専門家が教えるアパート塗装の入居者への告知とトラブル回避のコツ

こんにちは、株式会社アップリメイク代表取締役の斎藤直樹です。私は静岡で長年、戸建て住宅からアパート・マンションまで、数多くの建物の塗装に携わってきました。

賃貸アパートのオーナー様が外壁塗装を計画される際、その外装塗装期間中における入居者様への対応は、技術的な問題と同じくらい重要な課題です。

特にアパートの外壁塗装の臭いや工事の騒音は、入居者の方々にとって大きなストレスとなり、時には塗装工事のクレームや深刻な苦情に発展しかねません。

また、一定期間、洗濯できない状況や、ベランダの物干し竿の扱いに困ることも少なくありません。「塗装は何日くらい続くのか?」「もし部屋が臭いと感じたらホテル代は請求できるのか?」といった不安の声や、そもそも塗装の相場はどの程度なのか、というオーナー様自身の疑問もあるでしょう。

この記事では、こうしたアパートの塗装における入居者への告知のポイントと、トラブルを未然に防ぐための具体的な方法について、私のこれまでの経験と専門知識を基に、詳しく解説していきます。

この記事でわかること

  • クレームに繋がりやすいポイントと入居者が感じるストレス
  • 告知文に記載すべき具体的な内容と最適なタイミング
  • 工事期間中の注意点と入居者様への細やかな配慮
  • オーナー様が知っておくべき費用の目安と工事の流れ

アパート塗装でトラブル回避!入居者への告知のポイント

アパートの外壁塗装工事中に、騒音、塗料の臭い、洗濯物が干せないといった入居者のストレスや困りごとについて、オーナーが作業員から説明を受けている様子

  • 塗装工事のクレームとよくある苦情
  • 入居者が感じる大きなストレス
  • アパート外壁塗装の臭いと対策
  • 部屋が臭い場合ホテル代は出る?
  • 洗濯できない期間の対処法
  • 物干し竿やベランダの荷物の移動

塗装工事のクレームとよくある苦情

アパートの外壁塗装工事において、最も避けたいのが入居者様からのクレームや近隣トラブルです。私の経験上、クレームの多くは「事前の説明不足」から生じています。具体的に、どのような苦情が多いのかを把握しておくことが、対策の第一歩となります。

最も多いのは、やはり「騒音」と「臭い」に関するものです。足場を組み立てる際の金属音や、外壁を洗浄する高圧洗浄機の稼働音は、想像以上に大きく響きます。

また、使用する塗料、特に油性(溶剤)塗料の場合は、特有のシンナー臭が発生し、体調に影響を感じる方もいらっしゃいます。これらが「いつまで続くのか分からない」という状況は、入居者様にとって大きな不安とストレスの原因になるのです。

他にも、「作業員の視線が気になる」「洗濯物が干せない」「ベランダに置いていた私物が汚れた」といったプライバシーや生活への直接的な影響に関する声も少なくありません。これらのクレームは、工事の品質とは別に、オーナー様と入居者様との信頼関係を損なうことにも繋がりかねないため、細心の注意が必要です。

クレームの主な原因

  • 騒音:足場の組立・解体時の金属音、高圧洗浄機のモーター音など。
  • 臭気:特に油性塗料から発生する揮発性有機化合物(VOC)の臭い。
  • プライバシー:足場を作業員が行き来することによる視線への不安。
  • 生活の制約:洗濯物や布団が干せない、窓が開けられないなど。

入居者が感じる大きなストレス

アパートの外壁塗装工事中、足場と飛散防止ネットで覆われた部屋で、日当たりが悪く薄暗い中で作業する住民。防犯上の不安や精神的負担を感じている様子。

オーナー様が建物の資産価値を維持するために行う外壁塗装が、皮肉にも、そこに住む入居者様にとっては大きなストレスとなってしまう現実があります。先ほど挙げたクレームの根底にあるのは、この「ストレス」です。

例えば、在宅でお仕事をされている方や、小さなお子様がいらっしゃるご家庭にとって、日中の騒音は非常に深刻な問題です。また、工事期間中は足場が組まれ、飛散防止ネットで建物全体が覆われるため、日当たりが悪くなり部屋が薄暗く感じられます。これが数週間にわたって続くと、精神的に滅入ってしまう方も少なくありません。

