断熱塗料の施工実績も県内トップクラスですので、こうした地元自治体の助成金要件に確実に対応することが可能です。

予算上限と早い者勝ちのリスク

地方自治体の助成金制度を利用する上で、最大の障壁となるのが、国の制度とは比較にならないほどの「圧倒的な予算規模の小ささ」です。

国庫から数千億円単位の予算が組まれる国の事業とは異なり、一地方自治体のリフォーム助成金予算は、数千万円から多くても数億円程度に限られています。

通常、新年度の予算が執行される4月に一斉に受付が開始されますが、昨今の物価高騰と相まって補助金需要は年々高まっています。

その結果、人気のある自治体では受付開始からわずか数週間、早ければ数日で予算上限に達し、期間内であっても即座に打ち切られる(早期終了する)事態が全国で頻発しています。

のんびりと春になってから業者を探し始めたのでは、申請枠に間に合わない可能性が極めて高いのです。

したがって、自治体から外壁工事の補助金を確実に獲得するための攻略法は、「前年度の冬(1月〜2月)の段階から地元の優良業者と塗装プランや見積もりの策定を済ませておき、4月の受付開始と同時に一番乗りで申請書を役所に提出できる状態を構築しておくこと」に尽きます。

色選びのカラーシミュレーションや、現地調査などを冬の間に済ませておくスピード感が求められます。

万が一、助成金の枠に間に合わなかった場合でも、慌てずに最適な手段を選択することが重要です。

※助成金に間に合わなかった場合の対策や、資金が少ない状態でのリフォーム計画について知りたい方は、こちらの外壁塗装でお金がない時に費用を抑える解決策も合わせてご覧ください。

外壁工事補助金を確実に行使する条件

高性能なリフォームプランを策定し、資金の目処が立ったとしても、申請の手続きやタイミングを一つでも誤れば、もらえるはずの補助金は水泡に帰します。

国や自治体の公金を原資とする以上、その審査プロセスには例外を許さない厳格なルールが存在するのです。

契約や着工前の事前申請が絶対鉄則

見積もり後に事前申請と役所の許可を得てから足場を組んで着工するという、絶対に守るべき順番

自治体の助成金制度であれ、国の補助金制度であれ、いかなる理由があろうとも「工事の着工前(役所の交付決定が下りる前)に申請手続きを完了させること」が絶対的な鉄則です。

これを破った場合、救済措置は一切ありません。

もし業者が、「急がないと雨漏りして家が傷むから、先に足場だけでも組んでおきましょう」「申請書類は私が上手くやっておくので、工事を進めながら後で出せば大丈夫ですよ」などと持ちかけてきた場合、絶対に従ってはいけません。

それに従い、資材を搬入したり足場を組んだりした瞬間に、助成金の受給権は完全に消滅します。

役所は「補助金がなくても自費で工事を始める意思があった」とみなし、すでに着工してしまった工事や事後報告での申請を、審査の対象外として容赦なく却下するからです。

必ず、自治体や事務局から「補助金交付決定通知書」という公的な書類が手元に届いたことを確認してから、現場への資材搬入や足場の架設を許可してください。

誠実なプロであれば、このタイムラインを厳守した上で、万が一の雨漏り等の緊急時には、補助金要件に抵触しない範囲での応急処置を提案するはずです。

補助事業者として登録された業者を選ぶ

国の「住宅省エネ2026キャンペーン」(みらいエコ住宅事業など)を利用する場合の最大の関門は、施主様(消費者)ご自身が直接、事務局へ申請することはできないという点にあります。

これらの国の制度は、あらかじめ国に対して自社の経営体制やコンプライアンス体制を申告し、厳格な審査を通過して登録された「登録事業者(補助事業者)」が、お客様に代わってすべての申請手続きを代行する仕組みを採用しています。