さらに見落とされがちなのが、防犯面での不安です。足場は外部からの侵入を容易にする可能性があるため、特に女性の入居者様は「窓を開けて寝られない」「夜間に誰か侵入してくるのではないか」といった恐怖を感じることがあります。これらの心理的な負担は、表面的な不便さ以上に深刻な問題なのです。

◆斎藤のワンポイントアドバイス

私たちプロの業者は、工事の際に「安全管理」を徹底します。しかし、入居者様が感じる「防犯上の不安」はまた別の問題です。だからこそ、告知の際には「工事期間中は戸締まりを徹底してください」という注意喚起だけでなく、「何か不審な点があればすぐに連絡してください」という窓口を明確にすることが、入居者様の安心に繋がります。

アパート外壁塗装の臭いと対策

アパート塗装の打ち合わせで、オーナーに低臭タイプの水性塗料を提案する塗装業者の担当者。高VOC塗料の臭いと低臭水性塗料のメリットを比較している

塗装工事の臭いは、クレームの中でも特にデリケートな問題です。この臭いの主な原因は、塗料に含まれる揮発性有機化合物(VOC)です。特に、耐久性や光沢に優れる溶剤系(油性)塗料は、このVOCを多く含む傾向にあります。

この問題への最も効果的な対策は、使用する塗料を工夫することです。近年は技術開発が進み、VOCの含有量が非常に少ない「水性塗料」「弱溶剤塗料」でも、高い耐久性を持つ製品が数多く登場しています。

私たちアップリメイクでも、アパートの塗装では入居者様や周辺環境への影響を考慮し、これらの低臭タイプの塗料を積極的にご提案しています。

もちろん、完全に無臭というわけではありませんが、溶剤系塗料に比べると臭いは格段に抑えられます。費用とのバランスを考慮する必要はありますが、入居者様の快適性を優先するなら、塗料選びは非常に重要なポイントと言えるでしょう。

【豆知識】塗料の種類と臭いの関係

塗料は大きく分けて「水性」と「油性(溶剤)」に分類されます。油性塗料はさらに「強溶剤」と「弱溶剤」に分かれます。臭いの強さは一般的に以下のようになります。

強い   強溶剤塗料 > 弱溶剤塗料 > 水性塗料    弱い

アパートや住宅密集地での塗装では、弱溶剤または水性塗料を選ぶのが一般的です。

部屋が臭い場合ホテル代は出る?

「塗料の臭いがひどくて部屋にいられない。その間のホテル代は負担してもらえるのか?」これは、オーナー様にとっても入居者様にとっても非常に気になる点だと思います。

結論から申し上げますと、法的にオーナー様や施工業者にホテル代の支払い義務が発生するケースは極めて稀です。塗装工事は建物の維持管理に必要な行為であり、それに伴う一定の生活への影響は、入居者様にも「受忍限度(社会生活を営む上で我慢すべき限度)」の範囲内として受け入れていただくのが一般的だからです。

ただし、これはあくまで「適切な事前告知」や「臭いを低減する努力」が行われていることが大前提です。もし、何の説明もなく強溶剤の塗料を使用したり、作業時間を守らなかったりした結果、入居者様が健康被害を訴えるような事態になれば、話は別です。トラブルが大きくなると、損害賠償や家賃減額といった問題に発展する可能性もゼロではありません。

【重要】トラブルを避けるために

ホテル代などの補償問題を発生させないためにも、以下の点が重要になります。

  • 工事日程や臭いが発生する期間を具体的に、かつ早めに告知する。
  • 可能な限り低臭タイプの塗料を選定する。
  • 入居者様からの相談窓口を明確にし、誠実に対応する。

あくまで一般的な見解であり、法的な判断を保証するものではありません。個別のトラブルについては、弁護士などの専門家にご相談ください。

洗濯できない期間の対処法

アパート外壁塗装工事期間中の洗濯物干し制限に対し、オーナーと施工業者が入居者への告知文やコインランドリー情報を準備し、配慮する様子

アパートの外壁塗装工事において、入居者様の日常生活に最も直接的な影響を与えるのが、「洗濯物をベランダに干せなくなる」という制約です。これは工事を安全かつ高品質に進める上で避けて通れない問題であり、オーナー様にとってはクレームを防ぐための配慮が最も問われる部分でもあります。

なぜ洗濯物が干せなくなるのか?具体的な理由

まず、告知の際には「なぜ干してはいけないのか」という理由を具体的に説明することが、入居者様のご理解を得る第一歩です。主な理由は以下の2つの工程にあります。

  • 高圧洗浄:塗装前に、長年蓄積したカビやコケ、汚れ、古い塗膜などを強力な水圧で洗い流す工程です。この際、汚れた水が広範囲に飛散するため、洗濯物に付着すると深刻なシミの原因となってしまいます。
  • 塗装作業:ローラーや刷毛で丁寧に塗装を行いますが、どれだけ注意を払っても微細な塗料の飛沫(しぶき)が発生します。この飛沫が風に乗って洗濯物に付着すると、落とすのが困難な汚れになるだけでなく、生地を硬化させてしまうこともあります。また、塗料の臭いが移ってしまう問題も考えられます。

これらの理由から、入居者様の大切な衣類を守るために、一時的に外干しをご遠慮いただく必要があるのです。

「いつ干せないのか」を視覚的に伝える工夫

理由をご理解いただいた上で、次に重要なのが「いつからいつまで干せないのか」という具体的な期間を明確にお伝えすることです。単に「工事期間中は干せません」ではなく、工程表を用いて視覚的に分かりやすく示すことが、入居者様のストレスを和らげます。

【告知文掲載用スケジュールの見本】

以下のように、カレンダー形式で洗濯の可否を明記すると、一目で分かりやすく非常に親切です。

日付 曜日 主な作業内容 洗濯物(外干し)
11/10 足場組立 終日NG
11/11 高圧洗浄 終日NG
11/12 養生・下地処理 午前中のみOK
11/13 外壁塗装(下塗り) 終日NG
11/14 外壁塗装(中塗り) 終日NG
11/15 予備日・作業休み OK
11/16 作業休み OK

オーナー様ができる配慮と具体的な対処法

告知と並行して、オーナー様ができる配慮もいくつかあります。これらの対策を事前に行うことで、入居者様の満足度も大きく変わってきます。

【入居者様の不便を和らげる3つの対策】

  1. 室内干しの推奨とコツの案内:基本は室内干しをお願いすることになります。その際、生乾きの臭いを防ぐための「室内干し用洗剤」の使用や、扇風機・除湿器の活用、浴室乾燥機の利用などを案内すると親切です。
  2. 近隣コインランドリー情報の提供:お住まいの地域に不慣れな入居者様もいらっしゃいます。近隣のコインランドリーの場所を記した地図や、料金、営業時間の情報をまとめたものを告知文とあわせて配布すると、大変喜ばれます。
  3. 計画的なスケジューリング:私たち施工業者との打ち合わせの段階で、「週末は作業を休みにする」「雨天の予備日を設ける」など、意図的に洗濯物を干せる日をスケジュールに組み込むことが可能です。こうした計画的な配慮が、入居者様のストレスを大きく軽減します。

◆斎藤のワンポイントアドバイス

私たちプロの塗装業者は、ただ塗るだけが仕事ではありません。入居者様の生活に最大限配慮した工程管理も、重要な品質の一部です。例えば、建物の面ごとに作業日をずらし、「今日はA棟の南面は作業がないので、午前中なら干せますよ」といった柔軟な対応ができる場合もあります。

良い業者は、こうした細やかなコミュニケーションを大切にします。業者選びの際には、そうした入居者様への配慮ができる会社かどうか、という視点もぜひ持ってみてください。

物干し竿やベランダの荷物の移動

外壁やベランダの塗装を美しく、そして長持ちさせるためには、作業スペースの確保が不可欠です。そのため、工事期間中は入居者様にベランダのお荷物を一時的に室内へ移動していただくよう、お願いすることになります。