したがって、見積もりを依頼する最初の段階で、その業者が「住宅省エネキャンペーンの登録事業者であるか否か」を確認することが決定的に重要です。

未登録の業者と契約してしまった場合、どんなに要件を満たす素晴らしい省エネ工事を行っても、国からの外壁工事の助成金は1円も振り込まれません。

さらに、補助金の審査において図面以上に強力な証拠となるのが「現場の記録写真」です。

「施工前の状態」「解体・下地処理の様子」「断熱材が規定通りの厚みで充填されている様子を示す施工中の写真」「工事完了後の写真」という一連の連続性が求められます。

壁を閉じてしまってから「断熱材を入れました」と主張しても、事務局は絶対に承認しません。

後から撮り直しが一切不可能なため、申請代行の実績が豊富で、こうした指定画角での写真管理を徹底できる優良業者を選ぶことが大前提となります。

悪質業者の外壁塗装補助金詐欺に注意

「国や市から金銭的な支援が出る」「お金が戻ってくる」という言葉は、消費者の警戒心を一瞬にして解く強力な麻薬となります。

昨今、外壁補助金2026などのキーワードを巧妙に悪用し、専門知識を持たない方を標的とした悪徳商法や詐欺被害が後を絶ちません。

彼らの手口を解剖し、大切なお家を守るための防衛策を身につけましょう。

助成金で実質無料と煽る点検商法

最も被害相談件数が多く、私たちが日々の業務でも頻繁に耳にするのが「点検商法」と呼ばれる手口です。

彼らは「近所で屋根の工事をしている者ですが、お宅の屋根の板が浮いているのが見えたので、親方から伝えてこいと言われて来ました」「今なら無料で外壁の点検をしますよ」と、極めて親切なトーンで敷地内に侵入してきます。

一度屋根に上がらせたり、外壁を触らせたりすると、「このまま放置すると雨水が侵入して柱が腐り、倒壊の危険がありますよ」と事実を何倍にも誇張し、家主の恐怖心と不安を極限まで煽ります。

その上で、「今月中に契約してくれれば、市の外壁塗装の助成金を使って実質無料で直せます」「今日この場でサインしてくれれば、足場代を私たちが全額負担します」と、冷静に考える時間を与えずに強引に即決を迫るのが常套手段です。

助成金を使って実質無料で直せると即決を迫る悪徳業者の手口と、「国の登録事業者ですか?」と尋ねる撃退の合言葉

前章でご説明した通り、助成金の申請には見積もり作成から役所への事前申請、そして交付決定を待つという「時間」が絶対に必要なのです。

「今日サインしてくれれば明日から着工します」という彼らのセールストークは、助成金の制度自体と完全に矛盾しています。

このような業者は、「助成金でいくら得になるか」といった金銭的なメリットばかりを強調し、肝心の「どのメーカーの何という塗料を使うのか」「乾燥時間は何時間取るのか」といった技術的な説明を意図的に省略します。

悪質なケースでは、そもそも補助金の要件を満たさない粗悪な塗料で施工し、後になって「審査に落ちたので全額払ってください」と高額請求を突きつけてくる事例も存在します。

万が一、不審な業者と契約してしまった、あるいはしつこい営業に困っている場合は、直ちに消費生活センター等の相談窓口へ連絡し、8日以内のクーリング・オフ制度を行使してください。

※訪問販売の手口のさらなる詳細や、不審な業者とトラブルになった際の具体的な相談先について知りたい方は、こちらの外壁塗装の悪徳業者を見抜いてトラブル回避も合わせてご覧ください。

優良業者を見極める「3つのキラークエスチョン」

訪問販売や電話営業で補助金を謳う提案を受けた際、その場で以下の3つの質問を投げかけることが極めて有効です。

1. 「いま提案されている補助金は、国の制度ですか? それとも市区町村独自の制度ですか?」

2. 「今回の工事の、具体的に『何』が補助の対象になるのですか?(塗料単体で国の補助金が出ると言ったらアウトです)」

3. 「その制度の公式な公募要領と、貴社が『事業者登録』を完了していることを証明する書類を見せてください」

これらの質問に即答できず、言葉を濁したり、後回しにしようとする業者は、その時点で商談を打ち切るべきです。

外壁塗装の補助金・助成金に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 国の補助金と、市区町村の助成金は同時に併用できますか?

A. 基本的に「同一の工事箇所に対する二重取り」は法律で厳しく禁じられています。

例えば、全く同じ窓の断熱工事に対して、国の補助金と市の助成金を両方申請して二重に受け取ることはできません。

ただし、外壁の塗装工事には市の助成金を使い、内窓の設置工事には国の事業(先進的窓リノベ事業など)を使うといったように、対象となる「工事箇所」や「目的」が明確に分かれている場合は、同一の住宅であっても併用可能なケースが存在します。

制度の組み合わせは非常に複雑なため、見積もり作成の段階で、必ず私どものような専門の施工業者にご相談ください。

Q2. どんな塗料を使っても、市町村の助成金の対象になりますか?

A. いいえ、対象になりません。

ほとんどの市町村では、ヒートアイランド対策や都市の省エネ推進を目的として助成金を交付しているため、「日射反射率○%以上」などの厳しい基準を満たした特定の「遮熱塗料」や「断熱塗料」(例えば日進産業のガイナなど)を使用することが必須条件として定められています。

一般的なウレタン塗料やシリコン塗料では審査に通りませんので、塗料選びの段階から業者の確かな知識と提案力が必要です。

お住まいの地域の詳細な指定塗料については、私たちにお調べさせてください。

Q3. すでに別の業者で工事が始まってしまったのですが、今からでも申請できますか?