これは単に作業の邪魔になるというだけでなく、入居者様の大切な私物と、塗装工事そのものの品質を守るための非常に重要な工程なのです。

【主な移動対象となるお荷物の例】

具体的には、以下のようなお荷物が移動の対象となります。事前にご確認をお願いいたします。

  • 物干し竿、物干し台
  • 植木鉢、プランター、園芸用品
  • エアコンの室外機の上や床に置かれている小物
  • サンダル、ほうき、ちりとり等の清掃用品
  • 小さな物置、収納ボックス
  • ベランダ用の椅子やテーブル
  • その他、床や壁際に設置されている全ての私物

なぜ荷物の移動が必要不可欠なのか

荷物の移動をお願いするのには、大きく分けて2つの明確な理由があります。

一つは、入居者様の大切な私財をお守りするためです。私たちは細心の注意を払って養生(ビニールで保護すること)を行いますが、高圧洗浄の水しぶきや塗装中の塗料が、万が一にもお荷物に付着してしまう可能性はゼロではありません。お荷物を汚損・破損から守るためにも、室内への移動が最も安全な対策となります。

そしてもう一つの、非常に重要な理由が「塗装品質の確保」です。ベランダに荷物が残っている状態では、職人が壁の隅々まで丁寧に洗浄したり、塗料を均一に塗り重ねたりすることが物理的に困難になります。

荷物の影になる部分に塗り残しやムラができてしまうと、そこだけ劣化が早く進み、数年後には剥がれやひび割れの原因となってしまいます。建物の資産価値を長期的に維持するためにも、完全な状態での作業スペース確保にご協力いただいているのです。

【ご注意】移動が困難な場合、必ず事前の相談を

「大きくて一人では動かせない」「重くて室内に運べない」といったお荷物がある場合、絶対に無理をなさらないでください。必ず工事が始まる前に、オーナー様や私たち施工業者の担当者までご相談ください。

事前にご相談いただければ、当社の作業員が移動をお手伝いするなど、解決策を一緒に考えさせていただきます。事前の連絡なく当日を迎えてしまうと、そのお部屋の作業だけが遅れ、全体の工期に影響が出る可能性もございます。

告知の際には、単に「〇日までに荷物を片付けてください」と一方的にお願いするのではなく、「なぜ移動が必要なのか」という理由を丁寧に説明し、「移動が難しい場合は、お早めにご相談ください」という一文を添えることが、入居者様のご理解とご協力を得る上で非常に大切です。

アパート塗装の際、入居者への告知のコツ

  • 賃貸物件における告知内容とタイミング
  • 塗装は何日?外装塗装期間の目安
  • 外壁塗装の相場と費用について

賃貸物件における告知内容とタイミング

アパートの外壁塗装工事を前に、オーナーと施工業者が入居者への告知文の最適なタイミングと必須項目について打ち合わせ、掲示板に貼り出しやポスティングを行う様子。

入居者様の理解と協力を得るためには、「何を」「いつ」伝えるかが成功のカギを握ります。漠然とした告知ではなく、具体的で丁寧な情報提供を心がけてください。

告知の最適なタイミング

告知は、早ければ早いほど良いです。入居者様も心の準備や生活スケジュールの調整が必要になるため、工事開始の1ヶ月前には第一報を入れるのが理想的です。遅くとも2週間前までには、詳細な内容を記載した書面を各戸に配布しましょう。掲示板への掲示だけでなく、必ずポスティングも行い、全入居者様に情報が確実に伝わるようにすることが重要です。

告知文に盛り込むべき必須項目

告知文には、以下の情報を分かりやすく記載してください。

【告知文の必須7項目】

  1. 工事の目的:「建物の美観維持と資産価値向上のため」など、工事の必要性を伝える。
  2. 工事期間:開始予定日と終了予定日(例:〇月〇日~〇月〇日頃まで)。
  3. 作業時間:「午前9時~午後5時頃まで」など、日中の作業時間を明記する。
  4. 工事内容:足場設置、高圧洗浄、外壁塗装、足場解体など、主な工程を記載する。
  5. 生活への影響とお願い事項:騒音、臭い、洗濯物の制限、窓の開閉、ベランダの私物移動など、具体的な注意点をリストアップする。
  6. 施工業者名と連絡先:実際に工事を行う会社の名前と連絡先。
  7. 緊急連絡先:工事に関する質問や問題が発生した際の、オーナー様または管理会社の連絡先。

これらの情報を丁寧に伝えることで、入居者様の不安を解消し、不要なトラブルを防ぐことができます。

塗装は何日?外装塗装期間の目安

アパートの外壁塗装工事期間について、施工業者がオーナーとその家族に工事工程と日数の目安が書かれた表を指し示しながら説明している

「この不便な生活は、一体いつまで続くのだろう?」これは入居者様が最も気にする点です。外装塗装期間の全体像をあらかじめお伝えすることは、安心感に繋がります。

一般的な2階建て・総戸数10戸程度のアパートの場合、全体の工期は天候に恵まれれば2~3週間程度が目安となります。ただし、これはあくまで目安であり、建物の大きさや劣化状況、そして何より天候によって変動します。

【一般的な工程と日数の目安】

工程 作業内容 日数の目安
近隣挨拶・準備 工事開始前のご挨拶 -
足場設置 足場の組立、飛散防止ネットの設置 1~2日
高圧洗浄 外壁や屋根の汚れ、カビ、古い塗膜の洗浄 1~2日
下地処理・養生 ひび割れ補修、窓やドアなどをビニールで保護 2~3日
塗装(3回塗り) 下塗り、中塗り、上塗りの3工程 4~7日
完了検査 塗り残しやムラがないかチェック 1日
足場解体・清掃 足場の解体、周辺の清掃 1日

※雨天や低温、強風の日には作業が中止となるため、工期は延長される場合があります。

特に、塗装工程は1回塗るごとに乾燥させる時間(インターバル)が必要なため、時間がかかります。こうした工程ごとの日数の目安を伝えておくと、入居者様も「今はどの段階なのか」を把握しやすくなります。

外壁塗装の相場と費用について

オーナー様にとって、費用の問題は最も気になるところかと思います。アパートの外壁塗装にかかる費用は、建物の規模や劣化状態、使用する塗料のグレードによって大きく変動しますが、ある程度の相場を知っておくことは、業者選定や資金計画において非常に重要です。

あくまで一般的な目安ですが、木造2階建て・10戸前後(塗装面積500㎡程度)のアパートの場合、費用相場は200万円~300万円前後となることが多いです。これには足場代、高圧洗浄、下地処理、人件費、そして塗料代などが含まれます。

【費用の注意点】

提示されている金額は、あくまで一般的な建物を想定した目安です。建物の形状が複雑であったり、外壁のひび割れや剥がれといった劣化が著しい場合は、下地処理に手間と費用がかかるため、相場よりも高くなることがあります。

逆に、相場から極端に安い見積もりを提示する業者には注意が必要です。必要な工程を省いたり、塗料を規定以上に薄めたりといった手抜き工事のリスクが考えられます。

正確な費用を知るためには、必ず複数の信頼できる業者から相見積もりを取り、その内容をしっかりと比較検討することをお勧めします。私たちアップリメイクの無料診断・お見積りでは、建物の状態を隅々まで確認し、詳細で分かりやすいお見積書をご提出しています。

塗装費用は大きな出費ですが、建物の寿命を延ばし、資産価値を維持するための重要な「投資」です。長期的な視点で、適切な品質の工事を適正な価格で行うことが、結果的にコストを抑えることに繋がります。

◆斎藤のワンポイントアドバイス

ここ静岡県内でも、残念ながら心無い業者に関する話は耳にします。見積書の内容が「一式」ばかりで詳細が不明確だったり、大幅な値引きを提示して契約を急がせたりするケースには特に注意してください。

私たちのような地域に根差した専門店は、一度きりのお付き合いではなく、末永くオーナー様の大切な資産を守るパートナーでありたいと考えています。だからこそ、誠実な見積りと丁寧な説明を何よりも大切にしているのです。

アパート外壁塗装の告知に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 工事の告知文は、オーナーが作成するのですか?

A. オーナー様や管理会社様が主体となって作成・配布するのが基本ですが、私たちのような経験豊富な塗装業者であれば、告知文のひな形をご用意したり、作成のサポートをさせていただくことが可能です。工事内容や専門的な注意事項については、業者が協力した方がより正確で分かりやすい告知文になりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

Q2. 工事中、エアコンは使用できますか?