A. 残念ながら、着工してしまった後ではいかなる理由があっても申請することはできません。

補助金・助成金制度は、工事の必要性や妥当性を事前に審査するため、「工事着工前(交付決定通知書が届く前)」の事前申請が絶対的な鉄則となっています。

事後報告は一切認められませんので、契約書にサインをして足場を組んでしまう前に、必ず申請手続きを完了させる必要があります。

Q4. 補助金の申請手続きは、自分で役所に行ってやらなければいけませんか?

A. 市区町村の助成金の場合は、施主様ご自身で必要書類を揃えて市役所等へ申請できるケースもありますが、国の「住宅省エネ2026キャンペーン」などの大規模な事業の場合は、施主様が直接事務局へ申請することはできません。

不正受給を防ぐため、必ず国に事前登録された「補助事業者(登録事業者)」がすべて代行する仕組みになっています。

そのため、業者選びの段階でその業者が「登録事業者かどうか」を確認することが最も重要です。

アップリメイクは登録事業者ですので、煩雑な手続きはすべてお任せいただけます。

補助金活用はプロの診断から始めよう

ここまで、2026年度の外壁塗装およびリフォーム市場を取り巻く補助金・助成金の環境について、国と自治体の違いや、悪徳業者の手口まで詳しく解説してきました。

これまでにない規模の予算が投じられている一方で、その受給ハードルはかつてなく高度化・専門化していることがお分かりいただけたかと思います。

【この記事の重要なポイント】

外壁塗装単体では国の補助金は下りないため、窓や給湯器との「複合改修」が必須

市町村の助成金は地元業者での施工が条件。予算上限による早期終了に注意

補助金や助成金は、必ず「工事着工前(交付決定前)」の事前申請が絶対の鉄則

「助成金で実質無料」と煽る訪問販売には警戒し、国の「登録事業者」か確認する

補助金や助成金は、決して魔法の杖ではありません。

表面的な「お得感」や「実質無料」という甘い言葉に流されてしまうと、結果的に要件を満たさない粗悪な工事を掴まされ、高額なメンテナンス費用や冷暖房費という「負の遺産」を背負い込むことになります。

制度を正しく行使するためには、お住まいの現状を正確に把握し、熱力学的な断熱のメカニズムを理解した上で、複雑な制度のタイムラインを逆算し、適切な写真管理まで完遂できる「本物のプロフェッショナル」の存在が不可欠です。

私たちアップリメイクでは、1級建築塗装技能士の資格を持つ職人上がりの専門家が、30倍スコープや赤外線サーモグラフィーカメラを用いて、お住まいの見えない内部の劣化まで徹底的に調査する「無料の健康診断」を実施しています。

私たちは単に塗料のお見積もりを出すだけではありません。

ファイナンシャルプランナーとしての視点も持ち合わせ、「将来のライフサイクルコストを最小化するためには、今どの補助金を組み合わせて、どこまで改修すべきか」を、お客様のご家族構成やライフプランに寄り添って総合的にご提案いたします。

目先の利益ではなく、10年先、20年先も「アップリメイクに頼んで本当に良かった」と言っていただける、誠実な施工をお約束します。

もちろん、「まずは我が家の現状を知りたいだけ」「他社の見積もりが妥当か確かめたい」というご相談でも大歓迎です。

ご希望がない限り、しつこい営業や訪問は一切行いませんので、どうぞ安心してお声がけください。

地元静岡で生まれ育った専門店として、皆様の笑顔と安心な暮らしを守るために全力を尽くさせていただきます。

補助金を活用した賢いリフォームへの第一歩として、ぜひプロの目による無料診断をご活用ください。

※この記事で解説している補助金・助成金の額や各種要件は、2026年現在の一般的な目安であり、お住まいの地域や国の予算の消化状況によって随時変動・早期終了する可能性があります。

正確な最新情報は各自治体の公式サイトをご確認いただくか、最終的なご判断は弊社のような専門の登録事業者へ直接お問い合わせの上、慎重にご検討ください。

記事をここまでお読みいただいた方へ

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  • この記事を書いた人

齋藤直樹

(株)アップリメイク代表取締役で元職人、塗装という仕事が大好きです。人生の大きな挫折と数多くの出会いを経て今は大好きな地元・静岡で、お客様の笑顔のために仕事ができることに何よりの誇りを感じています。

▼保有資格▼
1級建築塗装技能士・2級建築施工管理技士・有機溶剤作業主任者・高所作業主任者・2級カラーコーディネーター・光触媒施工技能士・乙4類危険物取扱者・ゴンドラ特別教育・職長・安全衛生責任者・第2種酸素欠乏危険作業主任者・宅地建物取引主任者・2級ファイナンシャルプランニング技能士・AFP