A. はい、基本的にはご使用いただけます。塗装作業の際は、室外機に塗料が付かないよう専用のカバーで養生しますが、このカバーは室外機の運転を妨げない通気性のあるものです。ただし、ベランダ全体をビニールで覆う工程など、一時的に使用を控えていただく場合もございます。その際は、事前にしっかりとお知らせいたしますのでご安心ください。

Q3. 騒音や臭いがひどい場合、家賃の減額に応じる必要はありますか?

A. 一般的には、建物の維持管理に不可欠な工事であり、事前に適切な告知が行われている限り、法的な家賃減額の義務が生じることはほとんどありません。しかし、入居者様との良好な関係を維持するためにも、騒音や臭いに対する苦情には真摯に耳を傾け、対応することが大切です。

例えば、「特に騒音が大きい作業は午前中に行う」など、可能な範囲での配慮を示すことで、ご理解を得やすくなります。あくまで法的な見解ではなく、個別の状況によりますので、トラブルが深刻化した場合は専門家へのご相談をお勧めします。

Q4. 留守中に作業員が部屋の近くにいるのが不安です。対策はありますか?

A. ご不安はもっともだと思います。信頼できる業者は、職人のマナー教育も徹底しています。作業員がむやみに室内を覗き込むようなことは決してありません。対策としては、工事期間中はカーテンを閉めていただくこと、そして必ず窓の施錠を徹底していただくよう、告知文でしっかりとお伝えすることが重要です。

また、私たちアップリメイクでは、工事の進捗を全工程写真でご報告する「工事写真報告書」でご確認いただけるほか、安心の自社保証(最長10年)も発行しております。こうした施工品質への自信があるからこそ、お客様の不安に徹底的に寄り添うことができるのです。

総まとめ:アパート塗装で入居者への告知方法について

アパートの外壁塗装が完了し、輝くアパートの前で、オーナー家族と株式会社アップリメイクの作業員と担当者が笑顔で握手し、信頼関係を築いている様子

ここまで、アパートの外壁塗装における入居者様への告知の重要性と、その具体的な方法について解説してきました。

結論として、円滑な塗装工事の最大の鍵は、技術力以前に「入居者様への丁寧で誠実なコミュニケーション」にあると言っても過言ではありません。騒音、臭い、洗濯物の問題など、工事に伴う様々な制約は避けられませんが、それらの情報を事前に、そして具体的に共有することで、入居者様の不安やストレスは大幅に軽減されます。

工事の目的を伝え、具体的なスケジュールを示し、生活への影響を正直に説明する。そして、何かあった時のための相談窓口を明確にしておく。こうした一連の丁寧な対応が、クレームを未然に防ぎ、オーナー様と入居者様、そして施工業者の三者間に信頼関係を築きます。

それは、単に工事をスムーズに進めるだけでなく、「このアパートはしっかりと管理されている」という安心感を入居者様に与え、長期的な入居、ひいてはアパート全体の資産価値の維持・向上にも繋がるのです。

アパートの塗装は、大切な資産を守り、育てるための重要なメンテナンスです。静岡でアパートの外壁塗装をご検討のオーナー様は、ぜひ私たち株式会社アップリメイクにご相談ください。

豊富な経験と実績で、技術的な側面はもちろん、入居者様への対応も含めて、オーナー様の大切な資産づくりを全力でサポートさせていただきます。

 

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  • この記事を書いた人

齋藤直樹

(株)アップリメイク代表取締役で元職人、塗装という仕事が大好きです。人生の大きな挫折と数多くの出会いを経て今は大好きな地元・静岡で、お客様の笑顔のために仕事ができることに何よりの誇りを感じています。

▼保有資格▼
1級建築塗装技能士・2級建築施工管理技士・有機溶剤作業主任者・高所作業主任者・2級カラーコーディネーター・光触媒施工技能士・乙4類危険物取扱者・ゴンドラ特別教育・職長・安全衛生責任者・第2種酸素欠乏危険作業主任者・宅地建物取引主任者・2級ファイナンシャルプランニング技能士・AFP